南極日誌(韓国)

【それは、命まで凍りつく】

どういうジャンルの作品になるのか、公式HPを見ても、もひとつよく判らなかった。

狂気に取り憑かれた人間ドラマなのか。韓国特有の人情物なのか。
果ては地球外生命体物なのか。

唯一、知っていたキーワードは、韓国版『シャイニング』だった。
観終わって、なるほどと思ったけど、あの作品程の狂気さはあまり感じられず。
ずっと慎重になって見ていたけど、僕が期待していたような展開にはならず、
ジャンル的にも中途半端な結末だった。

白い雪原が永遠と続く南極の映像は美しく、ショットカットの多い編集は、僕好みだった。
実際の撮影はニュージーランドみたいだけど。
ただ、6人の探検隊員の顔が見分けが付きにくかったのと、
手ブレの多い演出方法だったので、尚更、はっきりしなかったのが辛い。
現実と妄想の区別も付きにくかった。

本来の映画ならば、伏線に繋がりそうなシーンが多かったけど、
特に意味もなく終盤へ向かう。
肝心な謎の部分は、セリフでの説明はなく、映像だけで読み取らせようとする演出。
ここまで引っ張るんなら、ちゃんと説明しようよ。
ホント、意味深なシーンが多く拍子抜けする。

ソン・ガンホは相変わらずの秀逸な演技だったけど、
ジャック・ニコルソン張りの狂気度はなく、せっかくの才能も凡打って感じ。
ユ・ジテは『オールド・ボーイ』とは全く逆の受け身の役柄で、正統派の演技を無難にこなしていた。
やはり好青年だな。

題材が面白いだけに、もう少し脚本に趣向を凝らしたらいい出来だったであろう作品。
そういう意味でも、もったいなかった。
韓国でも話題性の割りにヒットしなかったのも納得できるかな。 

20050827232917.jpg

ナビオTOHOプレックス/奥野

前売り券1300円→1150円

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2 Comments

トモ says...""
これもまた一緒に見たので、多くを語らず。。。

ほんと二人でガッカリしたよね~。なんか怖いのを期待してたんやけど。。。途中までダルダルやったんで、僕はもう幽霊でも地球外生物でもなんでもいいから、怖くして~!って思ってましたww
予告とかでは、怖いシーンもあったけど本編では大して意味ないというか、飾り程度の扱いやったんで、これまたガッカリした理由かも。

そもそも僕は、登山家や探検家などの危険な地域に足を踏み入れる勇気も興味もないんで、その辺の心情が読み取れないんで、余計に入り込めなかったんかな。

僕は南極の白ばかりの風景も、「きれい」ではなく「怖い」と思わせてほしかった。自然の脅威って迫力もなかった気がする。
2005.08.29 18:20 | URL | #mQop/nM. [edit]
イライジャ says..."トモさんへ。"
僕は、ちゃんとした予告編を見てなかったので、内容よぅ判らんまま観てしまってたわ。
確かに怖さは感じられなかったね~。どうにもこうにも中途半端やったような。
てか、ある意味、極度の寒さを感じれたのは、あのTPOを考えない標準語オンナやわ(苦笑)。
2005.08.30 18:46 | URL | #- [edit]

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