映画なんて、たった1分で変えられる。

おくりびと②TOKYO!②
蛇にピアス幸せの1ページ②
a.『おくりびと』(2008)
ひと言で表すなら、『とても良い映画』だった。
松竹らしい王道の優等生映画といったところか。
とても丁寧に、シンプルかつオーソドックスに作られていた。
先が読めてしまうストーリー展開は、ご愛嬌。
本木雅弘が巧い役者になったと、つくづく感じる。
黒のベスト姿が本当によく似合い、格好よかった。
個人的には妻:広末涼子よりも、社長:山努とのエピソードの方が印象に残る。
ラストシーンは、もう少し余韻と広がり(社長との繋がり)を描いてほしかった。
【死】がテーマであるだけに、対比として随所に【生】と【食】が出てくる。
硬そうな干し柿、塩焼きしたフグの白子、フライドチキンが美味しそう!
僕も人生の最期には佐々木社長と大悟さんのような納棺師に葬ってほしいと思えた。
納棺師の心が篭った所作は本当に美しかったなぁ。
満足度:★★★☆
b.『TOKYO!』(2008)
僕好みの監督たちが東京を舞台に描くオムニバス映画。
Ⅰ.『インテリア・デザイン』@ミシェル・ゴンドリー監督
実はいちばん期待していたけど、いつもの彼らしくない演出ぶりで今ひとつだった。
どのキャラクターにも共感できないストーリー展開。
加瀬亮。一本調子的な独特の喋り方が好きだと気づいた。
ブッキー:妻夫木聡の役は、ちょっとイヤな感じ。
でもGAYと会話するシーン。もっと続きを聞きたかったな。笑
Ⅱ.『メルド』@レオス・カラックス監督
正に【メルド】な映画。苦痛で仕方がない時間だった…面白くない!
日本の描き方…捻じ曲げ過ぎ!
相変わらずのアンファン・テリブルぶり。『ポンヌフの恋人』の頃が懐かしく…。
次はN.Y.だぁ!?勝手にやってくれ!
Ⅲ.『シェイキング東京』@ポン・ジュノ監督
この作品がなかったら、映画自体がワースト入り確定だった。
3本の中でいちばん好き。雰囲気&映像…最高!
このまま長編映画として観たかったなぁ。
香川照之はやっぱり巧い!久しぶりに家を出るシーンの独白ぶりには唸らされました。
蒼井優はかなり可愛くて参ってしまった。最近、観た中でも特に…萌えーっ。笑
憂いのある表情が本当にイイ!
満足度:★★☆
c.『蛇にピアス』(2008)
観る前から予想はついていたけど、僕の心にはなにも残らない作品だった。
余りにも僕が過ごす生活と対極を成す世界の物語だったので。
感情移入なんてものはなく、ただの傍観者に過ぎなかった。
そう。ARATAくん目当てで観に行っただけ。
蜷川幸雄監督は【映像作家】としてのセンスがないように感じた。
いろんな痛みを描いているにも関わらず、その【痛み】が全然伝わってこないのだ。
それはもう作品としたら、致命的。
今回、ARATAくんにセックス・アピールを感じないことにも気づいた。
肉体的なものより、彼が持つ独特の雰囲気が好きなんだと思う。
僕にとって、彼はやっぱり永遠の【スマイル】なのだ。
満足度:★★
d.『幸せの1ページ』(2008)
原題を考えれば判っていたはずなのに、想像していた作風とは違っていた。
どちらかと言えば、子ども向けのディズニー映画的。
僕的にはもっとジョディ・フォスターの【大人】の感情を軸に描いてほしかった。
物語の設定や展開にかなり無理があったなぁ。笑
アドベンチャー物に必要不可欠なハラハラドキドキ感も全くなかったし。
その辺りはマーク・レヴィン、ジェニファー・フラケット監督の演出力の無さか。
もっと早く、ニムとアレクサンドラを出会わせる設定にすればよかったのに。
ジョディ…全然コメディが似合っていない。
表情が硬いし、どこか『私は今、コメディを演じています』風で演技が自然じゃない。
お目当てのジェラルド・バトラーは相変わらず男臭くてカッコよかったけど、
ちょっと太りすぎだなぁ…『300 <スリーハンドレッド>』の逞しさが嘘のよう。
いちばん良かったのはラストで流れるU2の『BEAUTIFUL DAY』を聴けたことかな。笑
観終わった後の感想は、そうだなぁ…退屈だった『6デイズ/7ナイツ』に似てるかも。
あ。今回、無人島物が苦手なことにも気づきました…話に広がりがないから。苦笑
満足度:★★☆

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6 Comments

YUKi says..."おはようございまーす。"
相変わらずたくさんの映画を‥!

レオス・カラックス、やっぱりもうダメですか 笑。
私も久々の作品「ポーラX」観たとき
絶望的になりました。

ジュリエット・ビノシュと別れてからが
ダメってことになるのかな~
フランスではウケてるのかな。
2008.09.23 08:27 | URL | #nGdA3O4A [edit]
Elijah(管理人) says..."YUKiさん。"
YUKiちゃん

ども☆うん。相変わらず映画はたくさん観てるよー。
今年は特になんでも観てる気がする。
多分、来年はかなり本数減らすと思うんだぁ。
『TOKYO!』
レオス・カラックス。決してダメって訳じゃないけど(笑)、
『う~ん、どうしちゃったの??』って感じだった~。
僕、意外と『ポーラX』は好きなんだけどね。
ま。確かにジュリエット・ビノシュとの頃が全盛期なのかもしれないねー。
『ポーラX』以降は新作を撮ってないんで、
彼に対するフランスでの評価は不透明だけど…。
あ。結局、ガエルくんの新作は台風にビビって(笑)、観に行くの止めちゃったよ。
2008.09.23 12:14 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
rogue says..."こんばんは!"
王子! こんばんは♪

おっ!ハロウィン仕様!めちゃかわいい☆
ということで、ハッピー・ハロウィン♪

『幸せの1ページ』、王子もやっぱり想像してたのと違いましたか。私もです。
ニムとアレクサンドラの直接の絡みが少なかったですよね。
ほんともっと早く出会えば良かったのに。
まあ基本的にジェリーがカッコよければいいんですけど(笑)

ジェリー太りましたか?その辺はあまり気にならなかったですが、
パパ・ジェリーの時のメガネ姿が異常におじさん臭かった!

ビバヒルの動画、観ましたよ~。
自分で探しに行く前に、王子のリンクに甘えてしまいました・・。
いや~二人とも、年とってもキレイですね~☆
このシーン、はやく吹き替えで観たい!!
2008.09.25 21:13 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."rogueさん。"
rogueさん

こんばんは♪
うん。テンプレートをハロウィン・モードにしてみました!
たまにはこういうファンシーな感じもイイかなと思って。ひとめ惚れです♪
じゃあ僕からも…『ハッピー・ハロウィーン!』

『幸せの1ページ』
>ニムとアレクサンドラの直接の絡みが少なかったですよね。
↑そうそう!もっと早くに2人が出逢って、
力を合わせて解決していくみたいな感じかと思っていたので…。
2人の心の交流シーンが意外と少なかったので、
ラストの展開に今ひとつ説得力がないように感じちゃいましたね。
でも確かにジェリーがカッコよければソレでいい!笑
ジェリーはお腹周りに微妙にお肉がついてました。
上半身裸のシーンで食い入るように確認済みです。爆
メガネを掛けてる時のジェリーは確かにオジサン臭かった!
『あれ!?老けた!?別人!?』とまで思っちゃいました。笑
最近、WOWOWで『オペラ座の怪人』を
流し見したばかりだったのもあって、余計に…。苦笑

『90210』
動画をCheckしてくれたみたいで♪
rogueさん、きっと利用するだろうなぁ…と思ってました。笑
本当に2人とも未だに綺麗だよね!
ブレンダはちょっと二の腕辺りが太くなってたけど(笑)、
ケリーは相変わらずのプロポーションの良さ♪
あれで3人の子持ちとは思えない!
僕も早く吹き替えで見たい!!
2008.09.27 22:24 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
ken says..."ハロウィン"
季節限定バージョンですねー。
あー、はやくホラー映画いっぱい見たい・・・(笑)
とりあえず「ソウ5」は絶対!

いかにも松竹的人情話として、
完成度高かったですねー。
小山薫堂の脚本力にあらためて驚きました。
食事のシーンはなるほどって感じでしたけど・・・(笑)
本木雅弘は何回もリハをするタイプで、
その成果がよくでていました。
山努のコメディ演技は久しぶりだったけど、
さすがですねー(笑)

「TOKYO!」は監督を見れば分かるとおり、
かなりクセのある仕上がりみたいで・・・。
精神的に余裕のあるときに見ようかなぁ。
カラックスとか合わないとぜったい合わないもん(笑)

うん、王子にはぜったいそぐわない(笑)
むしろ見たって事に驚きでした。
ほとんど原作そのままだったしなぁ。
で、痛みと寂しさの空虚さはすごく現代的で、
でも渋谷限定な感じでした。
伝わる人にだけ伝わるって感じで・・・。
蜷川幸雄は年齢もろもろを考慮すると、
だいぶ頑張ってました。
きっと娘が撮ったら極彩色だったでしょう(笑)

ほとんどの人がだまし討ちって言うか、
違うイメージだったんじゃないかなぁ。
ま、冷静に判断したら仕方ないんだけど・・・。
でも、原題の「秘密の島のニム」のままだと、
お客さん入らなかったでしょう。
その辺は映画会社も痛し痒しって感じかなぁ。

映画そのものはぜんたいにバランスが大きく崩れていて、
すごくいびつな仕上がりになってました。
せっかく演技上手そろえたんだから、
もっと絡めてほしかったし・・・。
ま、さすがのジョディも天才子役の相手は避けたかったのかも(笑)
無人島物・・・「キャスト・アウェイ」ぐらいかなぁ。
あっ、「蠅の王」は印象深かったです。
2008.09.28 19:48 | URL | #VaGrzmSs [edit]
Elijah(管理人) says..."kenさん。"
kenさん

(1ヶ月早いですが…笑)ハッピー・ハロウィンです♪
ハロウィンと言えば、ホラーですよね!
いよいよ今週末には『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の
3D-Ver.が公開になりますし♪
敷島シネポップでは『ハロウィン』のリメイクまで!
あそこはすっかりホラーご用達の映画館に変貌しましたね。笑
僕も『ソウ5』は絶対、観に行きます!

『おくりびと』
シリーズ化になっても可笑しくないくらい、人情物でしたね。
モックンはリハーサルを何度も行うタイプの人なんですねー。
きっとテイクを重ねるごとに役へ近づいていくんだろうなぁ。
山努はその前に観た『クライマーズ・ハイ』が
最悪な役だっただけに救われました。笑
アカデミー賞の外国語映画賞の最終選考まで残ってくれるといいんだけどなぁ。
ほんの少しだけ期待してるんですよ。
これまでに余り無かったテーマですし、
日本独自の美学みたいなものが伝わってくれればいいな、と。

『TOKYO!』
早く、レオス・カラックス監督作品の感想を聞きたいです!笑
ポン・ジュノ監督作品は秀逸ですよー。
きっとkenさんも気に入る気がします♪

『蛇にピアス』
予告編の時点でダメだと判ってたんですけど、血迷って、観に行ってしまいました。笑
もちろん原作小説は未読なんですが、やっぱり原作に忠実みたいですね。
>痛みと寂しさの空虚さはすごく現代的で、でも渋谷限定な感じでした。
↑あぁ、これ。その通りだなぁ…と思いました。
だから尚更、理解できなかったんですよね。
俗に言う『ゆとり世代』ってやつでしょうか?笑
この作品、閉塞感があったので、
3人芝居の舞台で観れば少しは面白くなるのかな?と思ったりもしました。
蜷川親子のセンスは僕には合わないかもです。苦笑

『幸せの1ページ』
やっぱりタイトルと予告編に、(良くも悪くも)配給会社にシテヤラれたって感じです。
うん。『秘密の島のニム』の邦題だったら、絶対に観に行ってないもん!笑
確かに作品としてはバランスが悪かったですよね。
正直、ラストシーンの続きから観たかったです。爆
>さすがのジョディも天才子役の相手は避けたかったのかも(笑)
↑あー、たまに居ますよね。子役に食われるのにビビって共演を避けたがる俳優が。笑
『宇宙戦争』の時のトム・クルーズにも、
その手の噂(息子役の出番をカットしたとか)がありましたもんね。
無人島物…TVシリーズの『LOST』や『青い珊瑚礁』なんかもありますね。
『キャスト・アウェイ』と『蝿の王』は未見ですが、後者は秀作だと聞いてます。
TVアニメの『ふしぎな島のフローネ』は結構好きだったんだけどなぁ。
♪潮風を頬にうけ 裸足で駆けてく~♪笑
2008.09.29 19:15 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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