第34回日本アカデミー賞、発表。
第34回日本アカデミー賞の受賞作:者が2月18日に発表された。
主要部門は作品別に以下の通り。
■『告白』
作品賞
監督賞…中島哲也
■『悪人』
主演男優賞…妻夫木聡
主演女優賞…深津絵里
助演男優賞…柄本明
助演女優賞…樹木希林
以上。
第34回日本アカデミー賞の受賞作:者が2月18日に発表された。
主要部門は作品別に以下の通り。
■『告白』
作品賞
監督賞…中島哲也
■『悪人』
主演男優賞…妻夫木聡
主演女優賞…深津絵里
助演男優賞…柄本明
助演女優賞…樹木希林
以上。
『英国王のスピーチ』(2010)
●観た理由●
題材とキャストに惹かれたので。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
ひと足早く試写会での鑑賞。
文句のつけようがないくらいなにもかもが“完璧”な作品だった。
英国映画の底力をまざまざと見せつけられたような感覚。
もし僕自身がアカデミー協会の会員ならば、
間違いなく作品賞、主演男優賞(コリン・ファース)、助演男優賞(ジェフリー・ラッシュ)、
助演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)に投票すると言える。
監督賞(トム・フーパー)に限っては
デヴィッド・フィンチャー監督(『ソーシャル・ネットワーク』)と大いに悩むところだけど。
それでもトム・フーパー監督の卓越した演出力も素晴らしい。
物語をシリアスな展開に終始せず、ユーモアを交えて描く辺りも好印象。
脇を支える豪華な俳優陣も含め見応えある役者たちの驚異的な演技力にも唸らされる。
コリン・ファースはもはや『シングルマン』の彼とは別人だった。
予想外の悪態の言葉を吐く“国王”のシーンは見ものだし、
劇中で見せるペンギン歩きもCUTE!
欲を言えば、戴冠式は実写フィルムではなく映画のシーンとして観たかったかな。笑
ジェフリー・ラッシュの落ち着いた演技は素晴らしく、
彼も主演だと言っていいくらいの立場
(実際、クレジットはコリンと同時のビリングトップ扱い)。
役柄同様、ジェフリーが居るからこそ、
コリンの存在が際立っていたと言っても過言ではない。
ここのところ個性的かつ奇抜な役柄が続いていたヘレナ・ボナム=カーターに至っては、
『もうこういうヘレナを見たかった!』という想いで嬉しさがいっぱいだった。
ジョージ6世(コリン・ファース)の“国王”になったことによるプレッシャー。
幼少時代のトラウマ。父や兄に対する恐怖心やコンプレックス…。
吃音を最初から心因性のものだと診断する、
ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の偉業は素晴らしい。
どういう立場の人間であれ、
互いの存在が対等であることを認めた上での関係性が重要なのだと理解することができる。
だからこそ、最後にライオネルが国王のことを
“Majesty”と呼ぶシーンに感動があるのだ。
クライマックス。ハイライトとなるジョージ6世のスピーチのシーンは
劇中の登場人物たちと同様に固唾を飲んで見守り緊張の一瞬と化す。
一語一句をまるで音楽を奏でていくかのようなゾクゾク感さえある。
スピーチを読み終えた瞬間、その成功に僕も一国民として心から祝福の拍手を贈りたくなった。
あ。TVミニシリーズ『高慢と偏見』(1995)の
ファンにはタマらないであろうワンシーンあり。
まさかのエリザベスとダーシーの再会(もちろん、劇中では初対面だけど…笑)!
これはトム・フーパー監督のささやかな遊び心だと勝手に解釈して、
僕は違う意味で興奮&ドキドキしてしまいました。笑
●満足度●
★★★★★
『ソウル・キッチン』(2009)
●観た理由●
日本版予告編を見て惹かれるものがあったので。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
最初にタイトルを知った時はてっきり韓国映画の邦題だと勝手に思い込んでいた。笑
日本人にこよなく愛されているドイツ監督ファティ・アキンの作品を初めて観る。
この年明けに観た『人生万歳!』同様、年の暮れに観るに相応しいような作風だった。
ところどころでクスクス笑えて楽しかったりする。
特に酒好きな天才シェフ、シェイン(ビロル・ユーネル)の言動がツボ。
厨房には入りたくはないけど(笑)、
ぜひ“ソウル・キッチン”で食事をしてみたいなと思った。
もちろん、あの香料を除いた“普通”の状態で。笑
物語の舞台となったドイツの都市ハンブルクは雰囲気が横浜に似ているなと感じたり。
こういうご飯を題材にした作品はそれだけで心を満たしてくれるような感覚に陥るよね。
兄弟を演じるジノス役のアダム・ボウスドウコスと
イリス役のモーリッツ・ブライプトロイの容姿はよく似ていた。
彼らの風貌を見ていたら、もしこの作品をハリウッドでリメイクするならば
ジェラルド・バトラーが主演できそうだなと思ったり。
鑑賞後はハートウォーミングな気分にさせて貰えたかな。
でも欲を言えば、個性的なサブキャラをもう少しだけ活かしてほしかったような気がする。
あ。本編終了直後のスタッフ&キャスト・クレジットのデザインはCOOL!
●満足度●
★★★☆
英国発雑誌『VANITY FAIR / MARCH 2011』が贈るハリウッド特集号。
今年も旬の映画人たちがポートレイトを飾る。
Ryan Reynolds, Jake Gyllenhaal, Anne Hathaway, James Franco, Jennifer Lawrence, Anthony Mackie, Olivia Wilde, Jesse Eisenberg, Mila Kunis, Robert Duvall, Joseph Gordon-Levitt, Andrew Garfield, Rashida Jones, Garrett Hedlund, and Noomi Rapace.
David Fincher, Aaron Sorkin, and Jesse Eisenberg.
Colin Firth, and Annette Bening.
Ben Affleck.
Lisa Cholodenko, Tom Hooper, Danny Boyle, and Debra Granik.
Hailee Steinfeld, Elle Fanning, and Helena Bonham Carter.
Nicole Kidman.
Christian Bale, and Natalie Portman.
Halle Berry.
Timothy Hutton, Elizabeth McGovern, Mary Tyler Moore, Donald Sutherland, Judd Hirsch, and Robert Redford.
以上。
恒例となりつつある今年の“再会”は『普通の人々』(1980)の監督&俳優陣でした。
最近気になっている映画男優と大好きなミュージシャンのポートレイト。
a.アレックス・ペティファー(20)。
…米国雑誌『GQ / FEBURARY 2011』より。
少年ぽさが消えて、どんどん大人の表情になってきているよね。
主演作『アイ・アム・ナンバー4』と『Beastly』の日本公開が本当に楽しみ♪
b.アダム・レヴィーン(31)。
…英国雑誌『COSMOPOLITAN / FEBURARY 2011』より。
言わずと知れたMAROON 5のフロントマン。
男性特有の癌に対する意識を高めようというコンセプトの下、
撮影されたチャリティー・ヌードはかなり大胆で衝撃的。
最近のアダムは『第53回グラミー賞授賞式』に列席。
シングル『Misery』で最優秀ポップ・グループ賞にノミネートされていたものの、
残念ながら受賞は叶わず。
授賞式ではエミネム×リアーナという最強コラボレーションの中、
『Love The Way You Lie (Part II)』をパフォーマンス。
アダムはリアーナの横でピアノを弾きながらコーラスとして参加していました。
ちなみにMAROON 5の最新シングルは『Never Gonna Leave This Bed』。
3rdアルバム『Hands All Over』の中でも特に好きな曲だったり♪
アダム、このP.V.でも脱いじゃっています。笑
『パルコ・プロデュース公演 Team申 第4回公演
抜け穴の会議室 ~Room №002~』(2010)
好きな佐々木蔵之介の舞台、大阪公演。
チケットは発売3時間後にようやくネットが繋がった。
でも鑑賞したかった日にちは既に完売。
第2希望日でどうにか確保ができた。
数年前までは簡単に取れていたのに、今では凄い人気なのだと実感。
公演約一ヶ月前にチケットが届いた。
綺麗なクリアファイル、チラシ、座席表が同封されている。
どんなに有名になっても変わらないスタッフさんたちの配慮が嬉しい。
座席は前から9列目のど真ん中。今回も良席での鑑賞となった。
開場直後の『Team申』公演恒例の演者たちによる直筆サイン入りポスターの限定販売。
今回も無事にGET!お値段も1000円と良心的。
蔵之介さんの直筆サイン入りポスターをコレクションするのもこれで3枚目。
今回は事前に販売の情報を入手できていなかったので、
念のため開場前に早めに並んでおいたことが功を奏した。
開演前の場内アナウンスは前回の市川亀治郎と前々回の仲村トオル、
そして蔵之介さん自身が担当。
舞台終了後は“阪急かっぱ横丁”で飲んでいるようです。笑
作品は“運命”や“縁”に関する少し哲学が入った物語だった。
仲村トオルとの『抜け穴の会議室』のテイストをそのまま受け継いだ作風。
今回の共演者である大杉漣の佇まいは穏やかで、発する口調も柔らかい。
対する蔵之介さんは熱く、良い意味でやや力み気味。
それが丁度いいバランスを生み出していた。
演者2人の演技は本当に安心して観ることができた。
前川知大の演出は毎回ラストシーンが印象的。
今回はかなり早い段階でそのオチに気づいてしまったけど、
もうひとつのオチはすっかり頭から抜け落ちていたので驚かされてしまった感あり。
真っ赤なバラの花束を持っている蔵之介さんも素敵だった。
人と人との繋がりは単なる偶然ではなく、
何か必ず意味があるものなのだと思わずにはいられなかった。
(記憶が正しければ)カーテンコールは4回。
最後はスタンディングオベーションで演者2人をお出迎え。
最後の最後は蔵之介さんが地声で『ありがとうございました!』と
深々とお辞儀をして締め括る。
今回は本編後の舞台上でのGOODSの宣伝はなかったな。
『抜け穴の会議室 ~Room №003~』に期待しつつ、
次回の共演者は堺雅人or松たか子を希望!
なんなら3人芝居でも可。笑
映画俳優で好きな男優のひとり、ジェームズ・マカヴォイ(31)。
米英雑誌からのポートレイト集。
a.『DETAILS / AUGUST 2008』
b.『GQ / DECEMBER 2007』
c.『British GQ / OCTOBER 2007』
…“DETAILS”は『ウォンテッド』の頃。“GQ”は『つぐない』の頃。
特に“GQ”のポートレイトのマカヴォイくんがカッコ可愛い♪