秘密の運送屋。

スマグラー おまえの未来を運べスマグラー おまえの未来を運べ②
『スマグラー おまえの未来を運べ』(2011)
◆観た理由◆
妻夫木聡の主演作なので。
◆豆知識◆
“スマグラー”の意味。
【秘密の運送屋──たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの仕事。】
◆覚え書き:この映画を観て思ったこと◆
予想外にハードな作風で驚かされ、観終わった後は若干疲れていたような。
これ、シネコンで上映するような作品じゃないです。
石井克人監督の初期作『鮫肌男と桃尻女』(1998)のように、
ミニシアターで上映して徐々に口コミで拡がっていくタイプの映画だと思う。
僕的には映像の色合いと
ハイスピードカメラを多用したスタイリッシュな演出が好みだった。
今回の妻夫木聡(砧涼介役)は受け身の役回りで、やや印象が薄くなってしまった感あり。
余りにも周りのキャラクターが“濃い”すぎた。
それでもクライマックスの拷問シーンで人格が開花する場面は見応えあったけど。
演技のスタイルは『悪人』の時とオーバーラップしたかな。
お目当てだったブッキーとは裏腹にいちばん印象に残ったキャストは、
久しぶりの日本映画出演となった安藤政信(背骨=李銀亭/リ・インティン役)だった。
スマグラー おまえの未来を運べ
特に第2章『背骨と内臓』での格闘シーンはCOOLすぎる!
反面、最終(第4)章での
『エクソシスト』のような動きはやり過ぎ感があったけどね。苦笑
物語的にも『背骨と内臓』の章が良かったかな。
内臓=李安煕/リ・アンシ役を演じたテイ龍進も安藤くん同様、印象に残ったり。
スマグラー おまえの未来を運べ②
とにかく!ブッキーと安藤くんの『69 sixty nine』(2004)以来となる、
再共演が嬉しすぎて物語と関係なくニヤニヤしてしまいました。
69 sixty nine
Before↑After↓
妻夫木聡×安藤政信
ほかにも嶋政宏(河島精二役)の漫画チックな怪演ぶりが良くも悪くも強烈だったり。
石井監督の演出法なのだろうけど、
時にオーバーアクト気味に感じたり不快に思えることもしばしばあったな。
特にそれが際立っていたのが先述のクライマックスでの拷問シーンで、
何度か目を覆いたくなる気分になってしまった。
松雪泰子(山岡有紀役)は予想外に助演的な役回りで出演シーンもそれほどなく、
実質、登場シーンが多かったのは満島ひかり(田沼ちはる役)の方だった。
永瀬正敏(ジョー=花園丈役)の演技は渋味が出てきて良かったけど、
物語的には砧とジョーの関係性をもう少しだけ深く掘り下げていたら、
ラストシーンでのカタルシスが活きただろうなと思う。
その点が勿体なく感じてしまったかな。
『大好き!』とまでは言い切れないけど、でも結構好きな作品になる予感あり。
◆満足度◆
★★★☆
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