魔法にかけられてがNo.1。

『ノーカントリー』(2007)
ノーカントリー
──この映画の見どころは?
第80回アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した、
ハビエル・バルデムを始めとする俳優陣の演技かな。
──面白かった?
うん、全然悪くはなかったよ。
ただ、感想を求められると
上手く答えることが出来ない作品だなぁ。
【映画】で重要視される音楽が、
ほとんど使われていなかったことに驚いたり。
ストーリーは狂気を帯びながらも静かに進んでいく。
と同時に、常にそこには不気味な気配が漂ってる。
その描き方が決して退屈ではなくて、
いい塩梅で緊張感を保っているんだよね。
観ながら、この映画は今の病んでる
米国社会を象徴しているんだろうな…と思ったよ。
なので、この映画にアカデミー賞の最優秀作品賞を
あげた背景にも納得かな。
──印象に残るシーンは?
やっぱりハビエルが出てるシーンすべてかな。
ホント上手い具合に不気味さを表現してたもん!
助演と言うより、主演と言っても過言ではないなぁ。
冒頭で保安官を殺害する時の表情の怖さといったら!
逆に終盤では彼が演じるアントン・シガーに対して、
妙な愛着さえ出てきた気が…!?汗
──他に何か言いたいことは?
時代設定が1980年辺りだと知った上で、
観た方がいいかも。
賛否両論のラストはいきなり唐突に終わります。
一緒に観た女子親友は、
まさかここで終わると思ってなかったらしく、
ボーッと観てしまってたようで驚いてました。笑
このラストの解釈の仕方が正直、難しいんだよね。
僕の場合、パンフレットを読んで理解しました。
んーーー、でも100%は理解できてないかも。汗
きっと、コーエン兄弟監督作品の世界観が
好きな人にはタマらない作品じゃないかなぁ。
集大成のようにも感じれたから。
僕はやっぱり彼ら独特の静かな世界観が苦手だったかな。
それでも今回の作品は観やすかったけどね。

『魔法にかけられて』(2007)
魔法にかけられて
──この映画の見どころは?
やっぱりディズニー史上初のセルフ・パロディのところかな。
──面白かった?
うん!かなりね!!
またまたオトメン:乙女度120%全開の作品に出逢えてしまったよ♪
前半は笑いの要素がたっぷりあって、
後半は王道のディズニー展開を楽しめる作りになってる。
ディズニー映画の代表作『シンデレラ』と『白雪姫』と
『眠れる森の美女』を上手く取り込んだ脚本がgood!
正しく一冊の絵本を読んだ気分にさせてくれるよ。
そのオープニングとエンディングの構成は素晴らしかった。
中盤からの展開は、もうホントにロマンティックだったなぁ。
アニメーション:ビスタから実写:シネマスコープへの繋げ方も、
違和感なく、すんなり受け入れることができたし。
ジゼルを演じたエイミー・アダムスの演技が、
とてもチャーミングで好感度大!
完璧にプリンセスに成りきった台詞の言い回しや仕草が巧い!
一歩間違えれば、イタい女子に成りかねないキャラクターを
ギリギリのラインで上手に表現してたなぁ。
とても30代の女性が演じてるとは思えなかったもん。
エドワード王子役のジェームズ・マースデン。
真っ直ぐすぎるキャラクターなだけに、
それに合わせたすっとぼけた演技がCuteでイイ感じ!
この王子役は正にハマり役でピッタリだったなぁ。
ホントに正統派のイケメン王子にしか見えなかったもん!
彼がN.Y.のバスの上に乗ってるシーンの時、
後ろに写る巨大看板のひとつが『ヘアスプレー』だったのには、
思わずニンマリしちゃったな。
王子としての引き際の潔さにも好感度大!
エイミー&ジェームズの2人…イイ声してるし、歌が本当に上手!
ちなみにこのエドワード王子キャラは、
一緒に観た女子友達曰く、かなり僕に似てるらしい。
常に何でも自分ネタに持っていく自信過剰な辺りが。笑
ま、確かに僕も『自分が大好き』だからね。爆
ナリッサ女王役のスーザン・サランドン。
もうねこのキャラクター、彼女にピッタリだった!
実写での出番は思ってたより少なかったけど、
目力が怖いし、上手だった~。
そして!ロバート役のパトリック・デンプシー!!
DETAILS
今回、いちばんのお目当てでした♪
もうねホントに×2カッコよくて、キャアキャアキャア☆
イイ感じに歳を重ねていってるなぁ…と実感したなぁ。
ジェームズの王子もイイけど、もしどっちか選べと言われたら…
間違いなく大人の男の魅力が勝るパトリックを選ぶだろうなぁ。
ロバートの娘モーガンの出番加減もイイ塩梅で良かった。
あ!リスのピップもめちゃくちゃ可愛くて最高だったよ!
もうね、実写のピップの動きにノックアウトです。笑
ナレーションにジュリー・アンドリュース:メリー・ポピンズを
起用してる辺りも作品の質を上げることに貢献していてナイス!
──印象に残るシーンは?
キング&クィーンの舞踏会のシーン。
ジゼル&ロバートの切ないダンス場面に、
美しさを感じてしまって、気づけば涙がこぼれてました。
そこで流れる『So Close』を歌うジョン・マクラフリンもイケメンで♪
第80回アカデミー賞の時も歌曲賞で本人が歌ってたんだけど、
この映画にもちゃんと出て歌ってました。
彼の全米デビュー・アルバムも要Checkだな。
ジョン・マクラフリン
飛び出す絵本で表現するラストシーン。
もう最高の幸せ:エバーアフターが伝わってきて、
その光景を目にしただけで泣いてしまいました。
ピップが王子に伝えたくて、
体全体を使って一生懸命にジェスチャーをしてるところ。
もうね、思い出すだけで笑いが止まんないです。
大量のゴキブリをあれだけ正当に描いてたシーンも凄い!笑
──他に何か言いたいことは?
この映画ね、誰もが楽しめる作品だと思うけど…
特に殺伐とした世の中で働く30代の女性が観たら
いろんな意味で楽しめると思うよ。
心の底に眠ってるときめき感や幼少の頃に抱いてた思いとかを
思い出させてくれるだろうから。
もうね余計なことを一切考えずに、
純粋なキモチで楽しんでほしい作品。
オトメン:乙女に成りきって、観ちゃって下さい!
僕は少しでも早く彼氏に逢って、
【真実の愛のキス】をしたいです…イヒヒッ(デレデレ)。爆

『スパイ』(1965)
田宮二郎田宮二郎②
──この映画の見どころは?
なんと言っても、田宮二郎(1935-1978)その人!
僕がクラシックな日本の俳優でいちばん好きなスターです。
昔、高校生くらいにサンテレビかで放送してた
映画『「女の小箱」より 夫が見た』(1964)での
シャワー・シーンを見て以来(笑)、その男の色気にホレちゃいました。
この映画のリバイバル上映やDVD発売を
ずっと待ってるにも関わらず、
なかなか彼の作品をスクリーンで観る機会がなくて、この度ようやく!
本当は彼の代表作のひとつと云える『白い巨塔』(1966)を
観たかったんだけど、どうしても時間の都合がつかず、
この『スパイ』を観に映画館へ。
僕にしては珍しく図書館で借りた、彼の人生について書かれた
本『田宮二郎、壮絶!-いざ帰りなん、映画黄金の刻へ』まで
つい最近、読んでました。
──面白かった?
…正直、微妙……普通だった。苦笑
テーマは当時の世相を表してるし、いいと思うんだけどね。
やっぱり今の時代に観ちゃうと、すべてにおいて古臭いんだよね。
特に小川真由美演じる女性の在り方が古すぎ!
中谷一郎にすがりつく生活とそのカップルのやり取りに、
現代のバカップルを見た気にさえなったもん。失笑
おまけに、この映画自体がいいところで終わっちゃうし。
ま、実際には続編は作られてないけどね。
──印象に残るシーンは?
田宮二郎の出番すべて!
とにかく!もの凄くスタイルがイイし、二枚目なんだよね。
知的に見えるし、スーツ姿が本当によく似合ってる!
身長も当時にしては長身の180㎝はあるし、
体型が僕好みのスリムな筋肉質だし。笑
今の時代にはもう居ないルックスと風格だったなぁ。
本当にオーラを感じれるスターだったんだと思う。
丁度、60年代は彼がいちばん脂ののった頃だから、
観ていて大満足だった!
僕の伯母が、(彼が)柴田恭兵に似てると言ってたのも、
なんとなく解る気がしたよ。
──他に何か言いたいことは?
スクリーンで田宮二郎を観れたことが、何よりも嬉しかった☆
序列の関係で大映を去ることになった有吉佐和子原作の
『不信のとき』(1968)を観てみたい!
欲を言えば、生涯、娯楽作への出演が多かったので、
文芸作辺りにも数多く出てほしかったな。
せっかく大映に居たのに、市川崑監督との
コラボレーションがないのは残念すぎる!

──次回、登場予定の人物は?
インドを列車で旅する3人の兄弟。
マテリアルガールなフレンチ女性。

▲ 突然の訃報。
英国監督アンソニー・ミンゲラの死。
54歳の若さ。
死因は頚部腫瘍摘出後の術後、脳内出血に因る。
彼の作品を映画館で観たのは…『最高の恋人』(1993)、
アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した
『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)、
『リプリー』(1999)、『コールド マウンテン』(2003)。
イングリッシュ・ペイシェントリプリーコールド マウンテン
特に僕は『リプリー』が好きだったな。
彼の作品からは、どれも気品を感じさせるものがあった。
劇場映画での遺作となった『こわれゆく世界の中で』(2006)も、
ちゃんとスクリーンで観とけばよかったよ。
こわれゆく世界の中で
また才能ある人がこの世から去ってしまった…哀しい。
きっといちばん哀しんでる俳優は、ジュード・ロウだろうな。
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8 Comments

とらねこ says..."初めまして"
こんばんは~★
Elijahさん、遊びに来てくださって、どうもありがとうございました!
早速こちらにもお邪魔しましたv-22
Elijahさんの記事は、インタビュー形式なんですね。
そして、TBは普段しないスタイル・・・ふむふむ、なるほど★

私、『ノーカントリー』と『魔法にかけられて』二つ見ましたが、どっちもすごく好きでした!
『魔法にかけられて』なんて、すごくすごく面白かったですv-20
友達と、今度二度目に見に行こうかなーなんて話しています。たぶん来週あたりに(笑)
2008.03.21 22:58 | URL | #aGagpGEA [edit]
Elijah(管理人) says..."とらねこさん。"
とらねこさん

ようこそ!こちらでは初めまして♪
訪問して下さって、嬉しいです。
そうなんです。今のところ、いろいろ試行錯誤した結果…インタビュー形式にしてますね。
その方が今の僕にとっては、要点を絞れて感想が書きやすいんですよ。
まぁ気まぐれなんで、また書き方を変えちゃうかもしれませんが。笑
そうですね。TBは今のところ、受け付けてないですね。

とらねこさんも、↑の2作品を観られたんですね!
『魔法にかけられて』は本当に凄く面白かったですよね!!
あのディズニーがよくぞここまでパロったなぁ…と感心しましたもん(笑)。
その構成も見事でした♪
実は僕も2回目を観に行きたい気分に駆られてます!
【映画】の魔法:魅力にかけられちゃいました。笑

とらねこさん…初コメントどうもありがとうございました!
どうぞまた遊びに来て下さいね☆
2008.03.23 09:46 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
ken says..."ハッピーエバーアフター"
「ノーカントリー」はハビエルの存在感に打ちのめされますね。
アカデミー賞も納得です。
あの髪型だけでコワイ!(笑)
ラストシーンはたしかに唐突でしたね。

うって変って「魔法にかけられて」は、
ディズニーの底力を感じました。
どうせやるならあそこまでしないとねー。
ジェームズ・マースデンは水を得た魚ってって感じで、
すごくイキイキしてました。
「ヘアスプレー」の看板は笑いますよね。
次回作の「幸せになるための27のドレス」もかなり気になります。

で、いちばんのお気に入りはピップ!
信じられないほどクオリティの高いCGだし、
キャラ的にも重要ですよね。
独り芝居のシーンは爆笑しちゃいました。

楽曲はアラン・メンケンのいい部分がでてて、
すごく気持ちが入っちゃいますね。
「So Close」はジョン・マクラフリンのセクシーな声が、
印象に残っています。
2008.03.26 20:07 | URL | #VaGrzmSs [edit]
Elijah(管理人) says..."kenさん。"
kenさん

『ノーカントリー』
この映画はハビエルの存在感で持ってる感もしましたね。
ホントあのキャラクターはインパクト大ですし、思わずハマりそうになっちゃいましたもん。
あのキャラだけで続編作れそうですもんね…有り得ないですけど。笑僕は髪型より(笑)、最初の保安官殺害シーンの形相の方が怖かったです!

『魔法にかけられて』
前半はドリームワークスの『シュレック』並みの展開で、かなりブラック利いてましたよねー。
で、後半はさすがに王道のディズニー・テイストふんだんで!
そのメリハリの利いた構成にも思わず唸らされちゃいました♪
ジェームズ・マースデンはホントに活き活きとしてましたよねー。
今の彼は絶好調だと思います!
もうこれからはサイクロップスよりエドワード王子キャラが彼の代名詞ですよね!笑
『幸せになるための27のドレス』…僕も気になってる一本です!
5月31日の公開日が今から楽しみですよね♪
…で、kenさんもやっぱりピップの虜になっちゃったんですね!笑
ホント!クオリティの高い映像でしたよねー。
パントマイムのシーンには、大笑いしちゃいました…あまりにも可愛くて♪
名シーンですよね!
アラン・メンケン…彼をあんまり意識せずに観たんですが(汗)、『美女と野獣』と『アラジン』などのディズニーになくてはならない音楽家なんですねー♪
ホント、印象に残る名曲ばかりでした!
ジョン・マクラフリンの声はちょっと高い気もしますが、その甘い歌声に酔いしれてしまいます☆
2008.03.26 22:27 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
rogue says..."こんばんは!"
王子! こんばんは!

劇場鑑賞から2日たった今でも、まだ魔法がさめません~。

実写に変わる時に画面サイズが変わったんですか?
エイミー・アダムスのあまりの美しさに、まったく気づかなかったです・・。
彼女はほんとチャーミングですよね。
新プリンセス誕生の瞬間を目の当たりにした感じ♪

エドワード王子の「自分大好き」キャラ、最高でした。
こんな人が傍にいたら毎日楽しいだろうな~って思いましたよ。
王子はエドワードに似てるんですね。ナイス!!!

パトリック、カッコよかったですね~♪
大人の男の色気ムンムンでした!!

>イイ感じに歳を重ねていってるなぁ・・・
まったく同感です。もっともっと映画に出て欲しい!

>もしどっちかを選べと言われたら・・・
私は迷うことなく、エドワード王子を選びます(笑)

私、「ヘアスプレー」の看板にまったく気づきませんでした(ToT)
私もまだまだですね。DVD出たら、真っ先にチェックします!!
2008.04.22 21:40 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."rogueさん。"
rogueさん

こんにちは!
rogueさん、まだまだ魔法が冷めないようですね。笑
そうなんです。実写に変わった瞬間に、気づけばスクリーンのサイズが変わってたんですよ~。
こういう細かい演出もニクいなと思ってしまいました♪

エイミー・アダムスのプリンセスぶりは、本当に嫌味ひとつなくチャーミングでしたよね!
>新プリンセス誕生の瞬間を目の当たりにした感じ♪
↑あ!この表現、解ります!rogueさん、上手い!
我ら愛しのジェームズ・マースデン演じるエドワード王子のキャラクターも本当に最高でしたよね♪
でもきっと身近に居たら、(いい意味で)その脳天気なキャラぶりにだんだんとイヤになってくるかもですよ~!爆
>王子はエドワードに似てるんですね。ナイス!!!
↑rogue姫様。お褒め頂き光栄です。笑
まぁ僕も『自分大好き』キャラですからね!ははは。爆
パトリック・デンプシーも本当にカッコよくて大満足でした~☆
そうそう!大人の男の色気がタップリありましたよねー♪
年齢に見合う歳の重ね方をしていますもんね。
僕はそういうところを持ち合わせていないんで、正直羨ましい限りです!爆
これからもスクリーンで大いに活躍してほしいですね♪

>私は迷うことなく、エドワード王子を選びます(笑)
↑あはは。rogueさんは間違いなくエドワード王子を選びますか!
じゃあ、同じエドワードでもノートンとだったら??笑
『ヘアスプレー』の看板は舞台がN.Y.だっただけに、絶対なにか絡めてくるだろうなぁ…と睨んでたらビンゴ!でした♪
でも映ってたのはコーニー・コリンズではなくトレーシーでしたけどね。
その辺りも又DVDで、ぜひぜひCheckしてみて下さいね♪

rogueさん!こうやって過去記事にまでコメントくれて嬉しかったです~!ありがとう!
2008.04.23 16:15 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
台湾人 says..."田宮二郎ですか"
昔の男優の田宮二郎ですか。イケメンですね。
2011.11.04 17:49 | URL | #D9.4zkVk [edit]
Elijah(管理人) says..."台湾人さん。"
台湾人さん

初めまして。
数多くいる日本のクラシックな男優さんの中でも田宮二郎氏は特に男前ですよね。
2011.11.04 19:25 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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