恥。

SHAME -シェイム-
『SHAME -シェイム-』(イギリス/2011)
◆感想◆
ようやく『SHAME -シェイム-』で幕開けとなった、
マイケル・ファスベンダーJAPAN YEAR 2012。
この後は『ジェーン・エア』、『フィッシュ・タンク』、『プロメテウス』、
『エージェント・マロリー』、そして『危険なメソッド』まで続く。
映倫の判定がR18+指定だったので、
心配していた“ボカシ”に関しては控え目な処置だったと思う。
先に観たデヴィッド・フィンチャー監督版『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)の
初公開版よりは全然マシだった。
ボカシって逆にそこへ目が行ってしまいシーンの妨げになると思うし、
興醒めしてしまうのだよね。
男女誰にでもあるものなのに、なぜ日本は規制が厳しいのだろう。
勿論、18歳未満への配慮が必要な事は理解しているけど。
それにしても、この作品の中高年男性の鑑賞率の高かった事!
昔、映画館で観たデヴィッド・クローネンバーグ監督版『クラッシュ』(1996)の
鑑賞時を思い出したな(そういうのを目的で観ると肩透かしを食らいます)。
さて、肝心の内容と言えば。
物語の舞台は英国映画なのでてっきりロンドンだと思い込んでいたらニューヨーク。
硬質な映像。ストイックなキャラクター。印象的な音楽。
一つ一つの場面が長回しの如く丁寧に描かれていく。
正にマイケル・ファスベンダー(ブランドン役)のベスト・パフォーマンス!
今回も彼が流す一筋の涙が印象に残る。
ブランドンが誰かと身体を重ねる度に息苦しさを感じてしまう。
なので本来なら官能的に映る性行為の場面は観ていて痛々しいものがあった。
多くを語らない描写が逆に観客の想像力を膨らませ、
良い意味での居心地の悪さを感じさせる。
妙にぎこちなく映る妹シシー(キャリー・マリガン)との関係は、
やはり過去に何かがあった事を示唆しているのだろうか?
鑑賞後の余韻が今も続いている。
ブランドンの人生のほんの一部を垣間見るだけだったけど、
その哀しみや苦しみや切なさや想いがダイレクトに伝わってくるような作品だった。
人は誰しも他人に言えない“SHAME=恥”の部分はあるだろうし。
あの兄妹の未来が少しでも好転する事を願うばかり。
あ、飲み物のパック飲みは兄妹と言えどもNGなのは解る。
コップに入れて飲みましょう。笑
後日談。映画館鑑賞から一ヶ月後、米国から届いた輸入盤ブルーレイで再見。
Shame
スクリーンで観たばかりなので、字幕がなくても理解できるのが良い感じ。
購入理由は不純だとしても(笑)、それは別として、
やはりこの作品のメンタル的な部分が好きなのだと実感。
◆予告編◆

◆満足度◆
★★★★★
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