フィッシュ・タンク。

『フィッシュ・タンク』(イギリス=オランダ/2009)
フィッシュ・タンク
◆粗筋(三大映画祭週間2012より引用)◆
ミアを取り巻く環境は劣悪だ。
労働者階級のアパートに住み、粗暴な隣人たち、
昼間から酒を飲む母親と口汚く罵ることを早くも覚えた妹。
彼女自身もやり場のないフラストレーションから、
常に周囲とトラブルばかりを起こしている。
ダンスだけが彼女が自分を表現できる手段だ。
ある日、ミアは、台所で上半身裸でうろつき回る母親の友人のコナーと出会う。
コナーはミアたちの生意気さを意に介する風もなく、自然と一家に入り込んでくる。
初めて自分をまともに扱ってくれる大人の男にミアは引かれてゆく。
一方、彼女は「女性ダンサー募集」の広告を見つけ、コナーの応援もあり、
挑戦しようと思いつく。
◆感想◆
「三大映画祭週間2012」内の一本として上映。
先ずあの母親(カーストン・ウェアリング)に育てられたのなら、
娘(クリステン・スチュワート似のケイティ・ジャーヴィス)もああなってしまっても
仕方がないという思いが頭を過ぎる。
幼い妹も含め未成年で酒、煙草、言葉遣いの汚さ・・・
いかに子どもを育てる環境と躾が大事かと思った。
正直なところ、自分の目にあの母親は育児放棄にしか映らなかった。
お目当てのマイケル・ファスベンダー(コナー役)。
物語前半の彼はとにかくそれはそれは甘い×2表情で素敵すぎる。
15歳の娘ミアの前に上半身裸で登場、お姫様抱っこで寝室へ運ばれる、
足の怪我でおんぶされる、ダンサーの夢を応援してくれる、
母親との艶めかしいセックスを覗き見する、目の前で上半身裸の着替え、
首筋につけたコロンの匂いを嗅ぐ・・・
こんな事をされたら多感な思春期の女の子なら誰だって彼に恋をしてしまうよね。
なんて罪深きなコナー!
・・・という感じにそれはそれは甘~いミヒャエルを
思い存分に堪能できる時間なのでした。
フィッシュ・タンク
フィッシュ・タンク②
でも、肝心の物語は中盤辺りから不穏な動きとなり、
自分が余り好きではない方向へと展開していく。
ミアの“仕返し”は彼女がされた事を考えると気持ちが解らなくはないけど、
やり過ぎだとはっきり思えたので同情は出来なかった。
15歳の女の子が色々な問題から旅立つまでを描いた物語だったけど、
結末の先を考えると“自立”とは思えず“逃避”のように思えるし、
将来や経済的にも不安が残るような気もする。
ようやくあの「フィッシュ・タンク=水槽」から
“脱出”できただけで良かったのかもしれないけど・・・。
この作品、前半は好みだけど後半は余りに好きになれないかな。
ミヒャエルの出演作として見ればかなり魅力的なので上位に入ると言えるけど。
あ、ミアと親しくなるビリー役のハリー・トレッダウェイ(UK, 28)は、
よく見るとなかなかのハンサム青年でした。
◆予告編◆

◆満足度◆
★★★☆
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