ジェイムス・ブラントがNo.1。

『パラノイドパーク』(2007)
パラノイドパーク
──この映画の見どころは?
16才の主人公アレックスの心の機微かな。
──面白かった?
うん。僕の中でのガス・ヴァン・サント監督作品って
当たりハズレが激しいんだけど、
この作品は良かったし、好きだなぁ。
思春期の頃の若者が主人公のせいもあって、
どこか『エレファント』の雰囲気を思い出したんだよね。
サント監督…今回も可愛い少年を発掘してたよ。笑
映画のオープニングとそこで流れる音楽が
少しアルフレッド・ヒッチコック監督ぽくて、
一瞬また『サイコ』が始まるのかと思ってしまいました。笑
その『サイコ』(1998)以来となる、
クリストファー・ドイル撮影監督とのコラボレーション。
ウォン・カーウァイ監督との
流れるような浮遊感ある映像とは違い、
サント監督とは一点を静かに見据えたような撮り方だった。
物語自体もただ淡々と静かに進んでいく。
時系列もぐちゃぐちゃで、同じシーンが重複したり。
ショッキングな映像があるものの、
特に劇的な展開がある訳でもない。
ラストも主人公の心の中で解決(?)したものであって、
ある事件のその後の顛末を観客が知ることはない。
そう。この作品は、ある少年の心の葛藤を
ただ一人称で描いているだけに過ぎないのだ。
なので、観客の受け止め方は多種多様なんだと思う。
よって、その描き方や雰囲気を
退屈だと思う人も居るんじゃないかな。
──印象に残るシーンは?
アレックスの女子友達が、彼にアドバイスをするシーン。
『書くことで、気持ちがスッキリするよ』
…あぁ、その言葉、よく理解できるよ。
──他に何か言いたいことは?
サント監督の音楽のセンスは抜群だったな。
シーンにピッタリの採用だったと思う。
最近のサント監督の映画はスクリーンのサイズが小さいので、
極力、前に近い状態で丁度真ん中辺りの席で鑑賞したくなる。
ちなみにサント監督の次回作は米国に実在した、
gayの政治家を描いた『Milk』で全米公開は11月。
ハーヴェイ・ミルク役に、
gayとはいちばん遠い存在に思えるショーン・ペン!
共演にエミール・ハーシュ、ジェームズ・フランコ、
ジョシュ・ブローリン(マット・デイモンが降板したダン・ホワイト役)、
ディエゴ・ルナとくる!
これはキャスティングだけでも期待できそうだな。

『ある愛の風景』(2004)
ある愛の風景
──この映画の見どころは?
僕のお気に入りの監督さんのひとりとなった、
スサンネ・ビア監督の演出ぶり。
──面白かった?
うん。やっぱりスサンネ・ビア監督の
世界観と感性が好きだと思った。
実は彼女の日本公開された映画の内、
この『ある愛の風景』だけをスクリーンで見逃がしてたので、
これでようやくコンプリートが出来て…ホッ。
しあわせな孤独アフター・ウェディング悲しみが乾くまで
この作品は、後発の『悲しみが乾くまで』に
設定が似てるなと思った。
夫を亡くした(と思っていた)美しい妻。
夫の親友が『ある愛の風景』では夫の弟。
2人の幼い子ども。
身内一同が食卓を囲む場面があったり。
やはり家族をテーマとしている。
今回のテーマは、これまで以上に重たいものがあった。
でもそれはどこか日常の中に潜んでいる
出来事のように思えたりもした。
ある種の病める現代人とでも言うべきか…。
美しい妻であるサラの夫ミカエルが抱えてしまった秘密。
彼が捕虜となった場所で取った行動は、
恐らく多くの人間がその場に立ってしまったら取る行動だと思う。
その辺りの心の機微と複雑極まりない葛藤を、
ミカエルが捕虜先で願い続けた愛する家族の元へ
帰還してからの変化と言動:行動すべて含めて、
とても真実味があったと言える。
──印象に残るシーンは?
ミカエルが帰還してからの
それまで抑えていた感情を爆発させた瞬間。
その時のミカエル役のウルリッヒ・トムセンの
パフォーマンスがただただ素晴らしかった!
──他に何か言いたいことは?
この『ある愛の風景』はハリウッドでのリメイクが決まっている。
『Brothers』のタイトルで、12月に全米公開される。
監督はアイルランド出身のジム・シェリダン。
妻役にナタリー・ポートマン。夫役にトビー・マグワイア。
弟役に大好きなジェイク・ギレンホール。
僕にとっては贅沢すぎるキャスティングとくる!
今回観たオリジナル版と比較すると、年齢が若すぎるような…
登場人物たちの感情や心情を果たして彼らが
あそこまで表現することが出来るのか…少し心配だったりする。
ちなみに僕が好きなスサンネ・ビア監督作の順番は…
①『アフター・ウェディング』(2006)
『ある愛の風景』(2004)
③『悲しみが乾くまで』(2008)
④『しあわせな孤独』(2002)
…かな。
スサンネ監督!新作はぜひデンマークで、
マッツ・ミケルセン主演で撮って下さい!
うん。もはや日本におけるデンマーク映画の存在は
ラース・フォン・トリアー監督の独壇場ではなく、
嬉しい意味で侮れないものになってきたよ。

『JAMES BLUNT』(2008)
ジェイムス・ブラント⑧ジェイムス・ブラント⑦
──このライブの見どころは?
(いい意味で)ジェイムス・ブラントの本性が見えたところ。
なにか吹っ切れたものが伝わってきたから。
──面白かった?
うん!かなりね!面白くて、可笑しくて、楽しかった!
これまでのジェイムスのイメージを根底から覆された感じ!
僕は前から7列目の席での鑑賞。
ほぼ等身大のジェイムス兄さんでした。
この呼び名はオープニング・アクトを務めた、
ハナレグミくんの真似。笑
彼が歌う唄にも程よく癒されて良かったです♪
この日のジェイムスはのっけからテンション高めで、
いちばん前に座ってる観客に突進して雄叫びは上げるし、
中盤には僕らが座ってる1階観客席へ
飛び込んで階段を突っ走っていくし、
ピアノの上には乗ったりで…
一瞬、『ドラッグでもヤッてるん!?』と思ってしまったほど!爆
恐らく、座ったまま静かに観ようとする
日本の観客を盛り上げようとしたのか、
もしくはJAPAN TOURの最終公演だったからなのか?
…その辺りの彼の真意は分からないけどね。笑
でも僕は大いに楽しめたので◎!!
歌う曲やビジュアルのイメージからは
内省的で静かな人物だと感じるんだけど、
よくよく考えたら元軍人さん(階級は大尉)でもあるんだよね。
なので、実のところはもともと体育会系の
キャラクターだったのかと!笑
ステージ本編いちばん最後の時に、
思いきり僕が座る席の近くまで来てくれたんだけど…
もうかなりの至近距離で!
…又もや僕はフリーズしてしまいました。
やっぱり好きなアーティストが実際に近づいてきたりすると、
もう声さえも簡単には出なくなっちゃうね。
そのオーラと神々しさに単純にヤラれちゃいます。笑
むやみに触れてはいけない存在にさえ思えてきちゃいます。
その瞬間…至近距離でリアルに見たジェイムスは、
かなりガタイが良かったです☆
以前に見た時より大きくなった気がする…。
ちなみに、シャツの上からハッキリと
胸板の厚さを確認しちゃいました。爆
──印象に残る曲:シーンは?
ピアノの弾きながら歌ってくれた『グッバイ・マイ・ラヴァー』。
彼のうた魂が本当に伝わってきたから。
席がステージに近いにも関わらず(笑)持参したオペラグラスで、
マジマジと美しい声で熱唱するジェイムスを見てしまいました。
ほかにも…『ハイ』、『ワイズ・メン』、
お気に入りの『セイム・ミステイク』と『キャリー・ユー・ホーム』に
もちろん!あの名曲『ユア・ビューティフル』まで披露。
オーディエンスのみんなで、『Fucking high』と合唱♪
もちろん!サビの部分もみんなでね♪
んでもジェイムス兄さん…会場内を走り回った後だったので、
CDよりかなりテンション高めの歌い方だったけど。苦笑
本編いちばん最後のバチを握り締めて、
銅鑼を叩いてシメにするところにはビックリしました。笑
アンコール最後の最後は、『1973』で締め括りにして。
僕が聴きたかった曲は、ほとんど網羅できたので嬉しかったな。
そうして『アリガト!オヤスミ!サヨナラ!』の
日本語三大活用の言葉を遺して(笑)、
ジェイムスはステージを去っていきました。
丁度90分ほどの激しくて情熱的で心地いいライブでした♪
もちろん聴かせるべきところは、
美しい歌声でしっとりと静かに聴かせてましたよ。
──他に何か言いたいことは?
今回、グッズは定番のパンフレットのみ購入@2000円也↓
ジェイムス・ブラント
2つ悔やまれることがあって…
①直筆サイン色紙が確実にGETできる状況だったにも関わらず、
躊躇して諦めたこと!あの時、既に持っているCDの
重複さえ気にせずに買っていたらと、ライブ終演後、激しく後悔。
②その日は雨が降りそうだったので、
お気に入りの傘を持参しての鑑賞でした。
ライブ後…興奮状態だったため(笑)そのまま会場内に忘れて、
翌日連絡するも既にどこかへ行方不明になってたこと!
…Wで号泣ものでした…トホホ。

──次回、登場予定の人物は?
タムナスさん。笑
使用人の息子と美しい姉と贖罪を背負って生きる妹。
…と言う訳で、次回は愛しのJM祭に決定♪

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4 Comments

Cuomo says...""
あー!!やっぱりElijahさんは「パラノイドパーク」を観に行っちゃったんですね。ズルイや!!
これはホントに観たかったんです。

何で事前に観たい映画を調べなくなったか思い出しましたよ。それは観れないものが多いから!!
単館系は遠すぎて観に行けない…。
交通費もバカにならないし、何より移動で疲れて映画の時に寝ちゃいそう。(笑)

あー、なんか愚痴っぽくなってきた。
DVDになるまで気長に待ちます♪(笑)
2008.04.27 23:23 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."Cuomoさん。"
Cuomoくん

レスが遅れてしまって、ごめんなさい。
うん!『パラノイドパーク』は公開してすぐに見に行ってきちゃったよ~ん。ズルイでしょ。笑Cuomoくんも、この作品観たかったんだねー。
うん、そうだなぁ。思春期の頃の少年を描いてるだけに、多感な雰囲気を持ってるCuomoくんにもぜひ観てほしかったなぁ。

【映画】って住む地域によっては観れない作品があるよね。
僕は都心近くに住んでるから、こうやってたくさんの単館系も観れてるけど…もし都心から離れた場所に住んでたらきっとCuomoくんみたいに地団駄踏んでるだろうね。笑
うん、そうだね!DVD化になるまで首をキリンにして待ってて。半年後にはDVDになってるだろうから♪
2008.05.04 11:31 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
JoJo says..."こんばんは~!"
Elijahさ~ん、こんばんは!詳細なライブ・レポートをどうもありがとうございました(嬉)こちらまで、体感できたような感じです!

わたしも、静かなライブというイメージでしたが、そんなにアクティブだったとは!彼のハイテンションがどうにも想像できません(笑)観たかったな~(惜)でも、面白いというのはなんとなくわかります。以前、インタビュー記事を読んだのですが、それが、すっごくユーモラスで。楽しい人なんだな、とそのとき思いました。"You're Beautiful"のイメージだけだと、とんでもなく暗い人かと思いがちだから(笑)

それにしても前から7列目、しかも至近距離でご覧になれてよかったですね~(^^)わたしも同じくフリーズするタイプなので、お気持ちよくわかります!本当に好きだと、そうなっちゃいますよね。傘をなくされたのはとっても残念ですが、直筆サインは、お金を出さなくても、いつか直接いただけるかもしれないですよ~!
2008.05.08 21:54 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."JoJoさん。"
JoJoさん

こんばんは!
『ジェイムス・ブラント』に、早速のコメントをありがとうございます!
…かなりミーハー根性丸出しのレポとなってしまいました。笑
そうなんですよ~。ジェイムス…【静】のイメージがあったんですが、かなり【動】の人でした!
彼のハイテンション姿…確かに想像できないと思います。
僕も未だに夢だったのでは??と思ってますから。笑
でもインタビューでは、既にユーモラスな感じをアピールしてたんですねー。
そう言えば、MCでも一緒に行った女子友達曰く、『俺は一発屋ではないだろう!?』的な発言をしてたようでオーディエンスたちを笑わせてましたねー。←僕は何を喋ってるのか解らなかったんですけどね。汗
なので、今ではすっかり物静かなイメージから陽気で明るいイメージへと変わっちゃいましたね。笑
…前から7列目の鑑賞は最高にHappyな気分でしたよ♪
歌を聴けるだけでも十分満足なハズなのに!
JoJoさんもフリーズをしちゃうタイプなんですね!
きっと松山くんの『L』のプレミア上映の時も僕と同じ状態だったと…。笑
傘と直筆サインのことで、優しい言葉ありがとうございます!
JoJoさんのこういう心遣いがとても嬉しく思います。
はい!いつかお金を払わなくても、直接サインを頂ける日を信じて!これからもジェイムスを追いかけていこうと思います♪
2008.05.09 20:07 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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