たくさんの。

日本の著名人でいちばん大好きな中田英寿(29)が、彼の公式HPでプロサッカーの現役引退を表明した。
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今日7月3日夜9時過ぎに、ゲスト出演的な松たか子目当てで見てたTVドラマ『HERO スペシャル』の放送中にニュース速報が流れて。
すぐに公式HPを訪問したけど、全然繋がらなくて。
だけど、根性で繋がって。
そこに書かれていたヒデ本人による決意のメッセージ。
このメッセージの詳細は、記事下のmoreをクリックして下さい↓

読むまでは、ひたすら『嫌やっ!!!』って思ってた。
でもそのメッセージを読んで、彼の気持ちが伝わってきて理解しようと思えた。
これでなぜ彼が、あの時あの場所で涙したのかが納得できる。

最後の最後まで、ストイックで男の美学なようなものを貫き通した人だった。
その生き方は、本当に憧れでカッコよくて。

今、彼に伝えたい言葉は…。
たくさんのお疲れ様ありがとう!!!
しばらくはバカンスを楽しんで、ゆっくり【新たな自分探しの旅】に出てほしい。
これからもファンでいる事に変わりはないから。
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そうそう。
あまりの驚きで友達にたくさんメールしてしまった。。。
中には、僕がかなりのヒデ好きだと覚えてくれてて、先にメールくれた友までいて。
ホントにそれくらい、ショッキングな今日の出来事でした。

“人生とは旅であり、旅とは人生である” 2006.07.03

~1985年12月1日 - 2006年6月22日~

俺が「サッカー」という旅に出てからおよそ20年の月日が経った。
8歳の冬、寒空のもと山梨のとある小学校の校庭の片隅からその旅は始まった。

あの頃はボールを蹴ることに夢中になり
必死でゴールを決めることだけを目 指した。
そして、ひたすらゲームを楽しんだ。
サッカーボールは常に傍らにあった。

この旅がこんなに長くなるとは俺自身思いも寄らなかった。
山梨の県選抜から関東選抜、U-15、U-17、ユース、そしてJリーグの一員へ。
その後、自分のサッカー人生の大半を占める欧州へ渡った。

五輪代表、日本代表へも招聘され
世界中のあらゆる場所でいくつものゲームを戦った。

サッカーはどんなときも俺の心の中心にあった。
サッカーは本当に多くのものを授けてくれた。
喜び、悲しみ、友、そして試練を与えてくれた。

もちろん平穏で楽しいことだけだったわけではない。
それ故に、与えられたことすべてが俺にとって素晴らしい“経験”となり、
“糧”となり、自分を成長 させてくれた。

半年ほど前からこのドイツワールドカップを最後に
約10年間過ごしたプロサッカー界から引退しようと決めていた。

何か特別な出来事があったからではない。その理由もひとつではない。
今言えることは、プロサッカーという旅から卒業し“新たな自分”探しの旅に出たい。
そう思ったからだった。

サッカーは世界で最大のスポーツ。
それだけに、多くのファンがいて、また多くのジャーナリストがいる。
選手は多くの期待や注目を集め、そして勝利の為の責任を負う。
時には、自分には何でも出来ると錯覚するほどの賞賛を浴び
時には、自分の存在価値を全て否定させられるような批判に苛まれる。

プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても
「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。
責任を負って戦うことの尊さに、大きな感動を覚えながらも
子供のころに持っていたボールに対する瑞々しい感情は失われていった。

けれど、プロとして最後のゲームになった6月22日のブラジル戦の後
サッカーを愛して止まない自分が確かにいることが分かった。
自分でも予想していなかったほどに、心の底からこみ上げてきた大きな感情。

それは、傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。
厚い壁を築くようにして守ってきた気持ちだった。

これまでは、周りのいろんな状況からそれを守る為
ある時はまるで感情が無いかのように無機的に、またある時には敢えて無愛想に振舞った。
しかし最後の最後、俺の心に存在した壁は崩れすべてが一気に溢れ出した。

ブラジル戦の後、最後の芝生の感触を心に刻みつつ
込み上げてきた気持ちを落ち着かせたのだが、最後にスタンドのサポーターへ
挨拶をした時、もう一度その感情が噴き上がってきた。

そして、思った。

どこの国のどんなスタジアムにもやってきて
声を嗄らし全身全霊で応援してくれたファン――。
世界各国のどのピッチにいても聞こえてきた「NAKATA」の声援――。
本当にみんながいたからこそ、10年もの長い旅を続けてこられたんだ、と…。

サッカーという旅のなかでも「日本代表」は、俺にとって特別な場所だった。

最後となるドイツでの戦いの中では、選手たち、スタッフ、そしてファンのみんなに
「俺は一体何を伝えられることが出来るのだろうか」、それだけを考えてプレーしてきた。

俺は今大会、日本代表の可能性はかなり大きいものと感じていた。
今の日本代表選手個人の技術レベルは本当に高く、その上スピードもある。
ただひとつ残念だったのは、自分たちの実力を100%出す術を知らなかったこと。
それにどうにか気づいてもらおうと俺なりに4年間やってきた。
時には励まし、時には怒鳴り、時には相手を怒らせてしまったこともあった。
だが、メンバーには最後まで上手に伝えることは出来なかった。

ワールドカップがこのような結果に終わってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、
何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろと考えた。
正直、俺が少しでも何かを伝えることが出来たのか…
ちょっと自信がなかった。

けれどみんなからのmailをすべて読んで
俺が伝えたかった何か、日本代表に必要だと思った何か、
それをたくさんの人が理解してくれたんだと知った。
それが分かった今、プロになってからの俺の“姿勢”は
間違っていなかったと自信を持って言える。

何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのは
とても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”が
きっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じている。

だから今、俺は、安心して旅立つことができる。

最後にこれだけは伝えたい。

これまで抱き続けてきた“誇り”は、
これからも俺の人生の基盤になるだろうし、自信になると思う。
でもこれは、みんなからの“声”があったからこそ
守ることが出来たものだと思う。

みんなの声を胸に、誇りを失わずに生きていく。

そう思えればこそ、この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと
乗り越えていけると信じられる。

新しい旅はこれから始まる。

今後、プロの選手としてピッチに立つことはないけれど
サッカーをやめることは絶対にないだろう。
旅先の路地で、草むらで、小さなグラウンドで、誰かと言葉を交わす代わりに
ボールを蹴るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って――。

これまで一緒にプレーしてきたすべての選手、関わってきてくれたすべての人々、
そして最後まで信じ応援し続けてきてくれたみんなに、心の底から一言を。

“ありがとう”



ひで
20060707201441.gif

※ 注意!!!
この文章はnakata.net - 中田英寿オフィシャルホームページより記事の転載の許可を戴いています。
この記事の無断転載及び引用は固くお断り致します。

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5 Comments

ree says..."私も"
「ヒーロー」冒頭で盛り上がり部分で緊急ニュースで拝見し、
ドラマよりニュースに釘付けでした。(キムタク可哀相…)
その後ニュースなど詳細見てないからどういう経緯なのかわからないけど、
まだ若くて才能あるのに勿体ないと思ったと同時に、
スマートな彼の事だからカッコいい引き際を選んだんだろうな
と勝手に予測したりもした。
ちなみに私も臨時ニュース見た時、Elijahくんショックだろーな
と思い浮かべてたよ。

以前中田の大ファンの主婦の人から、彼は理系とか(数学だったかな?)
得意でサッカーの傍らそちらの勉強もしてるらしいと聞き、
(何となく聞いてたので定かじゃないけど)
将来的にサッカー以外での職業も考えてるらしく、
日本のアスリートにしては珍しく文武両道(スポーツバカじゃない)
なインテリさんだなと思ったよ。
イタリア語は全然理解できないからわからないけどペラペラっぽいし、
英語も流暢で語学堪能で様々な面で、努力家であり、
それをサラリとこなしてるのがクールだよね。
2006.07.04 04:51 | URL | #- [edit]
ree says..."ちなみに"
「ヒーロー」は見るつもりなかったけど、途中まで何となく
ダラダラ見ていて途中からラストまで寝てしまった。。
私、堤さん結構好きなのよね。
男っぽい人あまりタイプじゃないけど、彼や佐藤浩市氏辺りは好きです。
2006.07.04 04:53 | URL | #- [edit]
ecofuchi says...""
久しぶりに色んな方の日記をみてたら、この引退について書いている人って結構いることに気づきました。
それだけみんなに衝撃を与えたんだな。って思いました。
残念ですけど、でもこれからの活躍にはかなり期待ですね!
2006.07.04 20:56 | URL | #- [edit]
Elijah says..."●reeさん"
僕ももう『HERO』そっちのけで、ヒデのHPにアクセスしたり、10時回ってからは『報道ステーション』見たりしてた。
うん。ヒデは潔い形で有終の美を飾ったんだと思う。
本当にスマートだったよね。
朝、職場の同僚にも言われたよ。
ニュース見た時、僕がショック受けてるだろうなぁ…って思ったって。
思い浮かべてくれて、ありがとね(笑)☆
通勤の途中、時間がないにも関わらず、すべてのスポーツ新聞を買い占めたよ。
記念とばかしに、ここぞのコレクター魂が沸いてきて(笑)。

記事で読んだんだけど、もともとヒデは東大に行けるくらいの頭脳があったみたいだね。
だけど母親の反対を押し切って、プロサッカーへの道を選んだ。
『大学は30になってからでも行けるけど、サッカーは今しか出来ない。』…そう言って。
これからは、ハーバード大学に入学して経営学修士(MBA)を取得する計画があるみたい。
ゆくゆくは会社を興して、事業家になりそうな気がするなぁ。

『HERO』…僕はもう流し見状態だった。
最後の最後で、やっと松さん出てくれて。そこだけ集中して見てた(笑)。
キムタクはちょっと肥えてオッサンが入ってきたなぁ…と思った。
同い年だけどね(笑)。
そろそろ世代交代かな?
うんうん。僕も堤真一に佐藤浩市は好き☆
男臭くて(=一本筋通ってそうで)、カッコいいよね☆
2006.07.04 21:24 | URL | #d/k.Dt.. [edit]
Elijah says..."●ecofuchiさん"
いろんな人が彼について書いているんだね。
うん。やっぱりそれくらい衝撃的な出来事だったと思うよ。
職場でも、誰もが知って興味を持ってたし。
うんうん。これからの彼の動向に要注目だよね☆
どんなNewヒデを見せてくれるのか、本当に期待大!
2006.07.04 21:31 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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