それは、僕だけのメルヴィル・ロマンス。

ブロークン・イングリッシュブロークン・イングリッシュ②ブロークン・イングリッシュ
『ブロークン・イングリッシュ』(2007)
※ネタバレに敏感な人は注意!※
08年12月の大本命の恋愛映画をロマンティックなX’masの夜に観た。
お目当てはフランス俳優メルヴィル・プポー(35)。
でも予告編から想像していたようなロマンティックな恋愛映画ではなくて、
30代の独身女性が自分と向き合い成長していく姿を追う作品だった。
どちらかと言えば恋愛はサイド・ストーリー的で、
内省的な少し重たく感じるインディーズ寄りの作風でした。
全体的に突き抜けるような明るさはないし、
ヒロインが恋愛をしている時の高揚感は伝わってこなかったなぁ。
なので、日本版の予告編のイメージで観てしまうと肩透かしを食らうと思います。
事実、僕は何を描きたいのか途中までテーマを掴めずに戸惑いながら観ていました。
ソフトフォーカス寄りの映像はヒロインの不安感を表していたんだろうね。
どことなくソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』の
無機質で淡い雰囲気に似ていたかも。
この物語のヒロインであるアメリカ人ノラ・ワイルダー役はパーカー・ポージー。
ルックスは特別に綺麗という訳ではないけど、独自の雰囲気を持った女優さん。
どちらかと言えば個性的なサブキャラクターを演じるイメージがあるので、
彼女主演の映画を観るのは今回が初めてでした。
彼女が劇中で着こなすファッションはとてもセンスが良くてお洒落だったなぁ。
ブロークン・イングリッシュ
情熱的なフランス人ジュリアンを演じた愛しのメルヴィルは、
過去最高に思えるくらいスウィート!
08年にスクリーンで観た出演作『ゼロ時間の謎』、
『スピード・レーサー』、『ブロークン』の中でも断トツ!
タバコの吸い方、ノラを見つめる時の眼差し、小犬のような瞳、
そしてキスの上手さに観ている僕はトロけてしまいました。
ノラとジュリアンが一緒に過ごすシーンはロマンティックなものばかり!
僕もあの瞳で見つめられたい!一緒にバスタブに浸かりたい!ヒゲを触りたい!
…もうそれはそれはキャアキャア状態でした。笑
実は期待していたほどメルヴィルの出番は多くなくて、
この作品の中での彼の役割はおとぎ話の王子様的な存在に思えました。
最終的に自分自身としっかり向き合うことが出来たヒロインが、
神様からのご褒美としてジュリアンと出逢い、再会できたように感じ取れたから。
正にクライマックスのシーンはキャッチコピー通りの【ミラクル・ロマンス】だね。
ラストカットの一切の無駄を省いたEU映画的な終わり方が僕好みでした。
ノラの最後の表情は素直に可愛らしく思えたなぁ。
でもハッピーエンドを予感させる終わり方なのに、
どこか物悲しい印象が残るビタースウィートな作品でした。
どちらかと言えばX’mas時期ではなく、秋向きの映画だったかな。
きっと30代の女性こそが共感できるはず。
想像していた作風とは違っていたけど、僕はこのテイストがキライじゃないです。
ブロークン・イングリッシュ②←この格好がサラリと似合うのはもうメルヴィルだけ!
満足度:★★★★

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