チャウ・シンチーと告発のときと渡辺ペコさん。

『ミラクル7号』(2008)
ミラクル7号
んーー、面白かったけど、正直【普通】だったなぁ。
まぁ観る前から、大体想像は出来てたんだけどね。地球外生命体物は苦手だし。笑
観客層のターゲットは子どもなのか?大人なのか?結局、何を描きたかったのか?
…僕には解りませんでした。
監督も兼ねたチャウ・シンチーは『E.T.』に影響を受けたと言ってたけど、
それはちょっと違う気がするし。
印象に残ったのは、とにかく!その地球外生命体のナナちゃんが
めちゃくちゃ可愛かったということだけ。
あとは…ある事が起きて目覚めた朝、隣に大切な人が居ると分かった瞬間のハグ。
このシーンではホロリと来てしまったな。
もしかしたらチャウ・シンチー物って当たりハズレが激しいのかな?と思ったり。
僕、彼の作品では『少林サッカー』が苦手だったりする。
女子(ムイ役のヴィッキー・チャオ)に対する描き方が蔑視的に思えて不快だったから。
全然、笑えなかったもん。
…で、彼の作品は二度と観ないと決めたんだけど、
たまたま彼氏の家で無理やり観せられた(笑)、
『カンフーハッスル』(2004)がめちゃくちゃ面白くて!
カンフーハッスルカンフーハッスル②
DVDまで手に入れて、何度も見ちゃいました。
そこから僕のチャウ・シンチーへの見方が変わったんだよね。
そして今回初めて彼の作品を観に、映画館へ足を運んだという訳なのです。
『ミラクル7号』も『少林サッカー』同様、下品ギリギリ(!?)での描き方があったな。
ゴキブリの登場は『魔法にかけられて』以上の徹底ぶりで虫酸が走ったり。
ウ○コの登場は『Dr.スランプ』的なコミック調だったり。
『カンフーハッスル』と全く同じ場面もあって、思わずニンマリとしてしまったり。
でもやっぱりチャウ・シンチーは助演ではなくて、
主演で観たい!という気持ちが強かったなぁ。
彼のことをずっとトニー・レオンに似てると思ってたけど、
今回、ウルフルズのトータス松本系でもあるなと気づいたり…
カッコいい40代って感じ♪
役柄が建設工事現場で働く設定なので美しい上半身を期待してたのに、
脱いで無かったのが残念なところ。爆
次回作は本家本元の『西遊記』みたいなので、そっちにかなり期待!
ちなみに『ミラクル7号』のメインキャストの少年たちが、
実は女子だということに作品以上の衝撃度がありました。
だって観てる間、全然気づかなかったんだもん!
そういう発想を出来るところが、
チャウ・シンチーの頭の良さなんだろうなぁ…と思ったり。
そう言いつつ、やっぱり物足りなさを感じたので、
お口直しに『カンフーハッスル』のDVDを見てしまいました。あは☆

『告発のとき』(2007)
告発のとき②
まず、この邦題は作品のテーマとズレていると思った。
もう少しセンスあるタイトルを思いつけなかったものか。
映画の出来が素晴らしいものだっただけに、そこが残念に思えた。
物語のベースは今の病んだ米国に対する問題提起を投げかけた社会派の作品だった。
そこに謎解きとでも言うのかミステリーの要素を絡めて描いていく。
映画的にも見応えある作風に仕上げていて、思わず食い入るように魅入ってしまった。
随所に伏線が散りばめられていて、
その謎が繋がる時の【映画】としての面白さも含めて。
いちばんの魅力は監督も兼任したポール・ハギスの
実話を基にして緻密に調べ上げた脚本の完成度の高さだった。
それに応えるかのように、演じる俳優たちのパフォーマンスも素晴らしかった。
特に主役のハンク・ディアフィールドを演じたトミー・リー・ジョーンズ。
アカデミー賞最優秀主演男優賞のノミネートも納得できる最高の演技だった。
僕的には、『ノーカントリー』の保安官役以上のものを感じた。
対するエミリー・サンダース役のシャーリーズ・セロンの力強さを感じる演技も良かった。
ただ美しいだけではないことを改めて実感した。
そうは思いつつ、それでも彼女は本当に美しい人だ!
個人的にはこの映画で俳優デビューとなった、
スペシャリスト:ゴードン・ボマー役のジェイク・マクラフリンに惹かれた。
これまで実生活では元軍隊所属だっただけに、
演技以上のリアルさが篭められていたように思えた。
他にもお目当てのひとつだったジェイソン・パトリック&ジェームズ・フランコが出演。
ジェイソンは『アフター・ダーク』(1990)の頃、
彼から醸し出されるフェロモンにセクシーさを感じたなぁ。
元祖クライヴ・オーウェン:ごつごつしたジャガイモ顔系!
『告発のとき』ではすっかりオジサン体型になってしまってたけど。苦笑
ジェームズは予告編を見た時にもっとメインで出てるのかと思ってたら、
意外と出番が少なくてかなりビックリだった。
作品自体は静かに淡々と進みながらも、メッセージ性はとても深く重たいものだった。
人間の精神のバランスをいとも簡単に壊してしまう【戦争:イラク派遣】というものに、
心底、疑問を感じる結果となった。
この辺りの描き方:思想が、アカデミー賞で高く評価されなかったように思える。 
恐らく、政治的な何かが動いたのでは?と変に勘繰ってしまったほど。
『ノーカントリー』さながら今のアメリカは何を目指し、どこへ向かおうとしているのか?
それほどまでして【石油】が必要なのだろうか??
ポール・ハギス監督はたくさんのいろんな想いを、
最後の国旗掲揚に託しているんだろうなと感じ取れた。
多くの米国国民がこの問題に無関心とならず、SOSのサインに気づいてほしい…。

『渡辺ペコ』
ラウンダバウト①ラウンダバウト②
愛用の本屋さんでコーナーが作られていた↑の表紙にインパクトを感じて、買ってみた。
ただ今、『コーラス』で連載中の渡辺ペコさんの『ラウンダバウト』
タイトルの意味は【回転木馬】。←どうやら日常の日々を形容してるみたい。
絵のタッチと物語の内容は、くらもちふさこ氏の『天然コケッコー』の都会版的。
もちろん、そこには渡辺さん独自のオリジナル性があって。
主人公は多感な14才の女子中学生たち。
一応メインとなる主人公(おかっぱ頭の野村真ちゃん)が居るんだけど、
毎回彼女を中心にストーリーが展開するという訳でもなく。
恋よりも女子同士の付き合いや友情、心の変化を描いていて、
清き正しき青春!って感じかな。
一話完結形式なんだけど、毎回最後には心にストンと落ちるものがあって、
オチの付け方が上手いなぁ…と感心しちゃってます。
ちょっとノスタルジーを感じつつ、買って正解!な漫画だったなぁ。
僕にしてはとても珍しく、買ったその日のうちに読んじゃいました。笑
ほかの渡辺さんの作品もCheckしてみようかな♪

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2 Comments

ken says..."失ってわかるもの"
「ミラクル7号」は僕はすごく素直に楽しんじゃいました。
主役とナナちゃんが完璧なキャスティングだったので・・・。
チャウ・シンチーはやっぱり才能あるなぁ。
すこしだけ「DG」に期待が増しました(笑)

「告発のとき」は手抜きタイトルですよね~。
たしかに現題ではわかりにくいですけど、
「大いなる陰謀」ぐらいセンスが・・・(笑)
もちろん作品そのものは完璧な脚本を、
抜群の演出で描き出していて名作だと思います。
ポール・ハギス恐るべし!
シャーリーズ・セロンは今のハリウッドで、
いちばん美しい女優だと感じました。
でも、インパクトでいくと今回はフランシス・フィッシャーが・・・(笑)
2008.07.07 03:43 | URL | #VaGrzmSs [edit]
Elijah(管理人) says..."kenさん。"
kenさん

『ミラクル7号』
そうなんですよね。この作品は素直に楽しんだもん勝ちだと思います。
僕はついついチャウ・シンチーが、何にいちばん焦点を当てて描いてるんだろう?と思って観ちゃったんですよね。
ホント!ナナちゃんのキャスティングは完璧でしたねー。
ちょっとなにげにカピバラさんを思い出したり。
ラストシーンで大挙に出てきた時、ちょっと引いたんですけど(笑)、あのシーンは『ジョー・ブラックによろしく』のラストそのまんまだったので、思わず苦笑いしちゃいましたね。
チャウ・シンチーって、実はかなりストイックで完璧主義な人なんじゃないかなと思ってます。
あと…毎回観るたびに思うのは、【貧乏】ということに関して、かなりの執着心があるというか。
彼の幼き頃の生活背景が関係してるのかもしれませんね。
『DG』…『カンフーハッスル』の映像を見る限りでは特撮関係にかなり期待できそうですが、やっぱりオールアメリカン的なイメージが拭えないので、僕はちょっと…。苦笑

『告発のとき』
そうそう!『大いなる陰謀』に匹敵するくらい原題を素無視の邦題でしたよねー。
原題を直訳するのは難しいにしろ、もうちょっと工夫をしてほしかったです。
ポール・ハギス監督。実はちょっと頭の固そうなイメージがあって、これまでの作品は及第点くらいにしか思えなかったんですけど、今回で見直しましたね。
世間一般的に評価の高い『クラッシュ』はどうもファンタジーに思えてしまったので。
それくらい、今回の作品にはリアリティとメッセージ性を感じましたね。
シャーリーズ・セロンは本当に今のハリウッドでいちばんの美しさだと思います!
ウィル・スミスばかりがクローズ・アップされてますが、『ハンコック』…益々、楽しみになってきました♪
フランシス・フィッシャー。まさか『タイタニック』の厳格な母親が、あんな大胆な登場の仕方をするなんてオドロキでした!
クリント・イーストウッド監督を通じてのキャスティングかと思ってしまいました。笑
2008.07.07 16:07 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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