ロード・オブ・ドッグタウン(アメリカ=ドイツ)

【『20年後も、僕たちの夏休みは続くと思っていた――。』
少年たちはスケートボードで世界を変えた。】


先ずは、明けましておめでとうございます。
本年もこのE!Placeをどうぞよろしくお願いします。


2006年映画館で観る記念すべき最初の作品。
出来をおみくじで例えるなら、【中吉】。まずまずの幸先のいいスタートだ。

女性監督キャサリン・ハードウィックによる1970年代のアメリカ西海岸【ドッグタウン】を舞台に、
当時の若者に熱狂的な支持を受けたスケボー集団【Z-BOYS】のオリジナルメンバーである
3人を中心に描いた青春物。
脚本を担当しているのが、その3人の内のひとりであるステイシー・ペラルタ。
彼が書いているだけに、リアリズムある物語に仕上がっている。
映像はスタイリッシュなカメラワークにとびきりのパンチが利いていた。

ジェイ・アダムズ役のエミール・ハーシュ。
『イノセント・ボーイズ』の頃はまだあどけなさが残っていたけど、
今作では幼い版ジャック・ブラックと思えるほど彼に似ていた。
見る角度によれば、若い頃のレオナルド・ディカプリオとマイケル・ピットに似ているけど。
トニー・アルヴァ役のヴィクター・ラサック。
ラテン系スパイス大量噴出の風貌。
自信満々な性格設定がキャラクター的にいちばん苦手だった。
先述の、この作品の脚本を書いたステイシー役のジョン・ロビンソン。
佳作『エレファント』のイメージを崩さないままの成長に、ひとまずホッとする。ガーリー的な美青年。
シド役のマイケル・アンガラノ。
最終的にこの作品のキーパーソンとなるキャラ。
なので、彼がなぜスケボー下手なのかが最後に活きる。
【Z-BOYS】を育てたスキップ・イングロム役のヒース・レジャー。
駄作『ブラザーズ・グリム』とは180°違うキャラ。なかなか巧い役者だと言える。
今作での彼は、ヴァル・キルマーにしか見えなかった!!
もし最初の予定通りに製作総指揮として残ったデヴィッド・フィンチャー監督が撮っていたら、
どうなっていただろう?
明らかに言えるのは、ヒースの役はブラッド・ピットが演じたがったということか。

正直、見る前はスケボーのシーンばかりを描いていたらどうしようかと思っていた。
結果的にはきちんとドラマ性も持たせていたので、最後には胸が熱くなっている自分に気づく。

仲のいい3人(ジェイ、トニー、ステイシー)がスケボーのプロとして成長していくに連れて、
離れてゆく心=友情。
それはある意味、仕方のないことなんだろうけど寂しいものが込み上げてくる。
自分が好きなことをずっとやれることはとても幸せだけど、
そこに【欲】や【大人】が絡むと真っ直ぐに見れなくなってくるのも事実。
それでもやっぱり、最後の拠り所は自分たちがスタートした【Place】であって。
その光景にHeartを揺さぶられる。

主要人物3人の誰に自己投影や共感をするか。
そういう見方で、より一層この作品を楽しむことができるかも。
僕は、ステイシーだった。
いちばん真っ当な人生を歩んだ気がするから。あえて悪く言えば、【無難】かもしれないけど。
だけど、私利私欲で動かなかったジェイにも惹かれずにはいられなかった。
3人の中で、いちばん家族と友とそして【スケボー】を愛していたから。

そのスケボー…10代だったら、絶対にチャレンジしていたかも。
もちろんルックスは、ステイシーで(笑)。

20060103115133.jpg

2005年/107分
シネ・リーブル梅田/reeちゃん
前売り券1500円→1450円

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2 Comments

ree says..."やっとこ"
コメントです。
ほぼ自己ブログにて語り尽くしましたが…
渋谷のライズではまだまだ公開されてるみたいよ。
ライズでやってるからロングなのか、東京と関西の
この作品の受けが違うのか。
集客率は調べてませんが。
最近ライズにて鑑賞してませんが、サントの
「ラスト・デイズ」は春頃(まだ先ですが)ココで
やるので久々のライズ鑑賞予定になりそう。
2006.01.14 14:23 | URL | #- [edit]
Elijah says..."reeさんへ。"
コメントありがとう♪
大阪は上映終わっちゃったよ(泣)。
今ひとつの人気だったと見た。
あとは、DVDでの口コミで拡がるのを願うのみ。
『ラスト・デイズ』は、大阪はテアトル梅田で3月に公開予定です。
2006.01.15 22:11 | URL | #d/k.Dt.. [edit]

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