弁護士。

悪の法則
『悪の法則』(アメリカ/2013)
◆感想◆
話が全く見えてこない作品で、ようやく物語が本格的に進み出すのは中盤を過ぎた辺りから。
共感できる主要人物がいないので感情移入がし難く、
ただでさえ話が複雑なのに登場人物が多すぎるので人物相関図が欲しくなった。
その登場人物たちの関係性や繋がりも判り難い。
物事を哲学的に言い回す台詞が時にまどろっこしく感じたりするので、
映像(映画)よりも活字(本)で体感した方が説得力が増し、理解し易いのかもと思った。
結局のところ、弁護士のカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)が何をどうしたかったのか、
今ひとつ彼の心情が伝わってこなかった気がする。
彼に名前がなかったところも「曖昧」の象徴なんだろうか。
リドリー・スコット監督の演出は抑揚がないので、
この手のジャンルならオリヴァー・ストーン監督の方が
もっと娯楽性豊かに描いて面白いのだろうなとぼんやり思ったり。
彼の監督作『Uターン』と『野蛮なやつら/SAVAGES』の世界観を想起したので。
実業家のライナー(ハビエル・バルデム)がカウンセラーに、
ブローカーのウェストリー(ブラッド・ピット)がカウンセラーに話すそれぞれのエピソードが
すべて「現実」になった時、恐怖心を覚える。
すべては作品に象徴的に登場するジャングルの王“チーター”の如く、
「弱肉強食」の世界だという事を伝えたかったのだろうか。
お目当てのマイケル・ファスベンダーはアルマーニのスーツ姿が格好良くキマり、
涙する場面が印象的だった。
ちょっとした端役がさりげなく豪華で、
冒頭に登場するブルーノ・ガンツがミヒャエルと同じ場面の時は
思わずドイツ語で台詞を言ってほしいなと思ったり(場所の設定はアムステルダムだったけど)。
『イングロリアス・バスターズ』からのミヒャエルとブラッド・ピットの再共演は、
ミヒャエルのキャリアのステップアップが着実に伝わってきて
場面と関係なく思わずニンマリしてしまったり。
キャメロン・ディアスは益々エレン・バーキン似だった。
各キャラクターは見た目そのままで、
物語の展開に特に影響を感じず何の捻りもなかった(その点に関しては判りやすかった)。
豪華キャストではあったけど、それが作品自体に功を奏していた訳でもなく。
もう一度見れば新しい発見や理解が深まるのかもしれないけど、
もう一度見たいと思うほど食指が動かないのも事実。
◆キャラクター・ポスター◆
悪の法則
悪の法則②悪の法則③
悪の法則④悪の法則⑤
◆予告編◆

◆特別映像◆
演出:ルーク・スコット

▲ ◆ポートレイト◆
Kurt Iswarienko - British GQ.
悪の法則
悪の法則②
悪の法則③
悪の法則④
悪の法則⑤悪の法則⑥
悪の法則⑦悪の法則⑧
悪の法則⑨
悪の法則⑩
悪の法則⑪悪の法則⑫
悪の法則⑬
悪の法則⑭
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