ボナペティ!

ジュリー&ジュリアジュリー&ジュリア②
『ジュリー&ジュリア』(2009)
僕が2009年、映画館で観る記念すべき100作品目の映画。
本当は今年の締め括りに相応しい作風として観たかったのだけど、
スケジュールの都合で変更することとなった。
僕の12月大本命のこの作品…その出来は期待通りでした。
全編に渡りとても丁寧に描かれていて、
観終わった後にハートウォーミングな気持ちにさせてくれる作品だったと思う。
二つの実話を基に同時進行で交互に描いていく。
ひとりは米国で伝説の料理研究家と語り継がれているジュリア・チャイルド。
時代は1949年以降のParis滞在期を中心に。
もうひとりは30歳目前のOL、ジュリー・パウエル。
時代は9・11事件、間もない頃のN.Y.。
彼女たちをそれぞれに演じるメリル・ストリープ(ジュリア・チャイルド役)&
エイミー・アダムス(ジュリー・パウエル役)の演技がとにかく素晴らしい。
二人ともキャラクターに見事な深みを与え、
チャーミングに演じていたので観ている僕も微笑ましくなる。
特にメリルの存在感は圧倒的で、
その完璧な演技にそろそろ3つ目のオスカー像を贈りたくなってしまうほど。
タマネギを誰よりも早くみじん切りにして喜ぶシーンは最高にCUTE!
バレンタインを祝う日にハート型の紙を心臓のところに貼り付けて、
愛する夫にドキドキの心境を伝えるシーンもCUTEで。
彼女が放つ独特の甲高い声と発音の仕方もクセになりそうでした。
『愛してるから、最初のひと口をあげるのよ。』…この想い、理解できる!
『あらま、見事に失敗ね。悪いお手本でした。勇気が足りなかったわね。
でもこうすれば元通り。誰も見てないから、バレやしません。』
…この大らかさ!
ジュリーのBLOGに対する想いは対象こそ違うけど、気持ちは理解できるなぁ。
コメントがつき始めた頃の喜びや記事に共感して貰えた時の嬉しさを。
それにしても365日で524個にも及ぶレシピを達成するなんて凄い。
ジュリー&ジュリア。共に料理という自分にピッタリの生きがいを見つけ、
本の執筆:BLOGの作成という形で自己の表現を見出していく姿が素敵でした。
ジュリー&ジュリア。それぞれの夫が彼女たちにとても理解を示し、
協力的で優しいところが魅力的だった(パウエル夫妻の方は時に喧嘩もしたりするけど)。
ジュリアの夫ポール・チャイルドを演じたのはスタンリー・トゥッチ。
初めて彼に男性的な色気みたいなものを感じてしまいました。
『ジュリア、僕がパンなら君はバターだ。』…なんてロマンティックな台詞!
ジュリーの夫エリック・パウエルを演じたのはクリス・メッシーナ。
僕が最近CHECKしている男優で今回は『それでも恋するバルセロナ』の時とは違い、
好感の持てる優しい夫役だったことが嬉しかった。
特にエリックがジュリーに真珠のネックレスを贈るシーンで思わずホロリとしてしまいました。
クライマックスでジュリーがジュリアに嫌われたと落ち込んでいる時に、
彼女へ掛けた声にも素敵な人物だなと感じたり。
こういう時にこそポジティヴな意見を口にしてくれる人はイイよね。
…あぁ、エリックのようなパートナーがほしい。笑
スクリーンに映し出される数々のフランス料理のどれもが本当に美味しそうで。
特にブフ・ア・ラ・ブルギニヨン(牛肉の赤ワイン煮込み)に心を奪われました。
僕はジュリーと違い卵料理が好きなので、ポーチドエッグも食べてみたくなったり。
スイーツは贅沢にチョコレート・クリームパイ&ラズベリー・ババロアを希望。笑
やっぱり料理を美味しく魅せる映画は作品自体にも愛情と心が篭っている証拠だね。
ちなみに丁寧な作りのパンフレットにはいくつかのレシピと解説が載っていて、お得感アリ。
この作品を監督したのはノーラ・エフロン女史。
正直なところ、エフロン監督の前作『奥さまは魔女』(2005)には
かなり失望する形となっていたので、もはや彼女の才能は枯渇してしまったのだと思っていました。
でも今回の作品はファーストシーンからラストシーンのすべてにおいて完璧な作りだったので、
自分の浅はかな判断を反省することとなりました。
唯一、残念に思えたのはメリル・ストリープ&エイミー・アダムスが
『ダウト ~あるカトリック学校で~』に続いての共演シーンがなかったことかな。
いつかスミソニアン博物館を訪れて、ジュリア・チャイルドのキッチンを見てみたいなぁ。
あ。パウエル夫妻がTVで見ていたジュリア・チャイルドのパロディ場面に、
夫妻と同じく声を出して笑ってしまいました。笑
…あぁ、やっぱりこういう女性映画はタマらなく好きだ。
長年、専業主婦で料理が得意な母を連れて、もう一度観てみたくなりました。
僕が今いちばんオススメする映画の誕生ということで、ぜひスクリーンで『ボナペティ!』
満足度:★★★★★

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2 Comments

sabunori says..."思わず料理したくなる映画"
Elijahさん、こんばんは。
観終わると誰かに薦めたくなるステキな作品でしたね。
是非お母様と一緒にもう1度いかがですか?
実は私も明日友人を誘って一緒にもう1度観る予定。(笑)
ジュリーがブログを始めてから初めてのコメントに大喜びするシーン
(結局お母さんからだったけど 笑)など
「わかるわかる!」と思わずうなずいてしまいました。
今の自分がより幸せになるきっかけなんていくらでも目の前に転がっているんですよね。
自分がそれに気がつくかどうかなだけで。
2009.12.20 23:16 | URL | #JalddpaA [edit]
Elijah(管理人) says..."sabunoriさん。"
sabunoriさん

こんにちは。
僕がなにげなく書いた情報がsabunoriさんをこの作品へと導く形となったようで嬉しいです♪
本当に観終わると心が温かい気持ちになって、誰かに薦めたくなる映画でしたね。
早速、母を誘ってみたのですが…いとも簡単に却下されてしまいました。
もともと難波のような繁華街を出歩くのが苦手な地元気質の人なんです。笑
おおぅ!sabunoriさんは早速、2回目を観に行かれるのですね!
それでは僕もそこへ便乗します!…なんて。笑
ジュリーのBLOGに対する想いはWEB活動をしている人ならば、
誰しもが共感できる部分ですよね。
僕自身もなにげなく始めたBLOGによって世界観が広がりましたもん。
改めて『継続は力なり』とは正にその通りだなぁとジュリーを観ていて気づかされました。
純粋に物事を楽しみながら地道に努力:活動している人は輝いて見えますね♪
2009.12.21 13:10 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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