’07冬から春へ メイン通りはVIVA!欧州映画編。

気がつけば。全然、【映画】について書いてなくて(汗)。
もちろん、コンスタントに映画館へ足を運んではいるんだけどね。
最近。好んでハリウッド映画を観なくなってきてる。
余程、食指が動かないと映画館でお金を払ってまで観たいと思わなくなってしまった。
それこそちょっと前だったら、『ゴーストライダー』『デジャヴ』『ナイト ミュージアム』辺りは絶対的に観に行ってただろうけど、今はWOWOW待ちでいいかなと思う始末。
近頃はドラマ性のある作品を好んで観る傾向があるなぁ。
その場(:時間)だけが楽しいのではなくて、観終わった後も心に余韻が残って、なにかを考えさせてくれる作品。
今の僕は、そういう【映画】にめぐり逢いたい。
ちょっと前置きが長くなってしまったけど(汗)…そんな中、僕が選んで観に行った(:見た)作品が以下の【映画】15作品。
ま。中には、『え?なんで、こんなん観に行ったん?』と思わせる作品があるかもしれないけど…(苦笑)。
トータル的にみて、今シーズンは欧州映画に良質の作品が多くて、なんだか嬉しかったり。
ではでは、怒涛の一挙書き…始まり始まり~。もの凄く長いよ(笑)。

●映画館●
★善き人のためのソナタ★(ドイツ)
【この曲を本気で聴いた者は、悪人になれない】
20070221000702.jpg
感想:最近のドイツ映画には感嘆させられる。それは、自国の暗部をきちんと描ききる姿勢を見せつけられるから。その作品を観る度に僕は衝撃を受けずにはいられない。ますますドイツという国に興味が湧いてくる。セバスチャン・コッホ演じるゲオルク・ドライマンが信念を貫く姿勢はとてもいいことだと思えたけど、それによって犠牲になる人がいることをもっと強く自覚してほしかった。いつの時代もその犠牲になるのが女性だなんて、哀しすぎる。クライマックスの本屋さんのシーンで、誰かになにかを【捧げる】という行為が、これほど心に沁みたことはなかった。【捧げる】という言葉の本当の意味を教えてもらえた気がする。そのラストカットは秀逸!くどくせず、潔く終わらせたと思う。秀作『ゆれる』に匹敵する程の最高のラストカットだった。このシーンで、それまでのすべてが救われたように思える。静かにじわじわと感動が伝わってきて、気づけば涙が頬を伝ってる…そんな感じの作品。『第79回アカデミー賞』の最優秀外国語映画賞受賞も納得の出来。欲を言えば、ウルリッヒ・ミューエ演じるヴィースラー大尉が、なぜそこまであの音楽に感銘し、あの2人に惹かれたのか…あともう少しだけ、その辺りの表現がほしかった。そうでなければ、この邦題は活きないと思う。それだったら、原題の『他人の生活』の方がもっとしっくりときたはずだから。
MEMO:シネ・リーブル梅田
2007.2.20 18:20
前売り券1500円
あーさん
点数評価:85点

★市川崑物語★(日本)
【歳の差なんて関係ない この世で一番 話の合う人に 出会ってしまった。 岩井俊二】
20070304142206.jpg
感想:この作品を撮った岩井俊二監督が、どれだけ【映画】と【市川崑】という人物と作品を愛しているのか…その気持ちがとても伝わってきて、【映画】好きにはタマラない一本だった。但し、映画監督【市川崑】を好きな人じゃないと楽しめない作品に仕上がっていると思う。ドキュメンタリー・タッチではあるけれど、岩井監督のセンス溢れるサイレント・ムービーのような趣もあって、しっかりした作りにもなっている。スクリーンに石坂浩二版金田一耕助シリーズの全作品の名場面が映った瞬間…かなりかなり興奮してしまった。まさかスクリーンで観れるとは思っていなかったので!スタッフ・クレジットのあの独特の明朝体も使われていて、岩井監督…さぞ嬉しかっただろうなぁ。思ってた以上に楽しめた作品だったので、上映途中の停電による一時停止がかなり残念だった…。ま、お詫びに1枚、招待券をもらえたからいいけどね(笑)。
MEMO:梅田ガーデンシネマ
2007.2.27 19:25
会員料金1000円
単独
点数評価:80点

★ボビー★(アメリカ)
【世界の運命が、変わるとき──。彼らは何を見たのか。】
20070304142315.jpg
感想:エミリオ・エステベス監督(!)が巧みに描くアンサンブル物。ホテルを中心に描いているだけに、どことなく『THE 有頂天ホテル』を思い出してしまった。これまでスキャンダルなイメージしかなかったロバート・F・ケネディに対する印象がいい様に変わった。ラストの演説シーンは当たり前のことを謳っているけれど、今のアメリカに必要なことだと思うから。それくらい、今のアメリカはあの当時と何ら変わっていないことになる。エステベス監督は、その辺りを観客に伝えたいんだろうなと思った。キャストに関して言えば。いちばん印象に残ったのは、我が分身イライジャ・ウッド(笑)。なにげなくCuteだった☆シャロン・ストーンは老け過ぎて、痛々しかったな。逆にそこが演技に深みを与えていたけど。ローレンス・フィッシュバーンの劇中のセリフも良かったし、フレディ・ロドリゲスの初々しい存在感もなかなかだった。アシュトン・カッチャーのドラッグに関するエピソードは要らなかったような気がする。
MEMO:TOHOシネマズなんば
2007.3.2 18:45
ポイント鑑賞0円
藤原ちゃん
点数評価:80点

★さくらん★(日本)
【花魁をなめんじゃねぇよ】
20070304142244.jpg
感想:とにかく、ただただ美術が美しいだけだった。花魁(おいらん)に必要不可欠の妖艶さなんて、微塵にも感じなかった。はっきり言って、蜷川実花監督と土屋アンナのマスターベーション映画だと思う。仲良しさんの内輪で作って、キャアキャアみたいなノリ。蜷川監督…故・五社英雄監督の『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』辺りでも観て、もっとしっかり勉強したら??僕ら…『観客をなめんじゃねぇよ』って感じ。あ、もちろん褒めるべきところはちゃんとある。木村佳乃と菅野美穂の艶やかな演技には脱帽モノ。土屋さん…彼女たちの爪の垢を呑ませてもらって、もっと修行して下さい。そうじゃなきゃ、ただのヤンキー女優で終わっちゃうよ。いかんせん、潔さが足りないもん。…と言いつつ、ファンの方、ごめんなさい。お目当てだった安藤政信クンの演技も、役柄を含めて凡打だったし。意外と永瀬正敏に男の色気を感じたなぁ。
MEMO:梅田ガーデンシネマ
2007.3.3 14:40
招待券0円
奈良ちゃん
点数評価:45点

★グアンタナモ、僕達が見た真実★(イギリス)
【必ず、帰るんだ
無実の青年たちは、テロリストとして2年以上も拘束された。
絶望的な日々の中、希望を捨てず戦い続けた彼らが、自由を掴むまでの真実の物語。】
20070306233201.jpg
感想:観終わった瞬間。こんな事実があったということに衝撃を受けずにはいられなかった。【人間】を【人間】として扱わない恐ろしい現実!ますます政治面でアメリカを嫌悪してしまう…。すべてがドキュメンタリー・タッチに描かれていて、まるでノンフィクションを観てるようだった。一時期ハマって好きだったマイケル・ウィンターボトム監督(マット・ホワイトクロスとの共同監督)の着眼点に感嘆させられる。久しぶりに彼の作品を観て、その世界観にドップリと浸ることができて、なんだか心地よかった。この作品をプロパガンダ映画と呼ぶ人もいるだろう。でも、僕にとっては衝撃的かつ素晴らしい作品!!
MEMO:ナビオTOHOプレックス
2007.3.6 18:20
前売り券1500円
あーさん
点数評価:83点

★パフューム ある人殺しの物語★(ドイツ=フランス=スペイン)
【それは、昨日まで人だったもの。】
20070308230204.jpg
感想:僕は世間が言う程の評価を感じ取ることはできなかった。まず、第一に主人公ジャン=バティスト・グルヌイユを演じたベン・ウィショーが生理的に受けつけられなかった。どこか嫌悪を感じてしまった程。俳優に対してこういうことを思うなんて、ほとんどないんだけど、なぜか彼に対しては作品の最後まで思ってしまった。個人的にはこの役はギャスパー・ウリエルで観たかったなぁ。ま、彼が演じてしまうと、この作品の本来の持つ意味合い性が全く変わってしまうから、ウィショーのキャスティングで正解だったとは思うけどね。【★注意★ここからネタバレあり!!】世間で話題のクライマックス。一糸纏わぬ乱交シーンは、故ピエル・パオロ・パゾリーニ監督的だし、ある意味…故ロバート・アルトマン監督の『プレタポルテ』を思い出したり。香水によるカニバリズムは、故ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の『去年の夏 突然に』の登場人物セバスチャンを思い起こさせたり。はっきり言って、いろんな映画の寄せ集め的に思えて、僕には衝撃的でもなんでもなかった。ただ、物語の結末はこれでよかったとは思う。単純に、僕自身がいろんな映画を観すぎてるせいだと思えたから。この作品…英語じゃなくて、それこそフランス語かドイツ語で観たかったなぁ。英語だと、なにか微妙にニュアンスが違うと感じたから。そして…この作品にいちばん足りなかったもの…それは僕の中で【匂い:臭い】だった。どんなに映像で表現していたとしても、視覚と聴覚では伝わらないものがあったから。今のハイテクな時代…嗅覚でも堪能できるように映画館(:配給会社)サイドがチャレンジしてもよかったのでは?と思った。唯一、感じ取れた【匂い】は、ラストの【パフューム】ではなく、常になにかの象徴的だった黄色いプラムだった。あ、映像と美術と音楽は素晴らしかった!!だからこそ、余計に惜しかった気がする。
MEMO:梅田ブルク7
2007.3.8 18:10
前売り券1300円
フッチー
点数評価:75点

★松ヶ根乱射事件★(日本)
【人間の情けない本音が出てきちゃう。】
20070313225401.jpg
感想:僕の中で2005年の年間ベスト1だった『リンダ リンダ リンダ』の山下敦弘監督の新作ということで観に行った訳で。途中まで、この作品がダーク・コメディだとは気づかなくて、笑っていいものかどうなのか躊躇ってしまった感あり。ある地方の小さな田舎町で起こる、ほんの些細な出来事からフラストレーションが爆発させるまでを小市民側の視点で描ききる。本来の山下監督の【暗】の持ち味とオフビートな感覚が最大限に活かされた作品だと思った。前述の『リンダ リンダ リンダ』とは180°違ったテイストだったから。次回作の青春映画『天然コケッコー』が待ち遠しい。あ、川越美和の登場がなんだか懐かしかった。
MEMO:テアトル梅田
2007.3.13 18:50
メンズデー1000円
単独
点数評価:64点

★石の微笑★(フランス=ドイツ=イタリア)
【75歳にして衰えを知らない巨匠、クロード・シャブロルによる傑作サスペンス。】
20070320230426.jpg
感想:『フランス映画祭』に参加するのは、初めて。大好きなブノワ・マジメル目当てで観に行った。この作品は2004年の作品なんだけど、この頃の彼が最高潮に美しかったので、是が非でも観たかったんだぁ(笑)。今の彼はちょっとふっくらしてるから。観てる途中まで、この作品を彼が主演する別の映画『TROUBLE』だと勝手に思い込んでて、なかなか双子の片割れが出てこないなぁ…と思ってました(汗)。ブノワの相手役のローラ・スメットが全然イケてなくて、『なんで、この女優が彼の相手役なんだろう!?』と思ってら、役柄で100%納得。ピッタリだったもん。この邦題もね。昔の僕だったら、こういう内容の映画は大好きで、ローラ演じる役柄に共感していただろうけど…今じゃ100%無理だから。僕もすっかり凡人になってしまったな(笑)。全体の雰囲気は、さすがフランス映画!って感じで楽しめたけどね。とにかく!ブノワが身体も含めて(笑)、最高にカッコよかった!!あ、ジュリエット・ビノシュとはすっかり別れてたんだね…。
MEMO:TOHOシネマズなんば(『フランス映画祭2007』での上映)
2007.3.20 19:00
前売り券1500円
単独
点数評価:76点

★ハッピー フィート★(オーストラリア=アメリカ)
【このステップが、ぼくの気持ち。
超オンチな“マンブル”は、いつもひとりぼっち…。彼が踊りはじめたとき、奇跡が起きる!】
20070322235611.jpg
感想:なんで、この作品を観に行ったのかって!?【ペンギン】が大好きだから(笑)。動物の中でいちばん!!ミュージカル調の作りも好みだったし、好きな俳優の歌声を聴けたり。ストーリーの展開が意外な方向へ流れていったので、そこがかなり斬新に思えて素直に楽しめたのがよかったな。まさか実写の○○が出てくるなんて!!発想が面白いなと思った。ここにも我が分身イライジャ・ウッドが登場。もちろん彼は歌えないけど、途中で『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを彷彿とさせるシーンを用意する辺りが、ファン心理をくすぐって、絶妙なキャスティングだったと思う。ちゃんとお供を連れてたからね(笑)。ロビン・ウィリアムズの力強い歌声は、やっぱりイイなぁ。ニコール・キッドマンの甘い声には、『ムーラン・ルージュ』を思い出せたり。いちばんよかったのは、ヒュー・ジャックマンの男らしいセクシーな歌声だった!!ちょっとしか聴くことができなかったけど、もうメロメロ状態でした☆作品全体としたら、環境問題を訴えつつも、それほど説教臭くなく、その一歩手前辺りでくどくしなかったことも好感が持てた。
MEMO:梅田ピカデリー
2007.3.22 19:25
金券ショップ700円
坂本ちゃん
点数評価:79点

★ピンポン★(日本)
【<274㎝をとびかう140㎞/h>地上最速のエクストリーム・スポーツ“卓球”】
20070326232614.jpg
感想:大好きなこの作品を、もう一度スクリーンで観れるなんて想像もしなかった。しかも、同じようにこの作品を愛する親友と。僕が劇場で観るのは、今回で3回目(親友と一緒に観るのも3回目)。ちなみに、彼女は5回目(笑)。僕と彼女にとって、この作品はとても大切な思い出が詰まっていて。劇場公開当時の2002年は僕の中でそれまで歩んできた人生の全盛期だった。仕事も遊びも友情も恋愛も、すべてがパーフェクトで。そんないろんな思いが去来する中、今回観て。初めて観た時とはちょっと違う視点で観れたのが自分的に意外で。昔は、ただただペコとスマイルの『あ・うん。』の呼吸(:友情)に感動してた。だけど今回は5人のキャラクターひとりひとりを、ちゃんと見つめることができて。それぞれの役割を十分に担っていることに気づいて。そのバランスの良さに、改めて、この作品の云わんとする奥の深さみたいなものを感じた。やっぱり今回も終盤辺りから、親友と2人して一緒に泣いてしまった…(笑)。この作品は僕らにとって、【永遠の青春映画の金字塔】だと言える。ううん、【青春】そのものだなぁ…きっと。ラストでペコが世界大会に出場している年が2006年だった。僕らが最初に観た時は2002年だったので、その年を追い越してしまったことに妙に感慨深くなってしまった。果たして、今の僕はあの頃の僕よりイイ感じに成長してるのかなぁ…って。彼らの【卓球】に対する思い(:愛情)が今の僕が抱える【映画】に対する情熱を思い出させてくれたことも、本当に嬉しかった。純粋に、ただ愉しめばいいことを彼らが気づかせてくれたから。それから…大好きな作品を映画館で観れる喜び程、何事にも変えがたいことにも気づかせてくれた。やっぱり【映画】はスクリーンで観なくちゃね☆あ、久しぶりに叫んどこうかな…『この星の1等賞になりたいのっ。映画で、オレは。そんだけっ!』笑。
MEMO:動物園前シネフェスタ4(映画館閉館に伴うサヨナラ上映)
2007.3.26 20:25
当日券500円
奈良ちゃん
点数評価:100点

★今宵、フィッツジェラルド劇場で★(アメリカ)
【最後のラジオショウが終わるとき、新しいドアが開く】
20070327222846.jpg
感想:本来ならば、僕の好みのジャンルではない。だけど、アンサンブルのキャストに惹かれて…ロバート・アルトマン監督の遺作だということで観に行った。どことなく舞台劇を観てる感覚に近かった気がする。それか、SHOW。ま、ステージ内部を描いているからだろうけど。物語は、ちょっと僕には理解できないところがあった。ヴァージニア・マドセンの役どころの存在意味が、頭の中で『???』状態だったから。彼女って、なんかシャロン・ストーンと被るんだよね。アルトマン監督はまるで自分の迫り来る【死】を予感してるような作風に見えた。随分昔にファンだったウディ・ハレルソンの歌声が聴けたのがちょっと嬉しかったなぁ。メリル・ストリープは、傑作『プラダを着た悪魔』とは別人のようで、さすが!と思えたり。歌声も披露してたけど、なかなか味のある声をしてたし、彼女の新作のひとつが『マンマ・ミーア!』の映画版なので、これは期待できそう♪アルトマン監督の遺作には、どこか『カンザス・シティ』の雰囲気を感じた。僕にとっての彼の晩年の最高傑作はやっぱり『ゴスフォード・パーク』だな。
MEMO:テアトル梅田
2007.3.27 19:00
メンズデー1000円
単独
点数評価:60点

★タクシードライバー★(アメリカ)
【ダウンタウンのざわめき…街の女 光のカクテル…濡れたアスファルト けだるいジャズの吐息…ニューヨークの夜が、ひそやかな何かをはらんで いま、明けてゆく…】
20070330212644.jpg
感想:ちゃんと見たことがないので、不意に思い立って、観に行くことにして。だけど、この作品…途中で全部ちゃんと見てることに気づいた。ほとんどのシーンをしっかり憶えてたから(汗)。ま、スクリーンで観るのは初めてなので、善しとしよう(笑)。当時のフィルムを使用しての上映だから、傷んでるし、字幕も言葉が古かったり読みにくかったけど、それでもなかなか楽しめた。俄然、中盤からの勢いが最高にCoolで。あの有名なセリフにニンマリしたり。もうクライマックスの銃撃シーンの撮り方にはゾクゾクしてしまった!ここにマーティン・スコセッシの魂あり!って感じで。あ、当時のポスターが貼ってあったんだけど、そこには【マーチン・スコシージ】と表記されてた…懐かしい(笑)。トラヴィス・ビックル役のロバート・デ・ニーロのルックスを初めてカッコいいと思ってしまった。今まではそのルックスより、演技力で見てただけだったので。ホント…目力が凄いと言うか、怖い(笑)。ジョディ・フォスターもハーヴェイ・カイテルも、みんな今よりスリムで若くて(笑)。シビル・シェパードが思いのほか、美しかったなぁ。ラストの解釈はトラビスの白昼夢だと思ったんだけど、どうなんだろう??ホントの彼は、あの時点で死んでるよね??だってラストカット直前で、彼が車のミラーに自分が映ってないことに気づいて、けげんな顔してるショットがあったから。うーん、誰かの意見が聞きたい気がする…。
MEMO:動物園前シネフェスタ4(映画館閉館に伴うサヨナラ上映)
2007.3.30 18:15
当日券500円
単独
点数評価:72点

★スタンド・バイ・ミー★(アメリカ)
【あの時のような友だちを、二度と持つことはできない。誰だって…。】
20070331192232.jpg
感想:この作品も『ピンポン』同様、生涯で大好きな作品のひとつで、今回映画館で初めて観れたことが本当に嬉しかった。何度観ても色褪せてはいないし、ノスタルジーを感じずにはいられない。あちこちに大好きなシーンがあって、心の底から嬉しくなったり。コリー・フェルドマン演じるテディとジェシー・オコネル演じるバーンの2人が『ロリポップ』を口ずさみながらフリつきで線路を闊歩するシーン。ウィル・ウィートン演じるゴーディ作のブルーベリー・パイ嘔吐シーンにも大笑い!死体を見つけた後の帰り道で、草原を歩く4人の遠景シーンも美しさを感じて。そして!クリス演じる故リバー・フェニックスの抜群の存在感は、いつ観ても素晴らしくて。本当に惜しい俳優を失くしてしまった…追いつくはずのなかった彼の歳(:享年23歳)を、もう随分と追い越してしまったよ…。今、生きていれば…36歳…。思い返せば、この役柄を象徴するかのような早すぎる人生だったなぁ。彼の最後の出番シーンも、そんな予感をさせるものだったし。こういうジャンルの作品は結構見てるけど、この作品を超えるような作品とは…【二度と逢えないのかもしれない。】エンドロール…ベン・E・キングが歌うタイトル曲『スタンド・バイ・ミー』が流れる中、スクリーンに映し出される【River Phoenix AS Chris Chambers】の文字に、ただただ『ありがとう。』と伝えたかった。本当にこの作品をスクリーンで観ることができて、よかった!!それから…この日で閉館となる何度も通った【動物園前シネフェスタ4】で、最後にこの作品を観れたことにも感謝したい。ちなみにスティーブン・キングの原作の終わり方は、コーディ以外の3人の友人たちはすでに死んでしまっていて…そこに今も生きているエース(:キーファー・サザーランド)を見かけて…という皮肉めいた終わり方になってるみたい。うん、映画版の終わり方でイイ☆
MEMO:動物園前シネフェスタ4(映画館閉館に伴うサヨナラ上映)
2007.3.31 15:10
当日券500円
フッチー、坂本ちゃん
点数評価:100点

▲ ●TV●
★焼け石に水★(フランス)
【より多く愛するものは、常に敗者となる】
20070225170046.jpg
感想:随分前からDVDを持ってたんだけど、なかなかちゃんと見る機会がなくて、放置していた作品をようやく見ることにして。大好きなフランソワ・オゾン監督らしさがたくさん詰まった作品だったな。舞台がフランスだと勝手に思ってたら、ドイツだったのが意外で。とにかく。フランツ役のマリック・ジディがキャラクターの性格も含めて、可愛かった☆彼の着こなす身体にぴったりフィットした服装が、もう僕好みで。あともう少し若かったから、そのスタイリングを真似したのになぁ…なんて(笑)。フランツのガールフレンド、アナ役の大好きなリュディヴィーヌ・サニエのグラマラスな身体とは対照的に、フェイスは子供で…そのなんともいえない健康さがもうタマらなくて。ヴェラ役のアンナ・トムソンはホントにニューハーフにしか見えなかった…。その3人(!?)から愛されるベルナール・ジロドー演じるレオポルド…なんて身勝手で自信過剰で男尊女卑で最悪な性格なんだろう!なのに魅力があって、人を虜にする…うーん、やっぱりキスとSEXの上手さは必要不可欠なんだろうか?…笑。登場人物4人で踊るシーンは無意味に思えるけど、なんだか楽しく、この作品のハイライトに感じて好き。フランツとアナの間に挟まれて、あの振り付けで一緒に踊りたい(笑)。このシーンがオゾン監督が次に撮った『8人の女たち』に流れるんだぁ…と思ったり。キャッチコピーが暗示するかのように、恋愛は惚れた者が負けなんだろうか。だけど僕はフランツのように短絡的な行動を取るのは嫌だなぁ。気持ちが解らないこともないけど…なんだか哀しすぎる。きっと僕だったら、相手を殺してから自分も死ぬな…いや!絶対、生き残るかな(笑)。愛し過ぎると、人は服従と盲目になってしまうのかなぁ…気をつけないと!
MEMO:DVD
2007.2.25
五つ星評価:★★★★

★ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-★(フランス=ドイツ=ルーマニア=アメリカ)
【歴史の闇に葬られた、衝撃の事実が明かされる!】
20070305222531.gif
感想:ようやく字幕付きで見れた。この作品…ずっとフランス語だと思ってたのに英語だったので、ちょっと驚いた。やっぱり修道士を演じる大好きなマチュー・カソヴィッツのルックスとその格好にカッコ可愛い!と心の底から思ってしまった。あ~、神よ。こんな不謹慎な僕を赦したまえ。『善き人のためのソナタ』の主演男優2人が出ていたことにも気づいて。特にヴィースラー大尉(:ウルリッヒ・ミューエ)がナチス親衛隊の役で、別人のようだったので、その演技力に驚かされたり。当時のナチス親衛隊に、主人公である中尉クルト・ゲルシュタイン(:ウルリッヒ・トゥクール)のような人物がいたことに、とても喜びに似た感情を抱いた。だけど彼の場合は…自分の信念を貫き通したが為に、あのような顛末がとても哀しく思えて。真っ当に生きる人こそが生きにくかった時代。いや、それは今の時代もそうなのかもしれない。字幕付きで見て、改めて物語の深さを痛感することができて、とても嬉しかった。
MEMO:DVD
2007.3.5
五つ星評価:★★★★☆

以上!
ナンダカンダ言って、結構観てるよね(笑)。
今月もいっぱい観るんだぁ☆
あ。昨日、観たばかりの『ホリデイ』(アメリカ)の感想は、また後日(:4月分)ということで♪
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8 Comments

さつき says..."善き人のためのソナタ"

20年前にはまだ
ああいった事が普通に行われていた
というのが信じられないくらい
自由を感じるドイツです。
(中国やロシアは未だに、なんだろうけど)

ラストシーンは
ベルリンの旧東側バリバリの場所で
今でも旧東時代の建物が立ち並んでいる象徴的な場所です。
もちろんあの本屋さんも
現存します。

最後の
自分のための本 だ
というセリフは
かっこよすぎです。

帰ったら、また見よーっと!
2007.04.03 18:28 | URL | #Rdt3XBbw [edit]
chocolate says...""
王子もなんだかEU寄りになってきたわんね。(笑)
「善き人~」良かったよねー。
なんかじんわり心に沁みる素晴らしい作品だったと私は思いました。

私は明日レディーズデイなので映画に行ってくるわよ~
もちろんEU映画ね、ふふふ。

あっ、コメント復活したの嬉しい。(^.^)
2007.04.03 21:39 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."さつきさん。"
さつきちゃん

コメント一番乗り、ありがとう☆

『善き人のためのソナタ』…うん、ほんの20年前まで、ああいう事が行われてたとは!…驚愕でした。
そう考えると、今のドイツは自由でイイねー。

あの本屋さん!実在するんだねー。
ミーハー感覚ながら(汗)、いつか行ってみたいなぁ☆

最後のセリフは本当にカッコよかったよね。
ある種の潔さを感じたよ☆
2007.04.03 23:59 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
Elijah(管理人) says..."chocolateさん。"
Chocoちゃん

うん。僕もだんだんとEU寄りになってきたかもー♪
『善き人のためのソナタ』…もちろん、Chocoちゃんのレビューも読んでるけど、本当にイイ作品だったよねー。
僕の周りでも、すこぶる評価が高いもん☆

…んで明日(あ、もう今日か)は、EU映画を観に行くって!?
なんの映画なのか勝手に想像しとこうかな(笑)。
僕も今日(あ、もう昨日か)、EU映画観てきて、来週も2本、EU映画観に行くんだ♪
なんの映画なのかは教えなーいっ(笑)。

そそそ…ようやくコメント復活してみたんだ。
んでも、まだまだリハビリ中なんで、どーかお手柔らかに(笑)。
ありがとねー☆
2007.04.04 00:08 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
ken says..."善き人のためのソナタ"
ほんと怒涛の一挙書きですね~。
でも、映画の話題はうれしいなぁ。

「善き人」は僕もいまのところ今年のベスト10入りしてますよー。
これまでのどんな映画ともまた違う感動でした。
ラストカットの秀逸さも引き立っていましたよね。
僕は逆にあの淡々とした描写にハマってしまいました・・・。

「パフューム」のベン・ウィショーだめでしたか~。
僕は逆に原作のイメージからよくこの配役をしたなぁ、と納得したので・・・。
ギャスパーくんはちょっとイケメン過ぎじゃないですか?(笑)
そこまで衝撃的な作品では僕もないと思います。

「ハッピー フィート」は声優たちの才能があふれていて、
楽しい気持ちで鑑賞できました。
後半の展開と描写は油断していたせいもあって、
けっこう驚いちゃいました。

そして「スタンド・バイ・ミー」!
僕もあの劇場で見た最後の作品です。
まさか21世紀にスクリーンで見れるなんて、
すなおに幸せですね。
ちょっとエンディングはしみました。

あー、半分もチェックできてないですね~(笑)
DVDが出たらまた見れたらいいなぁ。
「石の微笑」とか面白そうです。
2007.04.05 04:29 | URL | #VaGrzmSs [edit]
Elijah(管理人) says..."kenさん。"
kenさん

ホント、怒涛でしょ(笑)。
映画の感想…喜んでもらえて素直に嬉しいです☆
書いた甲斐がありますもん。

『善き人のためのソナタ』…kenさんもお気に入りですかー。
やっぱり誰からも支持高いですよねー。
うん、そうですね!これまでの映画とはなにか違った印象が残る作品でしたよね。
これほど淡々とした情景が心に沁み入ることはなかったかもしれないですね。

『パフューム』…はい。思いきり、ベン・ウィショーがダメでしたー。
うん。ギャスパーくんがイケメン過ぎるのがダメだと解ってるんですけど、僕的な願望でした(笑)。
物語自体はイイとは思うんですけど、僕の心にはグッときませんでしたねー。
それはきっと、マスコミが発した衝撃的という戦略に踊らされて、結果、クライマックスでしか評価してあげれなかったからかもしれないです。

『ハッピー フィート』…アニメながら、アニメ以上の楽しさを得た感じでしたねー。
ホント、あの展開には驚かされちゃいました☆

『スタンド・バイ・ミー』…やっぱり!あの最後の日に、kenさんも観に行ってたんですね。
何時の回だったんですか??
もしかして、ニアミス??笑。
冗談抜きで、kenさんらしい人、探してみたんですけどね♪
ホント…21世紀にスクリーンで観れるなんて思ってなかったから、観てる間中、めちゃくちゃ幸せでしたよね!!

観てない作品も、機会があれば見てみて下さいね…なんて、ちょっと上からモノを言ってみたり(爆)。
『石の微笑』もフランスらしさが溢れるサスペンス物で、なかなかよかったですよ☆

ひとつひとつの作品に触れてくれて、ありがとう♪
2007.04.05 20:14 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
ZAK says..."もう・・・ちょっと・・・"
あぁ
イラごめんなぁ~~~
コメ開始したの全然気づかなかった

正直に心から謝ります

「ごめんなさい」ホントに(滝汗)

だから今日から
ゆっくり大切に読んでいくね




では早速

まずは一言

「大作」だね
今まで読んできたイラの日記の中で最高!
なんだか一冊の小冊子読んだ感じがするくらい
読み終えて
「ふ~~~~~~~~」っと溜め息が出ちゃった


イラの凄い集中力と
作品ごとの愛情と
映画の知識が
一つ一つ読んでいて凄く
心地良かった

イラってやっぱ凄い

それでもって
イラって映画評のときはヤッパリ違うね

凄く光ってるし
なにはともあれイラの映画への愛情がヒシヒシと感じられるし

多分書いてるときは
「没頭」「陶酔」してしまってんだろなぁと

瞬きもしないで一心不乱に書き綴ってたんだろなぁ

とにかく「大作」

「イラを知りたいなら
   このブログを読んで」

そう断言しても良いくらい

とにかく凄いよ

照れなくてもいい
というか

「そうでしょっ」て言うんはわかってるけど(笑)

これ観たいなぁとか
DVD買わなきゃなぁとか
こいつコレに出てたんだぁとか
イラ嫌いやったんだとか
めっちゃ気に入ってるんやとか
そげな人生歩んでたんだ~とか
もうね
お腹いっぱい胸いっぱい

一作一作にコメできないね

とにかく
イラの映画への愛情と
イラの人生観が心込めて書き綴られたんやなぁって

書き綴った後
どんだけ評価して欲しかったんかなぁて
気づかなくてゴメンなぁ本当に

今回のイラの映画評で
コメントしたいとこ

多分わかってるやろうと思うけど

映画館で
あの傑作を

リアルでもう一度観られたってこと

「スタンドバイミー」
「ピンポン」
「タクシードライバー」

もう羨ましくて羨ましくて

どれもが全て心に染みこんでしまった
傑作

どの作品にも忘れられないシーンと
台詞が置いてあること

これこれこれっつ!!


そのシーンを

大画面の映画館で
観られる幸運は

もう羨ましくて仕方ない

良かったね本当に

とにかく
今日のブログ

びっくりして
その上
ゴメンねと

あ~~~

やっぱ久しぶりにコメしだすと
こんなに長~く

またまたゴメンなさい(ニコ)

でもコメ記載復活おめでとう!
(オクレタケド)

これで気合入れて読めます!






2007.04.23 01:37 | URL | #mQop/nM. [edit]
Elijah(管理人) says..."ZAKさん。"
ZAK兄

ZAK兄こそ、『大作』のコメントをありがとう!
読んでいてZAK兄の優しい気持ちが伝わってきて、こんな感覚初めてだろうなぁ…コメント読んでいく内に一瞬、泣きそうになってしまったよ。
それくらい、僕の気持ちを汲み取ってくれてるというのが、ものすごく嬉しかった。

コメント機能は3月いっぱいはお休みさせてもらって、4月の例のエイプリル・フールから(笑)、再開させてもらったんだ。
3月中はどうしてもレスを書く気になれなくて、4月に入ってだんだんと気持ちに余裕が出てきて。
やっぱりコメントがなかったらないで、寂しくなってしまったり。
僕って、勝手だなぁ…と思いながら。
なので、うん。また今日から大切に読んでいってね。

僕の映画評。
『そうでしょっ』って言いたいところだけど(笑)、ちょっと最近、悩んだりしてたんだ。
正直に書きすぎるのはどうなんだろうって。
僕にとってそれが気に入らない作品であっても、誰かにとってはそれがベストワンだったり。
悪く書いていいものなのか、時々、狭間でゆれたりしてた。
自分の持ってる知識をひけらかしてるんじゃないかと思ったり。
でもね、自分に正直にがモットーだから書いてこれたんだし、誰かに好かれたい思いでBLOG書いてる訳じゃないんだと再確認したり。
そんな中、ZAK兄が今回のコメントで書いてくれたことが僕の自信にも繋がって…確信できた。
ホントに嬉しかったよ。
心から、どうもありがとう!!

>多分書いてるときは「没頭」「陶酔」してしまってんだろなぁと 瞬きもしないで一心不乱に書き綴ってたんだろなぁ
↑これ、当たってるかも(笑)。

>イラを知りたいなら このブログを読んで
↑次はこれをBLOGのキャッチコピーにしようかなぁ(笑)。

>書き綴った後どんだけ評価して欲しかったんかなぁて気づかなくてゴメンなぁ本当に
↑ここが、いちばん胸にきたよ。
あぁ…僕のこと解ってるなぁって。

ZAK兄がコメントしたかった作品…もちろん、解ってたよ。
ある意味、あの3本の感想はZAK兄の反応を知りたくて書いたのもあるから。
うん。映画館で観れて、本当に幸運だったよ。
いつかZAK兄も観れる機会があるかなぁ。
あ。自宅のミニシアターでだ(笑)。

>これで気合入れて読めます!
↑…って、コメント付けれなかった時は、読む気なかったのかーーーっ…なんてね(笑)。
んでは、これからも気合入れて読んでね…にゃはは!!←やっぱ締めはこれにしとかないとね(笑)。
2007.04.23 21:47 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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