第78回アカデミー賞ノミネート発表。

待ちに待ったアカデミー賞のノミネートが、1月31日(現地時間)に発表された↓

●作品賞
『ブロークバック・マウンテン』(3月4日日本公開)
20050906230009.jpg

『カポーティ』(10月日本公開予定)
20051213235538.jpg

『クラッシュ』(2月11日日本公開)
20060201001719.jpg

『グッドナイト&グッドラック』(5月日本公開予定)
20051214002314.jpg

『ミュンヘン』(2月4日日本公開)
20051028211043.jpg

●監督賞
□アン・リー…『ブロークバック・マウンテン』
□ベネット・ミラー…『カポーティ』
□ポール・ハギス…『クラッシュ』
□ジョージ・クルーニー…『グッドナイト&グッドラック』
□スティーヴン・スピルバーグ…『ミュンヘン』

●主演男優賞
□フィリップ・シーモア・ホフマン…『カポーティ』
□テレンス・ハワード…『Hustle & Flow』
□ヒース・レジャー…『ブロークバック・マウンテン』
□ホアキン・フェニックス…『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
□デヴィッド・ストラザーン…『グッドナイト&グッドラック』

●主演女優賞
□ジュディ・デンチ…『Mrs. Henderson Presents』
□フェリシティ・ハフマン…『トランスアメリカ(仮題)』
□キーラ・ナイトレイ…『プライドと偏見』
□シャーリーズ・セロン…『スタンドアップ』
□リース・ウィザースプーン…『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』

●助演男優賞
□ジョージ・クルーニー…『シリアナ』
□マット・ディロン…『クラッシュ』
□ポール・ジアマッティ…『シンデレラマン』
□ジェイク・ギレンホール…『ブロークバック・マウンテン』
□ウィリアム・ハート…『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

●助演女優賞
□エイミー・アダムス…『Junebug』
□キャサリン・キーナー…『カポーティ』
□フランシス・マクドーマンド…『スタンドアップ』
□レイチェル・ワイズ…『ナイロビの蜂(仮題)』
□ミシェル・ウィリアムズ…『ブロークバック・マウンテン』

関連記事
スポンサーサイト

マダムと奇人と殺人と(フランス=ベルギー=ルクセンブルグ)

【ベルギーから届いた絵画を巡るキッチュでユーモア溢れるサスペンス】

タイトルと個性的な日本版チラシ↓のデザインに惹かれて観に行くコトにした。
20060131223942.jpg
ベルギーと聞いて連想するのは【王室】、【タンタン】、
【GODIVA】と日本から撤退した【Neuhaus】を代表とする甘過ぎる【チョコレート】かな。

そのベルギーのブリュッセルを舞台とした奇想天外な人間模様に、
殺人事件を絡ませながら描いている。
ほぼ原色に近いカラフルな色合いの映像とユニークでラブリーな小物の数々(=美術)。
物語を除けばその映像はかなり、生涯最愛の作品である『アメリ』↓に似ている。
20060131225137.jpg
なんてったってテクニカルコーディネートとして、
そのジャン=ピエール・ジュネ監督が参加してるからね。

とにかく出てくる人、みんなヘン。
20歳の娘に久し振りに再会するコトになる女装したマダム、
不衛生でまずい料理しか作れないシェフ、
いつもロゼワインしか飲まない口やかましいオールドミス、鳥をこよなく愛する老人、
墓地で働く死体愛好者の青年、懸賞当てにやっきになる警視の母、
美容整形に夢中のイヤリングマニアの警視の秘書、一風変わった我が道を行く司祭etc.
唯一マトモなのは、主人公であるその警視。飼い犬と彼の部下もちょっとヘンとくる(笑)。
レオン警視を演じるのは、フランスの重鎮ミシェル・ブラン。
その独特な風貌は正にキャラクターにピッタリ。

ベルギーの街中とビストロ【突然死】に集まる人たち。
ほんわかとした雰囲気で、そこに住む人たちはせかせかしていない。
とても個人を尊重し、自由に自己主張して楽しく生きている。
誰もがその存在を否定せずあるがままの人間を受け入れていて。
その中にある、シニカルな見方とブラックユーモアのセンスさえ笑えてしまう程。
数々の懸賞商品とイヤリングのデザインはホントにオモロイ!

ヨーロッパ映画が大好きな人にぜひ見てもらいたい愛すべき小品。
この作品を形容詞で例えるとしたら。
ポップ。キッチュ。シュール。ファニー。キュート。
観終わった後、その世界観の虜になって、なんとなーく心癒されるよ。

20060131223544.jpg

2004年/97分
シネ・ヌーヴォ/フッチー
前売り券1400円→1350円

第12回アメリカ映画俳優組合賞発表。

俳優が同業者(=俳優)を選ぶ、アメリカ映画俳優組合賞の受賞者が、
1月29日(現地時間)に発表された↓

●主演男優賞
■フィリップ・シーモア・ホフマン…『カポーティ』(10月日本公開予定)
20051213235538.jpg
□ラッセル・クロウ…『シンデレラマン』
□ヒース・レジャー…『ブロークバック・マウンテン』
□ホアキン・フェニックス…『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
□デヴィッド・ストラザーン…『グッドナイト&グッドラック』

●主演女優賞
■リース・ウィザースプーン…『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2月18日日本公開)
20051127155659.jpg
□ジュディ・デンチ…『Mrs. Henderson Presents』
□フェリシティ・ハフマン…『Transamerica』
□シャーリーズ・セロン…『スタンドアップ』
□チャン・ツィイー…『SAYURI』

●助演男優賞
■ポール・ジアマッティ…『シンデレラマン』(日本公開済)
20060130221201.jpg
□ドン・チードル…『クラッシュ』
□ジョージ・クルーニー…『シリアナ』
□マット・ディロン…『クラッシュ』
□ジェイク・ギレンホール…『ブロークバック・マウンテン』

●助演女優賞
■レイチェル・ワイズ…『ナイロビの蜂(仮題)』(年内日本公開予定)
20050906230529.jpg
□エイミー・アダムス…『Junebug』
□キャサリン・キーナー…『カポーティ』
□フランシス・マクドーマンド…『スタンドアップ』
□ミシェル・ウィリアムズ…『ブロークバック・マウンテン』

●アンサンブル演技賞
■『クラッシュ』(2月11日日本公開)
20060130221219.jpg
□『ブロークバック・マウンテン』
□『カポーティ』
□『グッドナイト&グッドラック』
□『HUSTLE & FLOW』

NANA(日本)

【夢を歌う。夢に恋する。そして、二人は夢を奏でていく。】

少女漫画家・矢沢あいの言わずと知れた人気マンガの映画化。
去年の秋に映画館で見ようか考えて、結局止めた作品をようやく見るコトができた。

現代の物語でありながらも、どこかレトロ的な作風で。
監督兼脚本(共同)の大谷健太郎にしたら、なかなか商業向けに作ってあるように思えた。
前作の『約三十の嘘』(2004年)のような舞台劇を観ている感覚に近い、
畳み掛けるセリフの応酬がなかったせいか。

今作の前半は、まるで学芸会の舞台を見ているようだった。
演技力のある人が少ない…アイタタタッ。
中盤からは、それが気にならなくなって(笑)、だんだんとその世界観に惹きこまれていったけど。

2人の若手女優が演じる【NANA】。
大崎ナナ役の中島美嘉。
彼女の演技を見るのは、『偶然にも最悪な少年』(2003年)以来だ。
あの頃から想像すると、見事な成長ぶり。
こんなに大物(=Star)になるなんて思いもよらなかった。
小松奈々(ハチ)役の宮あおい。
彼女を初めて見たのは、青春映画の傑作『ラヴァーズ・キス』(2002年)の時↓
20060130213629.jpg
この作品も少女漫画が原作(吉田秋生)だった。
あの頃から3年しか経っていないのに、彼女も確実に感性豊かな女優さんに成長していって。
まさかこんなに売れっ子になるとは!
myフェイバリットな若手女優のひとりになりつつある。

僕はどちらかと言うと、奈々(ハチ)の気持ちで見ていた。
彼女の感じているコトや発するセリフが、僕自身が言いそうな言葉だったから。
こういう友情物を見ると必ず、ある友人を思い出す。
ナナは正に、その友人のキャラに近かったから。
2人の関係に、理想の友情像を見出したような…。

思っていたよりは、なかなか上手くまとめていたと思う。
奈々(ハチ)のモノローグで見せていく趣向は巧い。その語りに胸がグッとくる。
中島と宮のキャスティングで正解だし、2人の存在感は抜群。
でも、やっぱりもっと演技力のある若手俳優で脇を固めてほしかった気がする。
特に本城蓮(レン)役の松田龍平は、製作が決定している続編では首っ(笑)。
いちばんのミスキャスト!

印象に残ったセリフを。
アンタはさぁ、いつもそうやって自分のコトばっかで。
章司のコト、ちゃんと思いやってたって言える?
恋愛だって人間同士の関わり合いなんだから、相手のコト思いやらなきゃ上手くいきっこないよ。


嬉しくて。
えっ?
初めてそーいう話してくれたでしょ?
なんか、あんまりナナが自分のコト話さないから、アタシちょっとさみしいなって思ってたんだよね。


20060130211801.jpg

2005年/114分
DVD

★★★☆

悪魔の棲む家(アメリカ)

【そこに入ってはいけない、そこに住んではいけない、その真実を知ってはいけない。】

マイケル・ベイ製作による1979年発表の同名ホラー作のリメイク。
彼が前回製作した、これも有名ホラー作『悪魔のいけにえ』(1974年)のリメイクである
『テキサス・チェーンソー』(2003年)↓が、とにかく怖くて。
20060129220440.jpg
今回も日常の中で経験できない(したくないけど)恐怖感を味わいに、
少しの期待感を寄せて観に行った。

でも実は、いちばんの期待はこの作品の主演俳優であるライアン・レイノルズを見ることで。
未見の『ブレイド3』(2004年)↓のスチール写真を見て以来、ずっと気になっていた男優さん。
20060129221112.jpg
1976年生まれで、実生活の彼女はシンガーソングライターのアラニス・モリセット。
今回初めて動く彼を見れて、めちゃくちゃ嬉しくて。
逞しい上にワイルドさがあって、本当にカッコいいとくる↓
20060130001130.jpg
ただ、このスチール写真の彼は役柄のせいで目が据わってるけど(笑)↓
20060129223647.jpg
ちなみに、普段の彼はこんな感じ↓
20060130181424.jpg

20060130181432.jpg

さて、肝心の作品の出来はと言うと…(笑)。
映像の色合いやフラッシュバックを多用した編集の仕方は僕好みだった。
怖さは正直言って、『テキサス・チェーンソー』には遠く及ばず。
犯人と追われるといった、ハラハラドキドキ感は全くない。
スプラッター・ホラーと言うよりは、オカルト・ホラーに近かった。
その点でどことなく、『エクソシスト』を彷彿させるものがあって。
一緒に観た友人は、『ポルターガイスト』を連想すると言ってたけど。
今作はいわゆる、人間に悪霊が憑依するといったものだ。
その【家】に住んだおかげで、一家5人は恐怖を体験することになっていく…。
実話を基にしていることや1970年代という時代背景のせいもあってなのか、
意外とシンプルな作りで驚くような展開はない。
結末も、あっさりとしている。そこにリアリズムがあるのかもしれないが。
ただ、なぜその【家】が呪われているのか事実が判明した時の、
怨念めいた雰囲気を感じることはできたけど。
もう少し、過去の事件についての克明な説明があった方が、怖さが倍増してもっと楽しめたように思える。
なので、作品的には及第点。
まっ、僕はライアンを堪能できたというコトで…(笑)。

20060129200226.jpg

2005年/90分
ナビオTOHOプレックス/奥野
前売り券1300円→1250円

フライトプラン(アメリカ)

【彼女は、航空機設計士。そして、一人の母。
高度1万メートルの上空で、幼い娘が失踪した…。
その時、最新鋭の旅客機は、史上最悪の《戦場》に変わる――!】


予告編から想像して、
撃の駄作『フォーガットン』↓のようなオチにはならないコトだけを祈っていた。
20060129202118.jpg
それは無事に回避できたとだけ言っておこう(笑)。

主演作としたら3年振りとなるジョディ・フォスターの新作。
全体的な雰囲気としてどうも前作『パニック・ルーム』と内容が被る印象があった。
閉塞感のある密室劇で子供を救おうとする設定が。
正に、強く逞しい母親像を今作でも演じている。
実生活では2児の母親である彼女はこういうプロットの作品に惹かれるんだろう。
若干、老けた感は歪めない。

物語の導入部で、まず観客は彼女演じるカイロ・プラットに翻弄される。
この作品はその過程で、彼女を信じるか信じないかでかなり見方が変わってくると思う。
観客を混乱させるそのヴィジュアルは巧いと言えるほど。
全米公開直後の航空会社関連からのクレームも納得できる展開。
アラブ人にも失礼極まりない設定かも。
ハリウッドが作るサスペンスと言うよりは、ヨーロッパのサスペンスを見ている感覚に近かった。
どこか無機質な冷たさを感じて。
それは監督であるロベルト・シュヴェンケがドイツ出身だからだろう。

共演に、『ニュースの天才』↓を観て以来、
その演技が毎回楽しみとなっているピーター・サースガード。
20060129210028.jpg
今回の役柄は機内のエアマーシャル(航空保安官)であるカーソン役。
なぜ彼に惹かれるのか判った気がする。
演じる役柄や演技のスタイルがどことなくエドワード・ノートンに似ているからだ。
フライトアテンダントであるフィオナ役のエリカ・クリステンセン。
どんどん印象が薄くなっていく女優だ。今回も大した役柄じゃない。
『スタンドアップ』に続く登場となるリッチ機長役のショーン・ビーン。
今作でも渋い演技を披露していた。こういう風貌の機長、ホントにいそう。

超一級のサスペンスとして見たら、疑問点は残るし、
ジョディの一本背負いの作風なので評価はやや低くなるけど、それでもなかなか楽しめる作品。
彼女のファンにはタマらない一本だと思う。
ホント出演しているだけで作品に風格が出るし、スクリーンが引き締まる。
それにしても、【自分の信念を貫き通すこと】は大事だね。

20060129195627.jpg

2005年/98分
梅田ブルク7/奥野
招待券0円→1300円

女は男の未来だ(韓国=フランス)

【男って、ほんとダメね――】

今年初めて映画館で観る韓国映画。
フランスで【韓国のゴダール】、【エリック・ロメールの従弟】と評され
人気を集めるホン・サンス監督の作品。
苦手なジャンルだろうなと分かっていながらも、少しの期待感を寄せて観に行くコトにした。

まるで日常生活の一片を切り取ったような、特に展開のないエンドレス的な作風。
常にオフビートであって。

昔の(ソン・ヒョナ)に未練タラタラの2人の(ユ・ジテ、キム・テウ)が、
そのに会いに行って…。
3人3様の物語のはずが、気づけば違う話に持っていかれるし。
おまけに、その3人の誰にも共感できないとくる。
何を考えてるんだか、解んない。これ、致命的!
は、自分のはいつまで経っても、あの頃のままだと幻想を抱くナイーブなおバカさん。
に過去の過ちを贖罪したのかと思えば、
再会したの行動に腹を立て拗ねて、謝った時のあの気持ちは何処へ!?って感じ。
あぁ、女々しい!まるで、自分を見てるみたいだ(笑)。
ってやっぱりに対してセックスしか頭にないのかな!?
状況を把握せず、すぐにヤリたがるし、オーラルをさせようとする。
なんて単純で軽薄な生き物なんだろう。
正に【の未来】なんだろうけど、
はもう少し心の成長もせねば、いつまで経っても子供のままで【過去】に置き去り状態だ。
でも、の行動もよく分からんかった。
自分を性の道具としてしか見出せなかったたちへの復讐心なのか!?

…と、あれこれ考えながら見れたフランス風味の作品でした。
演じた俳優よりも(脱ぎっぷりは凄かったけど)、
物語と台詞の方が印象に残ったのがなんとも意外!
観終わった後、誰かとうんちく語りたくなるなぁ。

20060123215346.jpg

2004年/88分
動物園前シネフェスタ4/単独
男性サービスデー1200円→750円

該当の記事は見つかりませんでした。