スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

危険な方法。

危険なメソッド
『危険なメソッド』(イギリス=ドイツ=カナダ=スイス/2011)
◆感想◆
自分にとって秋の大本命作品。
哲学的で抽象的な台詞のオンパレード。
一つ一つの台詞を詠み砕き咀嚼する事に一苦労。
自分の頭の悪さからか難解に思えた時もあり。苦笑
ある種の教育映画にも思えたり。
人間の本質を鋭く洞察する点や当時の抑圧されていた欲望が興味深い。
スイスを中心とする当時のヨーロッパの雰囲気や美術に衣装が美しく、
それを観ているだけでも優雅な気分になれる。
ヴィゴ・モーテンセン(ジークムント・フロイト役)、
マイケル・ファスベンダー(カール・グスタフ・ユング役)、
ヴァンサン・カッセル(オットー・グロス役)の3人の男優陣がそれぞれに魅力的。
フロイトとユングが初めて会った時の
ヴィゴとミヒャエルの横並びの2SHOTにうっとりしたのは言うまでもなく・・・。
危険なメソッド
ヴィゴはどこまでも渋く、ヴァンサンは出演場面が短いながら強烈なインパクトを残す。
危険なメソッド②
危険なメソッド③
危険なメソッド④
危険なメソッド⑤
危険なメソッド⑥
個人的には丸眼鏡を掛けてスーツを着こなす、
ミヒャエルの清潔感ある姿がこの上なく素敵すぎた。
危険なメソッド⑦
危険なメソッド⑧
前売り券購入者特典の白のコート姿がチラリとしか拝めなかったのは残念だったけど。
デヴィッド・クローネンバーグ監督の演出は
映画的なドラマティックな要素は皆無に等しくて、
ただ史実を忠実に再現する事に徹したような趣だった。
その点に於いては“映画”としての面白味に欠けるものがあるかもしれない。
寧ろ、脚本を担当したクリストファー・ハンプトンの
もともとの舞台劇を観ているような感覚に近いのかもしれない。
途中で『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』(2002)のような作風だったら
どうしようかと不安になったけど、その思いは杞憂に終わった。
物語の実質の主役はカール・グスタフ・ユングであり、
描かれる視点もユング寄りだったと思う。
ヴィゴ・モーテンセンは明らかに助演的な役回りだった。
フロイトは早い段階からアーリア人とユダヤ人の関係を予知していたのだと気付く
(映画本編では描かれないがその後の人生に大きな影響を及ぼす)。
キーラ・ナイトレイ(ザビーナ・シュピールライン役)の演技は
大胆かつ目を見張るものがあった。
危険なメソッド⑨
特に冒頭の発作を起こす場面は凄い。
ユングがザビーナにしがみ付き、めそめそと子どものように泣き出す場面は
もう少し彼女との関係性を掘り下げた後に描いていたらしっくり来るように感じた。
結局、ミイラ取りがミイラになってしまったという立場逆転の可笑しみがそこにはある。
ラストシーン。
抜け殻のように遠くをぼんやりと見つめるユングの姿が哀しくもあり美しく映っていた。
危険なメソッド⑩
それにしても、(映画本編ではそこまで深くは描かれていないが)
ユングがかなりの“女好き”であった事に驚く。
・・・と言う訳で、間違いなく今年のmyベストに入る事決定!
2012年はマイケル・ファスベンダーが出演する映画を
6本もこの日本で観る事が出来た。
春の『SHAME -シェイム-』に始まり、
この秋の『危険なメソッド』で無事終了となる。
どのミヒャエルも本当に素晴らしい演技を披露してくれていて、
彼のファンでいる事の喜びを感じられる一年だった。
「ありがとう、ミヒャエル!」
◆予告編◆

◆満足度◆
★★★★★

▲ ◆マイケル・ファスベンダーの2012年日本公開作ベスト6◆
『SHAME -シェイム-』(イギリス/2011)
SHAME -シェイム-

『危険なメソッド』(イギリス=ドイツ=カナダ=スイス/2011)
危険なメソッド

『フィッシュ・タンク』(イギリス/2009)
フィッシュ・タンク

『エージェント・マロリー』(アメリカ/2011)
エージェント・マロリー

『ジェーン・エア』(イギリス=アメリカ/2011)
ジェーン・エア

『プロメテウス』(アメリカ/2012)
プロメテウス
・・・③④⑤はほとんど大差なし。
映画の完成度よりミヒャエルの演技や魅力が優先のベスト6となりました♪
関連記事
スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://eplace.blog19.fc2.com/tb.php/1450-94a2d121
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。