W.E.。

ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』(イギリス/2011)
◆感想◆
云わずと知れた英国王エドワード8世(1894-1972)と
離婚歴のある米国人女性ウォリス・シンプソン夫人(1896-1986)の
“王冠をかけた恋”を描いた物語。
同時進行で1998年の現代ニューヨークを生きる、
ウォリー・ウィンスロップという名の一人の女性を
ウォリスの人生と交錯させながら描いていくスタイルをとっているので、
完全なる伝記物ではない。
そういう点では女性映画と呼べるし、
ある種『英国王のスピーチ』と対を成す兄妹的な作品だと言える。
とにかく!衣装デザイン、美術、音楽がこの上なく素晴らしい。
まるで秀作『シングルマン』と『花様年華(かようねんか)』を
彷彿させるような様式美の世界観。
素直にマドンナ監督に・・・「ヤラれた」!
正直なところ、監督第1作目の『ワンダーラスト』(2008)は“普通”だったし、
これまでの映画界に於ける彼女のキャリアを軽視していた事を反省する結果となった。
ウォリス・シンプソン役のアンドレア・ライズブローの演技がとても素晴らしかった。
存在感もあり魅力的で、ウォリス役を自分のものにしていたと思う。
殊にウォリスが曲に合わせて踊るシーンはハイライトであり、
この物語のキーの一つだと言える。
対するウォリー・ウィンスロップ役のアビー・コーニッシュも、
どこかしら品のある女性像を上手く演じていた。
彼女の容姿はやはり何度見てもシャーリーズ・セロンに似ていると思う。
エドワード役のジェームズ・ダーシーは、
ベネディクト・カンバーバッチを思い出すようなCoolな容姿で長身。
ウォリーの夫ウィリアム・ウィンスロップ役のリチャード・コイルは
役柄こそ最悪な人物像だったけど、彼の存在感もパンチがあって良かったと思う。
容姿はアンディ・サーキス+マイケル・シーン÷2という感じだったな。
ウォリーに関心を持つ警備員エフゲニ(オスカー・アイザック)は、
職種として来館する顧客に関わり過ぎているように思えたけど・・・
彼女に“ご執心”だったという事で流そう。笑
これまでウォリス・シンプソンに対して余り良い印象がなかったかもしれない。
物語の中盤以降で彼女が国民や世間からバッシングされていた時も、
どことなく同情できるものがなく自業自得と思ってしまいがちな自分が居た。
でも、彼女が最後に伯母に宛てた手紙をモノローグする場面で、
「もしかしたら周りが悪いのではなく、自分自身が悪かったのだろう」と
己と向き合っている事を知った時、
自分の中で彼女に対する印象が良い方向へ変わったような気がした。
・・・嗚呼、とても美しい女性たち=WEの物語。
そう、邦題は原題そのままの
『W.E.』=Wallis/Edward & Wally/Evgeniで良かったと言いたい。
『危険なメソッド』に続く、今年のmyベスト入り確定!
◆予告編◆

◆満足度◆
★★★★★

▲ ◆Tom Munro◆
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋②ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋③
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋④
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋⑤ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋⑥
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋⑦ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋⑧
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