NOEL ノエル(アメリカ)

【すべての人に幸せが降る夜がある。】

今年、映画館で観る最後の作品。
予告編を見た時点で、この作品で2005年映画史を締め括ろうと決めた。

観終わった後、心温かく優しい気持ちになれる作品だった。
秀作『ラブ・アクチュアリー』↓のアメリカN.Y.版といったところか。
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ただ、もう一工夫のエッセンスと痛みがあればもっと感動できたと思うとそこが惜しい。

俳優チャズ・パルミンテリ初監督作であるアンサンブル群像劇。
タイトルからも連想される通り、クリスマス・イヴと当日の2日間を描いている。

もうすぐ結婚だというのに、婚約者の嫉妬深さに辟易するニーナ役のペネロペ・クルス。
スペシャルな家族もなく、母親の介護に余念がないローズ役のスーザン・サランドン。
ニーナの婚約者で職業は警察官、だけど嫉妬深さがかなり痛いマイク役のポール・ウォーカー。
生涯最高のクリスマスの思い出が、
なぜか14歳の時に病院で過ごした日であるジュールズ役のマーカス・トーマス。
マイクを一目見た途端、
凄まじいくらいの愛おしさを感じる訳ありめいたアーティ役のアラン・アーキン。
ローズの母親の隣の病室を見舞いに訪れていた
司祭役の名優(ノー・クレジット出演、誰かは内緒)。

日本人にはピンと来ないかもしれないが、全世界でいちばん自殺者が多いとされるクリスマス。
独りきりで過ごすことは、とてつもなく孤独を感じ寂しいものがあって。
その物悲しい気持ちが観客に伝わってくる。

それぞれにリンクしているエピソード。
僕はマイクとアーティの物語がいちばん印象に残った。
その2人の交流の過程の結果として、ニーナに贖罪するマイク。
僕自身が今、大切な友人にいちばんしたいことだと思えて涙が流れた。

温かなクリスマスの中でもブラックユーモアを忘れないアメリカ人の寛大さを心底羨ましく思えて。
当たり前のように存在するとびきりのゲイネタも可笑しくて。

ラストシーン。
イルミネーションでデコレートされたN.Y.の街に大きくそびえ立つクリスマスツリー。
上空へと舞い上がっていくカメラワークに、
なんとも言えない心地よさと清々しさを感じることができたのが喜びであって。
今年最後にこの作品を選んで正解だったし、締め括りに相応しい作品でした。

余談。
毎年暮れに必ず奈良ちゃんと一緒に映画を観ることが恒例で。
2001年に始まり、『アメリ』@テアトル梅田。
2002年は、『CQ』@テアトル梅田。
2003年は、『ジョゼと虎と魚たち』@梅田ガーデンシネマ。
2004年は、『約三十の嘘』@テアトル梅田。
そして今年も、彼女と一緒に観終えたことが最大級のHappinessに感じれて。
奈良ちゃん、サンキュ。

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梅田ブルク7/奈良ちゃん

前売り券1300円→1250円

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