’10六月ショービズ・リスト。

6月に観たショービズたち。

●映画館●
38★プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂★(アメリカ)
【砂よ──時間を巻き戻せ!】
プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂
MEMO:なんばパークスシネマ
2010.6.1 12:50
映画の日1000円
単独
点数評価:80点

39★マイ・ブラザー★(アメリカ)
【世界の果てをみた兄に、まだ声は届くだろうか。】
マイ・ブラザー
MEMO:TOHOシネマズなんば
2010.6.4 13:15
ポイント鑑賞0円
単独
点数評価:78点

40★告白★(日本)
【告白が、あなたの命につきささる。】
告白
MEMO:TOHOシネマズなんば
2010.6.6 11:45
金券ショップ1280円
奥野
点数評価:80点

41★セックス・アンド・ザ・シティ2★(アメリカ)
【準備はいい?】
セックス・アンド・ザ・シティ2
MEMO:なんばパークスシネマ(日本語吹替版)
2010.6.6 15:30
前売り券1300円
奥野
点数評価:78点

42★ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~★(イギリス=オーストラリア)
【“世界で最も美しい詩”を生み出した英国詩人ジョン・キーツの儚くも美しい愛の物語。】
ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~
MEMO:シネマート心斎橋
2010.6.10 12:20
会員料金1000円
単独
点数評価:80点

43★ソラニン★(日本)
【それは、二人の想いをつなぐ歌──。切なく胸に鳴り響く、青春恋愛映画の誕生!】
ソラニン
MEMO:梅田ガーデンシネマ
2010.6.10 20:50
会員料金1000円
ナカジ
点数評価:65点

44★ローラーガールズ・ダイアリー★(アメリカ)
【転んだ分だけ、強くなる。
彼女はドレスを脱いで、傷だらけのスケート靴に履き替えた。】
ローラーガールズ・ダイアリー
MEMO:TOHOシネマズ梅田
2010.6.14 14:10
TOHOシネマズデイ1000円
単独
点数評価:82点

●TV●
49★ママが泣いた日★(アメリカ)
【好きなときも、嫌いなときも、愛してる。
美しい四姉妹が奏でる家族の四季の詩(うた)。】
ママが泣いた日
MEMO:BSフジ
2010.6.2
単独
五つ星評価:★★★★☆

50★ワンダフルライフ★(日本)
【人は亡くなってから天国へ行くまでの7日間で『映画』を撮ります。
自分の思い出をフィルムに焼き付けるために】
ワンダフルライフ
MEMO:NHKハイビジョン
2010.6.3
単独
五つ星評価:★★★★☆

51★さらば、ベルリン★(アメリカ)
【別れるには、早すぎる。抱きしめるには、遅すぎる。
あの頃は、映画が一番カッコよかった──
ハリウッドの今を疾走する『オーシャンズ』<クルーニー&ソダーバーグ>のコンビが、
クラシックに挑む!】
さらば、ベルリン
MEMO:BSデジタル2
2010.6.4
単独
五つ星評価:★★★☆

52★バビロン A.D.[特別編]★(アメリカ=フランス=イギリス)
【人類の運命を握る男 謎の女を連れて、地球を横断する。】
バビロン A.D.[特別編]
MEMO:WOWOW
2010.6.5
単独
五つ星評価:★★★☆

53★リリィ、はちみつ色の秘密★(アメリカ)
【母はやさしい人だった。そして私を捨てた。】
リリィ、はちみつ色の秘密
MEMO:WOWOW
2010.6.7
単独
五つ星評価:★★★☆

54★荒れ狂う河★(アメリカ)
【1930年代、ダム工事のためテネシー川流域を訪れた政府の1役人と
土地の立ち退きを頑なに拒む住民との間で生じる摩擦劇を、
E・カザン監督がじっくりと見つめた秀作ドラマ。】
荒れ狂う河
MEMO:WOWOW(劇場未公開)
2010.6.8
単独
五つ星評価:★★★☆

55★マックス・ペイン★(アメリカ)
【愛を奪われた男の冷たい怒りが燃え上がる】
マックス・ペイン
MEMO:WOWOW(完全版)
2010.6.12
単独
五つ星評価:★★★☆

56★ジョン・レノンの魂 ~アーティストへの脱皮 苦悩の時代~★(イギリス)
【ジョン・レノンが凶弾に倒れて、今年で30年。
ザ・ビートルズの解散からオノ・ヨーコとの出会いまで、
ジョンにとって大きな転機となった20代後半の日々を完全ドラマ化。】
ジョン・レノンの魂 ~アーティストへの脱皮 苦悩の時代~
MEMO:NHKハイビジョン(日本語吹替版、劇場未公開)
2010.6.12 20:00
単独
五つ星評価:★★☆

57★リリイ・シュシュのすべて★(日本)
【十四歳の、リアル。】
リリイ・シュシュのすべて
MEMO:WOWOW
2010.6.13
単独
五つ星評価:★★★★

58★40男のバージンロード★(アメリカ)
【NO FRIEND,NO WIFE!?『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズ脚本の
ジョン・ハンバーグ監督が贈るおバカでHな婚活コメディ!】
40男のバージンロード
MEMO:WOWOW(劇場未公開)
2010.6.14
単独
五つ星評価:★★★☆

59★インストーラー★(フランス)
【記憶の移植(インストール)。】
インストーラー
MEMO:WOWOW
2010.6.14
単独
五つ星評価:★★★☆

60★Queen Victoria 至上の恋★(イギリス)
【その瞳に、唇に、色づく想いに触れられたなら。】
Queen Victoria 至上の恋
MEMO:BSデジタル2
2010.6.16 21:00
単独
五つ星評価:★★★☆

61★ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES★(アメリカ)
【ジェラルド・バトラー主演。サッカーワールドカップ史上に残る奇跡と感動の物語。】
ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES
MEMO:テレビ大阪(劇場未公開)
2010.6.21
単独
五つ星評価:★★★

62★花咲ける騎士道★(フランス)
【命を賭けても、助けに行く】
花咲ける騎士道(2003)
MEMO:BSデジタル2
2010.6.21
単独
五つ星評価:★★★☆

以上。

関連記事
スポンサーサイト

’10六月コレクション・リスト。

6月に購入したコレクションたち。

●漫画●
★河原和音★
『青空エール』①~④
【①ずっと自分の靴ばかり見てた。だけど君が信じてくれたから上を見れた。
見上げた空は、青かった。
②大介くんと話すと勇気が出ます。大介くんを見ようとすると前を見れるんだよ。憧れます。
③初めて目が合って 笑いかけてくれたあのときから 私大介くん好きだった。
感動の声、殺到!少女漫画の新スタンダード!】
青空エール①青空エール②青空エール③
【④あのときは思わなかった こんなふうに 好きになるって思わなかった
『このマンガがすごい!2010』(宝島社)オンナ編7位】
青空エール④

★椎名軽穂★
『君に届け⑪』
【最新第11巻!!映画『君に届け』9月25日公開(全国東宝系にて)
黒沼爽子 多部未華子 風早翔太 三浦春馬】
君に届け⑪
『君に届け FANBOOK』
【『君に届け』を愛する貴方へ
待望の公式ファンブック登場!!描きおろし番外編を収録!!
カラーギャラリー、椎名軽穂×河原和音ロング対談ほか
『君届』の世界感ひろがる充実の一冊!】
君に届け FANBOOK

★上條淳士★
『山田のこと』
【『TO-Y』連載開始25周年記念出版
ねえ、トーイ。うたってる?
待望の上條淳士作品集】
山田のこと

●本●
★CROSSBEAT SPECIAL EDITION オアシス★
【『クロスビート・ファイルVol.11 オアシス』が最強版となって発売。
全212ページでその全貌を解き明かした完全保存版です。】
CROSSBEAT SPECIAL EDITION オアシス

●CD●
★oasis『タイム・フライズ…1994-2009【初回生産限定盤】』★
【これまでも。これからも。僕らが愛する歌はここにある。
オアシス最後のアルバム 歴代シングル全てがつまった黄金の『ベスト・オブ・ベスト』】
Time Flies... 1994-2009【初回生産限定盤】
以上。

ホイップ・イット。

ローラーガールズ・ダイアリーローラーガールズ・ダイアリー②
『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009)
●観た理由●
US発、青春映画&ガールズ・ムービーなので。
ドリュー・バリモア初監督作だから。
ローラーガールズ・ダイアリー
●豆知識●
“ローラーゲーム”とは…
【アメリカ発祥のチームスポーツ。エンタテインメント性の強い興行として今なお人気。
1970年代には、日本にもその熱が上陸し、試合の様子がテレビ中継されるなど、
一世を風靡した。人気チームには東京ボンバーズなどがある。
基本的には5対5のメンバー内にジャマーと呼ばれる得点役が存在し、
そのジャマーが敵チームを追い越しスコアが入る。
ユニフォームやリンク名が個性的なところも注目ポイント。】
米国テキサスの田舎町に住む普通の女子高生ブリス・キャヴェンダー(エレン・ペイジ)が、
その“ローラーゲーム”に魅せられていき、自分の居場所を見つけるまでの物語。
エレン・ペイジは既に出演が決まっていたサム・ライミ監督の『スペル』(2009)を
降板してまで、この作品に主演した。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
“青春映画”の押さえるべきツボをすべて押さえきったNICE!な作品。
観終わった後、手放しで拍手を贈りたくなりました。
ショービズ界で数々の映画監督たちと仕事をしてきたドリュー・バリモアだからこそ、
ハリウッドで逞しくサバイバルすることができた彼女だからこそ…撮れた作品だと思う。
現代劇でありながら、
どこか1980年代を彷彿させるようなレトロ感と背景に流れる音楽たち。
タイトル、スタッフ&キャスト・クレジットの出し方もセンスがあって個性的。
好きな青春映画の一本である『25年目のキス』(1999)に主演していたドリューが、
かつての自分を見つめ直すようにこの『ローラーガールズ・ダイアリー』
監督していることが感慨深い。
初監督(兼出演)にしてこの出来ばえは本当に凄いと思った。
中盤以降からは人の優しさが伝わってきて、不覚にも涙がとまりませんでした。
今回初めてエレン・ペイジ(ブリス役、リンク名:ベイブ・ルースレス<非情>)を
可愛らしいと思えた。
これまではどうも“普通”の少女にしか見えなかったので
(演じていた役柄のせいもあったのだろうけどね)。
今回、好感が持てるヒロイン像をとてもチャーミングに演じていました。
ブリスと恋するバンドマン、オリヴァー役のランドン・ピッグの容姿は
COLDPLAYのクリス・マーティンの若かりし頃を彷彿させるものがあって、
ヒロイン同様に胸がキュン×2していました。笑
ローラーガールズ・ダイアリー②
特にこの二人が室内プールでキスするシーンは、
とても綺麗に撮られてあってロマンティックだったなぁ。
ブリスと両親(マーシャ・ゲイ・ハーデン&ダニエル・スターン)の関係性は、
『ベッカムに恋して』に通ずるものがあったな。
ヒロインに対する“女の子はおしとやかでいなくちゃいけない”みたいな重圧。
ブリスの父親役を演じていた男優がダニエル・スターンだということを
最後のキャスト・クレジットでようやく気がついた。
ローラーガールズ・ダイアリー③
それくらい『ホーム・アローン』&『シティ・スリッカーズ』シリーズの頃と
容姿が変わっていたから。
恰幅が良くなって、すっかり当時の面影はなかったです。笑
ブリスが所属するチーム“ハール・スカウツ”の
コーチ、レイザーを演じていたのはアンドリュー・ウィルソン。
ローラーガールズ・ダイアリー④
アーロン・エッカート系の顔にスリムな体型がカッコいいかもと思っていたら、
実生活でオーウェン&ルーク・ウィルソン兄弟の兄だと知ってこれにも驚かされた。
オーウェン&ルークよりも素敵かも。笑
ブリスが敵対するチーム“ホリー・ローラーズ”のキャプテン、
アイアン<鉄人>・メイビンを演じていたのはジュリエット・ルイス。
ローラーガールズ・ダイアリー⑤
見事なBitchぶりは『さすが!』のひと言。いやぁ、上手い!
願わくばこのキャラクターは、
ドリューの友人キャメロン・ディアスに演じてほしかったのだけど…
本人がOKを出したとしてもエージェントがNO!だと言うよね。笑
エンドロールの最後にクレジットされる“Special Thanks”のところで、
スティーヴン・スピルバーグ監督@『E.T.』の名前を見つけた時は
なんだかとても嬉しかったなぁ。
スティーヴン・スピルバーグ×ドリュー・バリモア←L.A.プレミアにて。
…と言う感じに、新たな“青春映画”の傑作誕生なのです♪
●満足度●
★★★★★

ソラニン。

ソラニン
『ソラニン』(2010)
●観た理由●
女子友達から珍しく誘われたので
(友達と映画を観る時は自分から誘うことがほとんどなので)。
●豆知識●
原作は累計60万部を超える浅野いにおの漫画(全2巻)。
タイトルの『ソラニン』とは…
【ジャガイモの芽などに含まれる毒の一種。多く摂取すれば中毒症状を起こすが、
その植物が生長するために必要不可欠な成分でもある。】の意。
そんな“ソラニン”状態真っ只中である、
OL2年目で自由を求めて会社を辞めた井上“芽”衣子(宮あおい)と
フリーターをしながらバンドを続ける“種”田成男(高良健吾)の物語。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
僕にしては珍しく諸事情で公開から2ヶ月経っての鑑賞。
こういう“青春映画”を観ると自分がどこかに置き忘れてきた感情を思い出す。
それはとても懐かしい匂いがする。
浅野いにおの原作漫画は読んでいない。
この映画版に関して言えば、三木孝浩監督の演出は拙くとても“普通”の作品だった。
作品全体にメリハリがなく、登場人物たちの若さ故の迷いや葛藤が全く伝わってこない。
何て言うのか表面上だけで描いているように感じた。
特にハイライトとなるクライマックスのライブシーン。
主人公、芽衣子が愛する人が遺した曲を熱唱する場面で、
彼女の親友、小谷アイ(伊藤歩)がその光景を見つめながら泣いていたのだけど…
両者の熱い想いが薄っぺらく映っていたんだよね。
もっと登場人物たちを深く掘り下げて描いていたらきっと感動していたはずだろうから、
とても勿体無く感じてしまった。
宮あおいが煙草を吸うシーンがあったのだけど、全く似合っていなかった。
プラス口でふかしているだけで肺から吸ってはいないので、リアリティゼロ。
個人的に彼女のことを世間が評価するほどの演技力がある女優だとは思えないので(失礼)、
良くも悪くも相変わらず“お嬢様”風演技だなぁ…と感じてしまった。
もちろん存在感があることと容姿が可愛いことは認めるけど、
逆にその容姿が彼女を殺してしまっている(演じる役の幅を狭めている)ように
感じる時がある。
今回、泣くシーンで実際に涙が出ていたので、
ようやく泣く演技ができるようになったのだと女優としての成長を感じた。
若手男優の中でお気に入りの高良健吾は種田役がとても似合っていた。
少し独特な髪型に黒縁メガネがカッコ可愛い。
ひょうひょうと演じているように映る中、着実に俳優としての成長を感じる。
種田が最期に取った行動は純粋に事故だったのか?それとも自殺的行為だったのだろうか?
どこか夢見がちだった若者たちが、少しずつ地に足をつけて成長していく物語でした。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONが歌うメイン・テーマ『ソラニン』と
エンデイング・テーマ『ムスタング(mix for 芽衣子)』という曲が
劇中で登場人物たちが実際に歌うよりも遥かにグッときた。
“アマチュア”とは違い、“プロフェッショナル”とはこういうものなのだと実感する。
ARATAがひっそりと出演していたのだけど、
こういう“向こう側”の役を演じるようになったのだと時の流れを感じる。
やっぱり彼は独特の空気を持っているよね。
淡々と話す低めの声は相変わらず素敵だなと思ったり。
…決して悪くはない作品だったけど、今の僕の心には余り響かなかったです。
●満足度●
★★★

野性の川。

荒れ狂う河
『荒れ狂う河』(1960)
●見た理由●
クラシックなスターでいちばん好きな米国俳優、
モンゴメリー・クリフト(1920-1966)の主演作なので。
モンゴメリー・クリフト
●覚え書き:この映画を見て思ったこと●
故モンゴメリー・クリフトの日本での劇場未公開作が、WOWOWでまさかのO.A.。
かつてカットされた版がTV放映していただけで、
未だにソフト化にもなっていなかっただけに驚きと喜びがあった。
映画界への復帰作『愛情の花咲く樹』(1957)の撮影中に、
交通事故で顔面を整形手術した以後の作品だけにモンティの表情は強張っていたものの、
左斜め角度から映し出される彼の顔はかつての美しい面影があった。
身長178㎝だと云われているモンティはこの作品では小柄に見えた。
肝心の物語は故エリア・カザン監督らしさ溢れる社会派ドラマだった。
『エデンの東』(1955)の出演を断ったモンティが、
この作品でカザン監督と仕事をしたことに不思議な巡りあわせを感じる。
1930年代の南部。あるひとりの政府の役人がテネシー川流域のダム建設の為に、
なかなかその場から離れようとしない居住者たちを説得しようとしにやって来る…。
頑固な老婆への説得、老婆の娘とのロマンス、
白人に因るアフリカ系アメリカ人への人種差別…とテーマを詰め込みすぎたせいか、
やや焦点がぼやけてしまった感があった。
特にモンティ演じるチャックと老婆の娘キャロル(故リー・レミック)との
恋愛エピソードは不要だったように思える。
どうもこの二人の関係性に深みを感じ取ることが出来なかったから。
キャロルが男にすがることでしか生きていけないヒロイン像が
見ていて余り気分のいいものではなかったからかもしれない。
チャックの彼女に対する心情もよく分からなかったし。
当時の時代がまだまだ女性の自立というものが難しかったのだろうけど。
それでも、なかなか見応えのある作品でした。

告白。

告白
『告白』(2010)
※注意!ややネタバレしています※
●観た理由●
中島哲也監督の新作なので。
松たか子が出演しているから。
●豆知識●
主な登場人物。
【①森口先生(松たか子):娘を生徒に殺された女教師。
罪を犯して反省しない犯人に、想像を絶する方法で罰を与える。それはなんと…!?
②ウェルテル(岡田将生):新任の熱血教師。
一切空気を読まず、ありとあらゆる地雷を踏みまくり、生徒たちを翻弄する。
そして新たな事件が…。
③犯人Bの母(木村佳乃):殺人を犯した生徒・犯人Bの母親。
我が子を溺愛するあまり無実を盲信する。やがて恐るべき事態へと…。
④犯人A:成績優秀で模範的な優等生だったが、森口の娘を殺害。
事件後、いじめのターゲットになる。その犯行の理由とは…?
⑤犯人B:平凡で目立たない生徒だったが、犯人Aの共犯になり森口の娘を殺害。
事件以降、引きこもりとなるが…。
⑥少女A:犯人Bの幼なじみ。事件後、犯人Aに接触する。その真意とは…。】
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
『私の娘が死にました。
警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。
このクラスの生徒に殺されたのです。
…このまま終わりにはできない。』

思い出した映画は『完全犯罪クラブ』と『ブレイブ ワン』。
中島哲也監督の演出スタイルと映像の魅せ方、色合いがやはり好きだと実感。
今回はいつものPOP感を極力抑えた“ひんやり”とした映像で、
ストーリーに重きを置いた演出ぶりだった。
愛娘を自分が受け持つ生徒に殺された女性教師が今どきの未成年の心情(心の歪み)、
集団心理、行動パターンを巧みに利用して見事なまでに“復讐”を達成するまでの物語。
はっきり言うと観る人の道徳観や倫理観に関わってくる題材なので、
賛否両論は当たり前だと思う。
僕はこの用意周到な結末に“凄さ”を感じ、映画としての面白味を感じた。
恐らく、僕の今年の邦画№1になると思えるくらい。
松たか子は日本の女優の中でいちばん好きな人物。
…と言っても“舞台”の松さんが好きで、
TVドラマや映画の媒体の彼女は余り好きではなかった。
その理由は彼女の実力を十分に引き出した作品とは言えなかったからだ。
去年、映画館で観た『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』で、
ようやく彼女の素材を活かしきった作品と出逢えたと言える。
それくらい“舞台”上の彼女の演技は素晴らしいのだ。
そして今回の『告白』で更なる“女優”としての本領発揮を観られる機会を得た。
森口悠子という感情を表に出さず、内なる想いを秘めた役柄は正に打って付けだったと思う。
松さんはこういう役ほど、とても上手く演じるのだ。
映画が始まって30分近く、森口教師は淡々と生徒たちに“告白”していく。
最初はざわついていた生徒たちも彼女の口から発する言葉に耳を傾けていくようになる。
その光景はまるで“舞台劇”を観ている感覚に近かった。
意外にも松さんはこの“告白”後、スクリーンに登場しなくなる。
そう。この作品はひとつの出来事を複数の人物の違う角度から描いていく趣向だったのだ。
結局、松さんが再び登場するのは作品の後半部分だった。
実際のところ彼女の出演時間は106分中、60分弱といったところか。
それでもクライマックス直前の雨の中での慟哭シーンは真骨頂だった。
この演技を観ている瞬間は彼女が放つ演技力にゾクゾクせずにはいられなかった。
ラストの“復讐”を達成した際の表情は不気味な笑みを浮かべていた。
もはや、もう誰にも森口教師の復讐心を止めることは出来なかった。
いや、彼女の“憎悪”や“苦しみ”を止める権利は誰にもないのだろう。
全5章に渡る様々なエピソード=“告白”は最後にひとつのカタチとなって決着する。
登場人物、個々それぞれに想いを抱いていた事実が観客に突きつけられる。
僕は観ている間、ずっと心がざわついている感じだった。
すべての真実が明るみになった時に感じたことは、
ひとりの“子ども”を育てるということにどれほどの重みがあるのかということだった。
適度な愛情と育てる環境がとても大事なことなのだと改めて気づかされる。
命の大切さを教えるのも親の務めなのだ、と。
観終わった後、覚悟していたほどの“重さ”を感じることはなかった。
それは中島監督が持つ表現力のさじ加減の巧さと、
登場人物たちが取った行動を“全否定”することが出来なかったからだと言える。
“歪んだ”社会への想いと“虚しさ”は遺ったけれど。
『これが私の復讐です。本当の地獄…
ここから、あなたの更生の第一歩が始まるんです。なーんてね。』

●満足度●
★★★★★

セックスと街2。

セックス・アンド・ザ・シティ2セックス・アンド・ザ・シティ2②
『セックス・アンド・ザ・シティ2』(2010)
※注意!ややネタバレしています※
●観た理由●
大好きなシリーズ物なので。
●豆知識●
前作『セックス・アンド・ザ・シティ』での、4人それぞれのハッピーエンド。
【ベストセラー作家のキャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、
式当日に結婚をドタキャンされたミスター・ビッグ(クリス・ノース)と、遂にゴールイン。
理想の結婚を求めるシャーロット・ヨーク(クリスティン・デイビス)は、
2度目の結婚にして悲願の妊娠・出産。
弁護士のミランダ・ホッブス(シンシア・ニクソン)は育児と仕事でパニック、
セックスレスの夫に浮気されて激怒するが、愛の力で復縁。
PR会社社長のサマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル)は、
年下の恋人とステディになるが、自由奔放な恋愛を諦めきれず前向きな別離を選ぶ。】
そして今回の続編では、その2年後が描かれている。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
もちろん、僕は迷うことなくWOWOWのTVシリーズで慣れ親しんだ、
日本語吹替版でのスクリーン鑑賞。
一緒に観たのは“サマンサ&ミランダ”の精神を持った男子親友。
僕は“キャリー&シャーロット”の精神を持っています。笑
全米の批評家筋に酷評されているような悪い出来とまでは思わなかったけど…
前作の映画版第1作目には到底及ばない出来だったことは認める。
やっぱり【1】の終わりで主人公キャリーが結婚した時点で、
物語に広がりを求めるのは難しかったと言える。
今回は陽気に笑えるシーンが多くて、ドラマチックな要素はほとんど無かった。
印象に残ったシーンはシャーロット&ミランダの2人が、
子育てに関して“毒”を吐き合うところ。
セックス・アンド・ザ・シティ2
これまでに余りなかった組み合わせと、
子どもを持つ者同士にしか解らないであろう悩みを共有しているシーンに
キャラクターの成長を感じずにはいられなかったから。
ちなみに、クリスティン・デイビスの顔が以前と変わったように感じたのは気のせい?
逆に今回のサマンサのアブダビでの言動は良くも悪くもヤリ過ぎ感あり。
この点はアラブ首長国連邦に住む人々を、
やや小バカにしていると捉えられても仕方がないと思う。
私生活でGAYだとカミングアウトしているマイケル・パトリック・キング監督だからこその
差別や偏見に対する慎重かつ公平な描き方の配慮がほしかった気もする。
それでもまぁ、サマンサがパイプを吸うシーンは爆笑ものだったけどね。
僕的にはやっぱり今回の舞台の中心地となるアブダビよりも、
N.Y.で活き活きと生活する4人の姿を追ってほしかった。
もちろん、彼女たちの愛する家族と一緒に。
それを活かした脚本を書くのは難しかったのだろうか?
アブダビでキャリーと再会したエイダン・ショウ(ジョン・コーベット)の
出番の終わり方はあんまりだ。
エイダンに対するキャリーの思いやりがあるシーンも挿入してほしかった。
この辺りのキャリーの行動は幼く感じてしまったね。
元カレとキスしたぐらいで大騒ぎしすぎだと思う、ティーンエイジャーじゃあるまいし。苦笑
ホテルのバトラーとのエピソードももう少し掘り下げて描いてほしかったな。
オープニングを飾るスタンフォード(ウィリー・ガーソン)&
アンソニー(マリオ・カントーネ)の結婚は有り得ないと思ってしまったり。
この意見はGAYにしか解らないものがあるかもしれないけど、
あの組み合わせはちょっと考えられないんだよね。
それにしてもアンソニーの弟ニッキー(ノア・ミルズ)は素敵すぎる!
もっとメインのストーリーに絡んでほしかった。笑
僕的には綺麗にまとめてあった【1】の“HAPPY END”のままでいてほしかったので、
今回は続編と言うよりも番外編(“アブダビへのバカンス編”)的な存在に思えたかも。
キャリーのファッションでいちばんのお気に入りとなったのは…
ミランダと市場を散策中にエイダンと再会した時に着ていたもの↓
セックス・アンド・ザ・シティ2②
特にDIORのシンプルなロゴ入りブラックTシャツが可愛く思えて欲しくなったほど。笑
セックス・アンド・ザ・シティ2③←このブルーのシャツも可愛かった。
ラストシーンはキャリー&ビッグが二人一緒のシーンではなく、
【1】のように4人一緒の場面で終わらせてほしかった。
あの4人だからこその『SEX and the CITY』シリーズだから。
さてこの先、無事に【3】が製作されるのだろうか?
次こそはキャリーの妊娠、そして出産で締め括られそうな予感がする。
今回の時点でキャリー&ビッグ夫妻は子どもを望んでいないようだったけど。
でもラストシーンにおける定番のキャリーのモノローグでは
“現時点での私”だと表現していたので、この展開も無きにしもあらずだよね。
マイケル・パトリック・キング監督、
次回はもう少し“喜怒哀楽”のバランスが良く中味のある脚本でお願いします。
…とナンダカンダ書きつつも、彼女たち4人の世界観は大好きだったりするのです。
愛すればこその“忠告”ということで。笑
あ。僕はやっぱりビッグのような包容力のある人に惹かれる。
僕もキャリーと同じように、
大好きな人の胸板にもたれたいなぁと思っちゃいました…キャッ@オトメン。笑
●満足度●
★★★★☆

該当の記事は見つかりませんでした。