ノルウェイの森。

ノルウェイの森ノルウェイの森②
『ノルウェイの森』(2010)
◆見た理由◆
劇場公開時、話題作だったこととトラン・アン・ユン監督作なので。
◆豆知識◆
劇場公開版(133分)の完成前に仕上がっていた、
編集の異なる『ノルウェイの森 エクステンデッド版』(150分)が存在する。
◆覚え書き:この映画を見て思ったこと◆
WOWOWシネマでの鑑賞。
まず最初に僕は村上春樹の原作小説を読んだことがないことを記しておく。
日本映画を見ているというよりもヨーロッパ映画を見ているような感覚だった。
トラン・アン・ユン監督が描く世界観にこの物語がとても合っているなと感じた。
マーク・リー・ピンビン撮影監督の自然や光を多用した映像は変わらず美しすぎる。
昭和40年代当時のファッションも印象的だった(特に柄模様のシャツなど)。
松山ケンイチはワタナベ役に合っていたと思う。
特に喋り方と声がいいなと感じた。
水着姿で壁に凭れて直子を想っているSHOTが印象に残る。
この全身が映る場面を見た時、彼の身長が高いことにようやく気づけたような。
それまではどうも身長が低く映っているように感じていたので。
ワタナベ役は若い頃の妻夫木聡が演じても見られるような気がした。
ノルウェイの森
菊池凜子(直子役)はやはり容姿が美しくないと感じた(失礼)。
敢えて声色を変えたような甘ったるい喋り方も少し苦手に思えたり。
演技や表現力に関しては上手だなと感じる場面もあったけど、
彼女は美人女優というよりも個性派女優と形容する方が相応しいなと感じた。
直子役は若い頃の中谷美紀で見たかったな。
ノルウェイの森②
水原希子(緑役)は演技が出来ないだろうと覚悟していたけど、
思っていたほど悪くはなかった。
むしろ、この役に合っていたと思う。
ノルウェイの森③
高良健吾(キズキ役)はいちばん役にピッタリだったと思う。
出演シーンは僅かだったけど印象に残ったし、制服姿が妙に眩しかった。
ノルウェイの森④
ノルウェイの森⑤
玉山鉄二(永沢役)は演技自体は良かったけど、
当時のボディラインが映えるような服を着るならば、
もう少し身体を絞るべきだったのでは?と思えたり。
永沢役は伊勢谷友介で見たかったな。
ノルウェイの森⑥
つくづくワタナベは女運がない人だなと思った。
もし自分がワタナベだったら登場する女性たちと極力関わらないようにしていただろう。
ワタナベと直子はこの2人が逢うことによって、
キズキの幻影を共有、若しくは追い求めているように感じた。
直子の歪んだ(ように見える)性に対する想いは、
『アンチクライスト』でシャルロット・ゲンズブールが演じた“彼女”を
どことなく思い出させるものがあったり。
SEXは生きている、生かされていると確認できるいちばんの手段なのかもしれない。
直子の行き着く先は予想していた通りだったけど、
彼女は生きているということ自体が地獄だったのだと想像する。
ワタナベはあの後、どういう人生を送ったのだろうか。
彼の最後のモノローグは次元が違い過ぎるかもしれないけど、
僕が追いつくはずのなかった故リヴァー・フェニックスの年齢を
軽く追い越してしまった感覚と似ているように思えた。
『季節が廻ってくるごとに僕と死者たちの距離はどんどん離れていく。
キズキは17のままだし、直子は21のままだ。永遠に。』

見終わった後はいろんな想いが沸々と湧き上がってくるような作品で、
感じたことを誰かと語りたくなる気分だった。
うん。僕はこの世界観、嫌いじゃない。
ノルウェイの森③ノルウェイの森④
関連記事
スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://eplace.blog19.fc2.com/tb.php/1259-667c9ca7
該当の記事は見つかりませんでした。