王に寵愛を受ける(自信がある)男。

ホントはひとりで観るはずだったんだけど、急遽、女子友達を誘って、『王の男』を観に行った。
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去年の今頃、韓国で公開されて、韓国映画界史上最大のヒットとなった作品だけに、ずっと観たかったのだ。

最初は、かなり国民性の高い作風だと思って、『この展開についていけるかなぁ?』と思ってたけど、物語が進むに連れて、どんどんと惹きこまれていって。
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やっぱり、朝鮮王朝史上最大の暴君として名高い実在の人物・ヨンサングン(燕山君)の登場辺りから、俄然面白くなってきて。
演じるのは、チョン・ジニョン。
もともと、この作品を観たい動機のひとつが好きなカム・ウソンが出演してたから。
だけど、その彼よりジニョンの演技に魅入ってしまって。
めちゃくちゃ巧いんだよね。
さっきまでニコニコした無邪気さがあったのに、もう今では冷たい表情で冷酷な行動を取ってる。
それは幼少の頃に受けた傷がトラウマとなってるせいでもあり。
その二面性あるキャラクターをジニョンは、見事に演じ分けてた。
彼の登場で、この作品に深みが出たと言っても、過言ではないと思う。
対する旅芸人の花形チャンセン役のカム・ウソンの演技は好演してたとは思うけど、ジニョンに比べると印象が薄くなるのは事実であって。
役柄は、男らしく惹かれるものがあったけど。
…と言うか、この役…大好きなイ・ジョンジェで観たかったな。
絶対、似合ってたと思うから。
『スキャンダル』もそうだけど、この時代の作品に縁がないんだろうなぁ。
チャンセンと行動を供にし、【王:ヨンサングン】からも寵愛を受ける女形コンギル役のイ・ジュンギ。
確かに同性とは思えないくらいの美しさがあった。
一緒に観た女子友達が感嘆してたくらい。
役柄は、とても切なく哀しいものが常につき纏っていた気がする。
ただ僕は【美しさ】という点で彼と被るので、そんなに惹かれなかったけど(笑)。
僕も、この風貌で【王】からの寵愛を受ける自信があるから(笑)!
それは一緒に観た女子友達も観ながら思ってたらしい(笑)。
【王:ヨンサングン】に寵愛を受ける女性ノクスを演じるカン・ソンヨン。
ただただ、その風貌が美しいと思えた。
僕はこういう女性の【美しさ】にはひれ伏すんだけどね(笑)。
役柄は、かなりキツい性格だったけど、この時代に絶対に居そうなずる賢い女性像だった。
だけど見方によれば、彼女も哀れなのかもしれない。
【王】に愛されることだけが、生きる術なのだから。

チャンセンとコンギルは、絶対にGAYだと言える。
ただ作品の中で、この二人の関係が明確に表現される場面はない。
だけど観てるだけで、この二人がとても愛し合ってることがとても伝わってくる。
この劇中のプラトニックな関係が、逆に僕の中でエロティシズムを感じずにはいられなくて効果的だった。
二人の愛を、場面(:行間)から読み取るような感覚。
なぜか、この二人の関係がどことなく今の自分と彼氏に似てると思えたのは気のせいだろうか(笑)?

この時代の王宮内のシーンは、本当に煌びやかで美しくて。
最高級の衣装や調度品の数々が、そのすべてを物語っている。
改めて、自分がこの時代を描いた作品が好きだと確認することができた。

不器用にしか生きれない男女たちの哀しくも自信に満ち溢れた人生を垣間見たような。
それは【王】であろうとなかろうと、同じ人間である限り、生身の痛みは一緒なのだから。
あえて比較するとしたら、僕は『トンマッコルへようこそ』の方に軍配をあげる。
だけどこの作品にも、心に響くものが詰まっていることも、確かだ。
やっぱり、こういう秀作を観ると、韓国映画って凄いと思わされる。
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MEMO:梅田ガーデンシネマ
2006.12.15 18:00
会員料金1000円
フッチー
点数評価:80点
Special Thanks:Chocoちゃん

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4 Comments

いる。 says...""
かわいかったでしょ?!ジュンくん♪

腰の細さ、肌のキレイさにノックアウッ!!!!!だったわ。。
他の韓国映画ももっと早く日本公開してくれるようになればいいのにね。。。
2006.12.18 12:08 | URL | #- [edit]
chocolate says...""
こんちわ~~~

私もこの映画大好きなのよー。
結構国民性を反映させつつも、映画としてすごくよく出来てるっていうかなんていうか。
海外で公開されても全然受け入れられるよねー。
私はゲイがどうとかは思わなかったけど、
性別を超えた人間同士の愛、深い愛みたいなのを感じました。
ラストシーンはもうボロボロに感動でしたねー。
って思い出したらまたジーンとしてきた。(泣)
2006.12.19 09:43 | URL | #- [edit]
Elijah says...""
いる。さん

>かわいかったでしょ?!ジュンくん♪
↑可愛いというよりかは、綺麗。
>腰の細さ、肌のキレイさにノックアウッ!!!!!だったわ。。
↑僕も、肌の綺麗さは負けへんで!
韓国行った時に、現地の女性に評価受けたくらいやから☆
とにかく!彼は、僕と【美しさ】が被るから、嫌やねん(爆)。

>他の韓国映画ももっと早く日本公開してくれるようになればいいのにね。。。
↑そうやねー。
でも、日本ではもう韓国映画は一部の固定ファンにしか受けないから、なかなか劇場公開は難しいと思うよ。
ヨン様やイ・ビョンホンとかは、上映早いけどねー。
あ。ヨン様の久々のドラマ『太王四神記』…NHKで来年5月から放送が決まったみたいやで。
…と思ったら、いる。ちゃん、その頃、もう韓国に住んでるよね(笑)。

2006.12.24 18:36 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
Elijah says...""
chocolateさん

こんばんは☆

>私もこの映画大好きなのよー。
うん。それは、もう知ってるよ☆
その節は、この作品に関する貢ぎ物ありがとねー(笑)。
>結構国民性を反映させつつも、映画としてすごくよく出来てるっていうかなんていうか。
↑ホント、国民性の強い作品だったなぁ。
韓国の人が、大勢観に行った気持ちがこれでようやく解ったよ。
>海外で公開されても全然受け入れられるよねー。
↑一部の人には受け入れられるだろうけど、ここ日本では苦戦してるみたいだねー。
日本よりも、EU(特にフランス)で評価受けそうな気がする。
>私はゲイがどうとかは思わなかったけど、性別を超えた人間同士の愛、深い愛みたいなのを感じました。
↑うん。それは人それぞれの受け取り方だからね。
僕はGAY的な匂いを強く感じたから。
でも主演男優3人は否定してるみたいだけど。
Chocoちゃんの言う通り、性別を超えた人間愛を謳ってると言ってたみたい。
だからChocoちゃんの見解は鋭いと思うよー。
>ラストシーンはもうボロボロに感動でしたねー。って思い出したらまたジーンとしてきた。(泣)
↑僕ねー、ラストシーンは意外にも【普通】だったんだよね…泣くという感動はなかったもん(汗)。
でも、気持ちが伝わってくるような余韻があったなぁ。
僕は、最終的にはチャンセンとコンギルの関係よりも、ヨンサングンの方に興味を持ってしまったからねー(汗)。
2006.12.24 18:49 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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