家族の団欒。

『幸せのポートレート』を観た。
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TVシリーズ『SEX and the CITY』を卒業したサラ・ジェシカ・パーカーの映画界復帰第1作目が日本公開された。
物語は、僕が大好きな家族物(=クリスマスや感謝祭に家族が集う)。
思い出すだけでも、『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』に『エイプリルの七面鳥』など。
もうこの雰囲気だけで、心が温まってくる。ウキウキしてくる。
片田舎の町並みに、美しく装飾されたデコレーション。
今作は、N.Y.(!)で働くキャリアウーマンが恋人の帰郷に同伴し、彼の家族に会いに行くストーリー。

思ってたよりかは、結構静かな作風だった。
もっとドタバタ・コメディだと想像してたから。
もうちょっとだけ、笑いとロマンスが欲しかった気がする。
よく『ラブ・アクチュアリー』と比較されてたけど、あの作品とはちょっと毛色が違うテイストだと思う。
僕は観ていて、『あなたが寝てる間に…』を思い出してしまった。
きっと兄弟で女性を奪い合うシチュエーションが似てたから。
さりげなくゲイに対する問題提起をしていたのも好感が持てた。

それ以上に、とにかく豪華なキャストが楽しみだった!!
見事に奏でられるアンサンブル!!!
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ジュリー・モートン役のクレア・デインズ。
彼女の成長ぶりに驚かされる。綺麗になったなぁ。
僕の中で、いつまでもTVシリーズ『アンジェラ15才の日々』に『ロミオ&ジュリエット』のイメージが強くあるから。
今作ではいちばん魅力あるキャラクターだった。
私生活では、名門イエール大卒。
ただ、妊娠中だったメアリー=ルイーズ・パーカーから、ビリー・クラダップを奪ったのはマイナス・ポイント。
シビル・ストーン役のダイアン・キートン。
今でも『恋愛適齢期』の喜怒哀楽を体現した素晴らしい演技が強く印象に残る彼女。
ここでも貫禄ある安定した演技を見せてくれてた。
シビルの次女エイミー・ストーン役のレイチェル・マクアダムス。
期待の新進女優。日本で有名なのは、『きみに読む物語』のヒロイン役。僕は、彼女の演技を観るのは初めて。結構、可愛かった。
ただ役柄が意地悪すぎて、どうも好感が持てなかった。
私生活では、今年の『VANITY FAIR』のハリウッド特集号の表紙でヌードになるのが嫌だと断ったのが話題を呼んだ。
シビルの長男エヴェレット・ストーン役のダーモット・マローニー。
かつての僕のアイドル。さすがに昔に比べると老けたけど、それでもやっぱりカッコよかったりする。彼の低い声が好きなんだよねー。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』の時もそうだったけど、こういう役柄ってよく似合う。
最近の作品はショボイ役が多かったので、ちょっと嬉しかった。
私生活では、おしどり夫婦と呼ばれたキャサリン・キーナーとの離婚がショッキングだった。
シビルの夫ケリー・ストーン役のクレイグ・T・ネルソン。
映画でよく見かけてた名バイ・プレイヤー。
どうも嫌な役の印象しか残ってなかったんだけど、今作では拍手ものの演技を見せてくれた。
キャラクターがとてもとてもよかった。
理想のパパ像でいちばん愛あるキャラだったと思う。
何度かジーンとさせてくれる場面があった。
ジュリーの姉でありエヴェレットの恋人メレディス・モートン役のサラ・ジェシカ・パーカー(実質の物語の主役)。
うーん。今ひとつ共感しにくいキャラクターだった。
独り善がり的で、ヒステリック。協調性もない。
なんでも形から入ろうとする。気持ちから入っていかないと!
とどめが、TPOを考えない発言。ちょっと引いてしまったなぁ。
だって、『SATC』のキャリーはゲイには寛大だったんだもん!!
↑混同しすぎ(笑)。
中盤から、本来のこうあるべき彼女が描かれるので許せたけど。
久しぶりに彼女の地声を聞いたので、なんだか妙な気分だった。
すっかり、永島由子さんの声に聞きなれてしまってたから。
エヴェレットの弟ベン・ストーン役のルーク・ウィルソン。
大好きな男優。だけど、ちょっと肥えすぎ。。。
最近の彼が演じる役柄って、一時期のビル・プルマンが演じてた役を踏襲してるようで、なんだか微笑ましい。体型も似てきたし(笑)。
それから。
シビルの三男役のタイロン・ジョルダーノ。
聴覚障がいのゲイ・キャラで。
ちょっと前なら、ポール・ラッドが演じそうな役柄。
彼の存在も、この作品で光ってた。

この手のジャンルって、あんまり無理な展開も気にならなくなってくる…と言うか、許せてしまう。ラストにHappyな気持ちにさせてくれたら、それでOKだから。

こういう家族の団欒っていいなぁ…ホント、憧れる。
それでもこの作品を観ていて、自分の両親への感謝の気持ちがオーバーラップしたのも間違いなくて。
親って、本当に無償の気持ちで愛してくれてるんだって。

ひとつ残念だったのは、配給会社の都合でパンフレットが製作されてなかったこと!!
かなり気に入った作品でもあるので。
コレクターには辛すぎるけど、どうにか別ルートでプレスを入手できそうです(笑)。

MEMO:OS名画座
2006.8.6 14:05
金券ショップ1200円
奥野
点数評価:79点

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2 Comments

ヒデ・グラント says..."ルーク 大好き Yeah!"
この映画、ダイアン・キートンを筆頭にキャストが豪華でしたよね。ストーリーの展開とは別に「あ、この役者、何に出てたっけ??」などと意識が別の方に行っちゃったり(笑)。

クリスマスカードで始まるオープニングのシーンもお洒落でしたよね。
しかし・・・クリスマスの映画をなぜこの時期に?? 「ラブ・アクチュアリー」もそうだったけど、全然季節が違うじゃん! それだけが残念カナ。

サラが暴言(?)を吐いてしまう夕食のシーン・・・この映画の山場のひとつでもあるけれど、けっこう緊張感がありましたね~。僕も場の空気を読むのが苦手なので他人事ではないなぁ~などと冷や汗タラタラでした(笑)。

Elijahさんの言うとおり、ルークのおデブちゃんぶりにはビックリ。次回作もラブコメみたいですね。
2006.08.08 09:15 | URL | #- [edit]
Elijah says...""
ヒデ・グラントさん

はい。ホントにキャストが豪華でした!
アンサンブル物好きにはタマらなかったです☆
>ストーリーの展開とは別に「あ、この役者、何に出てたっけ??」などと意識が別の方に行っちゃったり(笑)。
↑これ、同感です。よくやっちゃいます(笑)。

映画全体がクリスマス一色でしたねー。
確かに日本の公開時期は微妙でしたが。
全米では去年の12月。
だけど日米同時期にする程の大作でもないし、かと言って日本公開をクリスマス時期の1年待つのも嫌だし…僕はこの夏でよかったと思ってます。雰囲気出ないけど(苦笑)。
あっ。『ラブ・アクチュアリー』は2月のバレンタイン時期じゃなくて、12月のクリスマス時期に日本公開してほしかったですけどね!

>サラが暴言(?)を吐いてしまう夕食のシーン・・・
↑ここ、僕は不快でした。。。
確かにシリアスな場面でしたね。
だけど、ここで両親のセリフが胸にきて、結果オーライでした。
ホント、素晴らしい両親(特にパパ)だったなぁ。
TPOを間違えると大変な目に遭っちゃいますよね。
ヒデ・グラントさんも、くれぐれも気をつけて下さいね(笑)。

ヒデ・グラントさんも、ルークのおデブちゃんにビックリされましたかー。
ぜひぜひ、痩せてほしいですよね!!
次回作もラブコメなんですね。とても似合うので、楽しみ☆
僕はユマ・サーマンと共演の『My Super Ex-Girlfriend』が早く観たいんですけど、本国アメリカでコケちゃったみたいなんで、日本ではビデオスルーされそうな勢いで心配です(苦笑)。
…と言うか、そろそろ盟友ウェス・アンダーソン作品に出てほしいんですけどね。
2006.08.08 22:46 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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