ブラインド・サイド。

しあわせの隠れ場所しあわせの隠れ場所②
『しあわせの隠れ場所』(2009)
●観た理由●
各主要賞レースでサンドラ・ブロックの演技が高く評価されていたので。
●キャスト●
サンドラ・ブロックの自然な演技がとても良かった。
実在するリー・アン・テューイ役のキャラクターが彼女にピッタリで、
リー・アンの物怖じしない一本筋が通った性格も魅力的だった。
サンディがこの作品を牽引していたと言っても過言ではないくらい、
賞レース制覇も納得できる抜群の存在感と演技力でした。
サンディの金髪姿も見慣れていないせいもあってか新鮮に思えたなぁ。
リー・アンの力となる彼女の家族たちの存在も演じた俳優たちと共に印象に残る。
特に良き理解者であり素敵な夫ショーン・テューイ役のティム・マッグロウには
キャラクターも含めてときめいてしまいました。笑
普通、こういう作品だと夫の存在は余り印象に残らずに影の薄い立場となりがちだけど、
このショーンはとても存在感がありました。
これまでティム・マッグロウのことをよく知らなかったのだけど、
本業は俳優ではなく大物カントリー歌手だと知って更に驚かされました。
それぐらい彼も自然な演技を披露していたから。
ちなみに『第82回アカデミー賞授賞式』レッドカーペット時のサンディとティム↓
サンドラ・ブロックティム・マッグロウ×フェイス・ヒル夫妻
●印象に残ったシーン●
テューイ一家とマイケル・オアー(演じるのはクィントン・アーロン)が、
感謝祭の日にリビングでラフな感じではなく食卓できちんと食事をするシーン。
しあわせの隠れ場所
こういったなにげないシーンの数々に人の温もりや優しさが伝わってきて涙したり。
●この映画を観て思ったこと●
久しぶりにアメリカの“良心”を心ゆくまで描く作品と出逢えた。
ジョン・リー・ハンコック監督(兼脚本)の決して押し付けがましくないの演出も好印象。
アメリカン・フットボールのルールを全く解らない僕でさえも
十分に楽しむことができる作品だった。
ただ、全体的に“甘い”作風なので、
実話だからこそのもう少し踏み込んだ展開で描き切ってほしかった思いもあるかな。
ここ一番の“フィールグッドムービー”ではあるのだけど、
物足りなさを感じたのも事実なので。
観ている過程で僕の頭の中をふと過ぎった思いは、
果たしてこの作品を観たアフリカ系アメリカ人がどう感じるのだろうかということ。
穿った見方をすれば、白人による“美談”映画にも思えてしまったから。
…こんなことを言ったら、劇中のリー・アンの如く、
『下劣な人』と言われるのかもしれないけど。
個人的にはアフリカ系アメリカ人側の想いももう少し描いてほしかった気がする。
その辺りの描写が、僕が物足りなさを感じた理由のひとつなのかもしれない。
ただ、間違いなく言えることは…
生活に余裕のある人たちがみんなテューイ一家のような慈悲深い心を持ち、
育った環境のせいで持って生まれた才能を活かすことのできない人たちを、
ひとりでも多く救い支える世の中であってくれることを願わずにはいられなかったです。
●サンドラ・ブロックのもうひとつの女優賞受賞作●
『All About Steve』(2009)
All About Steve
『第30回ゴールデンラズベリー賞』最低女優賞受賞云々ではなく、もともと観たかった作品。
DVDスルーでも構わないので、日本上陸を希望!
●満足度●
★★★★☆

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