そして、ひと粒のひかり(アメリカ=コロンビア)

【運命はわたしが決めるのを待っている。】

南米コロンビアでの低所得な生活から少しでも逃れる為に、
【ミュール】と呼ばれる麻薬の運び屋をする事にした17才の少女マリア。
実際の出来事を参考にした物語であり、こういう仕事がある事に少なからずも衝撃を受けた。

麻薬を小さなゴム袋に入れ、それを62粒、体の中に飲み込む。
袋に包んだ麻薬が胃の中で破れたら、命はない。
コロンビアからアメリカへ飛行機での密輸。
その仕事を不本意に妊娠してしまった彼女が命懸けで挑む。

なぜ妊娠という設定にしたのかは、中盤で活かされる。
人間ドラマでありながらも、極上のサスペンスでもあった。
常にハラハラドキドキしながら見てしまう自分がいる。
物語の前半はドキュメンタリー調で、後半は映画的。

彼女にとっての夢の国=アメリカへの憧れ。
やはり多くの人は、移民になり夢の国に永住しようとする。
そして、生きることへの貪欲なまでの力強さ。
今の日本人には絶対にないものだ。

手堅い演出を手掛けたジョシュア・マーストン(兼脚本)の手腕はお見事。
この作品で第77回アカデミー賞最優秀主演女優賞にノミネートされた
カタリーナ・サンディノ・モレノの自然体の演技もリアリズムがあった。
彼女演じるマリアが最後にとった行動(=ひかり)に、幸あれ!!

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梅田ガーデンシネマ/単独

前売り券1500円→1200円

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