MOVIE REVIEW 2009 #1.

スクリーンで観た映画たち。

PUSH 光と闇の能力者PUSH 光と闇の能力者②
a.『PUSH 光と闇の能力者』(2009)
お目当ては大好きなクリス・エヴァンス。
相変らずカッコよくて、チャーミング。あぁ、こんなステキな彼氏がほしい。笑
今回は恒例の脱ぎのシーンがなくて驚いた。
いつもなら当たり前のようにホテルのシーン辺りで、その素晴らしい身体を披露してくれたはずなので残念。
作品の舞台がすべて香港でのロケーションだったことにも驚かされ、意外性を感じた。
普通ならオープニング:事件の開巻だけ香港が舞台で、
事件後は本国アメリカやヨーロッパへと展開していきそうだから。
描かれるテーマや登場人物たちの能力の設定は新鮮で面白かったけど、
上手くそれを活かしきれていないように感じて勿体無く思えたのも事実。
多分その理由はシリーズ化を意識したような脚本が、
この作品をプロローグ的に終わらせてしまったせいだと思う。
残念ながら本国ではヒットしなかったので、同スタッフ&キャストによる続編は期待できなさそうだ。
それでもポール・マクギガン監督お得意のスタイリッシュな映像美は健在で。
実はオープニングで能力者についての説明がダコタ・ファニングのモノローグであったのだけど、
その時に丁度スタッフ&キャスト・クレジットに加え、凝った映像も流れていたので、
一体どこを重視したらいいのか戸惑ってしまったという…。笑
ちなみに僕的に欲しい能力は特になかったのだけど、
あえて選ぶとしたら【PUSH:他人に異なる記憶を押し込む】かな。
あ。ダコタ・ファニングについては苦手な女優のひとりなのでノーコメント。
多くの人が彼女の演技や存在感を賞賛する気持ちがよく解らないんだもん。笑
PUSH 光と闇の能力者③
満足度:★★★☆

ソウ6ソウ6②
b.『ソウ6』(2009)
僕にとって前作の【5】は今ひとつだったので、今回は過度な期待をしないように観ることにした。
だけど【6】は予想以上に出来が良くて、大いにハラハラドキドキしながら観ることができて満足な結果に。
これは監督に起用されたケヴィン・グルタートが【2】、【3】、【5】の編集を務めてきた人なだけに、
このシリーズの見せ方を熟知している演出ぶりが功を奏したかと思う。
恒例のショッキングなオープニング・シーンは、
正に痛みが伝わってくるようなバーチャル感があって直視するのに必死!
↑スクリーンで観る以上は1シーンでも見逃さないことがポリシーなのです。
今回の殺害現場もかなり手が込んでありました。
特に印象に残っているのが、この場面↓
ソウ6④
ジグソウ⇔ホフマン刑事に囚われた男:ウィリアム・イーストンがゲームをクリアするために、
椅子に拘束された職場の部下6人の内、何人かを順に撃ち殺さなければならなくなる。
何とかして生き残ろうとする部下たちの本質がむき出しになっていく様が興味深かったです。
ちなみに僕がイーストンと同じ立場なら部下を撃ち殺す順番は簡単に決めることができる…はず。笑
【6】のストーリーは米国の歪んだ保険制度に対する警鐘だったようにも感じたり。
前作で謎のままだったジグソウの遺品の中味も最後の最後にようやく知ることができて良かったな。
ただ、ホフマン刑事はまだしぶとく生きている終わり方だったのが気掛かり。
そろそろシリーズを完結させてほしいのだけど…
締めと云われていたはずの『Saw VII』(2010年10月22日全米公開予定)から
新たに三部作が始まるようだし、ちょっといい加減にしてほしい。
それでもナンダカンダ言いつつ制覇していくだろうけどね。笑
ちなみに今のところクレジットされている登場人物はジグソウ⇔ジョンと、
今回【6】のオープニングで片腕を自ら切断し生き残ったシモーヌのみ。
果てさて、どんな展開になるのやら!?
満足度:★★★★

母なる証明
c.『母なる証明』(2009)
ポン・ジュノ監督の作品は独特の匂いみたいなものがあって、
新作が公開されると観たくなる韓国監督のひとり。
今回はチラシのキャッチコピーの一文の如く、
正に『殺人事件の容疑者となった息子を救うため、真犯人を追う母親の姿を極限まで描く』作品でした。
日本版予告編から想像つくような所謂、韓国映画特有のお涙頂戴的な感動物ではなく、
お腹にドシッと衝撃を受けるような重たさと考えさせられるものがあった。
オープニングから、だだっ広い野原で
不可思議なダンスを踊る母(役名が無いのも意味ありげ的)に目がクギづけ。
このシーンが非常に上手くラストシーンへと繋がれていました。
舞台となった静かな田舎街の風景はどこか因習めいたものを感じ、
物語の展開には『犬神家の一族』を彷彿させるシーンがあったり。
僕がキャストでいちばん惹かれたのはキム・ヘジャとウォンビンではなく、
ウォンビンの友人ジンテ役のチン・グでした。
もちろん、キム・ヘジャとウォンビンの演技が素晴らしかったことは言うまでもなく。
でも、それ以上にチン・グが持つセックス・アピールに魅了されずにはいられなかったのだ。
演技的にも『甘い人生』と『卑劣な街』に続く好演ぶりで、この『母なる証明』で数々の映画賞受賞も納得。
ジェムン刑事役はユン・ジェムンではなく、客演扱いでソン・ガンホに演じてほしかったな。
物語の結末に関して一緒に観た女子先輩に鑑賞後、感想を求めると
『倫理的に許せない』と開口一番に僕へ告げた。
もちろん、その意見は真っ当で一理あるとは思う。
でも僕は鑑賞中(道徳観がないように思われるかもしれないけど)、
あの母の取った行動と結末はアリだなと感じてしまいました。
後日、別の女子友達にこの映画を観たことを話すと
案の定、『「殺人の追憶」とどっちが良かった?』と聞かれたけど、
あえて比べるなら僕は『殺人の追憶』の方が好みかな。
それでも、どちらも共に見応えのある作品には間違いない。
満足度:★★★★☆

…以上、映画の感想でした♪

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2 Comments

sabunori says..."こちらにもお邪魔します"
「母なる証明」にせよ「殺人の追憶」にせよ観た後に
「なんか観ちゃいけないもんを観ちゃったなぁ」的な後ろめたさがつきまとう作品なんですよねぇ。
それがまたこの監督の作品の魅力なんですけど。
この母親のとった行動は・・・私もありえるだろうと思いました。
共感はできないけれど。
それにしても盲目的に誰かを「100%やっていない」と信じ切れるのはスゴイです。
私だったら「基本的にやってないと思うけど、でも何かの拍子に弾みや魔がさしてっていうコトも
あるしな」と100%信じ切ることはできなそう・・・。(笑)
2009.12.15 13:00 | URL | #JalddpaA [edit]
Elijah(管理人) says..."sabunoriさん。"
sabunoriさん

こちらにもコメントありがとうございます。
『母なる証明』
>「なんか観ちゃいけないもんを観ちゃったなぁ」
↑あ!この感覚、解ります!
ポン・ジュノ監督の作品って観終わった後、
安堵感よりなんとも言えないモヤモヤ感が残るんですよね。
でも決して気分は悪くないというか。
sabunoriさんもあの母親が取った行動はアリなんですね。
僕は盲目的に相手を信じきるというのは善し悪しがあるなぁ…と強く感じましたね。
身内だからこそ尚更、信じきったのでしょうけど。
う~ん、僕だったらどうだろう??
とりあえず信じといて、その後すぐに針を刺しときます。笑
2009.12.15 15:51 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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