幸福的馨香。

しあわせのかおりP.S.アイラヴユー愛 サラン
a.『しあわせのかおり』(2008)
石川県金沢にある小さな中国料理店を舞台に描く物語。
(いい意味で)東映が製作したとは思えないほど丁寧な仕上がりで心温まる作品だった。
映画全体から優しさが伝わってきて、気づけば涙が溢れていました。
多くを語らず、恩義せがましくもなく、泣かせようと作っていない姿勢も良かった。
ひと言で表すなら、『心の篭った上質な映画』。
映し出される料理が本当に美味しそうで、どれもこれも食したくなる!
実際に存在するのであれば、【小上海料理店】へ行きたくなりました。
今度、中国料理を食べに行った時には紹興酒を飲んでみようかなぁ。
うん。料理の描写に関しても、『かもめ食堂』に引けを取らない美しさ!
中谷美紀&藤竜也の安定した演技と料理を作っている手捌きは本当に素晴らしかった。
きちんと役作りをしていることが伝わってきたし、
料理を懸命に作っている所作や佇まいは光輝いていたなぁ。
特に藤竜也の歳の重ね方は素敵だなと思いました。
あえて【人情物】としてカテゴライズするならば、
僕は松竹の『おくりびと』よりこっちの方が断然に好き。
余韻を残す静かなラストシーンも印象的だったなぁ。
ひとりで観るにはどこか勿体なく思えた作品だったので、
親しい友人と一緒に観たかったな。
タイトルの『しあわせのかおり』
それは人それぞれだろうけど、僕にとっては彼氏がただ傍に居てくれる時の匂いかなぁ。
満足度:★★★★☆
b.『P.S.アイラヴユー』(2007)
タイトルが出るまでの冒頭10分間。
ヒラリー・スワンク&ジェラルド・バトラー演じる夫婦の熱々ぶりに、
観ているこっちが恥ずかしくなってしまった。
だって、めちゃくちゃロマンティックなんだもん!笑
映画の中でいちばん印象に残ったのも、実はこのシーンだったりする。
その直後のオープニング・クレジットもとても可愛いかった。
ひとつひとつの写真からN.Y.の街並みや登場人物の人柄が
想像できる趣向になっていてお洒落でした。
とにかく!この作品の最大の魅力はジェラルド・バトラー
役名もニックネームそのままジェリーで♪
思っていたより出番が少なかったけど、もう本当にカッコよくてステキだった!
その男前ぶりと笑顔に僕の心はトロけてしまいました。
もちろんマッチョな身体も維持していて、相変わらずの男臭さにキャアキャアキャア☆
『オペラ座の怪人』以来の歌声も披露してくれて、ファンには嬉しいことだらけ♪
日本では先に公開された『幸せの1ページ』の冴えない姿が嘘のようでした。
あの作品は彼のフィルモグラフィーから抹消すべき!苦笑
ホリー役のヒラリー・スワンク。決して演技は悪くなかったけど、
やっぱり彼女のイメージは【強い女性】。
なので、この役に必要だと思える柔らか味が欠けていたような…。
じゃあ誰がこの役に合っているかって!?
ふと浮かんだのが(少し前の時代なら)サンドラ・ブロック。
今だとシャーリーズ・セロン辺りかな!?
ストーリー的には夫婦の関係性より、
ホリーを支える友人たちと家族の存在が印象的だった。
サブキャラのキャスティングも絶妙でGOOD!
特に僕はホリーと親友の関係にグッときてしまいました。
相手の不満に思える部分もきちんと言い合える仲。
それを言い合ったことで仲がこじれる訳じゃなく、その場ですぐに仲直りできる。
その信頼関係こそが【本当の友達】なんだと思えました。
この映画を観て学んだこと。
まず気になる初対面の人には…①シングル?②GAY?③職業を確認すること。
…キスの相性も!笑
クライマックスのキスのエピソードは『幸せになるための27のドレス』を思い出したり。
そうそう。映画のラストで判明する10通の手紙の協力者。
僕は前半でその人を当てていました…うーん、作品の魅力が半減。苦笑
満足度:★★★☆
c.『愛 サラン』(2007)
監督は男臭い作品を手掛けることが多いクァク・キョンテク。
もともとは韓国俳優でいちばん好きなイ・ジョンジェの企画だったのかな?と思った。
ジョンジェ氏が彼と『タイフーン TYPHOON』でコラボレーションした直後に、
次作でも組むと言っていた記憶があるので。
韓国映画特有の相変わらず哀しく切ないストーリーだった。
誰も亡くならないHAPPY ENDな韓国映画に出逢いたいものだ。苦笑
劇中の台詞で主人公が言うように、
正しく『人の縁なんてクソ食らえ』と思わずにはいられない展開でした。
でも、『宿命』よりは全然観やすかったな。
今回のお目当ては大好きなチュ・ジンモ。
どちらかと言えばソフトなイメージがあるので、
こういう男っぽい役も演じることが出来るんだと驚かされた。
とにかく!めちゃくちゃカッコよかった!
どこまでも純粋で優しい青年を上手く演じていたと思う。
体格も見違えるほど、鍛え直していたし。←ここ、重要。笑
冒頭に出ていたサンウ役のイム・ソンギュも、
出番は少ないながら魅力溢れる俳優だった。
キム・ミンジョンがこれまでのイメージを覆すような悪役で出ていて、かなり驚いた!
最初は似ている俳優だなと思っていて、顔がアップになった瞬間に気づいたくらい。
ちなみにジンモの次回作『双花店(原題)』は朝鮮王朝時代を舞台に描かれる同姓愛物。
ジンモが王、相手役のチョ・インソンが
彼に寵愛を受ける護衛武士を演じるので今から楽しみ♪
もう韓国映画は内容よりも、俳優の魅力を堪能することが前提になりつつあります。笑
満足度:★★★☆

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6 Comments

YUKi says..."昨日、"
「P.S.アイラヴユー」を
観たんですが、どうしても
ジェリーがレオニダスだと思えなくて
「300」をもっかい観たけど
それでも別人としか思えなかった!

「300」の時は映像処理もだけど
だいぶ身体を作ってたんかな?

劇中でSATCの脇役を2人発見して
ニヤニヤしてしまいました 笑。
2008.10.28 00:03 | URL | #nGdA3O4A [edit]
rogue says..."こんにちは♪"
王子! こんにちは♪

『P.S.アイラヴユー』のジェリー、素敵でしたよね☆あんなに素敵なジェリーが見れて、それだけこの映画を観てよかった!と思いました。今まで見たジェリーのなかで、いちばん素敵でした♪私も『幸せの1ページ』はフィルモグラフィーから抹消してもらいたいです。

あの親友2人の存在も泣けました~。ちょっと理想的すぎる気もしますが・・苦笑。デニースの、シングル?GAY?働いてる?、これは面白かった!手っ取り早くていいかも?笑
2008.10.28 16:52 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."YUKiさん。"
YUKiちゃん

『P.S.アイラヴユー』
確かにジェリーのファンじゃなかったら、『300』の彼と同一人物とは思えないかも!
『300』では映像にエフェクトがあるものの、実際にかなり鍛えていたよ。
その『300』の後に撮影したのが恐らく『P.S.アイラヴユー』だから、
冒頭のストリップ・シーンを始め、
その身体作りの余韻が見事に腹筋に残ってたと思うよ。
『SATC』の脇役の人が出てたんだ!全然、気づかなかったよ。汗
僕的にはTVシリーズ『フレンズ』のフィービー役だったリサ・クドローと、
かつてのジャズ・ピアニストの貴公子ハリー・コニックJr.に
ニヤニヤしてしまいました。笑
2008.10.28 23:26 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
Elijah(管理人) says..."rogueさん。"
rogueさん

こんばんは♪
『P.S.アイラヴユー』
うん。ホントにジェリー、素敵だったよね!
この役柄がいちばん素の彼に近いのかもしれないなと思ったよ。
あぁ、あんなに良く出来た夫が欲しいっ。笑
…え!?ジェリー、『幸せの1ページ』なんかに出てたの??
↑既に僕の記憶から抹消済み。爆
ホリーの親友の存在は、
ちょっと『SEX and the CITY』の関係を思い出したんだよね。
確かに理想的すぎるかもしれないけど。笑
デニースの口説き文句は、
まずいちばん確認したいことをストレートに聞ける勇気に好感を持てたよ。
ま、日本で真似すると確実にドン引きされると思うけど!笑

あ。COLDPLAYのチケット先行予約。
結構、大々的に宣伝されてたね。
機密情報にしなくてもよかったみたい。汗
2008.10.29 17:55 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
ken says..."やがて、気が付く"
僕自身もあまり期待してなかったんですが、
気が付けばあの世界に夢中になってました。
どこにもあざとさや押し付けがましさがなくて、
ただただひたむきな作品ですね。
もちろん肝心の中華料理も本当に美味しそう!
ぜったい紹興酒だなぁ(笑)
藤竜也がとにかく素晴しい存在感で、
中谷美紀も自由に演じてた気がします。
そして、僕の好きな八千草薫まで・・・。
こういう作品に出会えることが、
幸せですね。

冒頭の密度の高さというか、
濃厚なやり取りでノックアウト。
すっかり二人の世界にハマってました。
まさにロマンティックラブロマンス!(笑)
愛した人を失うことの意味が、
何となく分かった気さえします。
ジェラルド・バトラーはひとつの理想系ですね。
ヒラリー・スワンクは新境地を切り拓こうとしてますね。
とりあえず今まで見た作品の中では、
いちばん可愛かったです(笑)
自分に合う男を見つける方法は、
かなり受けちゃいました。
やっぱりキスは大事です。

2008.11.16 16:29 | URL | #VaGrzmSs [edit]
Elijah(管理人) says..."kenさん。"
kenさん

『しあわせのかおり』
そうですね。この作品は真摯な思いで作られていましたよね。
僕も気づけば、その世界観に魅了されていました。
それだけに不本意な上映の仕方が残念で仕方なかったです。
もっと多くの人に観てもらいたかったですね。
中華料理は本当に美味しそうでした!
いつかkenさんとリアルした時には紹興酒で乾杯しましょう。笑
藤竜也の演技は本当に素晴らしかったですし、男としての魅力も十分でした。
本当に渋くてカッコよかった。ああいう歳の重ね方をしたいものです。
ま、僕には無理ですけどね。笑
kenさんは八千草薫さんが好きなんですねー。
彼女の出演作では『阿修羅のごとく』の母親役が印象に残っています。

『P.S.アイラヴユー』
冒頭の展開は本当にロマンティックでしたよねー。
僕もこのシーンでノックアウトされました。
ああいう痴話喧嘩をしてみたいなぁ。笑
自分が今の彼氏を急に失ったらどうなるんだろう…。
やっぱり実体験してみないと(したくはないけど)、
こればかりは計り知れないものがありますよね。
ジェリーの役は…はい!思いきり理想系ですねー。
あそこまで愛されたら女:GAY冥利に尽きると思います。
実は僕、ヒラリー・スワンクが苦手なんですよ。
『ボーイズ・ドント・クライ』の強烈な印象が残っていて、
どうも痛々しく思えてしまうところがあって…。
なので、どうしても可愛くは映らなかったですね。
彼女ならジェリーが居なくても、力強く独りで生きていけるだろうと思ってしまいました。
【自分に合う男を見つける方法】(←映画の邦題に使えそうですね。笑)は、
単刀直入で分かりやすく面白かったです!
やっぱりキスは大事ですよねー。
僕的にはセックスそのものよりもキス&ハグの方が大事です♪
2008.11.17 13:22 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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