マクベス。

シェイクスピア21-マクベスシェイクスピア21-マクベス②
『シェイクスピア21-マクベス』(2005)
●見た理由●
ジェームズ・マカヴォイ主演作なので。
●豆知識●
英国BBCで制作されたTVミニシリーズ『ShakespeaRe-Told』(全4作)の内の一本。
タイトルから想像がつくように、
文豪ウィリアム・シェイクスピア(1564-1616)の作品を現代に置き換えて映像化。
●覚え書き:このTVMを見て思ったこと●
ウィリアム・シェイクスピアが描く四大悲劇の一本として認識していたものの、
物語の内容は記憶からすっかり抜け落ちていた。
過去に劇団新幹線の舞台『メタル マクベス』を鑑賞しているというのに。苦笑
今回の映像化ではレストラン“ダンカン・ドカティ”を舞台に描いていく。
的確な指示でキッチンを取り仕切るジョー・マクベス(ジェームズ・マカヴォイ)と
レストランの給仕長を務める妻のエラ(キーリー・ホウズ)。
妻エラが夫に悪意を吹聴していく辺りで、ようやく『マクベス』の全容を思い出した。
マクベス夫妻は己の欲望からレストランの支配人である、
ダンカン・ドカティ(ヴィンセント・リーガン)を殺害してしまう。
そこから彼ら夫妻は猜疑心や恐怖心で精神のバランスを崩していく。
こんなことになるくらいなら、
ダンカンの“影武者”として生きていた方が良かっただろうに…と思ってしまった。
人間、必要以上の欲を出し始めると身を滅ぼすことになるね。
お目当てのジェームズ・マカヴォイは野心家でありながら、どこか脆い男を熱演していた。
このマクベス役は少し『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)の
ニコラス・ギャリガン役を思い出すものがあったな。
この頃のマカヴォイくんは今よりもスリムで若々しい。
特に印象に残るシーンは前半では牛乳を一気飲みするところ、
後半では恐怖に戦いて発狂する場面だった。
親友のビリー(ジョセフ・ミルソン)にキスする場面もなんだか可笑しかったり。
全体的に熱演していたけど、その中でもどこかしら可愛らしく見えてしまう辺りが
マカヴォイくんらしい魅力のひとつだと気づいたな。
共演者で気になったのはヴィンセント・リーガン(ダンカン役)。
ジェラルド・バトラーを彷彿させるような渋さと男臭さがあった。
ダンカンの息子でありレストランの次の後継者となるマルコム役のトビー・ケベルが
出演していたことも嬉しかったり。
物語の冒頭で3人のごみ収集人がマクベスとビリーに予言した言葉。
【①レストラン“ダンカン・ドカティ”はいずれミシュランで3つ星の評価を得る。
②いずれマクベスがレストランの支配人となる。
③ビリー本人は支配人にはなれないが、支配人の父親になる。】
…この予言さえ鵜呑みにせず、心の支え程度に感じ取っていたなら
誰もが“普通”の生活を送れていただろうに。
3人のごみ収集人はマクベスたちを“試した”ようにしか思えなかった。
ラストシーンで自転車に乗って現れていたビリーの息子。
それはいずれ彼がマルコムを蹴落として支配人になるという“暗示”だよね。
シェイクスピア21-マクベス③

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2 Comments

rogue says..."05"
王子! こんにちは♪

このテンプレ、超いい感じ!!めちゃ見やすい!
私もそろそろテンプレ変えようかな。

ところで『マクベス』のマカヴォイくん、よかったね~☆
初めの頃の活き活きとしながら厨房を仕切るマカヴォイくんも
ほんと素敵だったし、堕ちていく姿も見ごたえがあったよ。

息子に跡を継がせるとはいえ、支配人を手に掛けなくても、
マクベスはいずれ支配人になれたんじゃないかなと思うわ。
そう言った意味でもやっぱり試されたのかな。

そうそう、トビー・ケベル、全然雰囲気が違って、
最初気づかなかったよ。
「なんか見たことある人だな」と思ってた(笑)

お気に入りの俳優さんの、昔の作品とか、
未発売の作品を観れるってほんと嬉しいよね。
こういうのどんどんやってほしいわ!
王子は『から騒ぎ』は観た?これも面白かった!
2011.07.24 11:07 | URL | #- [edit]
Elijah(管理人) says..."rogueさん。"
rogueさん

こんにちは!
うん、テンプレート変えてみたよ。
“超いい感じ”だと言って貰えて嬉しい!ありがとう♪
rogueさんもそろそろ『スター・トレック』=クリス・パイン仕様から変えてみる??笑

うん、『マクベス』ようやく見れました。
実は友達に頼んでた録画が上手く出来てなくて、更なる再放送を待っててん。笑
今回のジェームズ・マカヴォイくん、久しぶりに男っぽい部分が見られてドキドキしたよ。
僕もビリーにしたようなキスをしてほしかった!爆
あとあと殺されるのはお断りだけど。苦笑

ダンカンが息子のマルコムを次の支配人に指名した時点で、マクベス夫妻の平常心が壊れてしまったんだろうね。
僕もいずれマクベスは支配人になれたと思うし、“ダンカン・ドカティ”で働くことにこだわらなければ自分で店を構えることも出来ただろうし、別のレストランからヘッドハンティングも受けただろうなと思えたんだけどね。
予言に心を支配されてしまった部分も大きいだろうけど、人間の“エゴ”や“欲”って怖いなと思ったよ。

僕はトビー・ケベル、すぐに気づいたよ。今よりも更に細い感じだったよね。
こういった過去作を見られるって、あるようでなかなかないから嬉しいよね。
マカヴォイくんはまだまだ英国時代の出演作があるからどんどん放送してほしいな。
あ、『から騒ぎ』は見てないよ。
友達にお願いしようかなと思ったんだけど…いくつも録画をお願いするのに気が引けて止めちゃった。苦笑
TVシリーズ『バンド・オブ・ブラザース』を見て以来、ダミアン・ルイスは好きだから見たかったんだけどね。
2011.07.24 16:09 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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