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十二年間の奴隷。

それでも夜は明ける
『それでも夜は明ける』(アメリカ/2013)
◆感想◆
ホロコーストと何ら変わりない。
全員とまでは言わないが当時の米国南部在住の白人は馬鹿なのか?と思わずにはいられなかった。
人間を「モノ」扱いし自分の都合でおもちゃやゲームの道具にする。
一度埋め込まれた偏見や差別は脈々と代々へ受け継がれ、
それが「当たり前」だと教育されていたと知るだけで悍ましくもあり哀れにさえ感じる。
一番印象に残ったシーンは冒頭でソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)が
絶望の眼差しで黒人を見送る場面と、
終盤で彼が絶望の眼差しで黒人から見送られる場面の対比。
どうしようもならない環境では「我が身が一番」という人間の本質を端的に表していると思った。
中盤のソロモンの爪先立ちの場面は
「見て見ぬふり」が当たり前にならない大切さにも改めて気付かされる。
当時はそれがサヴァイブする最善の選択だったのだろう。
演者に関しては受け身となるルピタ・ニョンゴの演技よりも
マイケル・ファスベンダーの憎々しい「攻め」の演技の方が強烈な印象が残った。
容姿にCoolさを持ち合わせた人なので
今回の冷血非道な役は正にハマり役というかピッタリで、
エドウィン・エップス役を見事に自分のものにしていた。
もしあの場所に『ジャンゴ 繋がれざる者』の“ジャンゴ”が居てくれたら、と
邪な想像をしてしまった事も書き記しておこう。
◆予告編◆
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-2 Comments

湛 says..."注目はファスベンダー!"
Elijahさん お久しぶりです。
ご無沙汰ばっかりで申し訳ありません。

今月は1本しか観たい映画がシアターで観られない状態で、
活力が出ないこの頃です。

この映画のファスベンダーは凄まじかったですね。
役作りの為にドラッグやったんじゃ・・・?と思ってしまいました。
助演女優賞のルピタ・ニョンゴは、私もあまり印象に残りませんでした。
女優では、本妻を演じたサラ・ポールマンの方が恐かったですし。

目当ては実はポール・ダノ君でしたが、ミヒャエルの方が強烈だったので
観終わって彼しか脳裏に残ってなかった様な・・・。

それが当然とされていたとは言え、当時のアメリカ白人達は何を考えていたのか
歴史に審判を下す権利は現代人には無いですが、怒りを覚えます。
南部だけでなく、北部でも黒人の人権が確立されたものでなかったとは。
結局、リンカーンも政策で奴隷解放を提唱しただけですからね。
現代でもヘイト・クライムが起こ(しばしば映画化もされ)るのに、
同じ事をずっと繰り返している様に思えてなりません。

ファスベンダーの演技以外で戦慄したのは、
やはり、ソロモンが首吊り状態で誰も助けないシーンでした。
黒人奴隷たちが見て見ぬふりは仕方なかったでしょうけれど、
一見 温厚そうなオーナー(カンバーバッチ)も
暴力的なKKKには為す術なしというのが絶望的でしたね。
積極的に酷い事をしないだけで、決して奴隷を人と思っていなかったという。

日本でも近年、中国・韓国との関係が冷えて来ており、
特にコリアンに対して差別的な言動する愚か者が目立つので、
決して昔のこと、他人事ではないと思っています。
2014.04.19 17:03 | URL | #nxzuATHA [edit]
Elijah(管理人) says..."湛さん。"
湛さん

こんばんは。
湛さん、当BLOGは自由気ままに運営しておりますので、湛さんの自由がきく時に訪問して下さいませ。なので、謝らないで下さいね。
こちらも6月まで映画館で観たい作品がない状態です。
相変わらずお家鑑賞(WOWOW)がメインのこの頃です。

マイケル・ファスベンダーはこういう役を演じさせると「硬質で鋭角な貌」も相まってかなり能力を発揮させると思います。
エップス夫妻ともども筋金入りの人格でしたね。
ポール・ダノは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の方が強烈なインパクトがありました。

僕自身は黒人対白人の構図よりも黒人同士の微妙な関係性の方が気になりました。
取り残されたパッツィー(ルピタ・ニョンゴ)の行く末を考えると・・・。
当時はフォード(ベネディクト・カンバーバッチ)のような曖昧な立場の白人が多かったのだと思います。
バス(ブラッド・ピット)のような正義感ある人物は少数派だったのでしょうね。
そもそも「自由黒人」という括りも理解不能な言葉でした。

差別と偏見がなくなる世界が一刻でも早く来てほしいとは思いますが、なかなか難しい問題なのだと感じます。
2014.04.20 20:33 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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