芸術カウントダウン Part3。

いよいよ年末へのクライマックスに向けて、カウントダウンの開始。
今回は3本の作品について、書こうと☆

●映画●
『unknown アンノウン』
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感想:設定は、あの『ソウ』シリーズを連想させる。
上映時間たった85分の密室で起きる人×人との駆け引きを描くシチュエーション・スリラー。
結果的に【映画】よりかは、【舞台】として観た方が楽しめるような気がした。
メインとなる登場人物5人の肉付けはよかったものの、肝心の脚本が今ひとつだったような。これだけ多くの【映画】を見続けると、大体、出演してる【俳優】で先の展開が読めたりするので、ちょっと厄介だったり。
なので、今作でも途中で、ある俳優演じるキャラクターの【秘密】に気づいてしまいました(苦笑)。
ま。最後の最後に軽めのどんでん返しがあるんで、それにはちょっとだけ驚かされたけど。
この手のジャンルは大好きなだけに、もう一工夫がほしかったな…ちょっと期待はずれ。
やっぱり『ユージュアル・サスペクツ』のような鳥肌が立つ作品とは、なかなか出会えないものなんだと痛感。
あ。5人の内のひとり…ジム・カヴィーゼル(:デニムの男)は、本当にイエス・キリストのような表情(特に瞳)をしてる人だなと思った。
…と言っても、キリストの実像を知ってる訳ではないけどね(笑)。
ほかにもバリー・ペッパー(:作業着の男)、グレッグ・キニア(:鼻が折れた男)、ジョー・パントリアーノ(:縛られた男)、ジェレミー・シスト(手錠の男)と通好みの俳優が出てます。
うーん。どうも結末に触れないように書いたら、こんな感想になっちゃいました☆
MEMO:シネ・リーブル梅田
2006.12.21 18:40
前売り券1500円
フッチー
点数評価:63点

『とかげの可愛い嘘』
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感想:予想外の【ファンタジック】な恋愛物語だった。
韓流定番の病気もの+M・ナイト・シャマラン監督作品みたいな(笑)。
なので、普通の恋愛映画だと思って観てると、後半の展開にかなり驚かされる。
ここで、かなり評価が分かれるんじゃないか、と。
その【現実】をすんなり受け入れるか、ドン引きするか(苦笑)。
ちなみに僕は前者寄りです。
カン・ヘジョンは役柄のせいもあるのか、ちょっと痩せ気味で不健康に見えたり。
それでも、可愛いけど。
チョ・スンウはやっぱり演技力があって。表情ひとつひとつが、とても豊かなんだよね。
若手男優の中で、彼の演技がいちばん安心して観ることができる。
ストーリーは、中盤までが可愛らしい展開でよかったんだけど、それ以降が『……。』(意味深)。
クリスマスに観るデート・ムービーとしたら、最適だったかも。
あ。韓国の僧侶が着る袈裟にお洒落度を感じて、しばし眺めてしまった。
演じるイ・ジェヨンにも風情があって、なかなか凛々しくて。
ラストのスンウ演じるジョガンの転職先…うーん、それでいいんだろうか?…絶対、最初の銀行員の方が堅実でいいと思うんだけど。
あの選択は、ちょっと脈略がないような気が…そんなことを考えながら観てました(笑)。
ま。ストーリーよりも好きなヘジョン&スンウの演技をメインで堪能できたということで善しとしよう☆
MEMO:シネマート心斎橋
2006.12.25 18:40
前売り券1500円
フッチー
点数評価:70点

『無花果の顔』
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感想:感覚で観る作品だった。
温かみのある映像の色合いと美術とセット。
そこに、品の良さを感じる美しさがあった。
ストーリーは、あってないような…(いい意味で)どうでもいいような。
ほとんど詳しい状況説明がないので、そう受け取った。
喪失感を、ただ【普通】に受け入れるまでの物語なのかと思えたり。
とにかく!ビジュアルをメインで楽しむ感じ。
唯一の欠点は、初監督・脚本・出演を兼ねた桃井かおりの【女優:母役】としての演技がかなりクドかったこと。
もう少し、自身の出番をなくして助演(もしくは監督業)に徹した方がよかったのでは?
彼女の存在感だけで、妙にお腹いっぱいになってしまって、【映画】としたら采配ミス。
なので、ビリング・トップで主演女優なはずの山田花子(:娘役)の存在感がすっかりかき消されてしまってた。
桃井が出ないシーンは、どんなに山田の存在がオアシスのように思えたことか。
その彼女の不安視してた演技(!?)もまずまずだったし、【普通】にしてたら、結構可愛いよなぁ…と思えたり。
石倉三郎(:父役)の演技は自然な感じがして、かなりよかった。
この人の存在も実直な感じがして、好みだったり。
家族で食べる食卓のシーンに、思わずヨダレが出そうになった。
だって、ホントに美味しそうだったもん(笑)。
お葬式のシーン。その時は妙なほど、人は冷静なんだろうなと思えたり。
亡くした人を【焼く】瞬間になって、涙が溢れたり、愛する人の死をとても身近に感じるんだろうな、と。
登場人物ひとりひとりが、僕らに向かって語る、顔のアップを多用した独特の浮遊感あるカメラアングル。
エンドロール前の静かな佇まいの終わり方は、かなり好みだったり。
嫌いじゃないけど、どこか好きにもなれない作品だったな。
一歩間違えたら、不快に思えたりもしたから…境界線ギリギリ。
だけど、全体的に流れる雰囲気は好きなんだよね。
やっぱり、結論で言えば、【女優】桃井かおりの存在がクドかったんだと思う。
桃井ワールド。彼女の個性が好きな人、楽しみたい人はどうぞ☆
そうそう。タイトルは何を表しているのか…そう思いながら観てた。きっと、キャッチコピーに使われた【花は無くても、実の有る人生。】なんだと言いたかったんだろうな。
…という訳で、とてもとても不思議な匂いがする映画でした。
あえて、【ゆるり感】で比較するなら、『かもめ食堂』の勝ち!
MEMO:敷島シネポップ
2006.12.27 20:00
レイトショー1200円
フッチー
点数評価:70点

…以上。【芸術カウントダウン】は、ここまで。
残すところ、評1本と明日観に行く今年最後の作品で、2006年の【映画Life】が終了です☆

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2006年年間ベストテン、漫画編。

いよいよ【E!年間ベストテン】の発表時期となりました。
2006年からは、3つのジャンルに分けての発表です。
今回は、【漫画編】を。
(少しフライングながら)1月1日から12月31日までの間に読んだ延べ32作品の中からの発表!
年間第1位の評については、タイトルをクリックしてみて下さい☆

① 羽海野チカ『ハチミツとクローバー 全⑩巻』
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② きたがわ翔『刑事(デカ)が一匹… 全⑦巻』
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③ 惣領冬実『ES ①~③』文庫版
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④ きたがわ翔『B.B.フィッシュ ⑤~⑨(完結)』文庫版
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⑤ 手塚治虫『アドルフに告ぐ 全⑤巻』文庫版
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手塚治虫の作品をきちんと読むのは初めてだったんだけど、凄く読み応えがあって、一気に全⑤巻を読破してしまった。やっぱり僕がいちばん歴史で惹かれるこの時代…ドイツとアドルフ・ヒトラーとナチスとユダヤ人を描いていたから。ユダヤ人ではないアドルフの方に、興味を持ってしまう自分がいた。純粋に真っ直ぐな気持ちで幼少を生きてきた彼が、ヒトラー・ユーゲントに入ったことで、ナチスに感化されていくその生き様に、『人間とはそういうものであり、なんと嘆かわしい生き物なんだ。』と哀れに思えてしまった…。現代の中東問題を描いている辺りにも、この作品に更に惹かれる要素となった。本当に根深い問題なんだな、と。
※ 女子友達に送った感想メール(2006年7月22、26日)より抜粋。
Special Thanks:山ちゃん 

⑥ 惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者 ①②』
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⑦ 惣領冬実『MARS ①~⑥』文庫版
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⑧ 成田美名子『花よりも花の如く ④』
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⑨ 吉田秋生『YASHA ③~⑥(完結)』文庫版
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⑩ 画:井上雄彦/原作:吉川英治『バガボンド 第24巻』
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次点 きたがわ翔『PERFECT TWIN 全⑤巻』
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MEMO:2006年は、【映画】と【LIVE(:音楽&舞台)】よりもこの【漫画】に夢中になった一年だった。
『まさかこんなことになるなんて…ありえへん!』と思えるほど、この歳になって(苦笑)、【漫画】にハマった。
きっかけは、やっぱりきたがわ翔(②、④、次点)との再会だったんだろうなぁ。
ホント狂ったように(笑)、彼の作品を集め続けたから。
そしてそして。最終的にNo.1となったのは、『ハチミツとクローバー』だった。
この作品自体が、僕の今年のすべてにおいての年間第1位だと言える。
もうどんな【映画】よりも、この【ハチクロ】が僕の心に響いたから。
この作品に出会えてなかったら、大好きだった人をずっと想い出にできなかっただろうし、今の彼氏を好きになる(:付き合う)自信もなかっただろうから。
きっと、生涯のメモリアルな作品になるんだろうなぁ。
最後にもう一度だけ、この【漫画】に出会わせてくれた女子友達ツージィに心から感謝を。
『3-THREE-』以来となる惣領冬実(③、④、⑦)との再会も嬉しかったなぁ。
来年も、しばらくハマりそう。
今更ながら、手塚治虫の偉大さを感じることができたり。
⑤は、本当に素晴らしい作品だった。
僕が興味を持つひとつである、ユダヤ人とアドルフ・ヒトラーの関係。
根底に流れるユダヤ(:イスラエル)人とパレスチナ人との因果な関係。
そういった歴史的なものを、3人のアドルフを通じて、改めて学び知ることができたから。
年末になってからの井上雄彦との出会いも嬉しく思えたり。
なので、ちょっとおまけ気味の(笑)ギリギリのランクイン。
来年は、しばらく彼の画力に惹かれるんだろうなぁ。
2007年は、どんな【漫画】に出会えるのか、またまた楽しみになってきた☆
いよいよ次回は【年間ベストテン 映画編】といきたいところなんだけど、その前に【冬の映画ベストテン】を選出せねば。
…という訳で【年間ベストテン 映画編】は、年明けになりそうな気配です…(苦笑)。

2006年年間ベストテン、LIVE編。

いよいよ【E!年間ベストテン】の発表時期となりました。
2006年からは、3つのジャンルに分けての発表です。
まずは、【LIVE編】から。
(少しフライングながら)1月1日から12月31日までの間にリアルで観た延べ18公演の中から発表!
各演目の評については、タイトルをクリックしてみて下さい☆

① 『SHINKANSEN☆RS メタル マクベス』(日本)
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思ってた以上より遥かによかった。やっぱりウィリアム・シェイクスピアって、奥が深い。今作でも松たか子の感情が伝わってきて、泣けてしまった。初めて観る彼女のコミカルな演技に正統派の演技。最期は精神を病んでしまうんだけど、その狂気の演技が本当に凄くて。松さんの初登場シーンにも驚きと爆笑の連続だった。相手役の内野聖陽とのキャッキャッ×2したバカ夫婦ぶりにも腹の底から笑えたり。べらんめぇ調の台詞に、人を殴ったり…『ズルムケ』の台詞にもね(笑)。『この人、ホンマに女優さんやなぁ。』って、思った。なんか僕の中で、【大竹しのぶ】化しつつある(笑)。だけど、やっぱりいちばん胸にきたのは内野さんと2人での場面で、精神を病んだクライマックスだったなぁ。最期に一瞬、微笑んで城の高台から飛び下りる場面は、ただただ美しかった。『小さい人間が大きいことをする。』、『女の股から生まれた…。』という台詞が印象に残る。人間というものは、自己中心的になって欲を出し過ぎたらダメだなぁ…と痛感した。パンフレットもカッコよくて。僕にしては珍しく隅々まで読んでしまったほど(笑)。
※ 女子友達に送った感想メール(2006年7月2、3日)より抜粋。

② 『COLDPLAY TWISTED LOGIC TOUR 2006』(イギリス)
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③ 『ジェイムス・ブラント 2006 world tour』(イギリス)
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④ 『CHEMISTRY 2006 TOUR “fo(u)r”』(日本)
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⑤ 『野田地図(NODA・MAP)第十一回公演 贋作・罪と罰』(日本)
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⑥ 『Free&Free presents ブロードウェイミュージカル RENT』(アメリカ)
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⑦ 『マドンナ コンフェッションズ・ツアー/Confessions Tour』(アメリカ)
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⑧ 『劇団四季の鹿鳴館』(日本)
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⑨ 『平井堅 Kh(+) 5th Anniversary Special Ken's Bar Members 06'』(日本)
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⑩ 『安室奈美恵 namie amuro BEST tour“Live Style 2006”』(日本)
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次点 『韓・動の韓流ミュージカル ジキル&ハイド』(韓国)
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MEMO:2006年は、例年以上に【舞台】と【ライブ】を満喫した一年だった。
最終的にNo.1となったのは、たくさんのインスピレーションを貰えた『メタル マクベス』
もう観た直後に、今年のNo.1になる予感がしてた(…なのに、評はきちんと書けてません…苦笑)。
今年は2作品(①、⑤)も、大好きな松たか子の舞台を大阪で観ることができて嬉しかったなぁ。
英国勢のCOLDPLAYジェイムス・ブラントのライブも、最高だったり。
たまたま興味を持った時に、タイミングよく日本公演があって、本当にLuckyで。
日本のアーティストでは、CHEMISTRYに夢中になれたり。
マドンナにも、13年(!)ぶりに会えたり。
思い出深い『RENT』も観れて、カンパニーのメンバーと一緒に口ずさめたり。
今年はたくさんのアーティストたちを超・超・超間近で見れるチャンスが多くて、本当に幸せだったなぁ。
【舞台挨拶】でも、大・大・大好きな妻夫木聡を筆頭に、根岸吉太郎監督に伊勢谷友介佐藤浩市土井裕泰監督に会えたり。
2007年は、どんな【LIVE】を味わえるのか、今から楽しみっ。
ひとまず、1月のCHEMISTRYと3月の今井美樹のメモリアル・ライブを堪能しよーっと☆

暮れに買ったモノ。

暮れに買った漫画…3点。

★渡辺多恵子『風光る』第21巻★
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まだまだ続く【新選組】を題材にした少女漫画。
なかなか進展しない神谷清三郎(本名:富永セイ)と沖田総司の関係。
そういう訳で、一向に完結してくれません(苦笑)。
今巻の終わりは、慶応元年(1866年)の冬。
あと、どれくらいなんだろう(笑)??

★きたがわ翔『刑事(デカ)が一匹…⑦(完結)』★
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今年、最もハマった漫画のひとつ。
最終章『赤い記憶編』を収録。
そういう訳で、予感的中。遂に完結してしまいました。
巻数が増えるにつれて、物語の展開は失速していったから(苦笑)。
多分、きたがわ翔にとって、この作品は又しても不本意な結果となってしまったんだろうな。
それでも僕にとって、最後の最後まで主人公【高円寺大樹】は渋くてカッコよかった。
きたがわ翔の次回作を、楽しみに待ってます☆

★画:井上雄彦/原作:吉川英治『バガボンド』第24巻★
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遂に手を出してしまった…。
とりあえず、帯封付きの初版がまだ手に入る最新刊だけでも買っておこうと(=コレクター魂)。
もう井上雄彦が描く【画】を見るだけで、ゾクゾクしてしまう。
宮本武蔵も佐々木小次郎もイケメンすぎて、どっちか選べないよ(笑)。
来年2月には第25巻も発売予定だし、それまでに全巻揃えなくちゃ☆
それにしてもこの作品を含めて、『刑事が一匹…』に『チェーザレ 破壊の創造者』もそうだけど、週刊『モーニング』に連載されてる漫画は面白いし、僕好みの画力ある作家が多いなぁ。

525,600minutes×10=リアル体感。

女子友達とFree&Free presents『ブロードウェイミュージカル RENT』を観に行った。
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この作品に出逢わせてくれたのが、彼女で。
その彼女と今年5月にスクリーンで公開された映画版も、もちろん一緒に観に行って↓
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ブロードウェイ初演から10年経った、記念すべき今年。
再び、その場所から彼らがやって来た!!
【JAPAN TOUR 2006】千秋楽:大阪公演。
僕にとって、2度目の海外カンパニーによるブロードウェイ版『RENT』体感。

何度も何度も聴きこんだ映画版のサントラCD。
それを頭に叩き込んで、今回の舞台を観る。
開幕2曲目の疾走感ある『Rent』に鳥肌が立って。
脳天直撃の臨場感に思わず、目頭が熱くなる。
Act.1のラストを飾る『I Should Tell You』。
何度、耳にしても日本語で『愛してる,you.』に聴こえる(笑)。
Act.2すぐの、この作品のハイライトでもある『Seasons of Love』。
映画版と同じく、横一列に並んで静かに歌いだす。
何度聴いても、心に沁み込んでくる曲。

1年は52万5600分。あなたは1年をどう数えて生きていく?

そして。ラストを飾る大・大・大好きな『Finale』が流れた瞬間。
この歌を、彼らと一緒に口ずさむ夢が叶った。
とにかく!歌詞とメロディが大好きで。
だから、一緒に歌えることがどんなに嬉しかったことか!!
与えられた指定席に座りながらも、全身全霊で心も一緒になって左右にリズムを取りながら歌える心地よさと言ったら…それはもう、とても感慨深くて。

Act.1が75分(:20曲)。休憩挟んで、Act.2が55分(:12曲)。
少し短くも思えるSHOWは、アッという間に過ぎていく。
その中で歌われ続ける一曲一曲が、とても愛しく思えてくる。
生の歌声の迫力は、もうそれはそれは最高だった。
彼らの生半可な気持ちじゃないパフォーマンスぶりに、ただただ圧倒される。
Act.2が終わった瞬間。
僕はもうスタンディング・オベーションをせずにはいられなかった。

カーテンコール。
自信に満ち溢れた彼ら(特にマークの笑顔は最高!)が何度もステージに出てくる。
そこで不意に歌いだしたキャスト全員でのアンコール『Seasons of Love』。
もう本当に、最高のサプライズだった。
一緒に観た女子友達曰く、海外カンパニーは絶対的なほどカーテンコールに応えず、引き際はあっさりしているらしい。
だから、この演出は最上級のLuckyで☆

キャラクターの中でいちばんの人気は【エンジェル】のようだった。
だけど僕はやっぱり、【マーク】がいちばん好き。
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彼のFilmにおける情熱に、ある種の共感を受けずにはいられないから。
マークが着るあの定番の服装も。ボーダーのマフラーも。眼鏡も…すべてが、とても好き。

今年、最後の間際にこの舞台(:ミュージカル)を観ることができて、本当に幸せだった。
またいつかの来日公演の時には、絶対に駆けつけたい。
…そう思えるくらい、僕にとって何度観ても飽きないメモリアルで大切な作品。

“NO DAY BUT TODAY”――今日という日を精一杯生きる――

MEMO:ウェルシティ大阪厚生年金会館大ホール
2006.12.2 17:00
S席11500円
藤原ちゃん
五つ星評価:★★★★☆

芸術カウントダウン Part2。

いよいよ年末へのクライマックスに向けて、カウントダウンの開始。
頂いたコメントのレスよりも優先して(Sorry)、ただひたすら追いつめられたようにハイペースで記事を書き続けてます(笑)。

●映画●
『上海の伯爵夫人』
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感想:ジェームズ・アイヴォリーは、好きな監督のひとり。
特に好きなのが『眺めのいい部屋』(1986)と『ハワーズ・エンド』(1992)。
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この2作品は、何度も何度も観た。
それぞれの作品で、僕はジュリアン・サンズとサミュエル・ウェストに恋して。
最近のアイヴォリー監督作品だと、『金色の嘘』(2000)と『ル・ディヴォース/パリに恋して』(2003)が好きだったりする。
手掛ける作品の印象からか、英国人だと思われがちだけど、実際はカリフォルニア州出身の米国人だったりする。
その彼の2年ぶりの新作は、残念ながら今ひとつ盛り上がりに欠ける作品だった。
オリジナル脚本は、『日の名残り』(1993)でタッグを組んだカズオ・イシグロが担当。
1936年の中国・上海を舞台とした大河ドラマで。
正直、この時代の上海は美しくなかった。
撮影監督がクリストファー・ドイルでありながらも、全然美しくない映像。
ただし、アイヴォリー監督は相変わらず男優を美しく撮るのには長けている。
主演男優は、好きなレイフ・ファインズ。
今年は、『ナイロビの蜂』に続いて観る彼の演技。
今作では盲目の役柄なんだけど、(いい意味で)そつなく無難に演じているように見えた。
何度かUPになる横顔が本当に綺麗。
タイトルロールを演じるのは、ナターシャ・リチャードソン。
実は、僕は彼女のことが苦手だったりする。
今ひとつ魅力がないように思えるし、どこか冷たさを感じずにはいられないから。
『マリー・アントワネットの首飾り』でのマリー役は、その風貌を活かしてピッタリだったけれど。
ナターシャが演じたソフィアの叔母サラ役は、ヴァネッサ・レッドグレイヴ。
ナターシャの実生活での母親で。
ソフィアの義母オルガ役はリン・レッドグレイヴ。
ナターシャの実生活での叔母で。
ソフィアの娘カティア役のマデリーン・ダリーと義姉グルーシェンカ役のマデリーン・ポッターは、実生活では母娘だったり。
そういう風に、この作品での家族は実生活でも家族であって、その光景が興味深かった。
ちなみにナターシャの実生活での夫はリーアム・ニーソンなので、レイフとの共演は『シンドラーのリスト』繋がりなので、ここもなんだか嬉しかったり。
日本から真田広之がミステリアスな日本人マツダ役で出演してたけど、正直、よく分からない役柄だった。
いつも唐突に出てきては、レイフ演じる主人公ジャクソンになにかしらのヒントを与える狂言回しのような役に思えたから。
レイフと真田で、いつかこの2人が共演するウィリアム・シェイクスピアの舞台を観たいなぁ…と2人がスクリーンに一緒に映るたびに思った。
ちなみに僕はかつて、生レイフを観に、東京・赤坂まで彼のお芝居を観に行ったことがある。その時の演目もシェイクスピアで、『コリオレイナス』だった。
今作は、終始、抑揚がなく淡々とした感じで流れていって。
時に退屈に思えたかもしれない。
それは、脚本を書いたカズオ・イシグロの人物描写への掘り下げが浅かったからだと言える。アイヴォリー監督の演出のセンスにも問題が?
いちばんの盛り上がりは、クライマックスの日本軍における奇襲攻撃の場面だったんじゃないかと。
久しぶりにこういうゆったりとして、行間を読み取らないと楽しめない作品を観たように思う。
一度、観たらもう十分な映画かもしれない。
邦題は、原題直訳の『白い伯爵夫人』の方が意味深かった気がする。
MEMO:OS名画座
2006.12.18 18:40
金券ショップ1150円
園部さん
点数評価:62点

●舞台●
パルコ劇場【新】スタンダードシリーズ『トーチソングトリロジー』
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感想:今年、最後に観るLIVE(:お芝居)。
10代の高校生の頃に、当時、大ファンだったマシュー・ブロデリック(アラン役)目当てで観た映画。
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もともとは、ブロードウェイの作品で。
なぜか急に観たくなって、女子友達を誘って、当日券予約で観に行くことに。
10代の頃に見たきりだったので、作品に関しての記憶がほとんどなかった。
GAYというセクシャリティを描いた、大きくまとめると家族の物語。
当時の僕はまだ自分がGAYだと知る由もなかったので(:受け入れることが出来なかった)、初めて見た時は異次元のように感じたんだろうな。
今回、日本人が演じるお芝居は、3時間強に及ぶ全3幕に分かれていて。
女性(!?)ミュージシャンのエミ・エレオノーラ(レディ・ブルース役)によるトーチソングのピアノの弾き語りが用意された大人の雰囲気ある、どこかクラシカルに感じるシンプルな舞台設定で。
作品自体は、もっとシリアスなイメージがあったんだけど、結構コミカルに描かれていたので驚いた。
登場人物は、全員で6人(人物紹介文は【e+】の特集記事より拝借)。
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アーノルド(篠井英介)…ナイトクラブで働くゲイの女装芸人。
エド(橋本さとし)…アーノルドと出会い、同棲を始めるが、ゲイであることを公にすることを避けている。バイセクシャルで結婚相手には女性を選ぶ。
ローレル(奥貫薫)…エドの恋人。女性。
アラン(長谷川博巳)…アーノルドの恋人。男性。
デイビッド(黒田勇樹)…アーノルドの養子。
ベッコフ夫人(木内みどり)…アーノルドの母。厳格なユダヤ人。
僕はデイビッドとベッコフ夫人が出てくる3幕目がいちばん印象に残ったかな。
自分自身をしっかりと持つアーノルドと、自分の息子がGAYだと受け入れることが出来ない母親との台詞の応酬が胸にきて。
アーノルドが母親に言い放つ、
いい?縫い物も、料理も、配管を直すのも、税金を払うのも、家具を作るのも……必要とあらば自分の背中を叩くのも、全部自力で学習した。だから、人に頼む必要がないの。人からもらう必要があるのは、愛と尊敬だけ。その二つをあたしにくれない人は、あたしの人生から出て行ってもらう。
『アランが恋しい。』と言うアーノルドに対して、最後に静かに語る母親の台詞が凄く心に響いたり。
時間が必要だよ。でもね、それは決して消えない。そしてお前の一部になる。指輪やメガネと一緒だ。彼のことを忘れたいなんて思ってないだろ?
なんだかとても家族のこと、GAYである自分のこと、彼氏のこと、好きだった人のことが思い浮かんでは消えたりした。
すべて丸く収まるような結末にせず、ほんのちょっぴりの明るい未来を予感させる終わり方もよかった。
マイナスポイントは、エドのキャラクターがコミカル過ぎたのがイタだけなかったし(映画版ではもっと真面目な印象があったような)、キャラ自体もいちばん自己中心的に思えたり。
エドがアーノルドに言う、この台詞が胸にグサッときた。
僕は君だけだなんて言えない。
もしかしたら、いちばん聞きたくなかった言葉かもしれない。
ベッコフ夫人役の木内みどりは、厳格な母親という貫禄がなくて、かなり迫力がなかったように見えて残念だった。
とても映画版の故アン・バンクロフトには及ばない。
そうそう。デイビッド自身がGAYだという設定もすっかり忘れてて、かなり驚いた(映画版でもそうだったのかなぁ?)。
ローレルは見た当時、気づかなかった女の強かさを感じて、かなり嫌だなぁ…と思えたり。
とにかく!!アーノルドのキャラクターがとてもチャーミングで、凄く共感してしまった。
僕にとって、ある種の理想の形かもしれない。
あ。もちろん、常にオンナ言葉で女装はできないけど(笑)。
たった今の電話。あなたがかけてきたの?ちょうど家の前で鍵を開けようとしたら、電話の声が聞こえたから。
↑『嘘つけーーーっ。思いっきり、電話の前で待ってたやん!!』
…なんだかこういうところが、自分に似てるような(笑)。
そんな訳で、この時期にピッタリの心温まる舞台でした。
だけど、やっぱりもう少しシリアスな演出で観たかったかなぁ。
それから。いつか【GAY三部作】と謳われる『真夜中のパーティー』と『ベント』を【舞台】で観たい。
MEMO:シアター・ドラマシティ
2006.12.10 14:00
指定席16列7500円
山ちゃん
五つ星評価:★★★☆

…ひとまず、今回もここまで。
それでも、この【芸術カウントダウン】はまだまだ続くはず(笑)。

嬉しい気持ち。

今日。嬉しい出来事が2つあった。

ひとつめは、【LAWSON】主催の【ミッフィーの絵皿】が揃ったこと。
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これで、今回のシリーズ2種類が揃った☆
昨日と今日で貰えたのが、なんと3枚!!
最初のVer.を1枚と今日から引換え可能となったVer.を2枚。
前回のシリーズを合わせると、6枚揃ったことになる☆
絵皿が揃ったことよりも、いちばん嬉しかったこと。
それは職場の女子仲間3人が中心となって、毎日、ポイントシールを集めてくれてたこと。
あちこちに、シールを貼り集めてくれていて。
そうして、会うたびに手渡してくれる。
だからこんな僅かな期間で、4枚(!)もgetできたんだと思う。
なんかねー、もう彼女たちの気持ちが本当に有り難くて。
感情が溢れるくらい、嬉しかったなぁ。
【ミッフィーの絵皿】…大事に家族で使わせてもらうね☆

【ミッフィーの絵皿】を2枚ニコニコしながら持って、てくてくと家の近くの郵便局へ。
そこで無事、書き終えた年賀状を投函して。
併せて、今年喪中の仲のいい友達にクリスマス・カードを日付指定で送って。
これで年末行事のひとつが終わって、ちょっとホッとした気分☆

ふたつめは、家に着いて部屋に入った瞬間、届いてた【ゆうパック】。
それは、遠くに住む女子友達Cちゃんからの贈り物だった。
袋を開けると、そこに散りばめられていたのは、彼女が最近訪問してきたフランスのお土産たち。
クリスマス・プレゼントも兼ねてという手書きのメッセージ・カードも添えられていて。
Parisのスーパーで買ったといういろんなアイテムが、たくさん詰め込まれていて。
(今は【Lipton】に買収されたという)【ELEPHANT】の紅茶が3種類。
僕は初めてこのブランドの存在を知りました。
いちばん有名らしいキャラメルと僕をイメージして買ってくれたアップルシナモンたち。
【Knorr】のクレソン味のスープ。
ほかにも、バニラプリン(!?)にサーモンにかけるソースの素。
そして、石鹸。
彼女は『大した物ではないから。』と言ってたけど、ううん。
もうねー、その【気持ち】がとても嬉しかったのです。
とてもとてもフランスの薫りを楽しませてもらったよ☆
そんな訳で、ますます彼女に惹かれていく王子であります(笑)。

今日の2つの出来事。
本当に嬉しい気持ちになれた。
彼女たちに心からありがとうを。

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