ラン・クライヴ・ラン。

ザ・バンク 堕ちた巨像②ザ・バンク 堕ちた巨像③ザ・バンク 堕ちた巨像④
『ザ・バンク 堕ちた巨像』(2009)
クライヴ・オーウェン。ダニエル・クレイグ。ジェラルド・バトラー。
この英国男優三人衆の出演作は、好みのジャンルじゃなくても観に行きたくなってしまう。
それは彼らに惹かれる魅力があるのはもちろん、
ブレイクする以前からずっと見守ってきた愛着があるから。
クライヴは『ベント/堕ちた饗宴』(1997)、
ダニエルは『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』(1998)、
ジェリーは『ドラキュリア』(2000)の頃からだ。
やはり男優はSTAR性のある米国の【俳優】より、
舞台で培った経験豊富な英国の【役者】の方が好きだ。
さて。この『ザ・バンク 堕ちた巨像』(このセンスのない邦題、何とかならないかな?)、
全米での評価があまり芳しくなかったので期待せずに観た。
そのせいもあってか十分に楽しむことができた。
『ジェイソン・ボーン』シリーズを彷彿させるようなロケーションと
スリリングな展開に思わず興奮する。
特にN.Y.のグッゲンハイム美術館での銃撃戦は見応えあり!
かなりハラハラドキドキして魅入ってしまった。
銃撃戦合間の携帯の着信音にビックリさせられたり…なんてNICEな演出!
グッゲンハイム美術館側はよく撮影許可を出したなぁ…と
感心するくらい館内は破壊されていました。笑
今回のクライヴは哀愁が漂っていて渋い。苦悩する表情は相変わらず素敵だ。
オープニングとエンディング。どちらも彼のUPの表情が映し出され印象的だった。
僕の中でどちらかと言えばこれまであまり印象が薄かったナオミ・ワッツ。
今回初めて、抑制のあるいい演技をしているなと思えた。
僕はこういうジャンルに登場してくる、敵対する殺し屋に惹かれるものがある。
なんか男のストイックな部分や美学みたいなものを見出してしまうんだよね。
今回はブライアン・F・オバーン演じるコンサルタントを思わずCOOLだと思ってしまった。
…東西統合後の今のドイツが抱える問題を少し垣間見た気がする。
だからこそ監督はトム・ティクヴァだったのかな、と。
なぜ不正を暴こうとする真っ当側の人間がこんなにも苦悩しなければならないのか。
矛盾だらけで歪んだ世の中…法はあるようで無い。
すべては闇から闇へ…真実が僕らに知らされる可能性は極めて低いのかもしれない。
エンターテインメント性豊かに仕上げながら、
きっちりと社会派の部分を兼ね備えたサスペンス映画でした。
さぁ次は僕にとってクライヴ本命的存在の
『デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~』だ。これも今から楽しみ!
満足度:★★★★

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2 Comments

ken says..."熟年売り"
やっぱりずっと追いかけてた俳優が成長する姿って、
それだけで惹かれちゃいますよねー。
クライブ・オーウェンは新作もぞくぞくだし、
どんどんイイ男になってるなぁ。
ナオミ・ワッツとのコンビネーションもよくて、
お互いの良さを引き出してました。
彼女はクセのないのが強みですね。

ブライアン・F・オバーンは今回ハマり役でしたね。
彼が出てくると空気感がぐっと変わって、
映画にリアリティが生まれる感じで・・・。
例の銃撃戦のシーンは興奮しちゃいました。

で、グッゲンハイム美術館は外側はロケで、
内側はセットで撮影したみたいです。
僕もさいしょあれだけ壊して大丈夫なの?
ってびっくりしたんですけど・・・(笑)
メイキングを見て大道具の凄さを思い知りました。
破壊するために創造するって、
まさに芸術ですね。http://www.firstshowing.net/2009/02/11/behind-the-scenes-video-of-the-guggenheim-shootout-in-the-international/

邦題のセンスもキャッチコピーも、
微妙でしたね(笑)
2009.04.11 20:20 | URL | #VaGrzmSs [edit]
Elijah(管理人) says..."kenさん。"
kenさん

…熟年売りって。笑
はい。自分が追いかけてきた俳優の成長ぶりを見るのはなんとも嬉しい限りです。
クライヴは本当に売れっ子になっちゃいましたね。
小さい役だった『ボーン・アイデンティティー』の殺し屋:教授役が嘘のようです。笑
ナオミ・ワッツとの相性の良さもスクリーンから伝わってきていましたね。
確かに彼女はクセがないと言うか、あっさりしていると思います。
今回は控え目な感じが好印象でした。
ブライアン・F・オバーンは本当に見事なくらい役にハマっていましたよね!
彼が出てくるとスクリーンが引き締まる感じがしました。
グッゲンハイム美術館では、このままルイ・サリンジャーとコンサルタントが
コンビを組んでいくんじゃないかと思わせられるくらいの妙な連帯感がありました。

グッゲンハイム美術館の内部はセットだったんですね。
僕は単純にCG加工かと思っていましたし、
あれだけ破壊されて美術館側の警備に関して
今後、印象が悪くならないのかなぁ…と余計な心配をしていました。笑
>破壊するために創造するって、まさに芸術ですね。
↑この言葉は、正にその通りだと思います。
さすがハリウッド!のひと言に尽きます。
邦題は本当にセンスがなかったです!
『ベント/堕ちた饗宴』にかけているのかなと思ったし、
ヒュー・グラントの『ボディ・バンク』まで思い出しちゃいました。笑
2009.04.12 13:09 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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