西洋骨董洋菓子店。

アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~②アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~③
『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』(2008)
●観た理由●
僕の今月本命4作品の内、最後の1本。
好きな漫画家のひとりである、よしながふみ作品の実写映画化だから。
登場人物のひとりがGAYなので。
注目株の若手男優チュ・ジフンに興味を持ったから。
●豆知識●
実写映像化は今回で2度目。2001年に日本が
TVドラマ『Antique(アンティーク) ~西洋骨董洋菓子店~』として製作。
その際、主人公が滝沢秀明演じる神田エイジ寄りになっていたり、
藤木直人演じる小野裕介役の設定がGAYではなかったりした。
原作漫画には作者による続編的な作品が同人誌で存在し、
こちらでは小野裕介が橘圭一郎を愛しつつも
小早川千影と関係を持つという展開になっている。
●スタッフ●
監督はミン・ギュドン。
韓国映画特有の(良くも悪くも)暑苦しさを感じない現代的でサラッとした演出が好印象。
イ・オンヒ監督の『肩ごしの恋人』を観た時の感覚と似ている。
両作品とも原作が日本の物だからかな。
●キャスト●
正直、観るまでは全員がミスキャストかもしれないなという不安があった。
けれど実際に動く彼らの姿や演技を観ていく内に、その不安は見事にかき消されていた。
ジニョク:橘圭一郎役のチュ・ジフンはとても魅力的だった。
モデル出身のことだけあって立ち居振る舞いが綺麗だし、
自分の魅せ方を十分に理解しているように映っていた。
ちょびヒゲ姿もCOOLさが増してNICE!
ソヌ:小野裕介役のキム・ジェウクは藤木直人に似ているなと気づいた。
TVドラマ版のイメージそのままのキャスティングかと思ってしまった。
魔性のGAYにしてはキスシーンにぎこちなさを感じたけど、まぁ良しとしよう。笑
やっぱり、よしながふみが描くGAY像は女性に受けそうなタイプに仕上げられているね。
実際のGAY社会では綺麗系の男子はそれほどモテないから。
ボム:神田エイジ役のユ・アインはこの役を演じるには幼すぎるなと思っていたけど、
エイジの特徴を掴んでなかなか頑張っていたと思う。
スヨン:小早川千影役のチェ・ジホは4人の中でいちばん原作のイメージに近かった。
その4人の中で唯一、脱ぎのシーンがない。
ガタイがいいはずなので、かなり残念だったなぁ。笑
ジャン=バティスト・エヴァン役のアンディー・ジレは
フランス発の男優@『我が至上の愛~アストレとセラドン~』。
ジョナサン・リース=マイヤーズ似のルックスで、なかなかの美青年でした。
●印象に残ったシーン●
オープニングのスタッフ&キャスト・クレジットでのカラフルな映像。
オープニングとエンディングのモノローグが同じところ。
キャッチコピーにも使われている、『人は幸せな時に、ケーキを食べる。
ほろ苦い人生を少しでも甘くするために──。』の言葉は印象に残る。
このモノローグを重複することで説得力が増したし、作品としての締め括り方も好き。
韓国は大好きな国のひとつで何度も旅行で訪れてはいるものの、
正直、見た目も味も美味しいケーキに出会えたことがないに等しい。
唯一、美味しかったのはイタリアン・レストラン『イルマーレ』
(大好きなイ・ジョンジェ氏もオーナーとして参加)で食べたティラミス。
なので今回、劇中に出てくるケーキが、
どれもこれも本当に美味しそうに映っていたのが妙に不思議な感覚だった。
●この映画を観て思ったこと●
結末も含めて基本は原作漫画に忠実に映像化されていたので安心して観ることができた。
『あ、それ!思いきり漫画のシーンそのままやん!』っていう発見や楽しみ方もあったり。
コミックス全④巻のエピソードをテンポ良く、111分間に上手くまとめてあったと思う。
漫画の世界観を損なわずに描いていた点では、成功と言ってもいいんじゃないかな。
明るいポスターの雰囲気とは違って、意外とこの原作漫画の終盤は重たかったりする。
その辺りのDARKなところも、映画では上手く表現していたと思う。
それでも常にこの映画からは清潔感ある匂いがしていたな。
…トラウマやコンプレックスを克服するというのは生半可な気持ちでは出来ない。
そのトラウマから逃れることが出来たジニョクが見る外の風景は
もの凄く光り輝いていたんだろうな…心許せる仲間も傍にいて。
あぁ、僕も一度でいいから【アンティーク】でケーキを食べてみたい!
もちろん、その時は間違いなくソヌではなくジニョクに恋をします!笑
●不満点●
かなり甘めに評価したので(笑)映画自体に不満はないけど、
チュ・ジフンの私生活での麻薬管理法違反の疑いに因る事件は残念だった。
その影響でこの映画の公開規模が縮小されるというダメージにも繋がった訳だし。
今回の『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』で彼の魅力に気づき、
次に観ようと決めていた5月公開の『キッチン ~3人のレシピ~』
日本での上映が延期されてしまったことも悔やまれる。
キッチン ~3人のレシピ~←レアになる可能性が高い日本版チラシ。
ちなみに、よしながふみ作品の次なる実写映画化が『大奥』と決定。
『木更津キャッツアイ』シリーズの金子文紀監督で現在、企画進行中。
キャストが誰になるのか、今はそれがいちばん心配なのです。苦笑
●満足度●
★★★★★

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’09四月ショービズ・リスト。

4月に観たショービズたち。

●映画館●
22★フロスト×ニクソン★(アメリカ)
【楽園か荒野か──人生を賭けた闘いが始まった!】
フロスト×ニクソン
MEMO:敷島シネポップ
2009.4.1 13:45
映画の日1000円
単独
点数評価:82点

23★ザ・バンク 堕ちた巨像★(アメリカ=ドイツ=イギリス)
【真実さえ、取引されるのか。】
ザ・バンク 堕ちた巨像
MEMO:なんばパークスシネマ
2009.4.6 13:05
金券ショップ1000円
単独
点数評価:79点

24★ダイアナの選択★(アメリカ)
【『どっちを殺す?』彼女の答えが引き金になり、新しい人生が始まった、はずだった。】
ダイアナの選択
MEMO:シネ・リーブル梅田
2009.4.7 12:25
前売り券1500円
単独
点数評価:78点

25★トワイライト~初恋~★(アメリカ)
【世界中がハマった究極の純愛映画!!
『これ以上好きになると、君の命まで奪ってしまう』】
トワイライト~初恋~
MEMO:なんばパークスシネマ
2009.4.10 15:35
金券ショップ900円
単独
点数評価:65点

26★ある公爵夫人の生涯★(イギリス=イタリア=フランス)
【18世紀にも、スキャンダル。】
ある公爵夫人の生涯
MEMO:TOHOシネマズなんば
2009.4.17 12:15
ポイント鑑賞0円
奈良ちゃん
点数評価:86点

27★スラムドッグ$ミリオネア★(イギリス=アメリカ)
【運じゃなく、運命だった。】
スラムドッグ$ミリオネア
MEMO:なんばパークスシネマ
2009.4.19 13:10
2周年記念特別料金1000円
奥野
点数評価:85点

28★ミルク★(アメリカ)
【『ミルク』は、希望のはじまりだった。
1970年代のアメリカ。マイノリティのために戦った政治家
ハーヴィー・ミルク…人生最後の8年間】
ミルク
MEMO:シネマート心斎橋
2009.4.22 10:10
ポイント鑑賞0円
奈良ちゃん
点数評価:90点

29★レイチェルの結婚★(アメリカ)
【家族の運命を変えたあの出来事。人生最良の日に明かされた秘密とは──】
レイチェルの結婚
MEMO:シネ・リーブル梅田
2009.4.24 12:15
ハッピーフライデー1000円
単独
点数評価:69点

30★アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~★(韓国)
【人は幸せな時に、ケーキを食べる。ほろ苦い人生を少しでも甘くするために──。】
アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~
MEMO:なんばパークスシネマ
2009.4.28 17:05
金券ショップ1000円
和美ちゃん
点数評価:80点

●TV●
★卒業の朝★(アメリカ)
【忘れられない出会い…あの頃、そして、今も
人生という学校で、私たちは永遠(とわ)に学び続ける
──それは、決して終業ベルの鳴らない授業】
卒業の朝
MEMO:BS-TBS
2009.4.15 19:00
単独
五つ星評価:★★★☆

以上。

’09四月コレクション・リスト。

4月に購入したコレクションたち。

●漫画●
★井上雄彦★
『スラムダンク「あれから10日後──」完全版』
【今、あの日の教室が蘇る。ゴブサタ。】
スラムダンク『あれから10日後──』

★よしながふみ★
『こどもの体温』
【表題作ほか、僕の見た“彼”と“彼”の生活をつづる
『僕の見た風景』などシリーズ4篇を収録した、よしながふみの傑作短編集。】
こどもの体温
『彼は花園で夢を見る』
【ファルハットは旅の音楽師と共に西の国へやってきた。
彼は美しい花園のある屋敷で、どこか乾いた瞳をした男爵と出会い……。】
彼は花園で夢を見る

★きたがわ翔★
『C』全⑩巻(中古)
【Message to Complex People】
C①C②C③
C④C⑤C⑥
C⑦ C⑧C⑨
C⑩

★さくらももこ★
『ちびまる子ちゃん⑯』
【みんな待ってた最新刊!!
笑って笑ってちょっぴり泣いて…だからみんな、まるちゃんが好きなんだ。】
ちびまる子ちゃん

●DVD●
★ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日
<スペシャル・コレクターズ・エディション>★

【アナタを元気にさせてくれるビタミン日記】
ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日

●CD●
★ジャネット・ジャクソン『JANET.REMIXED』★
【豪華アーティストによって手掛けられたジャネット初のリミックス・アルバム】
ジャネット・ジャクソン③
以上。

ジョナサン・デミ×アン・ハサウェイ。

レイチェルの結婚
『レイチェルの結婚』(2008)
●観た理由●
アン・ハサウェイがこの作品で、第81回アカデミー賞主演女優賞候補になっていたから。
●豆知識●
脚本を書いたジェニー・ルメットはシドニー・ルメットの実娘。
この映画の結婚式のシーンにエキストラは使われておらず、
出演しているのはジョナサン・デミ監督の私生活での友人を始めとする関係者たち。
●スタッフ●
監督はジョナサン・デミ。
彼の監督作を観るのは『フィラデルフィア』(1993)以来!
『羊たちの沈黙』を撮ったとは思えないほど、(いい意味で)変わり果てた演出。
登場人物をクローズアップするホームビデオを意識したような密着型の構成は、
終始インディーズ映画を観ているような気分だった。
丁寧に描いてはいるものの、ひとつひとつのシーンが長く感じた。
その点が人によれば退屈に思える部分かもしれない。
撮影監督のデクラン・クイン(私生活の兄弟は俳優エイダン・クイン)。
好きな『母の眠り』、『プルートで朝食を』を撮った人。
●キャスト●
アン・ハサウェイの演技の幅の広がりに成長と驚きを感じた。
もはや『プリティ・プリンセス』シリーズの面影はなく、
未熟と感じた『ブロークバック・マウンテン』の時よりも演技力は確実に増していた。
アン・ハサウェイ演じるキムの姉レイチェル役のローズマリー・デウィットの
受け身となる落ち着いた演技が素晴らしかった。
母親アビー役のデブラ・ウィンガーとよく似ていたと思う。
●印象に残ったシーン●
キムが自暴自棄から交通事故を起こし、家へ帰った後、お風呂に入るシーン。
そっとキムの身体を洗ってあげるレイチェルとの交流になんとも言えない気持ちになった。
きっと姉妹にしか解らない感情がそこにはあるんだろうなぁ、と。
4人が踊りながらハグし合うシーンも印象的↓
レイチェルの結婚
●この映画を観て思ったこと●
とてもアメリカ映画を観ているとは思えなかった。
ヨーロッパ、もしくは中近東の映画を観ている感覚に陥った。
それくらい複雑なテーマを描いていたし、無国籍な作風に思えたからだ。
この作品には様々な人種が登場している。
それが当たり前のように描かれていて、正直驚かされたのが本音。
家族関係の生々しさを見せつけられた気がして、時に気分が滅入る作品だった。
家族同士で向き合おうとしない姿にやるせなさや哀しみを感じる。
結局、すべての解決策は見つからず、
それでも人生は続いていくものだと諭されたような気分になった。
僕はどうしてもキムの言動や行動が自虐的かつ自己中心的にしか思えず、
終始イライラしながら観てしまった。
なぜキムがそういう行動を取ったりするのか、
その理由はもちろん作品中に描かれていたけど、
僕はもう少し物事を前向きに捉える彼女の姿を見たかったのかもしれない。
正直、身近に居たら腫れ物に触るような感覚で接している人物だなと思った。
自分が抱えている問題は結局、
自分と向き合うことでしか解決できないんじゃないかと僕は感じる。
家族であれ、他人を変える力なんて無いに等しいのだから。
ただ時には感情を爆発させて、
互いに話し合い譲り合うことも大事なんじゃないかとも思った。
それはとてもエネルギーの要ることだけど…。
●次に観たいアン・ハサウェイ作品●
Bride Wars
初夏に日本公開される『Bride Wars』
ゲイリー・ウィニック監督、ケイト・ハドソンとW主演によるラブ・コメディ。
●満足度●
★★★☆

カロリーの高い食事会。

元職場で仲の良かった女子2人(Yちゃん&Sちゃん)が再び、
送別会を兼ねた食事会を開いてくれた。
場所はSちゃん家。
ケンタッキーフライドチキンコールスロー
僕がリクエストしたケンタッキーフライドチキン。大好物のコールスロー。
無性に食べたくなる時があるよね。
すき焼き
これもリクエストのすき焼き。
…なんだけど、調理方法に失敗して肉じゃが風すき焼き状態に。笑
でも、美味しく食べられました。結果オーライということで♪
堂島ロール堂島ロール②
以前から食べたかったモンシュシュの堂島ロール。
女子2人のタッグのおかげで長時間並ばずに手に入れてくれた。
お腹が満腹状態だったにも関わらず、生クリームがサラッとしていて全然食べられる。
噂通りの美味で、8b ROLLと同じくらい好きになった。
Francfrancスピーカー
Francfrancで購入してくれた2人からのサプライズ・プレゼント。
お風呂の中で聴けるスピーカーでした。音楽好きの僕には嬉しいアイテム!
iPod nanoを接続して聴かなくちゃ♪
ローソクCDシングルアダプター
おまけ。左はSちゃんの受け狙いグアム旅行お土産の巨大なローソク。
『なぜ故、これなん?』とYちゃん共々、絶句。
貰って嬉しくないお土産No.1入り決定!←Sちゃんにその場で伝え済み。笑
早速、my母親に手渡したら非常用として使うことになりました。笑笑
右はずっと欲しかったCDシングルアダプターをヨドバシカメラで見つけてGET。
これで部屋に置いてあった8㎝シングルをiPod nanoにインポートできる!
早速、小沢健二『カローラⅡにのって』、渡辺美里『君の弱さ』と『メリーゴーランド』など、
アルバム未収録曲を聴くことが可能になりました♪

…以上。そんなこんなで夕方4時に集合して、夜11時前まで延々と語り合っていました。
これでも時間が足りないくらい!笑
Yちゃん&Sちゃん、本当にどうもありがとう&ご馳走様でした。

’09 MOVIE POSTER GALLERY.

ちょっと先だけど…2009年下半期に日本公開予定の気になる映画たち。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(7月15日)
『サンシャイン・クリーニング』(7月)
ハリー・ポッターと謎のプリンス⑥サンシャイン・クリーニング
MEMO:①僕の2009年の大本命作品。とにかく早く観たい!
このポスターの印象だと、今回はドラコ・マルフォイがキーになるのかな?
②『リトル・ミス・サンシャイン』の製作チームが贈る姉妹の物語。
主演はエイミー・アダムス&エミリー・ブラントの旬の女優コンビ。
アラン・アーキン@グランパも出演します。

『そんな彼なら捨てちゃえば?』(8月1日)
『トランスポーター3 アンリミテッド』(8月15日)
そんな彼なら捨てちゃえば?トランスポーター3 アンリミテッド②
MEMO:③全米ベストセラー小説を豪華キャストで描く恋愛物。
製作総指揮と出演を兼ねたのはドリュー・バリモア。
ケヴィン・コナリーとブラッドレイ・クーパーのルックスに期待。
④ジェイソン・ステイサムと言ったら、やっぱりコレ!
見事に鍛え上げられた身体を今から楽しみにしています。笑

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(8月22日)
『縞模様のパジャマの少年』(8月)
ウルヴァリン:X-MEN ZERO縞模様のパジャマの少年
MEMO:⑤言わずと知れた『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品。
僕はヒュー・ジャックマンより、断然ライアン・レイノルズ狙い!
これも肉体美に期待しています。笑
⑥戦争の深い意味が解らないナチス高官の息子とユダヤ人の少年との交流を描くUK映画。
ルパート・フレンドがナチス将校役で出演しているのも気になる。

『クララ・シューマン 愛の協奏曲』(夏)
『バーダー・マインホフ 理想の果てに』(夏)
クララ・シューマン 愛の協奏曲バーダー・マインホフ 理想の果てに
MEMO:⑦著名な音楽家シューマン夫妻とヨハネス・ブラームスの関係を描く。
好きなパスカル・グレゴリーと久しぶりに見るマリック・ジディ@『焼け石に水』に期待。
⑧1970年代に結成されたドイツ赤軍グループを描く骨太な社会派ドイツ映画。
ドイツ国外でも高い評価を得た実録物です。

『ココ・アヴァン・シャネル』(9月)
『あなたは私の婿になる』(10月)
ココ・アヴァン・シャネルあなたは私の婿になる
MEMO:⑨大好きなオドレイ・トトゥが若き日のココ・シャネルを演じる伝記物。
日本では先に晩年の彼女を描いた『ココ・シャネル』が夏に公開されます。
こちらの主演はシャーリー・マクレーン。
⑩サンドラ・ブロック&大好きなライアン・レイノルズが贈るロマンティック・ラブ・コメディ。
この組み合わせはNICEなのに、センスのない邦題にトホホ。苦笑

『アルティメット2』(仮題)(年内)
『ビカミング・ジェーン』(仮題)(年内)
Banlieue 13 ultimatumBecoming Jane②
MEMO:⑪なにげにこういうリュック・ベッソン製作物も好き。
主演コンビのシリル・ラファエリ&ダヴィッド・ベルがタイプなのです。笑
⑫女流作家ジェーン・オースティンの若き日の恋愛を描く伝記物。
主演はアン・ハサウェイ&大好きなジェームズ・マカヴォイくん!
日本公開が延び延びになっているので、今年こそは絶対に上映してほしい。

おまけ:『扉をたたく人』(6月27日)
扉をたたく人ハーズ・スレイマン
MEMO:大阪では7月公開なので。
名バイプレイヤーのリチャード・ジェンキンス主演@第81回アカデミー賞主演男優賞候補。
N.Y.を舞台に初老の男と移民カップルの交流を描いたドラマ。
レバノン出身の男優ハーズ・スレイマンにひとめ惚れしたので(笑)、動く彼を観てみたい。

…以上、僕の好みが思いきり出ている(笑)ポスター・ギャラリーでした♪

WITHOUT HOPE.

ミルク
『ミルク』(2008)
※ネタバレに敏感な人は注意!※
●観た理由●
僕の今月本命4作品の内、3作目。
1970年代に実在した政治家ハーヴィー・ミルクの人生に惹かれて。
ショーン・ペンを始めとするエミール・ハーシュ、ディエゴ・ルナ、
ジェームズ・フランコら男優に惹かれて。
GAYを題材にした内容だから。
●豆知識●
もともとはオリヴァー・ストーン監督&ロビン・ウィリアムズ主演の企画だった。
ガス・ヴァン・サント監督へ最初に企画が流れた時のハーヴィー・ミルク役の候補は
ショーン・ペンとトム・クルーズ。紆余曲折を経て最終的にショーンと決定。
その間に、別作品としてブライアン・シンガー監督が関わる企画もあった。
ジョシュ・ブローリン演じるダン・ホワイト役はマット・デイモンに内定していたが、
スケジュールの都合で降板となった。
ダン・ホワイトが犯行に及んだ理由のひとつとして、
彼自身がクローゼットGAYだったという説もある。
●スタッフ●
監督はガス・ヴァン・サント。
どうも僕と相性が合わない人だったけど、『エレファント』以降から評価が変わった。
『ミルク』も淡々としたドキュメンタリー・タッチで描きながらも、
これまでの彼の監督作の中ではいちばん観やすく作ってあったと思う。
撮影監督はハリス・サヴィデス。
サント監督とは『エレファント』を始め、5度目のコラボレーション。
彼が醸し出す映像の色合いはタマらなく好みです。
若き俊英ダスティン・ランス・ブラックの脚本は、
無駄なく的確に伝えるべきことを描いていた。
その構成力と頷かずにはいられない台詞の数々はお見事!
●キャスト●
いちばんGAYとは程遠い位置にいるはずのショーン・ペンの演技は正に神技的。
GAY特有の仕草や話し方が見事なほど表現されていました。
もうハーヴィー・ミルクその人にしか見えなかった。
第81回アカデミー賞主演男優賞受賞も納得の素晴らしいパフォーマンス!
適度に身体も鍛えていたし、いつもより若々しく見えたなぁ。
クリームパイを仲間から顔に投げつけられた時のおどけた姿は、
素直に可愛いかったです。笑
ショーン・ペン×エミール・ハーシュ。
『イントゥ・ザ・ワイルド』の師弟関係が今度は俳優同士として共演。
この作品で魅せるエミールの可愛らしさは必見。
ディエゴ・ルナの愛くるしい表情とは裏腹のわがままな役柄はちょっと意外でした。
ディエゴ演じるジャック・リラも哀しみを背負って生きていたんだ、と。
ひとりだけ終始、苦虫をつぶしたような表情で役を演じ切るジョシュ・ブローリン。
もう『グーニーズ』やTVシリーズ『ヤングライダーズ』の頃が嘘のように、
名バイプレイヤーになりつつあります。日本公開も決まった『ブッシュ』では主演だね。
そして、いちばん印象に残ったのはスコット・スミス役のジェームズ・フランコ。
ミルク
彼のなんとも言えない優しい表情にノックアウトされてしまいました。
『あれ!?こんなに男の色気があったっけ!?』と思えるくらい。
『スパイダーマン』シリーズの頃は何にも感じなかったんだけどなぁ。苦笑
特にミルクとスコットがN.Y.からサンフランシスコへ来て間もない頃、
一緒に暮らす部屋でのモノクロのスナップSHOTの笑顔が素敵だった。
役柄的にもミルクに付かず離れず、良き理解者的な立場で好感が持てました。
あぁ、ミルクとスコットのラブシーンをもう少しだけ観たかった。笑
attitudeジェームズ・フランコ②
そうそう、今回のキャストたち。
最後に映し出される写真の本人たちと似ていたことに驚かされた。
特にダン・ホワイト:ジョシュ・ブローリンと、
クリーヴ・ジョーンズ:エミール・ハーシュは特徴を掴んでいてそっくり!
●印象に残ったシーン●
ミルクが聴衆の前で演説するシーン。
回を追うごとに聴衆の数が増えていき、その光景は圧巻!
特にミルクの最後となってしまったスピーチは胸にくる。
大人数でパレードするシーンも印象的だった。
殺害される直前のミルクとスコットの電話での会話。
GAY同士の恋愛って、身体の繋がり=SEXの存在が大きいと思う。
仮に互いの身体に飽きたとしても、違う理由で別れたとしても、
この2人の関係のように精神的に支え合える姿に自分が求める理想を感じた。
ミルクが銃弾に倒れた瞬間、最期に見る『トスカ』の垂れ幕の場面も印象的。
●この映画を観て思ったこと●
僕自身がGAYであるだけに、強く関心を持って観ていた。
僕は友達やこれまでの職場ではカミングアウトしてきたものの、
肝心の両親には未だ言えていない状態…いや多分、一生言えないと思う。
GAYとして生まれてしまった自分、
結婚をしない理由や両親に孫を見せてあげられないことを考えると、
歳を重ねるごとに後ろめたさと申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
…かと言って、GAYというコミュニティの中で生きるのも正直なところ好みではない。
若さと美に執着する弱肉強食の世界観を感じて、どうも居心地が悪いのだ。
じゃあ自分自身はどこで生きるのか?
それは今でもずっと答えが見つからない永遠なるテーマなのだ。
本当の意味での自分の心が落ち着く場所は、
【映画】を始めとする趣味の世界なのかもしれない。
願わくば差別と偏見のない世界で生きたい。
けれど、自分自身の中にも他人に対する多少なりの差別と偏見を持った心があるので、
(自分自身が)大きな声で『差別と偏見を失くそう!』とは
絶対的な立場で言えないことも事実なのだ。
人は無垢な心じゃないと権利を主張してはいけないと
どこかで思ってしまう自分がいるので、本当に難しく思える。
…僕はどうしても自分がGAYであることに迷いを感じずにはいられないのだ。
ただ今回この映画を観て、僕はハーヴィー・ミルクという人物に
『大丈夫だよ』と背中をポンと押して貰えた気持ちになれた。
自分のアイデンティティーを受け入れ、自分自身の存在に誇りを持って生きることに
大きな意味があることを気づかされ教えて貰えたように感じた。
自分自身に正直に生きることがどれだけ大切であるかも。
ミルクという人がどれほど魅力的だったのか…観ているだけで十分に伝わってくる。
GAYだけに限らずマイノリティの人のために奔走する姿。
その光景に胸が熱くなった。
彼の最期はハッピーエンドとは決して言えないけれど、
どこか爽やかな気持ちにさせてくれたんだよね。
そう、この映画でも今のアメリカに必要な【希望】が描かれていた。
ハーヴィー・ミルクが遺した功績はとても大きなものがある。
その遺志を受け継いだ彼の分身たちが、
今も活動を続けていることを心から嬉しく、そして有り難く思える。
これからはGAYとして、もう少し胸を張って生きられそうだ。
…とは言うものの、それなりに謳歌はしているけどね。笑
いつかサンフランシスコにあるカストロ通りを訪れてみたい。
僕にとって、初めて心から大好きだと言えるGAY映画の誕生!
『ミルク』の日本公開を記念して、
ドキュメンタリー映画『ハーヴェイ・ミルク』のアンコール上映が決定。
これも、ぜひ観に行こうと思う。
●第81回アカデミー賞作品賞ノミネート5作品の内、4作品を観ての順位●
今のところ、①『ミルク』②『スラムドッグ$ミリオネア』
③『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』④『フロスト×ニクソン』かな。
やっぱり『ミルク』は自分にとって大きな意味を持つ作品だから。
…とは言うものの今回はどれもこれも良質の作品ばかりなので、
ほとんど大差がありません。
さて、最後の5作品目の『愛を読むひと』の評価と順位はいかに!?
●満足度●
★★★★★

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