春に葬られた光。

ダイアナの選択
※ネタバレに敏感な人は注意!※
『ダイアナの選択』(2008)
愛用する映画館のホームページで読んだ宣伝告知の言葉に興味を持った。
【『クライング・ゲーム』・『ユージュアル・サスペクツ』を想起させる衝撃の野心作】。
…僕的には『ユージュアル・サスペクツ』よりも
『ステイ』を観終わった直後の気持ちに似ていた気がする。
『え?だからどういう意味?』みたいな感じに、頭の中が『???』だらけだった。
もしあの時ああしていれば的な『スライディング・ドア』風ではないし、
なんとも不思議な魅力を持つ作品だったなぁ。
物語に切なさや哀しさを感じるにも関わらず、
映像の美しさや色合いに穏やかな気持ちにもなれるから。
観客を騙すという点では見事な構成力でした。
【その先】や【過去】が気になって仕方がない感じにグイグイ惹きこまれて観ていたら、
実は『…あぁ、そうだったのか!』と。
あちこちに張り巡らされた伏線に全く気づかず…。
この手のジャンルで表現されるいつものパターンとは全く逆の描き方にヤラれました。
でもね、それを自分の頭の中でまとめるにはやっぱり時間が掛かった。苦笑
ジャンル的にミステリーでありながら、
この作品は自分を見つめ直すものでもあり友情に関する物語でもあった。
この物語の主人公であるダイアナ・マクフィーを演じるのは二人の女優。
【現在】のダイアナを演じるのはユマ・サーマン。
【高校時代】のダイアナを演じるのはエヴァン・レイチェル・ウッド。
演技で言えば、僕的にエヴァンの圧勝だった。
アンニュイで物憂げかつ小悪魔的な妖艶さを
スクリーンいっぱいに放つ彼女に恐るべき魅力を感じた。
20歳前後で持つあの色気ってなに!?
対して、高校時代のダイアナの親友モーリーンを演じるのは
控え目な印象のエヴァ・アムーリ。
実は彼女の実生活での母親があのスーザン・サランドンだと知って驚き!
…もし自分が【高校時代】のダイアナと同じ立場になったらどうしていただろう?
僕も繋いだ手を離していたのかもしれない。
これから観る人はエンドロール最後の最後まで見逃さないで。
ヴァディム・パールマン監督に答えを教えて貰えるキーワードを入手できるから。
僕はもう一度観たい(確認したい)!
満足度:★★★★

▲ ※お知らせ※
遂にFC2 BLOGもTOP記事に対して、
スポンサー広告表示がつくことになってしまいました…イヤだなぁ。
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4 Comments

わかば says..."こんばんは"
すみません、記事とは関係ないのですが…。
やっぱりそうですよね、いきなり広告つくようになりましたよね。
今焦ってFC2の方のところを歩いていたところです。
ちょっと悲しいですね。
一番上につくっていうのは。。。。
WEBも有料の時代に入っていくんでしょうか。

映画は微妙に休み中でほとんど観ていないのですが、エヴァン・レイチェル・ウッドは「アクロス~」でかなりビビっときたのでこの作品も機会があったら観たいな~と思います♪
2009.04.10 22:05 | URL | #8thPclUc [edit]
Elijah(管理人) says..."わかばさん。"
わかばさん

こんにちは。
いえいえ、そうなんですよ。どうやらFC2BLOG、広告がつくようになってしまいました。
僕もわかばさんと同じように、FC2ブロガーさんのところを渡り歩いて確認しましたもん。笑
もしこの表示がイヤだったら消す方法(管理画面で可能)はあるんですが、
そうすると高速表示じゃなくなるのでそれがネックで僕はこのままとすることにしました。
FC2BLOGはこういう余計な広告表示がなくてそれが良かったのに残念です。
やっぱり世の不況がここまできたのかと…。

わかばさん、映画はほとんど観られていないんですね。
エヴァン・レイチェル・ウッドは若手の中で
かなり印象が強く残る演技を披露している女優さんだと思います。
『ダイアナの選択』でも好演していますので、機会があればぜひ。
ちなみに実生活での彼女の元カレはジェイミー・ベルとマリリン・マンソン(!)だったりします。
2009.04.11 11:08 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
sabunori says..."自分だったら・・・"
Elijahさん、こんにちは♪
実は私、はからずもラストを知っての鑑賞となってしまいました。
別の作品の感想を読んでいたらこの作品との比較が書かれていて。(涙)
それでも十分観応えのある作品でした。
「良心の呵責」というテーマだけでもダイアナの心の傷は辛すぎます。
あの状況だったら私も親友の手を離しているかもしれません。
観終えて誰かと話したくなる作品ですよね!
2009.04.12 10:09 | URL | #JalddpaA [edit]
Elijah(管理人) says..."sabunoriさん。"
sabunoriさん

こんにちは!
sabunoriさん、結末を知った上での鑑賞だったんですね。
別の映画の感想を読んでいて、この作品の結末を引き合いに出すなんて…
かなりフェイント攻撃かと…その心、察します。
確かに【現在】のダイアナが抱える、
トラウマから逃れられない心の傷の痛みは計り知れないものがありましたね。
繋いだ手を離さないという思いは誰にでもあるのと同時に、
その恐怖と自分可愛さから繋いだ手を離すのも人間の本性でもありますよね。
いろんな意味で奥深い作品だったと感じます。
本当にこの作品は観終わった後、誰かと討論したくなるものがありました。
僕はひとりで観に行ったのですが、観終わった直後は悶々としていましたもん。笑
2009.04.12 13:31 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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