覚え書き 其の弐。

今月は映画館で15本観て。2日に一本の計算となるハイペース。
もう、一作品ごとに丁寧に評を書く時間もなく。
そんな訳で、またまた覚え書き。
しばらく、このStyleで書く事になりそうだ。
ちゃんと書きたかった作品もあるんだけどなぁ(=僕なりのこだわり)。

●映画●
『ダ・ヴィンチ・コード』
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↑これが、本国アメリカ版最終ポスター。全世界、今年最大の話題作であり問題作。レオナルド・ダ・ヴィンチが描き遺した『モナ・リザ』に『岩窟の聖母』、そして『最後の晩餐』に隠されたキリスト教信者には耐え難い驚愕の暗号(=コード)を解いていく…。僕は原作を読んでないので、普通の娯楽映画(=超一級のエンターテインメント)として堪能した。正直、宗教学や世界史に精通してないと、日本人には観てて厳しいかも。一緒に観た女子友達のひとりは、『本で読んでたから解ったけど、読んでなかったら全然解らんかったと思う。』と言っていた。原作を読んだ彼女ら曰く、前半はかなり端折ってるらしいし、微妙に設定や結末のニュアンスが違うらしい。僕は昔から(信仰はしてないけど)キリスト教には興味があったり(子どもの頃、TVアニメ『タイム教室 トンデラハウスの大冒険』で聖書については学べたし)、欧米の映画で知ってきたので思ってたほどの困惑はなかった。ただ、常に注意深く字幕を読んでたので、かなり全神経を集中させながら観てたのは事実。物語が進むに連れて、手に汗握ってハラハラドキドキワクワクの展開に、心拍数も急上昇。伝説の聖杯の行方に、大好きな『インディ・ジョーンズ』シリーズが被って、アドベンチャーとしても楽しみながら観れた。観終わった後、興奮してたし、心地いい余韻があった。最近、この手のジャンルの大作を観てなかったせいもあるから、尚更。意味深かもだけど、いろんな意味でフランスにあるルーヴル美術館に行きたくなったなぁ。トム・ハンクス演じるハーヴァード大学教授で宗教象徴学専門のロバート・ラングドンと同じ場所に立ちたい!ラスト、すべての謎が解けるシーンには、鳥肌が立ってしまった!!キャスティングは誰ひとりとして、ミスキャストは無し。8人の英語を話せるフランス女優の中から、大抜擢された大好きなオドレイ・トトゥ。『アメリ』の世界的成功以来、ずっと断り続けてきた初のハリウッド映画に、上手く溶け込んでた。フランス司法警察暗号解読官ソフィー・ヌヴー役を洗練された知的な女性として、キュートさも忘れずに颯爽と演じてた。フランス司法警察中央局警部ベズ・ファーシュ役のジャン・レノは出番少なくて、やや拍子抜けだったけど。イアン・マッケラン演じる英国人の宗教史学者リー・ティーピングの執事役の男優さんはなかなかカッコよく、今後、要Check.ちなみに、ロバート・ラングドン役の第一候補は、ロン・ハワード監督たっての希望で、『アポロ13』で起用したビル・パクストン(自身の監督作品のため断念)→『ビューティフル・マインド』、『シンデレラマン』で起用したラッセル・クロウ→最終的に『スプラッシュ』、『アポロ13』で起用したトム・ハンクスに。彼で正解だったと思う。噂の小泉総理風の髪型も、全然気にならなかったし。ソフィー・ヌヴー役は、ジュリー・デルピー、(英国人なのになぜか)ケイト・ベッキンセール→ソフィー・マルソー、ヴィルジニー・ルドワイヤン、ジュディット・ゴドレーシュ、リンダ・アルディ→最終的にオドレイ・トトゥに。900ページに及ぶストーリーを、2時間30分にまとめ上げたロン・ハワード監督の意欲と手腕は評価すべき。原作はあくまで、その映画にとっての素材に過ぎないのだから。別物と思って、観た方がいい。なので、僕はこの作品に関しては肯定派です。余談。初めて予告編を見た12月公開の『007/カジノ・ロワイヤル』が超楽しみ!Newボンドを演じる大好きなダニエル・クレイグが超Sexy!…たとえ、一緒に観た女子友達2人に、ブサイクと言われても(笑)!! 
MEMO:ナビオTOHOプレックス
2006.5.21 16:10
前売り券1300円
吉村ちゃん、ナカジ
点数評価:80点

『ナイロビの蜂』
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ケニアのナイロビで殺された妻の残された謎を解いていくひとりの英国人男性の物語。原題を訳すと、『誠実な庭師』。このタイトルが表す通り、とても真面目で大人しいジャスティン・クエイル。仕事は英国外務省一等書記官で趣味はガーデニング。この役を大好きなレイフ・ファインズが演じている。久々の正統派役を見るけど、やっぱりレイフ様、何を演じさせても上手い。特にこういう繊細さを併せ持つ役柄は、ぴったり!あぁ、とても英国紳士だ。ジャスティンの妻であり活動家のテッサ・クエイルを演じるのは、この作品で今年のアカデミー賞助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズ。レイフとレイチェルは、『太陽の雫』以来、7年ぶりの共演となる。監督は、傑作『シティ・オブ・ゴッド』を撮ったフェルナンド・メイレレス。斬新な映像と独特の撮影法、編集は健在で。ただ、前作ほどの衝撃度はなかったのも事実。テッサの行動が、ちょっと行き過ぎてて。人を助けたいと思う気持ちは解るけど、そこまでやるかと思ったり、自己満足や自分勝手にしか見えない時もあって。ひねた見方をすれば、ブルジョア階級の白人ならではの優越感=私たちには帰る場所があるみたいな。この点が最後まで引きずってしまって、泣くほどの感動は得れなかったし、手放しで絶賛できない理由かもしれない。問題提起には、拍手を贈るけど。ジャスティンは、妻の仕事にずっと無関心で。彼女が亡くなってから、初めて妻の活動に目を向けて。終盤、ジャスティンが子どもを救おうとするシーンに、冒頭で妻が同じ事をして無関心だった彼の心の成長ぶりが窺えた。生きてる間は、夫婦のようで夫婦じゃなかった二人。互いの事をいちばんよく知ってたのは、赤の他人だったのも寂しいものがあって。『地の果てで、やっと君に帰る。』…夫婦の行き着く結末に切なさとやり切れなさを感じた。前面に押し出された夫婦愛よりも、アフリカで起きてる問題について追究してしまったため、ちょっと横道にそれたかも。だけど、社会派サスペンスとして見たら、堪能できると思う。実は僕、『ダ・ヴィンチ・コード』より、こっちの作品の方が難しかったです(笑)。登場人物名の多さと会社名が混同したり。ケニアの美しい風景を、ぜひご覧あれ。と同時に、今そこで起きている現実を知って、受け止めてほしい。ちなみに、ケニアではジョン・ル・カレによる原作は発禁本扱いです。
MEMO:梅田ピカデリー
2006.5.25 18:40
金券ショップ800円
単独
点数評価:79点

『ジャケット』
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ある事件をきっかけに、1992年と2007年を行き来する運命を担う事になったひとりの青年の物語。彼は、2007年の現実ではすでに死んでいる…。冒頭のフラッシュバックを多用した映像とミステリアスな展開に期待は高まるものの持続力はなく、後半からは肝心の謎解きよりも、エイドリアン・ブロディ演じる主人公ジャック・スタークスが愛する彼女ジャッキー・ブライス(演じるのはキーラ・ナイトレイ)をただ助けるためのシンプルな方向へ。ものすごく『バタフライ・エフェクト』が被った。『バタフライ…』の方は、テンポも良くて斬新だったけど、こっちは勢いがなくて徐々に冷めてくるし、ジャックの切なさが今ひとつ伝わってこない。多分、作品としての収拾がつかなくなったんだと思うけど。アート志向のジョン・メイブリー監督の、ストーリーよりも映像に重きを置く点に問題があったのかも。この人の前作『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』は好きだけど。←これで、今作にも友情出演的に出てたダニエル・クレイグにひとめ惚れしたんだけどね。まぁ、エイドリアンの均整のとれた美しいボディを堪能できたということで、善しとしよう(笑)。それにしても、何度見てもキーラって本当にウィノナ・ライダーに似てる。クラシックな作品で、ぜひ姉妹を演じてほしいものだ。
MEMO:梅田ブルク7
2006.5.28 14:45
金券ショップ1100円
奥野
点数評価:60点

『アンジェラ』
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原題が、すでにネタバレ状態。本国フランスでも総スカン。日本でもあんまり評判を聞かなかったので、ほとんど期待せずに観ていた。最近のリュック・ベッソンのプロデュース業にも辟易してたし。それが日本の劇場の観客動員数にも、露骨に表れてた。もう、『グラン・ブルー』に『レオン』の神通力は無いと見た。そのベッソン…『ジャンヌ・ダルク』以来となる6年ぶりの監督作品であり監督としての引退作品とも言われてる、この新作。母国フランス語で描くのも、かなりの久しぶり。いろんな思いがあるせいなのか、集大成でもあり、原点に帰った彼の世界観が描かれていた。台詞に次ぐ台詞…延々と会話が続く。どちらかというと、ミニシアター向けの会話劇(=小品)に近い。盟友ティエリー・アルボガスト撮影による全編モノクロ映像の美しいParisの風景。引きのシーンが多く、Parisの街並みを思う存分に堪能できる。借金返しに追われるダメ男アンドレ(演じるのはジャメル・ドゥブーズ)と彼に救われた事が縁で今度は彼女が彼を救う側に回る美しい女性アンジェラ(演じるのはリー・ラスムッセン…シャロン・ストーンみたい)の物語。2人が会話する台詞(=言葉)に、何度も心動かされる。自己発見でもあり、心のビタミン剤でもあり。最初はブサイクに思えたアンドレが、だんだん男前に見えてくるのが不思議。ベッソンの描く物語は、いくつになっても少年のようだし、オンナの趣味も変わらないなぁ(笑)。僕はこの作品、結構好きです。ちなみに最近知ったんだけど、『ジャンヌ・ダルク』って今で言う【統合失調症】だったみたいだね。
MEMO:梅田ピカデリー
2006.5.28 17:15
金券ショップ1200円
奥野
点数評価:75点

『ロシアン・ドールズ』
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スペイン・バルセロナに欧州各国から集まった留学生たちがアパートで共同生活を送る様を描いた『スパニッシュ・アパートメント』の3年ぶりとなる続編。前作から5年経ち、30歳になった主人公グザヴィエ(フランス人オトコ)。その彼を演じるのは、ロマン・デュリス。今やフランスを代表する若手男優となった感あり。監督は、ロマンとのコラボ5度目のセドリック・クラピッシュ。前作は期待して観たせいか、そこそこの出来だったので、今作はあまり期待せずに観ることにした。オープニングのキャストのクレジットから、もう胸を鷲づかみにされる。『きっと、この作品好きになる。』…予感があった。とにかく、粋でお洒落。登場人物たちみんなそれぞれが抱える悩みや思いに身近さを感じ共感できる。30代になって初めて気づくいろんな思い。可愛いさや若さだけじゃ、もう生きていけない。自分の未来に不安や葛藤があって。その切実なる思いが伝わってきて、頷きながら見る自分がそこにいて。正に悩める同世代を描いていて、等身大。それぞれのキャラが魅力的で。グザヴィエの元カノのマルティーヌ(フランス人オンナ)役のオドレイ・トトゥ。先に観た『ダ・ヴィンチ・コード』とは別人のよう。こっちは、ちょっとふっくらしてる。ジュリエット・ビノシュに似てる気がした。グザヴィエとマルティーヌの関係は、ちょっと理想的。ビアンのイザベル(フランス人オンナ)役のセシル・ド・フランス。めちゃくちゃ綺麗でカッコよくて。一緒に観た女子友達も言ってたけど、演じた役はホンモノの男よりも男前で。あぁ、こういう人と知り合いになりたい!と思ってしまった…。この演技でセザール賞助演女優賞を受賞!ウェンディ(英国人オンナ)役のケリー・ライリー。最近は数々のイギリス映画に出てる。ウェンディの気持ちが伝わってきて…。終盤の列車のシーンは最大の見せ場。この演技でセザール賞助演女優賞にノミネートも納得。前作ではおバカにしか思えなかったウェンディの弟ウィリアム(英国人オトコ)役のケビン・ビショップ。ハンサムだと思った。短髪の方が、絶対に似合うと思う。終盤、ウィリアムがトイレの鏡の前で自分を奮い立たせ泣くシーンに、観てる僕も気持ちが伝わってきて、もらい泣き。今回、いちばん彼のキャラが印象に残ったかも。その成長ぶりに感激したんだと思う。ウィリアムの彼女ナターシャ(ロシア人オンナ)役のエフゲニィヤ・オブラツォーヴァも、いかにもロシアン・ガールの雰囲気があって、とても可愛かった。グザヴィエがウェンディと天秤にかける元モデルでセレブのセリア(フランス人オンナ)役のルーシー・ゴードンは全然綺麗じゃなかったけど。みんなが振り返るほどの美女には見えなかったし、説得力がなかったなぁ。唯一のミスキャストかも。Parisにロンドンにサンクトペテルブルクと…いろんな街の風景が楽しめて。後味のいい、駅でのラストシーンにこの作品が好きだと気づかされる。と同時に、ちょっぴり恋愛っていいなぁ…と思う自分がいた。こういうテイストって、絶対にハリウッド映画では味わえなくて。フランス俳優ってカッコいいよなぁ。母国語はもちろん、英語もちゃんと話せて。脱ぎっぷりの良さもね!なんだか、久々にフランス映画にハマりそう。余談。フランスのamazon.でこの作品の写真集を売ってる事を知る。お洒落げ。だけど、フランス語が解らないので購入が難しげ…。けど、欲しい。ちなみに、これが前作の『スパニッシュ・アパートメント』のポスター。みんな、微妙に少しだけ若い↓
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MEMO:三番街シネマ
2006.5.29 18:45
前売り券1300円
フッチー
点数評価:85点

以上。今月、観た作品すべてを書き終えました。

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伊勢谷クンを、リアルで見る。

映画の舞台挨拶って、東京初日限定のイメージが強くあって。
その光景を見る度に、いつも羨ましいなぁ…って思ってた。
だけど最近、大阪でも舞台挨拶の機会が増えてて、正直、嬉しかったりする。

ここ一週間だけでも、
20日(土)…『間宮兄弟』森田芳光監督、佐々木蔵之介、塚地武雅(ドランクドラゴン)@梅田ガーデンシネマ
23日(火)…『デイジー』チョン・ウソン@ナビオTOHOプレックス
明日28日(日)…『LIMIT OF LOVE 海猿』羽住英一郎監督、伊藤英明@ナビオTOHOプレックス
とあって。
蔵之介さんのは仕事の関係で。ウーちゃんのは何枚か出した応募ハガキが当たらず(友人の名前を借りてまで出したのに)。伊藤英明クンのは予定があって…それぞれ断念。

そして、今日27日(土)。
『雪に願うこと』の舞台挨拶があった。
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来館するのは、根岸吉太郎監督(55)に大好きな伊勢谷友介クン(29)に佐藤浩市さん(46)。
たまたま新聞で知って。たまたま仕事が休みで。行く決意をする。

朝6時半起床。いつも仕事に行く時間よりも早く起きる。
朝8時に梅田の映画館に着く。結構、並んでる。
開館は朝9時半予定だったけど、あまりの人の多さに9時に開館。
夕方4時20分の舞台挨拶の回のチケットを購入する。
僕で、整理券番号87番だった。
みんなもっと早い時間に並んでたんだろうな。上には上がいるものだ。

舞台挨拶の場所は、テアトル梅田。ミニシアターでハコが小さい。
座席数は、96席。ぎりぎり、立ち見は免れた。

その後、映画までまだまだ時間があるので、毎週土曜業務(笑)の映画館巡りをする。
今日公開作品のパンフレットを買いに行くのだ(=コレクター魂)。
今週公開が多くて、買ったのは『GOAL!』、『ポセイドン』、『夢駆ける馬ドリーマー』、『デイジー』、『嫌われ松子の一生』、『僕を葬る』。もちろん、『雪に願うこと』も忘れずに。
ついでに明日、友人と観る映画の座席予約もする。
それが終わって。一旦、家に帰って、昼寝(笑)。
また梅田に出て、映画館へ。
整理券番号の数字が後ろの方だったので、もういちばん前での鑑賞でも仕方がないなぁ…と思ってたら、いつもの席の近くに座れた。
前から5列目のいちばん左端。
ホントは、いちばん前と2列目のいちばん左端が空いてて、本人を最も間近で見るにはいいだろうなぁ…と思ったけど、肝心の映画自体を圧迫感感じて観るのは辛いと思って、止めた。
自分の中で、大いに葛藤があったけど(笑)。

映画鑑賞後、女性司会者の紹介で、3人が入ってくる。
まず、最初に筑紫哲也並みの銀髪の根岸監督。
物腰が柔らかく、紳士的な佇まいで。
続いて、今回お目当ての伊勢谷クンが☆
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心臓バクバク。キャアキャアキャア☆☆
ひょうひょうとしている。今どきの青年だぁ。
服装はラフなスタイル。網目の入った白のタンクトップ(だと思う)に、シャツを羽織ってて。
ウルフヘアーぽい髪型で、襟足だけ金髪ぽく染めてる。
相変わらずスリムで(以前より更に痩せちゃった気がする)、折れちゃいそう。今年は『嫌われ松子の一生』、『ハチミツとクローバー』、『笑う大天使(ミカエル)』、『出口のない海』にフランス映画と続々公開作が待機中で楽しみ☆
そして…いちばんの喝采を浴びて、佐藤浩市さんが登場。
白髪混じりの長髪。黒のTシャツにかなり日焼けした褐色の肌。腕を組んだ際の筋肉が意外と逞しくて。
どんどん、お父さんの三國連太郎に似てきてる。ホント、カッコいい40代。
伊勢谷クンと浩市さんは、映画の設定と同じくまるで兄弟のように仲良さげ。互いを、イイ感じに讃えあって。
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伊勢谷クンは、大阪のおばちゃんのツッコミとノリに戸惑ってたようだ(笑)。
浩市さんは、そういうツッコミにも慣れたもので、いいタイミングでツッコミ返していた。もうホントにドンと構えていて、貫禄さえ感じる。talkも上手だし、笑わせてくれる。
僅か10分くらいだったけど、見てる僕の方がもうそれはそれは緊張しちゃって、興奮状態だった☆
だって、ほんの数分前まで、スクリーンに映ってた人が目の前でしゃべってるんだもん。
伊勢谷クンと何度か目があったのは、気のせいかなぁ(笑)。

あー、ホント早起きした甲斐あったよ☆☆
これをきっかけに、舞台挨拶にハマりそう。。。

そうそう。肝心の映画の出来はというと…。
北海道・帯広のばんえい競馬の厩舎を舞台に描くヒューマン・ドラマ。
東京から挫折して13年ぶりに故郷に帰ってきた青年・矢崎学(伊勢谷クン)。
その場所には、厩舎を営む兄・矢崎威夫(浩市さん)がいて…。
とても静かで穏やかに丁寧に時間を掛けて描かれている。
まるで、誰かの他愛もない日常生活を見ているよう。
そこには、いろんな人間の思いがあって。
根岸監督作品を観るのは、『探偵物語』以来だとパンフを読んで気づく。
伊勢谷クン。ちょっと演技力がついた気がする(笑)。
声も変わったような。発声の仕方を変えたのかな?
やっぱり、スーツ姿の方が彼らしいな。
浩市さんは、もう何をしても上手いって感じで。
KYON2こと小泉今日子は、ここでもいい演技を披露していた。
ホント、いい歳の重ね方をしてるなぁ。
脇を支える香川照之に椎名桔平に津川雅彦に草笛光子に山崎努らのベテランは出番が少ないにも関わらず、それぞれ安定した演技を見せてくれる。
振り返れば、ひとりの青年の挫折から再起までを温かな視点で描いた作品だった。
きっと誰かしら経験するような思いだったんじゃないかな。
後味、爽やかに映画館を出れます。
…と言うか、舞台挨拶のインパクトが強すぎちゃって、もうそっちの方しかほとんど記憶に残ってないよ(笑)。

MEMO:テアトル梅田
2006.5.27 16:20
カード割引1600円
単独
点数評価:65点

覚え書き。

評を書こうと思ってた作品たち。
だけど、なかなか書けそうにないので、ひとまず覚え書きという形で。

●映画●
『クラッシュ』
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L.A.を舞台に人種問題を描く。マット・ディロン(ライアン巡査役)&サンディ・ニュートン(クリスティン役)の奇妙な関係とマイケル・ペーニャ(ダニエル役)の父娘(=魔法のマント)のエピソードが静寂な音楽と共に胸を熱くさせる。だけど、今年のアカデミー賞作品賞受賞は、正直、う~んって感じ。マイケル・ペーニャは今後、要Checkの男優さんになりそう。新作は、あの911事件を描いた問題作『ワールド・トレード・センター』(オリバー・ストーン監督、ニコラス・ケイジ主演)!
MEMO:ナビオTOHOプレックス
①2006.2.27 12:25
前売り券1300円
藤原ちゃん
②2006.3.2 19:55
割引券1500円
フッチー、山ちゃん
点数評価:70点

『ジャーヘッド』
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湾岸【戦争】にゲーム感覚で出征する若者たち…。英国出身のサム・メンデス監督(『アメリカン・ビューティー』)らしい、抑揚がない乾いた感じのテイストが妙にリアルで。大好きなジェイク・ギレンホール(アンソニー・スオフォード役)は、『ブロークバック・マウンテン』の彼より断然、こっちの方がイキイキとしていて良かった。要Check中のピーター・サースガード(アレン・トロイ役)は、ここでもエキセントリックな演技を披露していて、流石だと思った。
MEMO:ナビオTOHOプレックス
2006.2.27 16:00
前売り券1300円
藤原ちゃん
点数評価:75点

『ホテル・ルワンダ』
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観終わった後、放心状態で何も言葉が出なかった。同じアフリカ人なのに種族が違うという理由だけで虐殺する。根絶させろと子どもまで。ほんの10年前に起こってた出来事とはとても信じ難くて!自分がまだまだ無知である事を痛感する。映画館を出た後、いろんな思いが去来してあまりのやり切れなさに嗚咽してしまった。ただ、『許せない!』と思った。誰に対しての怒りか判らないけど…。とにかく、凄くショッキングだった。自分がまだまだ無知である事を痛感する。ホアキン・フェニックス(ジャック・ダグリッシュ役)がその場を逃げるように去る時に吐き捨てた言葉は、正に自分にも当てはまると思い、胸に突き刺さった。無関心でいる事は駄目だ…。主人公のポール・ルセサバギナ(演じるのはドン・チードル)が1200人だけでも救えたのは無限大に価値があると言えるし、それをこうやって世界に伝えた事はとても重要だと思った。僕は見ながらかなり、オスカー・シンドラー(『シンドラーのリスト』)がフラッシュバックした。 
MEMO:シネ・ヌーヴォ
2006.3.1 19:30
映画の日1000円
あーさん
点数評価:85点

『シリアナ』
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僕には難しかった。事前に公式サイトでストーリーや人物相関を頭に叩き込んだにも関わらず、ただなんとなく理解できた感じで観終わってしまった。余程、社会情勢や背景、専門用語に詳しくないと、観ていて辛いと思う。字幕を読んで、頭に理解させるので精一杯。周りの観客の雰囲気や聞こえてくる感想もそんな感じだった。『トラフィック』を更に複雑にさせたインテリ版かも。この映画を完成させたジョージ・クルーニーには感嘆させられた。
MEMO:梅田ブルク7
①2006.3.4 16:00
前売り券1300円
単独
②2006.3.11 14:25
前売り券1300円
単独
点数評価:69点

『君とボクの虹色の世界』
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なんとも不思議な独特の世界観が妙に心地よかった。チャットにハマってる6歳のロビー(演じるのはブランドン・ラトクリフくん)の存在と彼が紡ぎだす言葉がとても可笑しく可愛く印象に残って。彼のお兄ちゃんのピーター(演じるのはマイルス・トンプソン)も良かった。その人にしか解らないだろう思いに、僕は大好きな『アメリ』を思い出して観ていた。一緒に観てくれた友人はマイケル・ウィンターボトム監督の『ひかりのまち』を思い出したよう。ストレンジなストーリー展開と一緒に、瑞々しい映像も印象に残る佳作。
MEMO:シネ・ヌーヴォ
2006.5.15 18:40
ペア・デー1000円
山ちゃん
点数評価:75点

『ピンクパンサー』
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ナンセンスなギャグ連発。クルーゾー警部を演じるスティーブ・マーティンは楽しそう。共演のジャン・レノ(ジルベール・ポントン役)ってこんな顔だったっけ!?と何度も思いながら観てしまった。マーティンとのタイツ姿はアッパレ!カメオでクライブ・オーウェンが出てたのには、ビックリ。しかも、あの【006】の役で!思わずニンマリしてしまった。この手のジャンルにしたら、やっぱり『オースティン・パワーズ』シリーズのノリの方が好み。
MEMO:動物園前シネフェスタ4
2006.5.22 18:40
メンズデー1200円
単独
点数評価:60点

『間宮兄弟』
20060526182150.jpg
『寝ずの番』同様、予告編ですべてを見せ切ってしまった感じ。かなり期待していたので、残念だった。題材に設定はいいと思うのになぁ。女性キャラはみんな最悪に思えたけど。間宮兄弟の部屋は、正に僕の部屋のようでした(笑)。その弟の間宮徹信役を演じた塚地武雅(ドランクドラゴン)の存在感がいちばん印象に残った。森田芳光監督は、もう駄目だね。一緒に観た友人も言ってたけど、誰に(=どの世代に)向けて作った映画なのか、よく解らない。観客もみんな期待はずれの雰囲気で劇場を後にしてた感が。余談。劇中に映るレンタルDVDのジャケットが、大好きな『ピンポン』に『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』などで。どういう意図なのか考えてた時、それが配給会社のアスミック・エースの作品ばかりだと気づいた時には、思わずニンマリしてしまいました(笑)。
MEMO:梅田ガーデンシネマ
2006.5.23 19:15
会員料金1000円
奈良ちゃん
点数評価:60点

●TVで見た映画●
『ターミナル』
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大好きなスティーブン・スピルバーグ監督作品にも関わらず、どうも映画館で観る気がしなかった作品。悪くはないけど、無難にまとめて撮ったように思えた。ちょっと中途半端な出来かも。トム・ハンクス(ビクター・ナボルスキー役)におんぶに抱っこでもあるかな。キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるアメリア・ウォーレンの役は要らなかったと思う反面、エンリケ・クルズ役のディエゴ・ルナを初めて可愛いと思った。
MEMO:WOWOW
2006.4(日にち、時間不明)
★★★

●舞台●
『クラウディアからの手紙』
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演出方法が僕には合わなくて、今ひとつだった。なんか、ゴチャゴチャしていた。スケールが大きい実話なだけに、もっと感動できただろうに残念で仕方がない。それでも、大好きな佐々木蔵之介さんとかつての青春のアイドルだった斉藤由貴さんをナマで見れた事には感激!
MEMO:シアター・ドラマシティ
2006.2.15 19:00
S席7800円
藤原ちゃん

以上。覚え書きと言うか、まとめ書きでした☆

その席、五萬円って…。

あまりの嬉しさに、朝一で速攻、一緒に観たい友達2人にメールしちゃいました☆

いよいよ発表された、世界のスーパースターマドンナ(47!)の13年ぶりによる日本公演ライブ『コンフェッションズ・ツアー/Confessions Tour』☆☆
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気になる日程は…。
2006年9月16日(土):大阪ドーム
2006年9月20日(水):東京ドーム

読みは当たって、大阪はやっぱりドームだった☆
大阪に来るのは、今は無き大阪球場でのライブ以来かも!?
だけど、東京・大阪、たったの2回公演だなんてオドロキ!

んでも、もっとスゴイのがチケット料金(全席指定/税込)だったりする。
S席:14000円
A席:11000円
そして…。
SS席:50000円

五萬円って!!!
ありえねーーーーーっ。
思わず、SS席とS席の境目に座ったSS席のいちばん後ろの人は、幸せなようで不幸かもしれない…なんて考えてしまいました(笑)。

ちなみに、これが今回のツアー・ステージ風景@L.A.初日。
相変わらず、過激そう…☆
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あ~、チケット無事getできるかなー。

その前に、マドンナ初のライブCD+DVD(2枚組)が、7月に発売になる☆
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タイトルは、『アイム・ゴーイング・テル・ユー・ア・シークレット』。
2004年に行なわれた前回のワールド・ツアー『リ・インヴェンション・ツアー』の模様を収録。
CDには、ヒット・シングル『ホリデイ』、『イントゥ・ザ・グルーヴ』、『ライク・ア・プレイヤー』、『ヴォーグ』、『ミュージック』、『ダイ・アナザー・デイ』、『アメリカン・ライフ』、『ハリウッド』など14曲が。
DVDは、『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』の続編とも言うべき、アルバム・タイトルのツアー・ドキュメンタリー+ボーナス映像(10曲のライブ・パフォーマンスなど)。

これで、予習しなければっ。

全然、話変わるけど。
明日から一週間、近くの百貨店で『大北海道展』が始まる!
定番で大好きな六花亭@帯広のマルセイバターサンドにロイズコンフェクト@札幌の生チョコなどなど、気になる商品がたくさん!
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SS席(=五萬円)で観る人は、バターサンド5個入りが90箱も買えちゃうよ…(笑)。

…てか、『ダ・ヴィンチ・コード』の感想を早くUPしろって!?
しばし、待て(笑)。

僕のルーツ。

昨日。
お天気のいい日本橋で、信号待ちをしている時。
暑くなったので、長袖のシャツをめくって、ふと見た自分の腕。
『うわっ、めっちゃ白い!』
人に言われることは多々あったけど、改めて陽の光の下で見ると、ホントにそうで驚いてしまった。

映画『僕の大事なコレクション』をきっかけに、自分のルーツが知りたくなって、両親に聞いてみる。
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二人とも、祖先は九州(鹿児島)出身で。
父方は、侍だったらしい。
母方の母方は、武士。
僕の曾お祖父さんは、明治維新でちょんまげを切るのを、最後の最後まで躊躇ったらしい。
遂に切った時は、頭に布を巻いて帰ってきたと。
きっと、武士としての誇りがあったんだと思う。
その後の仕事は、天皇陛下が喫煙する煙草の葉を栽培していたらしい。

少しずつだけど、自分のルーツが判って面白い。
ただ、父方のルーツは家族の事情があって、多分、詳しくは調べれないと思う。
Elijah家の血を受け継ぐ本家は、未だに九州に住んでるらしいけど、もう付き合いはないので。

それにしても、親子3人九州出身だと言うのに、なんでこんなに色が白いんだろう…。
いつ、北欧の血に結びつくのか楽しみ(笑)。

ちなみに、僕の下の名前は、もともと【隼人:はやと】と父親が付けたかったようで。
その時、一世を風靡してた【谷隼人】にちなんで。
父方の伯父は、【哲平:てっぺい】と付けたかったらしくて。
今の名前の方でよかったよ。絶対、名前負けしてたと思う(笑)。

ではでは今から、女子友達と『ダ・ヴィンチ・コード』を観に行ってきます☆

No day but today(ブロードウェイ・ミュージカル・ザ・ムービー Part2).

バックグラウンドに数々の伝説を残すミュージカル『RENT/レント』
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ブロードウェイでの初演10周年を祝うに相応しく、ファン待望の映画化!

僕がこの作品と初めて出会ったのは、約2年前。
ブロードウェイからの日本公演の際、舞台好きの女子友達に誘われて行ったのがきっかけで。
観終わった後、感動したことを彼女に告げると、
『Elijahは絶対に気に入ると思ってた。』って言われたことが今でも記憶に残ってる。

その彼女と、ようやく映画版を観に行くことができた。
製作発表の段階から、ずっと楽しみにしてきたから。
しかも、評価の高い初演のオリジナルメンバーがほぼ集結という形で!
オープニングの主要キャストにスポットライトが当たる有名なシーンに合わせて、テーマ曲の『シーズンズ・オブ・ラヴ』が流れ、その瞬間から胸を鷲づかみにされる。
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2曲目の『レント』に更に胸が高鳴って。僕の中で、ハイライトな曲でもあるから。助走や疾走を連想してしまう。

1989年の大晦日から1990年の大晦日までの丁度、一年間を描く。
舞台は、N.Y.のイースト・ヴィレッジ。
そこには夢や希望を求めて集まってきたボヘミアンたちが住んでいる。
彼らのほとんどが、毎月の家賃(=レント)さえも払えずにそれぞれの問題を抱えていて…。

元々の題材は、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』。
僕がいちばん好きなミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』もそうだったように。
ボヘミアンが出てくる辺りも、よく似ている。
『ムーラン・ルージュ』の舞台は古き良きParisだったけど、登場人物の思いは一緒だ。

この作品の主要登場人物は、8人。
ナイトクラブのDANCERのミミ(ロザリオ・ドーソン)。
麻薬常習者であり、HIV+。
演じるロザリオは、映画版からの初参加。意外に歌も上手で、なかなか頑張ってた。
過激なステージ衣装で踊るシーンは、『クローサー』のナタリー・ポートマンも真っ青の見事な開脚で圧巻だった。正にナイスバディ!
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RICHMANのペニー(テイ・ディグズ)。
資産家の令嬢と結婚したことによりお金持ちになり、かつて自分自身も住んでいたロフトの大家に。
演じるテイは、『シカゴ』のバンドリーダー役が印象に残ってる男優さん。舞台版でもそうみたいだけど、思ってたより出番が少なかったのが残念。
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DRUG QUEENでストリートドラマーのエンジェル(ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア)。HIV+。
演じるウィルソンは、この役をキラキラ可愛く演じていて、好感が持てた。
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哲学のPROFESSORでエンジェルのパートナー(!)、コリンズ(ジェシー・L.マーティン)。
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カリスマ的パフォーマンスARTISTのモーリーン(イディナ・メンゼル)。
演じるイディナはオリジナルメンバーのひとりだけど、設定上の誰もが振り向くような美人には思えなかった。確かに歌は上手いけど、ちょっとミスキャストのような気がする。
ちなみに実生活の旦那さんは、ペニー役のタイ。
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かつて人気ロックバンドのMUSICIANだったロジャー(アダム・パスカル)。HIV+。
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ドキュメンタリー映像DIRECTORを目指すマーク(アンソニー・ラップ)。
演じるアンソニーは、どこか【スヌーピー】の世界に住んでそうな雰囲気を持ってて。
眼鏡もよく似合ってたし、彼の着ているシンプルな服装も好みだった。
あのマフラー、欲しいなぁ。
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パートナーのモーリーンのライブを手伝うLAWYERのジョアンヌ(トレイシー・トムス)。
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物語の展開はシンプルかもしれない。
時代と音楽に、少し古さを感じるかもしれない。
一緒に観た友達が言うように、映画化にするのが遅すぎたのかもしれない。
だけど、当時のN.Y.の現状はこうだったのだ。
AIDSという病が、とても恐れられていた偏見と差別の時代。
今でこそ、欧米はこの病の患者率が減少しているけど、ここ日本ではこれからこの病が増えると言われているから、過去の産物とは言えない。
見ていて、『ロングタイム・コンパニオン』やTV映画『エンジェルス・イン・アメリカ』を思い出さずにはいられなかった。

この作品の監督は、クリス・コロンバス。
初期の『ホーム・アローン』や『ハリー・ポッター』シリーズで名を馳せた人物。最初はこの人で大丈夫?ってかなり心配だったけど、そつなくまとめてたと思う。オーソッドクスな演出だったけど。

映画版を観終わって思ったのは、僕はやっぱりマークがいちばん好きだということ!
自分がいちばん共感できるキャラだからかもしれない。
物語の途中で、彼は仕事にもお金にも困らなくなる。友情にも恵まれて。
だけど、常にいつもどこか孤独感があって。
みんな幸せそうな雰囲気のシーンでも、彼だけがスクリーンに寂しげに映ってる。
スクリーンの中で、顔が半分しか映ってない時も、彼にピントが合ってない時も、映っている彼はいつも悲しげだった。
ロジャーにも共感ができた。
彼が抱える大きな悩みとは全然、重さやニュアンスが違うかもしれないけど、今、なぜ恋愛に臆病なのか…という点で気持ちが理解できた気がする。

初めて舞台版を観た時は、どこに焦点を当てたらいいのかよく分からなかったせいもあって、感動はしたものの100%集中しては観れなかった記憶がある。
ほら、舞台って、映画みたいにクローズアップがないから、今はどこを見たらいいのか分からなくなったりすることってない?
おまけに海外キャストだったから、字幕で、尚更どっち見たらいいのか困惑しちゃって。
とどめに当時は眼鏡を持ってなかったから、肝心の字幕さえもぼやけて読みにくかったり。
だから今回は、落ち着いてゆっくりスクリーンを観れたこともあって、この前以上に、心に響いた。
今回観た事で、結構、曖昧に内容を覚えていたことが発覚。
もう誰がHIV+でセクシャリティが何なのかさえ忘れかけてた。
劇中で亡くなってしまう人物さえも、記憶違いだったし。

当時、舞台版を観た時は、どことなく彼らと同じ渦中にいた気がするので、大いに共感できた。
今回の映画版を観た時は、彼らの行動や言動がとても【若く】思えた。
だからなのか、一歩下がって見れた気がする。かつての自分を見てるような感覚で。
彼らの言いたいことや伝えたいことは、理解できる。
だけど、今の僕には、それだけじゃ生きていけないことも解っていて。
大人になると、素直さや自分の思いだけでは生きていけない。
時には、自分を押し殺して、物事を見つめなければならないし、対応していかなければならない。
最近になって、大人になるということは、妥協なんだろうか…とさえ思えてしまう。
だから、10代後半から20代前半の時に観たら、きっと心が強く突き動かされると思う。

クライマックスにマークが完成させたフィルム『TODAY 4 U』の映像が流れる中、『フィナーレ・B』という曲をキャストが歌いだす。
僕の隣の女性は途中からずっと泣いていた。
誰かに先に泣かれると、泣けなくなってしまう僕。
だけど、この曲が流れた時、『もうアカン!』と思った瞬間、涙が溢れ出していた。
キャストのフラッシュバック・シーンが、その感動を加速させる。
そして、ラストシーンのエンジェルの表情。
その彼の存在が、この物語のすべてを象徴しているように思えた。

とてもロックで。哀愁漂うメロディで。美しいハーモニーで。
人は、様々な思いを胸に生きているのだと、痛感する。
今のくすぶってる僕の心を、解きほぐしてくれたような。
今日というしかない今日を、大事に生きていこうと勇気づけられた。

映画版とは別に、10周年を祝した企画が。
12月のブロードウェイの大阪公演を、また彼女と観に行くことにした。
この作品に出会わせてくれて、本当にありがとう!
そしていつか、山本耕史クンの日本版マーク役を一緒に観れる日が来る事を楽しみにしつつ…。

今日。
無性にサントラが欲しくなって、買いに行った。
CDショップですぐに開封して(コレクターの僕にしたらありえない行為)、ずっと聴きまくった。
何度聴いても、『I SHOULD TELL YOU』が日本語の『愛してる』に聞こえる…(笑)。
だけどやっぱり『レント』と『フィナーレ・B』をエンドレスで聴いてしまい、映画のシーンを思い出して、泣きそうになる。
最高のメロディで、本当に大好き!!!

MEMO:梅田ブルク7
2006.5.18 18:35
前売り券1500円
藤原ちゃん
点数評価:80点

ベリーショート。

今日。
女子友達のいる。ちゃんに髪を切ってもらう。
僕の専属スタイリストさん。
久しぶりに、超ベリーショートにしてみた。
イメージは僕のカリスマ、中田ヒデ↓
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仕上がりは、なかなかイイ感じ☆

お風呂からあがって、髪の乾くのが早いコト!
めっちゃ楽やーーーっ。

僕も夏に向けて、Re:スタート。

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