黄金を抱いて翔べ。

黄金を抱いて翔べ黄金を抱いて翔べ②
『黄金を抱いて翔べ』(日本/2012)
◆人物相関図◆
黄金を抱いて翔べ
◆感想◆
井筒和幸監督の作品に対する熱い想いは伝わってきたけど、
髙村薫原作の同名小説の良い所を紹介するだけの
ダイジェスト版のように感じてしまったのが正直なところ。
随所随所で編集や物語の展開が雑に思えたので、
ひとつひとつのシーンをもう少し丹念に描き込んでいれば
もっと深みと味わいが出たのだろうと想像すると勿体ない。
メインとなる6人の演者で一番印象に残ったのは浅野忠信(北川浩二役)。
まるで活きの良い魚の如く、
作品の中を縦横無尽に楽しみながら演じているのが伝わってくるようだった。
彼の演技に確かな手応えと自信を感じられるものがあった。
演技に関して不安視していたチャンミン(モモ、チョウ・リョファン役)は
逆に新鮮に思えたし、重苦しい作品の中で唯一のオアシス的な存在となっていて好印象。
あの意外と(?)美しい女装姿にも参りました。笑
お目当ての妻夫木聡(幸田弘之役)の無精ヒゲは案外似合っていたけど、
演技に関しては相変わらず“泣き”のシーンが弱かった。
“泣く”という表情を作り込むだけで精一杯で当然涙は流れていないし、
幸田の深い哀しみがこちらにまで伝わって来なかった。
この“泣き”に関する辺りは彼自身も自覚しているようなので、今後の課題だろうね。
形から入り込む演技作りではなく、
内面から滲み出るような素晴らしい演技を今後に期待したい。
個人的には物語の舞台となった大阪のあちこちが映し出されていたのが嬉しかった。
見覚えのある梅田新歩道橋、JR大阪駅の地下、中之島公園など・・・。
でも、関西弁を喋っていたのが桐谷健太(野田役)だけだったのが残念。
ちなみに原作小説では明確に描かれていると云われる、
モモに対する幸田の友情を超えた想いは案の定かき消されていた。
・・・それにしても邦画はジャンルにより日本語が聞き取り難い時があるので、
今回も日本語字幕が欲しいと思ってしまった(音響設備のせいもあり?)。
◆安室奈美恵『Damage』M.V.◆

◆予告編◆

◆満足度◆
★★★☆
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