カサンドラ号の夢。

ウディ・アレンの 夢と犯罪ウディ・アレンの 夢と犯罪②
『ウディ・アレンの 夢と犯罪』(2007)
●観た理由●
ウディ・アレン監督作だから。
ユアン・マクレガー&コリン・ファレルが出演しているから。
●豆知識●
『マッチポイント』(2005)、『タロットカード殺人事件』(2006)に続く、
ウディ・アレン監督“ロンドン三部作”完結編。
原題『Cassandra's Dream』の“カサンドラ”とは…
【兄弟が名づけたボートの名前であり、
ギリシャ神話に登場する予言能力を持つ悲劇的な運命を辿った女王】のこと。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
なかなか日本公開されない作品だったので、ようやく公開となって嬉しく思えた。
ウディ・アレン監督の突き放した感ある、どこかクラシックな匂いを醸し出す作品だった。
ユアン・マクレガー(兄イアン役)&コリン・ファレル(弟テリー役)の
全然似ていない兄弟ぶりはなかなか良かった。
コリンに関しては最近、DVDで見たばかりの
『プライド&グローリー』(2008)の役柄と対照的に感じた。
今回、女優(ヘイリー・アトウェル&サリー・ホーキンズ)に関しては地味だったかな。
サリー・ホーキンズの容貌は、
思いきりスカーレット・ヨハンソンをイメージしたような雰囲気だった。
イアンとアンジェラ(ヘイリー・アトウェル)はお互いどこが良くて惹かれたのだか…。
結局、容姿だけで肝心の中味=人間性を見ていなかったと思う。
人間、一度ウソをつきだすともう止まらなくなるし、収拾がつかなくなるね。
お金が絡みだすと人間の本質が出始めて凄まじいものを感じる。
倫理観や道徳観というものが失くなる。
自分は切羽詰った時に人を殺めることができるのだろうか?
兄イアンと弟テリーのどちらの立場になっていただろうか?
愛する家族を殺めることができるのだろうか?…といろいろ考えてしまった。
そう考えるとあの唐突なラストは後味が悪いけど…ある意味、救われたような気がする。
ウディ・アレンの 夢と犯罪
●満足度●
★★★☆

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2 Comments

sabunori says..."突き放した感、感じました。"
Elijahさん、こちらにもお邪魔します。
ウディ・アレン作品、というだけで少々贔屓目になってしまうので
この作品もクラシカルなストーリーながら嫌いではありませんでした。
おっしゃる通りイアンとアンジェラのカップルはどこか無理がありましたよね。
どのみち、あのまま一生添い遂げられるようには思えませんでした。
2010.05.06 18:02 | URL | #JalddpaA [edit]
Elijah(管理人) says..."sabunoriさん。"
sabunoriさん

こちらにもコメントありがとうございます。
実は僕もウディ・アレン監督作というだけで、なぜか贔屓目で観てしまうところがありますね。
特に彼の作品のファンという訳ではないんですが。
恐らく、皮肉な表現やどこか人を突き放した部分に共鳴してしまうものがあるからだと感じます。
人生を綺麗なだけで描いていないというか。
今回の作品もその辺りのところを上手く表現していたと思います。

>どのみち、あのまま一生添い遂げられるようには思えませんでした。
↑sabunoriさんのこの意見に激しく共感できますね。
僕も絶対にすぐにどちらかが浮気をして離婚するだろうなと思っていました。
それにしても元凶があの伯父ハワードのせいだと考えると、
あの後、彼がのうのうと生きていると想像するだけで赦しがたいものがあります。
2010.05.06 19:39 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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