HARVEY MILK.

ハーヴェイ・ミルクMILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯ミルク
『ハーヴェイ・ミルク』(1984)
●観た理由●
『ミルク』を観て感銘を受けたので、このドキュメンタリー映画も観たくなった。
HARVEY MILKの実像に興味を持ったから。
●この映画を観て思ったこと●
先に観た『ミルク』と見事にリンクするシーンが多かった。
いかに『ミルク』がこのドキュメンタリー版に敬意を払った上で製作されたのかがよく解る。
本当に驚くくらい、何から何まで忠実に劇映画化されていた。
ドキュメンタリー版では『ミルク』のラストで字幕での簡単な説明だった、
ミルクが殺された後の経過(ホワイト・ナイトの暴動)も描かれている。
敢えて『ミルク』でここを触れなかったのは、なぜだったんだろうか。
この映画2本で1セットと言っても過言ではないくらい密接していた。
結局、僕は劇映画『ミルク』を観て、このドキュメンタリー版『ハーヴェイ・ミルク』を観て、
ドキュメンタリー本『MILK 写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯』を読んで、
そして最後にもう一度『ミルク』を観た。
この経過を辿ることで、2回目の『ミルク』の感想が初めて観た時とは
また違った印象を感じ取ることができたので本当に良かった。
ミルクの善いところばかりではなく、政治家としての策士な一面や
人間的な弱さもきちんと描かれていることに好感が持てた。
唯一、ミルクに対等な意見を述べることができるスコット・スミスの存在も大きかった。
もしかしたら『ミルク』での彼の立場は、
観客との橋渡し的な存在だったのかもしれないなと思った。
やはり演説シーンや、ミルクとスコットの最後の会話となった電話のシーンで
胸が熱くなり涙がこぼれた。
製作者たちからのHARVEY MILKに対する、
敬意と愛情がたくさん詰まった映画だったのだと痛感させられる。
僕はやはり自分自身にも関わるアイデンティティーを、
真正面からブレることなく真摯に描いている視点に強く共鳴せずにはいられなかった。
個人レベルではなく人権的に描かれるGAY映画を観たのは初めてだっただけに、
いろんな意味で衝撃を受けたし勉強にもなった。
ましてや1970年代という時代に、
これだけのムーブメントを起こせたことが本当に凄いとしか言いようがない。
このドキュメンタリー版の完成後、
ミルクを殺害したダン・ホワイトが自殺したことはあまりにもタイミングが悪すぎる。
彼が罪の重さをようやく自覚した上での事だと思いたい。
…新たな【HARVEY MILK】となるのは、僕らGAY各個人なのだと感じた。
マイノリティ関係なく、誰もが共存できる世界が少しでも早く来ることに希望を持ちたい。
●満足度●
★★★★

関連記事
スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://eplace.blog19.fc2.com/tb.php/763-31a85f4b
該当の記事は見つかりませんでした。