ムースの隠遁。

ムースの隠遁
『ムースの隠遁』(フランス/2009)
◆粗筋(三大映画祭週間2012より引用)◆
ムースとルイは若く、美男美女で裕福な全てを備えたカップル。
しかし、二人の生活をドラッグが次第に蝕んでゆく。
ある日、ドラッグの過剰摂取から、ルイが命を落とし、ムース一人が助かる。
彼女はその後すぐに、自分がルイの子を宿していることに気づく。
途方に暮れた彼女はパリを遠く離れた家へと逃げ出す。
数か月後、ルイの兄弟が彼女の隠遁生活に加わるのだが・・・
◆感想◆
フランソワ・オゾン監督の最近作がようやく、
「三大映画祭週間2012」内の一本として上映。
妊婦とGAYの奇妙な関係を描いた物語で、
その世界観はどこか『ぼくを葬る(おくる)』(2005)に通ずるものがあった。
ぼくを葬る(おくる)
自分的には兄妹版的作品に思えたり。
ルイ(メルヴィル・プポー)を共に愛した彼の恋人ムース(イザベル・カレ)と
ルイの弟ポール(ルイ=ロナン・ショワジー)が生まれてくる赤ん坊を介するまでを、
ゆったりとした時間の中で静かに描いていく。
フランソワ・オゾン監督はGAYを自然に登場させるのが本当に上手いと思う。
うん、やっぱりこの独特な展開が好きだ。
イザベル・カレの容姿はエイミー・アダムスを彷彿させるものがある。
ルイ=ロナン・ショワジーはいかにもヨーロッパ的な美形で、
フランソワ・オゾン監督の審美眼は流石の一言。
お目当ての一つだったメルヴィル・プポーの出演シーンは、
チラシを読んで覚悟していたけど案の定10分もあるかないかくらいだった。
それでもいつも通りの格好良さは健在で、
ほんの数ヶ月前に本人と逢えていたなんて今となっては嘘のよう。
ムースの隠遁
ムースの隠遁②
フランソワ・オゾン監督作の中では上位に入るくらい好きな作品となりそうだけど、
余り感想が頭に浮かんで来ない余韻が作品の雰囲気と相まって不思議な感じがする。
とにかく、これでようやく彼の長編映画全作品が日本解禁となったのが嬉しい。
『しあわせの雨傘』(2011)のファブリス・ルキーニを主演に迎えた新作、
『Dans la maison』(10月10日フランス公開)が今から楽しみ。
Dans la maison
今度はすぐに日本公開してね。
◆予告編◆

◆満足度◆
★★★★★
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