バーニーとルコント。

映画を観る。

1本目は、『拘束のドローイング9』
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現代アーティスト、マシュー・バーニーと彼の実生活のパートナーであるシンガー、ビョークによるアート映画。
バーニーは監督、脚本をビョークは音楽を兼任。
正直、ビョークって苦手だった。
どうもエキセントリックな匂いがするから。ルックスも音楽も。
ただ、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観てから、その印象はいい方向へ変わった。
今作は日本を舞台にしてる。
【外国人から見た日本。】…そう何度も言い聞かせて見てたけど、好意的に見ようと思ってたけど。
あまりにもフザケすぎじゃないかと。
日本を間違って描きすぎてる。これじゃあ、誤解を招くだけだよ。
観てて、だんだんと不愉快になってくる。
日本の描き方だけじゃなくて、バーニーとビョークがお互いの身体を切り刻むシーンにも吐き気さえ感じる。
観ながらずっとスクリーンに向かって、『早よ、終われーーーーーっ。』と念力を送る自分がいた。
僕には到底理解し難い世界観を描いてる。
上映時間の135分がどれだけ長く感じ、地獄のように思えたか。
あえて良かった点をあげるとすれば、バーニーとビョークが日本の伝統的な婚礼衣装をモチーフに正装する姿。それはとてもCoolだった。
背中に貝殻を背負ってたりするけど、可愛かったりする。
そして、バーニーのルックス。
ただ素直にカッコいいと思えた。ひとめ惚れ。
貴重な全裸も見てしまえたり。
作品自体は、今年のワースト入り決定。
もう二度と観たくない。
だけど、バーニーは見たい。なんとも複雑な心境…。
ちなみに日本版のパンフレットは完売してて、英語版のパンフレットが日本語解説付きで売ってたけど、どうしても買う気がしなかった。
値段も3000円はするし。
こんな思いは初めてだった。コレクター魂さえ萎縮してしまった。
ポスターは日本版の方が強烈なインパクトがある↓
20060720223153.jpg
MEMO:シネ・ヌーヴォ
2006.7.18 20:20
前売り券1500円
あーさん
点数評価:30点

2本目は、『親密すぎるうちあけ話』
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日本にファンが多いパトリス・ルコント監督の新作。
僕はフランス監督では、彼とフランソワ・オゾンの作品は必ず見たくなる。
ルコントとの出会いは、大好きなシャルロット・ゲンズブールが出てた『フェリックスとローラ』を観に行ったことがきっかけ。
それ以降の作品はすべて映画館で観てる。
彼の作品を一言で表すなら、【ウェルメイドでエレガント。】
どの作品にも品がある。
映像の美しさやアンティークや小物などインテリアも素敵で。
きっとルコント自身は永遠の少年の心を持ったロマンチストなんだろうなぁ…と観る度に思える。
今作も大人が楽しむ、粋でお洒落で上品な作品だった。
主演男女2人をきちんと意識して見るのは、今回が初めて。
アンナ役のサンドリーヌ・ボネール。
最初はレイチェル・グリフィス、途中からは清水美砂に見えて仕方がなかった。
役柄自体は、『フェリックスとローラ』のローラが被って、あまり好きにはなれなかった。
どこかオンナのズルさを感じて。
そういう女性の嫌な部分が見え隠れしてるように思えて、どうも一歩引いた感覚で見てしまってた。
ウィリアム役のファブリス・ルキーニ。
彼の演技に、とても魅了された。
表情(特に目)だけで、伝わってくるものがあった。
役柄も、どこか応援したくなってくる。
中盤で踊るシーンは最高。新しく始まる恋の予感(=高揚感)が凄く伝わってきた。
物語自体は前半はコミカルなシーンも用意してて、クスクス笑えたり。
クライマックスに向かうにつれて、より一層ミステリアスな部分が強調されてきたり。
ただちょっと現実味に欠けるストーリー展開だったように思える。
そこが手放しで、絶賛出来ないところかも。
この作品も、ルコント特有のある種の寓話風に見えた。
最終的に印象に残ったのは、ルキーニの演技と美しい色合いの映像とインテリアと音楽。
ちなみに大阪はたった一週間のロードショー公開のせいもあってか、場内満員。
観客の年齢層は高くて、僕も急いで観に行くことになっちゃいました。
MEMO:テアトル梅田
2006.7.20 18:55
カード割引1600円
フッチー
点数評価:74点

以上。2本、感想でした。

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2 Comments

Chocolate says...""
こんばんわっ。

私は結構この映画は好きです。(*^_^*)
大人の恋愛映画って感じを久々に見たって感じで満足しましたー。
ルキーニはビックリ顔ですよね~(笑)

大阪では1週間しか上映しないのですか?
えー?私にはそっちの方が驚きであります。
そちらはそういう上映のされ方が多いのですか?
2006.07.24 00:10 | URL | #jEdBk3EI [edit]
Elijah says..."●Chocolateさん"
こんばんは☆

Chocolateさんはこの作品、結構気に入ってましたよねー。
確かに大人の恋愛映画って感じでした☆
ルキーニは、インパクトある顔してますねー。

はい。大阪では1週間のロードショー公開で、現在2週目はモーニングショーでの1回上映のみで、それで上映が終わっちゃいます。。。
こっちは東京ほどミニシアターがないので、作品を捌くのに大変なようで、余程の人気作じゃないと、東京と同日公開の全日上映(最低でも2週間)はなくて、ひどい時はひとつの映画館で3作品ランダムに上映しちゃったりします。。。
なので、モーニングショーだけとか、夕方までの上映とかだったら、観に行くのはかなりキツいですねー。
もう前売り券を買ってたら、公開1週目に行っとかないと不安なくらい(苦笑)。
もっとひどい時は、上映さえしてくれなかったり。。。
特に【ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ】や【シネマ・メディアージュ】での限定公開作に限って、そういう扱いが多いですね。
ロバート・ダウニー・Jr&ヴァル・キルマーの『キスキス,バンバン』も楽しみに待ってましたが、結局、DVDが発売になるし。。。
運良く、『レイヤー・ケーキ』の大阪公開は決まったけど、場末の映画館だったり。。。
まぁ、上映してくれるだけでも有り難いですけどねー。
以上。大阪のミニシアター事情はこんな感じデス。。。
2006.07.24 21:19 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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