四月映画 完結。

4月になって観た【映画】の感想…最後の1本を。

●映画館●
★ラブソングができるまで★(アメリカ)
【彼は、忘れ去られた80年代のポップスターだった
彼のメロディに彼女の詩(ことば)が出会うまでは──】
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感想:この邦題は物語の的を射て、久々にナイスかな。ロマンティック・コメディを得意とするヒュー・グラント&ドリュー・バリモアの最強コンビによる初タッグ作。僕の感想はと言うと…もう少しコメディ・タッチで描いてほしかったような。観たまんまのストーリー展開が【普通】に思えてしまったから。サブ・キャラクターの存在をもっと活かすべきだった!あえて比べてしまうけど、『ホリデイ』の方が僕好み。それでも、ヒュー様とドリューのケミストリー効果は抜群だった。ヒュー様は『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』『トゥー・ウィークス・ノーティス』のキャラクターが大好きで。今作はその『トゥー・ウィークス・ノーティス』のマーク・ローレンス監督との再タッグ。あのクシャクシャになる笑顔とクィーンズ・イングリッシュは最高で、発音がなんとも心地いい。今作では歌と踊りとピアノまで披露してくれるサービスぶり。多少、お腹回りに肉が付いたものの(笑)、相変わらずのユーモアセンス溢れる英国紳士ぶりが健在だった。ドリューはただただチャーミングの一言に尽きる。彼女も歌声を披露してくれていたけど、なかなかの美声。これで、『世界中がアイ・ラヴ・ユー』の汚名は返上できたかな(笑)。作品中、印象に残ったシーン。生活をしていくためにどんな場所であっても、歌わなければならない時。そんな時にドリュー演じるソフィー・フィッシャーがヒュー様演じるアレックス・フレッチャーを励ました言葉がとても胸にきた。言葉って、こんなに力を持つものなんだと。僕もドリューのようにこんな風に人を励ます力を持てたらいいなと思った。この作品はそういう意味でも、いろんなシーンで言葉遊びがされていたんじゃないかな。もちろん、タイトル通りに音楽も重要なひとつだった。ハイライトとなるメインの曲『愛に戻る道/WAY BACK INTO LOVE』よりも、オープニングとエンディングで流れるあの『恋は突然/POP GOES MY HEART』の曲の方が記憶に残ってしまったけど(笑)。観終わった後、思わず口ずさんでしまったもん。モロ80'sで、P.V.も最高にオモシロ懐かしくて、思わずワム!を連想したり。オープニングの時、そのP.V.を観たいのに歌詞の字幕は流れるわ、スタッフ・クレジットは流れるわで…目がキョロキョロしてしまった。こういう時、いつも困るんだよね。ホントはゆっくりとスタッフ・クレジットを確認しながら観たいのに(苦笑)。ソフィーの姉ローンダ役のクリステン・ジョンストンのリアクションが最高で、ずっと彼女にクギづけだった。もうずっと出ていてほしかったもん(笑)。新人女優ヘイリー・ベネット演じるスーパーアイドル:コーラ・コーマンの歌と踊りが本来ならCoolに思えるはずなのに、なぜか失笑してしまうものがあって。『ブッダの悦び/BUDDHA'S DELIGHT』って…(笑)。んでも、あのコーラのお礼の仕方はmyブームになりつつある☆…という訳で、どっちかと言えば物語よりもキャラクターで楽しめた作品でした。ま、僕はかなり期待しすぎてたんで、途中辺りからちょっとテンション下がり気味に観てたかな(笑)。あ、なんかサントラCDが欲しくなってきたかも♪  
MEMO:梅田ピカデリー
2007.4.24 18:50
金券ショップ800円
フッチー
点数評価:69点

以上。4月に観た映画は、9本で終了。
結局、『ハンニバル・ライジング』(アメリカ=イギリス=フランス)は観るのをやめてしまった。
ギャスパー・ウリエルには興味あるんだけど、もうこのネタ自体が食傷気味なので。
『バベル』(アメリカ)は、ちょっと悩み中。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の作品って、どうも僕にはフィットしないんだよね…『アモーレス・ペロス』『21グラム』然り。
来月はずっと観たかった本命映画の公開が多数あるので、かなり楽しみ☆

おまけ(笑)。
●漫画●
★惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者③』★
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待望の最新刊。
美しい装丁…画…物語。
この第③巻を読み終えると、今日発売の『モーニング』誌上ですぐに続きが読める趣向が面白い。
いよいよチェーザレ・ボルジアの妹ルクレツィアが登場!
まだまだプロローグって感じで…これから先が楽しみ☆

★吉田秋生『海街diary① 蝉時雨のやむ頃』★
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ベテラン少女漫画家・吉田秋生の新作を初めてリアルタイムで買ってみる。
月刊『flowers』に不定期でシリーズ連載中の作品。
吉田氏の描くシャープな画が僕好みで。
どこかGAY的要素を感じたり。
名作『BANANA FISH』に、『YASHA-夜叉-』は最高傑作。
『YASHA-夜叉-』の続編『イヴの眠り』が早く文庫化にならないかなぁ。
もうじき、『ラヴァーズ・キス』に続く及川中監督で初期の代表作『吉祥天女』(主演:鈴木杏)が実写映画化になるので、この夏が楽しみ。その『ラヴァーズ・キス』の登場人物がリンクした、この『海街diary』シリーズも鎌倉が舞台の四姉妹の物語なんで、これまでとはひと味違う吉田氏の新しい世界観を堪能できそうなんで期待大☆

いよいよ、あさってから待ち焦がれたGWに突入!
前半は、彼氏と2泊3日の旅に出てきます♪

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四月映画 其の参。

4月になって観た【映画】の感想の続きを。

●映画館●
★サンシャイン 2057★(アメリカ)
【2057年、人類は、太陽滅亡の危機を救えるのか?
危険で予測不可能な旅が始まる】
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感想:基本的に最も苦手なジャンルが【SF】。あまりにも現実離れしているから、どうも冷めた目で観てしまいがち。だけど今回は好きなダニー・ボイル監督作で、メインキャストのひとりがクリス・エヴァンスとくる!これはもう観なきゃいけないっしょ☆SF映画って、専門用語や説明が多いので、もう頭の中がチンプンカンプンで。この作品でも…『あれ?今、ここ何処だっけ??』と思ったり、描くテーマが大抵、軌道から外れることが多いので、『えーと。本来の目的は何だったっけ?』みたいな。自分の理解力のなさに辟易する(笑)。ストーリーはSFなので、大目に見ることは鉄則で。ボイル監督のSF観は、僕が観てきたこれまでのSF映画とは少しなにかが違っていた。だからなのか結構、飽きずに観ることができた。お決まりの地球外生命体(らしきもの)が出てこなかったのも、僕好みでgoodだった。ボイル監督が、こういうジャンルも撮れるようになったことが妙に嬉しく思えたり。世界各国から呼び寄せられた8人の乗組員(:俳優)たち。実際の主役は、『28日後...』でもボイル監督と組んだキリアン・マーフィだった。お目当てのクリス…最初は長髪ながらも、すぐに坊主頭になってくれて最高にカッコ可愛かった。今作では恒例の脱ぎのシーンがなかったことが残念だったけど(笑)。我が日本代表の真田広之の出番は……絶句(意味深)。人間が神の領域に踏み入れてはならないというボイル監督なりの哲学的な思いが伝わってきたような気がする。少しのカタルシスと哀しみの中にも希望を描くクライマックスに、切なさと愛しさを感じた。その場面に流れるUNDERWORLDの音楽はとても素晴らしいし、その音楽を流すボイル監督のセンスの良さといったら!こういうところが本当にボイル監督らしく、静止画を多用した映像とマッチしていた。ラストシーンに、どこか『ミリオンズ』を思い出さずにはいられなかった。きっと優しさを感じたからだろうな。いちばん見応えがあったのは、群を抜いて素晴らしい映像だった。もうアートの領域にさえ思えた。エンドロールで、物語自体を振り返る趣向が面白かった。
MEMO:ナビオTOHOプレックス
2007.4.17 20:00
レイトショー1200円
フッチー
点数評価:70点

★ママの遺したラヴソング★(アメリカ)
【新しい出会い、新しい生活。私は、ゆっくりと歩き出す】
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感想:本国の予告編を見た時から気になってた、全米公開2004年の作品がようやく日本公開された。南部の田舎町の風景が心を穏やかにさせる。いつも見ている陽気なアメリカとは違う一面を垣間見たような気がした。随所で映し出される風景は、まるで一枚の絵葉書を見てるよう。この作品の原題『A LOVE SONG FOR BOBBY LONG』のタイトルロールを演じるジョン・トラヴォルタは、どうも苦手な俳優のひとりで。だけど今作では白髪のせいもあってか、普段と雰囲気が違うにように思えて、いつもの嫌味な演技の仕方が気にならなかった。疎遠にんっていたママを亡くした少女パーシーを演じるのが、スカーレット・ヨハンソン。佳作『ゴーストワールド』の頃の彼女が好きだったので、今作では久しぶりに歳相応の役柄を演じていて、なんだか微笑ましかった。多感な十代をきちんと体現していた。最近のフェロモン全開の彼女が、あんまり好きじゃないんだよね。ボビー・ロングと常に行動を共にするローソン役のゲイブリエル・マック。本国の予告編を見た瞬間から、もう彼へ恋に落ちてた。彼がいちばん最初に登場する場面が、その予告編でも使われていたシャツが肌けて胸板が見えているシーンで。もうそれはそれはキャアキャアものだった(笑)。どこか寂しげでナイーブそうな表情に、ワイルドなヒゲが最高!作品自体に顔のアップ・シーンが多かったので、思わず見とれてしまいました。イイ俳優を知れて、とても嬉しい♪オープニングでトラヴォルタが。エンディングでスカーレットが…それぞれ闊歩するルイジアナ州ニューオーリンズの町並みがとても印象的だった。ボビー・ロングとローソンの関係が、師弟や友情を超えたGAY的に思えたのは考え過ぎだろうか。なんか、トラヴォルタの仕草が時折、GAY的に見えたんだよね。男臭い南部男を演じてるんだけど、それが反って裏目に出てるみたいな。物語の中盤で、ローソンがパーシーにある告白をするシーンがあって、いつカミングアウトするのかドキドキもんだったから(笑)。その告白するシーンで2人が暖炉の前でブランケットを敷いて、添い寝する場面があるんだけど、もう最高にロマンティックで!僕にとっていちばんのハイライトだったなぁ。いつか彼氏にされたいシチュエーション(笑)↓
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作品中に多用される著名人の名文の引用に、文学的な匂いを感じた。僕自身も人に言葉を贈る時に引用する事があるので、共感できたり。ボビー・ロングとローソンの男2人がインテリだったことも、クラッときた要素かも。僕はインテリな人に弱いので(笑)。物語自体は、とてもいいものだったと思う。ただ、もう少しパーシーの亡くなったママとボビー・ロング:ボビー・ロングとローソンの関係を深く掘り下げて描いてほしかった。そうする事で、もっと味わいが出てクライマックスに明かされるある秘密にも感動できただろうから。それでも観終わった後、どこか心地よい気分にさせてくれる【ある男に関する恋歌】。
MEMO:シネ・リーブル梅田
2007.4.19 18:15
前売り券1500円
単独
点数評価:74点

以上。今回はイケメンweekでした♪
かなり目の保養になったぞ(笑)。

14才の鉄コン筋クリート。

不意に女子友達からメールが届いた。

…今日、西成の14才の少年、林俊作君の個展をHEPホールに見に行ってきてね、もともと私原色とか激しいの大好きっ♪だから見に行ったんだけどね、見ててなんか鉄筋…に絵がかぶって見えてね、ふとElijahっちにもぜひ行ってほしいなって思って。20時までやってるし、無料だし気軽に見れるし、さりげに林君来て描いてるしで(笑)…魅了される絵だよ。22日までだから時間あればフラッと寄ってみてほしいな。…
…そう書かれてあった。
メールをもらった瞬間は、『林俊作って、誰だっけ?』と思ったけど、あとあと彼の顔写真を見て、TV『おはよう朝日です』でクローズアップされてた少年だと気づいて。

そして。昨日、どうにか時間を作って観に行ってきた。
個展『林 俊作 Exhibition2 爪で歩く者』へ。
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もともと僕は【絵】に対する思いは薄くて、理解力も凡人並み。
強いて好きな画家をあげるなら、サルバドール・ダリかな。
唯一、記憶にある行った個展は映画『真珠の耳飾りの少女』を観て、興味を持った画家ヨハネス・フェルメールくらい。
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ただ僕の女子友達たちは芸術をこよなく愛する人が多いので、こんな風に僕を新しい世界へ誘ってくれたりする…素直に感謝だ。

林クンの絵は、正に僕が好きな漫画家・松本大洋の『鉄コン筋クリート』の世界観にとても似ていた。
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似ていたと言うと林クンに失礼かもしれないけど、確かにそう思えたんだよね。
原色の絵の具やCGで描ききる近未来感に圧倒されるものがあった。
色が鮮やかで、そこからある種の美しさと儚さを同時に感じ取れたり。
まるで自分が小宇宙にいるような感覚にさえ陥る。
ただただ凄い14才だなぁ…と思った。
僕が14才の頃なんて、おニャン子クラブに狂ってただけだもん(汗)。

うん。今日も確かに林クンが来ていて(笑)、大きなキャンバスに素足で自由に【絵】を描いてた。
ちょっと近寄り難く、オーラみたいなものを感じたり。
それをジッと見つめてるオーディエンスたちの目も熱い。
林クン…途中で、息抜きしたくなったのかどこかに消えちゃって。
そしたら、彼のグッズを売ってる所でスタッフと談笑してた。
そこでの彼の表情は、シャイな感じで普通の少年らしさがあったなぁ。

なんか今のままの真っ直ぐな林クンで、これからも【絵】を描き続けていってほしいなぁ…と思った。
夢は、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』で影響を受けたティム・バートン監督とコラボレーションすることみたいで。
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その夢をいつかきっと叶えてほしいなぁ。
34歳のオジサンから14才の少年への希望と願いです(笑)。

帰りに僕も林クンのグッズのひとつであるポストカードを2種類買った。
1枚は、彼の個展を教えてくれた女子友達にメッセージを書いて出そうと思って。
もう1枚は、なにに使うかは内緒(笑)。

あ。この個展へ急な誘いにも関わらず、快く同行してくれたSちゃん…サンキュ☆

四月映画 其の弐。

4月になって観た【映画】の感想を。

●映画館●
★13/ザメッティ★(フランス=グルジア)
【13人のロシアン・ルーレット──それは、運命を狂わせる邪悪なゲーム。】
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感想:発想が面白いなと思った。グルジア出身の兄弟(兄:監督、弟:主演)による異色作。一緒に観た女子友達も言ってたんだけど、抑揚がなく淡々と展開していく作品だった。全編モノクロ映像なところが、緊迫感を煽る。これまでParisに住む多くの【陽】のフランス人(:映画)を観てきたせいか、こういう【陰】のある移民を描くフランス人(:映画)を観て、フランスにおける貧困地区の現状を垣間見た気がする。ハイライトであるロシアン・ルーレットの場面が思った程、少なかったのがちょっと意外だった。それでもその場面には妙な緊張感があって、観てる僕も嫌な汗を掻くような気分になったり。モノクロ映像のせいもあって、『π』を思い出したり。根底に流れる寂しげな雰囲気が似てたような。今年現在のワースト映画『ホステル』も思い出したり。金持ち階級の道楽にしか思えない最低最悪なゲームの開催。人の命をなんだと思ってるのか!観ていて腹立だしくなってくる。そのゲームに参加しないと生きていけない社会構図にもやるせなさを感じたり。『ホステル』よりは全然、出来はよかったと思う。作品全体に流れる刹那主義が物悲しかった。僕の中で、【映画】としてのなにかが足りなかったのが残念。ハリウッドでゲラ・バブルアニ監督自身によるリメイクが決まってるみたいだけど、この作品が持つ独特な雰囲気を壊されかねないので作ってほしくないなぁ。ちなみに、【13】という数字は海外では忌み嫌われたり。でも僕にとってはラッキーナンバーで。なんせ、【13日の金曜日】生まれだから。大抵の友達にそう教えると、なんとなくそれが理解できると言われるんだよね(笑)。
MEMO:テアトル梅田
2007.4.10 18:45
メンズデー1000円
フッチー
点数評価:60点

★情痴 アヴァンチュール★(フランス=ベルギー)
【私が私でなくなる夜】
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感想:常に気だるさと不安定を煽る状態がスクリーンから伝わってくる作風だった。フランス俳優の脱ぎっぷりの良さに、ただただ脱帽。きっと羞恥心みたいなものがないんだろうな。美味しそうに煙草を吸うシーンにも、ある種の潔さを感じたり。リュディヴィーヌ・サニエ演じる主人公ガブリエルは本当に夢遊症だったんだろうか?もし夢遊症ならば、どの時点から素面だったんだろう?観終わった直後、ラストのガブリエルの表情に多くの疑問を感じずにはいられなかった。リュディヴィーヌ・サニエの少女のようなあどけない表情とボリューム感ある身体のアンバランスさに今回も驚かされて。彼女の恋人ルイを演じたブリュノ・トデスキーニは、ちょっと老けた感あり。パトリス・シェロー監督作『王妃マルゴ』と理解不能だった『愛する者よ、列車に乗れ』の頃はときめいたなぁ。なぜ、人は危険な匂いがする人物に惹かれていくんだろう。その多くが破滅に向かうことだと解っているはずなのに。今の僕だったら、絶対にそういう人とは関わらない…いや、関わりたくない。
MEMO:シネマート心斎橋
2007.4.12 18:20
前売り券1500円
フッチー
点数評価:62点

★オール・ザ・キングスメン★(アメリカ)
【善は、悪からも生まれる。】
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感想:全米で、ほぼ1年近く公開延期となっていた作品。そういう作品って大抵、出来は良くないんだけど、でもこの豪華キャストを観に行かずにはいられない!ビリング・トップはショーン・ペンなんだけど、実際の主役は2番手のジュード・ロウだったと言える。今作での彼はすべて【静:受け身】の演技だった。佳作『ホリデイ』での好演が印象深い彼とケイト・ウィンスレットが、ここではかつて愛し合った者同士での本格的な共演で、なんだかくすぐったい感じ。もちろん、両者とも『ホリデイ』とは全く違う雰囲気なんで、さすが役者だなぁ…と感心したり。ショーン演じるウィリー・スタークの演説シーンには迫力があって、観てる僕も一票投じそうな勢いになる。ただその演説が意図的に何度も繰り返されるので、物語の最後の方は食傷気味だったけど。ショーンとジュードとアンソニー・ホプキンスによる3人の共演シーンには思わず、興奮してしまった。なかなか拝めない構図だから。ケイトもホプキンスも助演程度の役柄だったので、大して見せ場がなかったのが残念だった。作品の出来自体は、全米公開延期も納得のもので。正直、僕の頭が悪いせいなのか、物語の意味が理解できなかった…特に結末が。複雑な人間関係を上手く描写できてなかったのでは?と思ったり。人物の心情(=愛憎)が浅すぎて、その考えを読み取れなかったから。本来、重要な役柄であろうアダム・スタントンを演じたのがマーク・ラファロだったので、その役柄の扱いが小さくなったことにも影響があるんだろうか?もし第一候補だったブラッド・ピットがこの役を演じてたら、もっとこのキャラクターの描き方が変わったはずだろうから。ウィリー・スタークの用心棒シュガーボーイ役を演じたジャッキー・アール・ヘイリーの不気味な存在感が印象に残る。物語の前半は淡々としていて、とにかく退屈だった。中盤辺りから、ようやくどうにか盛り上がってくる。いちばんの盛り上がりは、クライマックスだった。ただ、駆け足で描き過ぎたきらいがあるので、なんとも勿体なく思える。そう考えると、この作品自体が見せ場だけをピックアップした総集編に見えたような。本当はもっと深みがあるはずだろうに。もしかしたら、TVのミニ・シリーズ向けの作品かもね。スティーヴン・ゼイリアン監督は【脚本家】としたら凄いと思うけど、【監督】としたら…微妙かもしれないと思った。
MEMO:OS劇場
2007.4.14 15:40
前売り券1300円
単独
点数評価:66点

以上。この週に観た3本は、どれも可もなく不可もなくって感じだった。
ま。そういう時もあるかな(笑)。

Spring Arrival.

春だから…気分を変えて。

お気に入りのSHOPBaskin Robbins31アイスクリームへ。
まずは僕にとって定番のバーガンディチェリーをチョイス。
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やっぱり何度食しても、アメリカンチェリーの絶妙な美味しさにハマる☆そして4月のシーズンフレーバーのクレームブリュレをチョイス。
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試食した時から、虜でした(笑)。
程よい甘さが絶品モノ。クセになりそなテイストと食感で。
カスタードのアイスクリームとカリカリに焼いた砂糖のコラボレーションには、もうマイりました☆
もうひとつのシーズンフレーバー…チェリーブラッサムも、大のチェリー好きには気になるところ。
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チェリーのアイスクリームとマシュマロのコラボレーションで。
次は、これかな。
また、しばらく通うことになりそな予感♪

愛用のフレグランスを変えようかと。
今まで使ってきたLANCOMMIRACLE HOMMEにサヨナラして。
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思い返せば、大好きなフランス俳優マチュー・カソヴィッツがイメージ・キャラクターをしてた時に衝動買いをしたっけ(笑)。
それまでは柑橘系のフレグランスを使ってたけど、この【杉】をベースにした甘い匂いがいろんな人から好評だった。
そしてもうじきCHANELALLURE HOMMEでRe:デビューしようかと☆
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韓国旅行で買った時から、ずっとストックしていて…ようやく。
これも【ウッディ】系で、なんだかちょっとアダルトになった気分(笑)。
さてさて、今度はみんなどんな反応かな…。
ま。映画『パフューム ある人殺しの物語』みたいにはならないと思うけどね(笑)。
夏は夏用に、また違うフレグランスを考えてるんだぁ♪

どんどんと温かくなっていく春…今からいろんなことにワクワク☆

四月映画 其の壱。

4月に入って観た【映画】の感想を。

●映画館●
★ホリデイ★(アメリカ)
【人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある】
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感想:製作発表の時点から、ずっと観たかった作品。キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック…この大好きな4人のキャスティングがもう最高に嬉しくて!ナンシー・マイヤーズ監督の前作『恋愛適齢期』も結構好きなだけに、女性からの視点で描かれる恋愛物は真実味があるように思えて。この作品…多分、30代の女性と失恋したばかりの女性が観たら、なにかしらの元気をもらえるんじゃないかなぁ。僕もキャラクターに投影しながら、観てたから。ケイト演じるアイリス(この名前に思わずニヤリとさせられたり)の気持ちはよく解るし、ジュード演じるグラハムの優しさが今の彼氏に映ったり。そういったいろんなことを思い浮かべながら観てたら、なんだか涙が溢れてきちゃったなぁ。中盤の室内テントのシーン辺りから、僕の心の琴線に触れちゃって、もう涙腺が緩みっぱなしだったもん。キャミー演じるアマンダとアイリスがそれぞれロックに合わせて踊るシーンも大好き。こういうことって、絶対誰もがしそうなシチュエーションだもんね。キャミーの最近の出演作の選択眼って、とてもナイスだと思う。『イン・ハー・シューズ』然り。丁度10年ぶりとなるエドワード・バーンズとの『彼女は最高』以来の再共演もなんだか懐かしかったり。今じゃ、すっかり立場が逆転してしまったね(笑)。ケイトはコスチューム物やお堅い作品に出るイメージが強いけれど、こういうジャンルで明るく楽しい演技が見れたこともなんだか嬉しかったり。そして、今回いちばんの収穫だったのは…ジュード!もうそれはそれはロマンティックで、久しぶりに彼にときめいちゃったなぁ。キャラクター設定が意外だったし、クライマックスでの涙のシーンには観てるこっちまで…。僕も何度でもいいから、彼とキスしたい(笑)!映画ファンにはタマらない、たくさんの映画ネタも嬉しかった。主要人物の職業が映画予告編製作者、映画音楽家、脚本家だったり。ジャック演じるマイルズが口ずさむ映画のテーマ曲に、ひとりでニヤニヤしてしまった。僕も彼と同じように、レンタルDVD店で自分の知識を自慢しちゃいそう(笑)。僕はどっちかと言うと、アイリス&マイルズのエピソードの方が好みだった。人に対する思いやりを強く感じれたから。日本食屋さんでのアイリスのマイルズに対する心遣いを考えると、それはもう…。全編に笑いと涙を散りばめていて、久しぶりに良質の恋愛映画を観せてもらえたような気がした。ホントに心が温かくなったもん。観終わった直後、思わず彼氏に『…大好きだからね☆』とメールを送らずにはいられなかったもん♪一緒に観た女子友達との映画鑑賞後の会話もどんなに弾んだことか!ちなみに、僕は【ホーム・エクスチェンジ】に参加するのは無理。だって自分が相手の家に行って住むのは全然平気なんだけど、その相手の人が僕の家に住んで、自分のコレクションを触ると想像するだけで、それはもう…許せない(笑)!
MEMO:TOHOシネマズなんば
2007.4.1 15:20
映画の日1000円
吉村ちゃん
点数評価:87点

★パリ、ジュテーム★(フランス=ドイツ=リヒテンシュタイン=スイス)
【街角の小さな恋物語】
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感想:基本的にオムニバス映画って苦手なんだけど、これは舞台のParisと豪華なキャストに惹かれて観に行った。18ものエピソードで構成された作品。1エピソードが大体5分くらい。もちろん、それぞれ監督が違う。僕がいちばん印象に残ったのは、ガス・ヴァン・サント監督が撮った『マレ地区』だった。唯一のGAYエピソードで、この地区はGAYタウンとしても有名のようで。サント監督のセンスある美青年キャスティングには、毎回脱帽させられる(笑)。今回は大好きなギャスパー・ウリエルとイライアス・マッコネルを起用。もうね、この2人がホントに美しすぎて。その世界観が楽しくて楽しくて仕方がなかったもん。『これで一本、映画を撮ってくれないかなぁ。』と強く思ったくらい!僕も最後のシーンのイライアスくん同様、ギャスパーくんを無我夢中で追っかけちゃうよ(笑)。ほかに印象に残ったエピソードは、ラスト18番目の『14区』。いろんな映画で見かけるマーゴ・マーティンデイル演じるひとりのアメリカ人女性の語り口が、とても胸にきて。『あぁ、きっと人生ってそういうもんだろうなぁ。』と深く頷いてしまった。とにかく!Parisの風景が美しかったことと、キャストが豪華で。そして…彼らが語る会話がとても詩的に思えて。ただただ、『こういう会話って、日本人には出せないもんだよなぁ。』…なんて思ったり。18エピソードを全体的に観ると、食いついて観る作品もあれば、軽い感覚で観てしまう作品もあったり。それでも、バランスは取れてた方じゃないかなぁ。エンディング・ロールに流れる曲が歌詞にもメロディにも胸にグッときて、心地よかった。あ、我が分身イライジャ・ウッドのエピソード『マドレーヌ界隈』は…普通でした(苦笑)。一緒に観た女子友達曰く、やっぱり目が似てるらしい(笑)。それと、『エッフェル塔』のエピソードの眼鏡をかけた少年の可愛かったこと!あのバカデカすぎるランドセルには笑っちゃったけど☆
MEMO:梅田ガーデンシネマ
2007.4.3 19:00
招待券0円
フッチー
点数評価:70点

★ブラックブック★(オランダ=ドイツ=イギリス=ベルギー)
【この愛は裏切りから始まる】
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感想:予告編のイメージからは、かなり逸脱した作品だった。ポール・バーホーベン監督のセンスが僕には合わないことを、改めて痛感する結果となってしまった。とにかく品がなくて、僕には苦痛すぎる2時間22分だった。なんでこんなシーンを観客に見せつけるんだろうと思える汚物のシーンが延々とあったり。僕にとっていちばんの敗因は、ヒロインの生き方や性格に全く共感や同情が出来なかったことだった。その時代を強く逞しく生きる女性というよりも、自分の美貌を武器にして、ただ周りから助けてもらうだけの強かな女性にしか見えなかったから。即ち、僕がいちばん苦手なタイプの女性像で。その彼女がユダヤ人である家族をナチスによって殺された辛さや復讐心、生きることに対する危機感が全く伝わってこなかったことも致命的だった。ヒロインを演じるカリス・ファン・ハウテンに人を惹きつける魅力がなかったのも痛い。『ショーガール』のエリザベス・バークレイ同様、この作品だけの印象で終わっちゃうような感じ。タイトルの【ブラックブック】の持つ意味もそれほど重要に思えなかったり、その事実が判った時点でも、『あ、そうなんや…ふーん。』的な軽い気持ちでしか観ることができなかった。描くテーマは凄く重たいものなのに、作品全体から流れる雰囲気は軽薄で。バーホーベン監督は、一体どこを中心に描きたかったんだろう?ハリウッドへ渡ったことによって、彼自身の作風も大味になってしまったんだろうか?この作品…はっきり言って、ジャンル分けが難しいと思う。これから観ようと思ってる人は、戦争人間ドラマと言うよりかは、誰が犯人?的な『氷の微笑』寄りのサスペンス物として観た方が楽しめるかも。どうせだったら、シャロン・ストーンに演じさせればよかったのに…なんて、皮肉めいて言ってみたり(笑)。秀作欧州映画『善き人のためのソナタ』とは真逆で一緒に観た女子友達と観終わった後、大いに語るべきことがなかった。脱力感さえ味わってしまったほど。それにしても、どんな時代においても人間は欲望から逃れられないものなんだなぁ…と強く感じた。人って、感化されやすい生き物なんだと。今まで被害者側だった人間が一変して、加害者側になる恐ろしさ…集団心理。戦争が終結したからと言って、すぐに誰もが安堵できる訳ではないことを知った。オランダの暗部を描いたことが自国で評価されたようだけど、それだったらもう少し焦点を絞って、もっと真剣に描いてほしかった気がする。
MEMO:テアトル梅田
2007.4.7 14:15
前売り券1500円
あーさん
点数評価:55点

以上。とりあえず書けるうちに、3作品の感想を記録しときたかった。
まだまだ今月は6本観るんだぁ☆

コンプリート。

僕の大事なコレクションに、またまた追加。

状態のいいモノが欲しいので、【講談社】に直接注文した画:井上雄彦/原作:吉川英治『バガボンド』第⑭巻~第22巻までが届いた。
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↑第弐章【佐々木小次郎編】開始。
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↑第弐章【佐々木小次郎編】完結。
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↑タイトル・ロゴも変わって…第参章【宮本武蔵・佐々木小次郎編】Re:スタート。この表紙が結構、お気に入り☆
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これで既刊すべてが揃ったことになる。
素直にめちゃくちゃ嬉しい。
実はまだ一度もちゃんと読んでないので(汗)、これで一挙読みができるぞ。
それにしても、やっぱり何度見ても、井上氏が描く画の美しさと言ったら!
『モーニング』での連載も、あと2年くらいは続くみたいだし、これからはゆっくりとリアルタイムで追いかけていけるなぁ…と☆

惣領冬実に関するコレクションは連載作品だけだと自分に言い聞かせつつ、結局、短編作品にまで手を出してしまう始末(汗)。
今回、getしたのは…『タマラ』
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出版社【講談社】では在庫切れ(おそらく絶版)となったので、【7&Y】で購入。
これで現在、入手できる限りの惣領氏の作品はすべて揃ったので、満足☆

僕がいちばん好きな漫画家は、きたがわ翔
『刑事(デカ)が一匹…』が完結してから、だいぶ時間が経ったので、そろそろ新作の発表がないかなと思ってたら。
新しく創刊された【角川書店】の初青年誌『コミックチャージ』で、すでに連載が始まっていた!
タイトルは…『デス・スウィーパー』
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自殺した兄の出来事がきっかけで、生と死について考えていくひとりの青年の成長期を描いた作品で。
この『コミックチャージ』(←ネーミングがなんともダサい…)でのRe:スタートがかなりの意外性なんだけど。
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『モーニング』とは相性が悪かったのかな…と変に勘ぐったり(笑)。
早速、立ち読みしてみたけど(コミックス派なんで)、結構重たい感じのテイストだったなぁ。
今のきたがわ氏は模索中なのかもしれないな…なんて思ったり。
早く、コミックス第①巻が出ないかなぁ☆

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