ぼくがエリックを見つめた日。

きみがぼくを見つけた日
『きみがぼくを見つけた日』(2009)
日本版予告編がとても感動的に作られていたと思う。
本編は意外とそれほどドラマティックに描かれてはいなかった。
脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』&『マイ・ライフ』のブルース・ジョエル・ルービン。
彼の名前を聞いた時点で、ただ普通の恋愛映画じゃないことを察するだろう。
お目当ては好きなオーストラリア俳優エリック・バナ。
スクリーンで『ブラックホーク・ダウン』(2001)を観て以来、ずっと追いかけている。
彼がこういうラブロマンス物に出演するのは恐らく初めてだと思うし、
珍しいとさえ感じる。
でも製作総指揮が『トロイ』(2004)で共演したブラッド・ピットだと知って、妙に納得。
『ブーリン家の姉妹』(2008)に続いて、【ヘンリー】を演じていたエリック。
今回のヘンリーは時空をさまよう男=タイム・トラベラー。
いつもは険しく苦悩する表情の多いエリックの
なんとも言えない甘い表情が素敵だった。
おまけに時空をさまようたびに全裸になるので、
どれだけ鍛えられた身体をいつも以上に拝めたことか!
少女時代に逢ったヘンリーを運命の相手だと信じ、
一途に愛するクレアを演じるのはレイチェル・マクアダムス。
クラシックな雰囲気と清楚なイメージがあって、好きな女優のひとり。
今回は優しい雰囲気を醸し出しながら、
それでいて芯のある女性像をチャーミングに演じていました。
エリックとの相性の良さもイイ感じに映っていたなぁ。
物語が始まってすぐにタイム・トラベルに関する説明が
ヘンリーから幼少時代のヘンリーにあり、その展開に少し驚きと意外性を感じた。
…『いきなりネタバレかよ!』って。笑
結局、タイム・トラベルの解決策をはっきりと見出せないまま、
その運命ともいうべき試練をヘンリーに関わるすべての人たちが受け入れていく。
僕の以前の恋愛は遠距離だったので、
クレアの常に【待つ】側の気持ちが解るような気がした。
逢いたい時に逢えないもどかしさや辛さ…
せっかく逢えたとしても怒りをぶつけたくなる気持ちもね。
ややご都合主義と思える展開だったり、今ひとつ説得力に欠けたり、
記憶の繋がり方に時々頭が混乱しかけたりしたけど…
それでも秋に観るには相応しい、しっとり感ある【純愛】映画でした。
満足度:★★★☆

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ラブ・ロック。

パイレーツ・ロックパイレーツ・ロック②
『パイレーツ・ロック』(2009)
大好きな英国の製作会社ワーキング・タイトルの新作かつ、
監督(兼脚本)がリチャード・カーティスだと知った時点で観ずにはいられなかった。
本国版ポスターからして、POPでイイ感じだし♪
舞台は事実にインスパイアされた1966年のイギリス、
北海に停泊する船【RADIO ROCK】。
そこで24時間、違法のロックを流し続ける海賊ラジオ局の面々たちを描く。
カーティス監督らしさ溢れる、たくさんの愛と優しさが詰まった群像劇でした。
もちろん、英国特有のシニカルさもブレンドして。
もう何よりもイギリス英語の発音が心地よくて、それだけでも最高の気分になれる。
登場人物は個性的な奴らばかり。
【ラジオ・ロックの仲間たち】
海賊ラジオ局“ラジオ・ロック”のドン。ドンのキュートな姪っ子。
高校を退学になり、人生に迷う18歳。迷う18歳の魅力的なママ。
アメリカからやって来た、身体も発言もビッグなDJ。
アメリカから帰還したばかりのイギリスで最も偉大なDJ。
真実の愛を探し求める、とにかく人のいいDJ。そのDJと17時間で離婚した元妻。
デブでモテモテ、皮肉屋なDJ。“セックス・デー”にやって来た、そのDJの彼女。
毎時きっかりにニュースを読む男。やることなすことウザいDJ。
唯一の女性乗員、レズビアンの料理係。
通称“夜明けの散歩者”、朝番組のDJ。いるだけで女性を虜にしてしまう無口なDJ。
迷う18歳のおバカなルームメイト。ソウルフルで心温かいエンジニア。
【敵対する政府側】
“ラジオ・ロック”をぶっ潰すことに喜びを見出す大臣。その大臣の忠実な手下と秘書。
以上、奴らを演じる英国俳優も通好みのキャスティングで。
ビル・ナイ、リス・エヴァンス、ニック・フロスト、
ケネス・ブラナー、エマ・トンプソン、ジャック・ダヴェンポートetc。
そこに唯一の米国俳優フィリップ・シーモア・ホフマンが、
演じる役柄ザ・カウント(伯爵)と同じ立場で参入する。
ホフマンが音楽に関わる姿を見ていると、
否応なしに『あの頃ペニーレインと』のレスター・バングスを思い出してしまう。
『ノッティングヒルの恋人』のスパイク役とは正反対のギャビン・カヴァナを演じた、
リス・エヴァンスはやっぱりoasisのリアム・ギャラガーに似ていると再確認。笑
ケネス・ブラナー&エマ・トンプソン。
私生活での元夫婦が同じ映画に出演していることにも驚きがあったり。
さすがに共演シーンまではなかったけどね。
それにしてもアリステア・ドルマンディ大臣を演じるブラナーのルックスが、
アドルフ・ヒトラーに見えて仕方がなかった。
僕的にはウィル・アダムスデール演じるニュース・ジョンがなにげにツボでした。
欲を言えば、トム・スターリッジ演じるカール役はアーロン・ジョンソンで観たかったかな。
全編を彩る、1960年代を中心とした数々のROCK。
シーンにぴったりの選曲センスに唸らされる。
ほとんどの名曲を軽い程度にしか知らなかったこの僕でさえも、
十分に楽しむことができた。
なので、ROCK好きの人にはタマらないものがあると言える。
ROCKに限らず音楽を無条件に愛せる気持ちを持っている人ならば、
全然大丈夫だと思う。
夢や希望、愛だけでは生き抜くい世の中だけど、
それでも愛があるからこそ人は生きていけるのだと
現在にも通じるメッセージ性があった。
いちばん印象に残ったシーン。
それはキャット・スティーヴンス(現在はユスフ・イスラム)の
『Father and Son』が流れる中、水中でたくさんのアルバムが散らばった場面。
とても美しく神々しささえ感じるシーンでした。
その後に流れるTHE BEACHBOYSの『Wouldn't It Be Nice』は
爽快感があってイイ気分になれた。
本編が終わった直後に次々と映し出される著名なアルバム・ジャケットたち。
先頭はTHE BEATLESの『Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band』。
思わず僕はCOLDPLAYのアルバムを探したけど、(恐らく)出てこず。
TAKE THATの『Take That and Party』と
oasisの『(What's the Story) Morning Glory?』を見つけることはできました♪
NIRVANAの『Nevermind』も鮮烈な印象として残っているから気づいたり。
上映時間は135分。正直、間延びするところがいくつかあった。
もう少し個々のキャラクター像を掘り下げて描いていたら、
クライマックスはもっと感動できていたような気がする。
それでもRADIO ROCKの仲間の想いがひとつに結束し、
その想いが彼ら以外の人たちに伝わった時の感動は素晴らしい。
気づけば僕の頬に涙がこぼれていました。
それはきっと、どれだけ皆の個性がバラバラでも、
ROCKを愛する気持ちだけは同じだという部分に共鳴させられたから。
ひとつのことに対してこだわりを持つことが、
決して間違いではないという大切さに気づかせてくれました。
『信じてくれ それでも名曲は書き継がれ、歌い継がれていく
それらの曲が世界に奇跡を起こすと』

パイレーツ・ロック④
満足度:★★★★☆

ORPHAN.

エスター
『エスター』(2009)
観ようと思ったきっかけは、好きな俳優ピーター・サースガードが主演のひとりだから。
かつて好きなアーティストのひとりだった大江千里(現在、N.Y.在住)が、
全米公開中に自身のBLOGで『恐い』と連発していて気になったから。
僕の周りで観た人の感想がすこぶる高評価だったから。
…そんなこんなでようやく観てきた。
うん!僕も十分に満足のいく結果となりました。
とにもかくにも、良く出来た作品だったなぁ。
前半こそ、この手のジャンルで多用されるこけおどしのシーンが多いなぁ…と
若干イライラしながら観ていたんだけど、
それこそが製作者たちの狙いのひとつだったんだと気づく。
もうね、上手い具合に僕の心理状態は彼らにコントロールされていました。
上映時間123分はこの手のジャンルにしたら、少し長めだと思う。
でもその分、丁寧に描かれていて少しも退屈することはなく見応えがあった。
普通は謎解きの時に使われるフラッシュバックも、
本編後のスタッフ&キャスト・クレジットで登場したのも目新しく感じたり。
ロシアで生まれ、孤児:ORPHANとなった9歳の女の子エスター。
その彼女を養子にしたコールマン夫妻。
コールマン夫妻にはエスターより年下の兄妹(ダニエル&マックス)がいて…。
登場人物それぞれが秘密めいたものを抱えているので、
それが更に状況を悪化させる要因となっていく。
その辺りの背景と伏線がストーリーに巧く作用していて唸らされる。
ケイト・コールマンを演じるのはベラ・ファーミガ。
最近観た『縞模様のパジャマの少年』で好演していたように、
この『エスター』でも芯の強い母親役を全力で演じきっていました。
彼女って、メグ・ライアン系の顔立ちだよね。
ジョン・コールマンを演じるのはお目当てのピーター・サースガード。
ピーター・サースガード
『K-19』(2002)を見て、好きになりました。
やっぱり瞳で想いを表現できるところが上手い。
彼だけは最後までエスターを信じていたけど…以下、禁句。
邦題のタイトルロール、エスターを演じたのはイザベル・ファーマン。
大人顔負けの見事な演技っぷりに終始、目がクギづけとなってしまいました。
もうこれは彼女の存在なしでは成り立たなかったと言っても過言ではないと思う。
妹マックスを演じたのはアリアーナ・エンジニア。
イザベル・ファーマンの怪演ぶりに陰が薄くなりがちだけど、
それでもアリアーナのリアリティ感じる演技は素晴らしかったです。
彼女の存在もこの作品に多大なる効果を与えていたと思う。
さて、気になる【エスター】の正体。
『オーメン』的なのか?『危険な遊び』的なのか?
いろいろ想像してはいたんだけど…
チラシに記されていたように全くの【絶対予測不可能】でした。
真相が判明した瞬間は思わず、
『ウワッ!そう来たか!巧い!』と言わずにはいられない鳥肌ものだった。
このオチ…僕的には最先端な発想だと思えるので、必見の価値アリです。
唯一不満というか、観ている途中からケイトにずっと言いたくて仕方がなかったこと。
それは『ボイスレコーダーを使おうよ!』ということ。
そうすれば数々のエスターの暴言を証拠として残せて、
ジョンに信じてもらうことが出来たのに…。
鑑賞後すぐに思ったこと。
それは…母親:女性は強し、男は弱しかな。笑
エスター③
満足度:★★★★★

つぶやき。

BLOGで自分に関することを、つぶやいてみる。
LOGO③
BLOG
全然飽きることのない趣味的な存在。
ここのところ、コメントの受付は休止状態だけど。
理由は…単なる気まぐれです。
映画を連日観ている時期は記事を書くことだけに没頭したいという感じかなぁ。

mixi
今は情報収集の一環としてコミュニティをメインに活用している感じ。
マイミクさんで日記を書く人がめっきり少なくなったし。

twitter
BLOGで書くほどじゃないけど、でも書きたい:言いたいみたいなことを
MEMO代わりとして活用している。
ホントはもっとクダけた感じで書きたい:つぶやきたいんだけど、性格的に無理っぽい。

上記3つに言えることはコミュニケーションよりも記録重視って感じかな。
でもお気に入りの人にコメントを書いたりするのは好きなので、ついつい書いちゃう。

映画
変わらず好き。一生涯の趣味。生きる源的な存在。
今年は観たい作品しか観ていないので、気が楽。

音楽
COLDPLAY熱は一段落着いた感じ。
新作が出たら、キャアキャア再開です。
iPod nanoは必需品。
最近、よく聴いているのはMAROON 5かな。

漫画
適度に楽しみながら読んでいる感じ。
今は、よしながふみがいちばん好き。

仕事
ノーコメント。笑

恋愛
好きな人は、いる。
それが誰なのかは…内緒。
ほぼ毎日連絡を取り合えているから、今はそれだけで十分かな。
ある種、心の支え。

友達
この歳になってくると逢う人が限られて:絞られてくるけど…
ずっと繋がっている人たちは、みーんな大事。

悩み
ぶくぶく肥ってしまったこと。笑
現在は身長172㎝、体重62㎏。
ちょっと前までは50㎏台だったんだけどなぁ。

…以上。こんな、つぶやきでした。

ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐。

クヒオ大佐クヒオ大佐②
『クヒオ大佐』(2009)
『南極料理人』で好演していた堺雅人と描かれる内容に惹かれて観に行った。
予告編から想像できるような全編コメディ・タッチではなくて、
ややドラマ要素の強い作品として作られていたのが予想外だった。
もちろん、コミカルなシーンが随所に散りばめられてはいるものの、
徐々にどこか寂しさを感じ切ないものが伝わってくるというか。
自称『米軍特殊部隊ジェットパイロット。父はカメハメハ大王の末裔。
母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ』と名乗る結婚詐欺師、
クヒオ大佐のことも最終的にはどうも憎めないところを感じたり。
クヒオ大佐を演じた堺雅人はやはり演技が上手で魅入ってしまった。
つけ鼻に全く違和感を覚えることもなく。
いちばん印象に残った演技が実は腕立て伏せの長回しシーンだったりするけど。
観ていて、思わず何回しているのか数えてしまいました。笑
クヒオ大佐を心から愛してしまう弁当屋女社長、永野しのぶを演じたのは松雪泰子。
こういう苦労人というのか、幸の薄そうな役柄を演じさせても上手い。
物憂げな佇まいが絵になっていました。
でも実はこの作品でいちばん印象に残ったキャストはしのぶの弟、
永野達也を演じた新井浩文でした。
同日公開の『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』では1シーンのみの出演だったけど、
今回は出演シーンが多いプラス笑わせてくれる役柄で嬉しく思えたり。
当の本人は別にコメディ演技をしている訳じゃないけどね。
ぶっきらぼうだけど、ナンダカンダ言いつつ姉想いの弟役がとても様になっていた。
彼が口にする言葉がいちいち面白くて本当に笑えたなぁ。
特にクヒオ大佐との電話口でのやり取りは最高でした。
うん、確認することは大事。笑
実在した人物を描いてはいるものの、映画が始まってすぐに
『本作は実在の人物をモデルにした創作である』と断り書きが入るように、
かなり事実とは異なるようなので、
あまりその辺りを意識して観ない方がいいのかもしれない。
映画の中のクヒオ大佐は詐欺師云々の前に虚言癖のある病的な人物として
僕の目には映ったので、痛々しいというか哀れにさえ感じた。
その原因となったであろう彼が育った環境のことを考えたら、
作品を観ていてもう笑うことは出来なくなってしまった。
そういう意味でも、
『(辛いことがあったら)空を見ればいい』という台詞が妙に印象に残る。
被害者のひとりである浅岡春(演じるのは満島ひかり)が、
最後にクヒオ大佐に食ってかかる時に言い放った『どうして、わたしなの?』と
言いたくなる:聞きたくなる気持ちもなんだか解る気がしたり。
それにしても、しのぶはなぜあんな大金を
すんなりとクヒオ大佐に渡してしまうことができたんだろう?
僕には不思議に思えて仕方がなかった。
僕が彼女の立場なら、彼がお金について頼ってくるようになった時点で、
真っ先に相手の身元を調べ出すけどな。まずは迷わず名刺先へ電話を入れます。
恋をすれば周りが見えなくなるとはいうけど、
しのぶの人生の寂しさから取った行動でもあったんだろうな。
この作品…時代設定を平成初期ではなくて昭和だったら、
もっと現実味と説得力を持たせたような気がする。
吉田大八監督の演出は思いきり昭和っぽさを感じたんだけど。
それと冒頭&クライマックスに登場する某省官僚、藤原(演じるのは内野聖陽)の
シーンは、米国VS.日本とクヒオ大佐VS.騙された女性の関係を対比して
伝えたいものがあったのだろうけど、不要なシーンに思えてしまったなぁ。
鑑賞後。クヒオ大佐の発する言葉のイントネーションがあまりに心地よかったので、
ついついペ・ドゥナ演じた空気人形と
コラボレーションしてほしいなと思ってしまいました。笑
満足度:★★★

飛び出死(トビダシ)、注意。

ファイナル・デッドサーキット 3D
『ファイナル・デッドサーキット 3D』(2009)
3年ごとに製作、全米公開されている好きな『Final Destination』シリーズ。
4作目となる今回は『The Final Destination』としてRe:スタート。
今回の目玉となるのは、やっぱり全編フルデジタル3Dでの上映。
飛び出死(トビダシ)映像は迫力があってクリアーかつ綺麗だったものの、
肝心の内容は【普通】だった。
3D映像の見せ方にこだわりすぎたようで、
製作費をそっちに回しすぎた的なチープ感があったから。
そう。肝となるストーリーに新鮮味や面白味を感じなかったんだよね。
運命の法則に逆らい生き残ってしまった登場人物たちの行動に
どうもピンと来るものがなかったというか。
ただ、ひたすらギャアギャア騒いでいるだけのように映っていたなぁ。
これまでの登場人物たちはもっと運命に立ち向かっていたし、
どうにかして死の法則から逃れようと
いろいろと調べ上げ生き延びようと必死だったもん。
今回はただ順番通りに死んでいくだけで、驚きようが少なかった。
確かにショッキングかつエグい映像で見た目の怖さは感じたけど、
これまでに体感してきたような精神的な怖さを感じることはなかったな。
特に前作の『ファイナル・デッドコースター』に恐怖感を覚えた記憶があるから、
尚更そう感じてしまったんだと思う。
なんだかタイトルだけを借りて延々と続いている『ルール』シリーズのような
TV映画風のB級テイストを感じてしまったり。
その辺りはキャストが地味だったせいもあるかもしれない。
演出的には今回のデヴィッド・R・エリス監督(【2:デッドコースター】も担当)よりも、
ジェームズ・ウォン監督(【1:ファイナル・デスティネーション】&
【3:ファイナル・デッドコースター】)の方が好みかも。
今回の殺害現場となったのはサーキット場、美容院、プール、
病院、映画館、ショッピング・モールなどなど。
特に美容院のシーンでいちばんハラハラドキドキさせられた感アリ。
緊急車両に撥ねられるシーンは何度観てもビビってしまう。
僕ら観客と同じように登場人物たちが3Dメガネをかけて、
映画館で3D映画を観ていたシーンは妙に可笑しかったり。
『ロング・キス・グッドナイト』(劇中では『愛の終わり』)を観て、
あんなに仰け反らないって!笑
オープニング名物のデジャヴが一度ではなかったことが
まさかのフェイント攻撃で面白かった。
でも、最期のオチのつけ方はどうも説得力に欠けるなぁ。
ちなみにいちばん最初のデジャヴ後のスタッフ&キャスト・クレジットで、
シリーズ3作これまでの死に方が人骨のビジュアルによって紹介されていくんだけど…
僕はスタッフ&キャスト・クレジットが誰なのかを読むことに夢中で、
その粋な演出に気づいていなかったという。
なので、これから観る人はそこもCHECKしてみてね。笑
それから…映画の感想が悪くなった原因のひとつに【日本語吹替版】というのもある。
今回は字幕スーパー版での上映が一切無かったので、
仕方なく日本語吹替版で観たんだけど…
やっぱりTVで有名なタレントの吹き替え演技程度では
細部に渡る感情表現まで上手く出来る訳はなく。
もうね、緊張感や危機感が全く伝わってこなかったもん。
改めて、【声】の重要さに気づかされる結果となりました。
配給会社は一体何を思って、あのキャスティングにしたんだろうね。
観客寄せを考えたにしても中途半端な位置の人たちだし(失礼)。
いつか字幕スーパー版で見直したら、感想が変わるかもしれないな。
最後に。映画を観ていちばん実感したのは…
日常生活の中に事故となる要因が多いということ。
過剰に描かれていたにせよ、ちょっとは注意心を持とうと思いました。
満足度:★★★

サンドラ・ブロック×ライアン・レイノルズ。

あなたは私の婿になる
『あなたは私の婿になる』(2009)
僕にとって今月本命の一本。
サンドラ・ブロックの『トゥー・ウィークス・ノーティス』(2002)以来となる、
久しぶりのラブ・コメディ。
プラス相手役が大好きなライアン・レイノルズとくる。
もうこれは俄然期待せずにはいられなかったんだけど…
僕的には最近観たばかりの『男と女の不都合な真実』の方が面白かったかな。
『あなたは私の婿になる』は良くも悪くもあまり捻りのない王道のラブコメで、
サンディとライアンが魅力的に演じてくれたからこそ最後まで楽しく観られたんだと思う。
物語は出版社の編集長マーガレット・テイト(40歳)と彼女のアシスタント、
アンドリュー・パクストン(28歳)との上下関係の逆転を軸に描いていく。
サンディのコメディ演技はやっぱりコミカルで面白い。
ひとつひとつの仕草が本当にチャーミングなんだよね。
特に今回、身体を張って正面からバストとアンダーを手で隠しただけの
セミヌード・シーンはアッパレでした。
最初こそ『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた、
ミランダ・プリーストリーのようなキャラクター設定だなと思いつつ、
中盤からはサンディの代表作のひとつと言える『あなたが寝てる間に…』(1995)を
彷彿させるようなストーリー展開となっていく様がいい意味で懐かしく感じたなぁ。
家族の愛情や温もりを忘れていた女性が、
その感情を想い出すことにより本来の自分を取り戻していく…。
クライマックス。アンドリューの親族たちの前で
真情を吐露するマーガレットの姿にホロリとさせられました。
サンディはいくつになっても元気いっぱいのイメージがあってイイね。
対するライアン。役柄同様、実生活でもサンディとは12歳の年の差。
でも全く違和感を覚えることがないくらい、この2人のケミストリー効果は抜群でした。
ライアンのラブコメ演技を観るのは初めてだったけど、
こういうキャラクターもかなり似合っていてGOOD。
役柄的にも誠実さと優しい雰囲気が伝わってきていたし、益々好きになったなぁ。
もちろん、お目当ての引き締まった身体(ヒップまで!)も観られて大いに満足。笑
これでヒゲが生えていたら完璧だったんだけど!
監督は『幸せになるための27のドレス』のアン・フレッチャー。
前作同様、この人の演出にはなにかスパイスが足りないように感じる。
オーソドックスすぎるのか、テンポが悪いのか…。
本編後のエンドロールに流れる質疑応答シーンは、
ちょっとクドさを感じて要らなかったように思えたり。
アンドリューの元カノ、ガートルードを演じたマリン・アッカーマンが
『幸せになるための27のドレス』に引き続いて
アン・フレッチャー監督作に出演していたんだけど…
今回もどんな悪巧みを考えて主人公たちに絡んでくるんだろうと構えて観ていたら、
全然イイ娘だったので拍子抜けしてしまった。笑
それよりも今回はアンドリューの祖母のアニー(演じるのはベティ・ホワイト)の
存在がかなり大きかったと思う。
ちなみにチラシに書かれている【ラブコメの女王サンドラ・ブロックと、
実生活でもスカーレット・ヨハンソンとの格差婚(?)のライアン・レイノルズが贈る】の
表記はライアンのファンとして納得いかない!笑
次に観たいサンディとライアンの恋愛に関するコメディ物は…『All About Steve』
『ラブ・ダイアリーズ』(後者はレンタルのみのDVDスルー化となっちゃったけど)かな。
All About Steveラブ・ダイアリーズ
満足度:★★★★☆

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