山崎まさよし 10th Anniversary LIVE 【ARENA 2005】(日本)

まさやんのデビュー10周年記念ライブに初参加する。

音楽を真っ直ぐに見つめて、こよなく愛する人だと思った。
ギター少年がそのまま大人になった感じ!?
礼儀正しくて好青年のイメージ通り。
だけど、MCはかなりヘタ。
関西出身だと聞いてたんで、勝手にオモロイと思っていただけになんだか拍子抜け…。
でも、その朴とつな【間】が妙に可愛かったりする。

今回の目玉は、服部隆之率いるオーケストラとのコラボレーション。
ホールに響き渡る美しいメロディは極上の時間。
奏でる旋律がとてもBeautiful.

シングルからは、初期の代表曲である『One more time,One more chance』、『振り向かない』、
好きな『水のない水槽』、いちばんこの曲が聴きたかった『僕はここにいる』、『Plastic Soul』、
オーラスの『8月のクリスマス』etc.
最近ファンになったばかりなので知らない曲も多かった…勉強不足(汗)。

ザ・ドリフターズのコントっぽいアンコールのセット。
まさやんの四畳半の部屋のよう。
その場所で即行でギターを弾く彼。
歌ってくれた曲は、スティングの名曲『Englishman In New York 』。
なんて、カッコいいんだろう。
才能って素晴らしいなと思った。

そこには、大好きな平井堅ちゃんやCHEMISTRYにはない男らしさがあった。
オペラグラスで何度も覗いてみた。
少し遠くに見えたまさやんは、確かに僕の心の近くにいた。

余談。
ライブ終演後、一緒に行った吉村ちゃんと京橋にある『和食かのん』で食する。
普段よりいっぱい話したわけではないのに、すごく満たされたひと時を過ごせた。
美味しい食事と心地よい雰囲気と優しい会話。
吉村ちゃん、サンキュ。

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大阪城ホール/吉村ちゃん

スタンド席6300円

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そして、ひと粒のひかり(アメリカ=コロンビア)

【運命はわたしが決めるのを待っている。】

南米コロンビアでの低所得な生活から少しでも逃れる為に、
【ミュール】と呼ばれる麻薬の運び屋をする事にした17才の少女マリア。
実際の出来事を参考にした物語であり、こういう仕事がある事に少なからずも衝撃を受けた。

麻薬を小さなゴム袋に入れ、それを62粒、体の中に飲み込む。
袋に包んだ麻薬が胃の中で破れたら、命はない。
コロンビアからアメリカへ飛行機での密輸。
その仕事を不本意に妊娠してしまった彼女が命懸けで挑む。

なぜ妊娠という設定にしたのかは、中盤で活かされる。
人間ドラマでありながらも、極上のサスペンスでもあった。
常にハラハラドキドキしながら見てしまう自分がいる。
物語の前半はドキュメンタリー調で、後半は映画的。

彼女にとっての夢の国=アメリカへの憧れ。
やはり多くの人は、移民になり夢の国に永住しようとする。
そして、生きることへの貪欲なまでの力強さ。
今の日本人には絶対にないものだ。

手堅い演出を手掛けたジョシュア・マーストン(兼脚本)の手腕はお見事。
この作品で第77回アカデミー賞最優秀主演女優賞にノミネートされた
カタリーナ・サンディノ・モレノの自然体の演技もリアリズムがあった。
彼女演じるマリアが最後にとった行動(=ひかり)に、幸あれ!!

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梅田ガーデンシネマ/単独

前売り券1500円→1200円

真夜中のピアニスト(フランス)

【僕から音楽があふれ出す】

1978年に製作されたジェームズ・トバック監督、
ハーヴェイ・カイテル主演『マッド・フィンガーズ』のフレンチ・リメイク。
オリジナルは未見なので詳しくは判らないが、結末が大きく違うらしい。

不動産ブローカーとして働く28歳の青年トム。
仕事内容の実情は、裏取引の世界だ。
その合間を縫って、同じ稼業である父の取り立ても代行する。
ある日、ピアニストだった亡き母のマネージャーでもあった恩師との偶然の再会。
その出来事をきっかけに幼少の頃に諦めたピアニストへの夢を再燃させるが…。

作品の雰囲気を一言で表すなら、夜のParis。
出来はというと、オーソドックスなスタイルだった。
監督はジャック・オディアール。構成とスタイリッシュな演出はいいと思う。
ただ、前作の『リード・マイ・リップス』同様、あと一歩のなにかが足りない気がした。

作品で描かれる父と息子の関係。それは少し異常に思える。
住む所もまともにない移民たちがさりげなく登場する。
そこに、今のParisの現状(=暴動)を思い起こさせるものがあった。

トムを演じたロマン・デュリスの演技が本当に素晴らしい。鮮烈な印象が残る。
屈折した今のフランスの若者を演じさせたら右に出る者はいないだろう。
正に、キャリア最高のパフォーマンス。
それでいて、ふとした時に見せる繊細な表情も巧くて。
特に街中でヘッドフォンをしながら音楽を聴く彼が、
陽光が射す中、見上げる表情に素晴らしいものがある。
かつての『キッドナッパー』のヤンチャぶりはどこへやら。
その変貌は、フランスを代表する若手男優へと見事に成長した証だろう。

ロマンの細身の体にフィットするスーツ。上に羽織るハーフコート。
シルエットはCoolであり、着こなし方が粋でお洒落だったりする。
スタイリングを真似したくなった。

迫り来る現実と夢の世界。その狭間で揺れ動く心境。
ラストシーン。すべてから解き放たれた彼の目の先に見えるものは…。

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動物園前シネフェスタ4/単独

レイトショー1200円→1050円

エリザベスタウン(アメリカ)

【すべてを失った僕を、待っている場所があった――】

好きな監督のひとりであるキャメロン・クロウ監督。
『シングルス』、『ザ・エージェント』、『バニラ・スカイ』…
特に1970年代のロックシーンを描いた『あの頃ペニー・レインと』はマイ・フェイバリットで↓
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彼が描く作品に通ずるものは、人間に対する優しい眼差し。
そこにいつも励まされ癒されたりする。
今作も製作の段階からかなり期待していたが、出来はというと…。

主演はオーランド・ブルームとキルスティン・ダンスト。
失職。父の死。故郷。恋愛。
そういったものが、この作品で描かれていた。
だけど、テーマが多すぎて話が散漫。
何を描きたかったのか言いたいのか、よく解らなかった。
時に感傷的でナルシズム。

父の死をきっかけに人生を見つめ直していくひとりの青年ドリューの物語だと思っていたら、
最終的には偶然出会った女性クレアとの単なる恋愛映画だった。
もっと家族を中心に描いていると思ってたのに。

はっきり言って、キルスティン演じるクレアのエピソードは要らないと思う。
あんな女性、独りよがりなだけで身近にいたら鬱陶しいだけだろうし。

全米でクロウ監督作品にしては珍しく批評家筋の間で賛否両論だったのも納得できる。
ある映画祭での公式上映後、再編集したと聞いているし。
全編に流れる音楽のセンスは確かによかったんだけど、いかんせん音楽に頼りすぎの感があった。
まるで、オーリーのM.V.だ。
ラストのエピソードは僕的には好みなんだけど、
『なんや、そこに持っていくんかーいっ!!』って思うのが正直なところ。

職を失くし最愛の父親まで亡くしたというのに、
オーリー演じるドリューの悲しみや気持ち=心の葛藤が
全く伝わってこないのが最大のマイナスポイント。
更に仕事を失った根本的な原因もよく分からないとくる。
その状況で、観客はどこで誰に感情移入したらいいの!?って感じ。
人間、少しの痛みと人からの優しさだけでは強くなれないし成長できないよ。

クロウ監督、どうしちゃったんだろう?
もしかして、『あの頃ペニー・レインと』で才能を昇華させてしまった!?

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ナビオTOHOプレックス/ナカジ

前売り券1300円→950円

Jの悲劇(イギリス)

【愛は続く。一方的に、執拗に。永遠に……
現代文学の巨匠マキューアンのエレガントかつスリリングな絶品。】


英国作家イアン・マキューアン著『愛の続き』の映画化。

赤い気球の落下事故をきっかけに、神の思し召しによる運命的な出会いだと信じた、
ド・クレランボー症候群(=恋愛妄想病)の男Jed に付きまとわれるようになった男Joeの物語。

知的で洗練された会話。持論に基づいた哲学や宗教の見解。
いかにも英国的な趣で、静かに進行していく展開はアルフレッド・ヒッチコック風。
その影響もあるのか、どこかクラシカルな薫りを漂わせている。
光やハンディカメラを多用したハリス・ザンバーラウコス撮影監督による映像は美しかった。
特に画面に象徴される赤色が印象的。

Joeを演じるのは、『007』シリーズでNewジェームズ・ボンド役に決まったダニエル・クレイグ。
『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』からマイ・フェイバリットな男優だ。
今作では歯を磨くシーンがなにげない中、印象に残る。
Joeの長年のパートナーであるクレアを演じるのは、
『ギター弾きの恋』、『マイノリティ・リポート』での好演が印象に残る個性派サマンサ・モートン。
Jedを演じるのは、この作品の監督であるロジャー・ミッチェルの
『ノッティングヒルの恋人』でも好演していたリス・エヴァンス。
ルックスがあのoasisのリアム・ギャラガーにずっと似てると思ってるんだけど。

日常生活の中で身近に起こり得そうなストーカー物だった。
ただ、ストーカー物と言うよりは、愛についての心理サスペンスに近い。
実は僕も過去に、ある不注意が原因でストーカーされた事がある。
携帯電話に5秒に一回残る着信。留守電やメールに残される『殺す。』の言葉。
幸いにして、携帯番号を変えるだけで事なきを得たが。
その時は、すれ違う人みんながそのストーカーに思えた。
トラウマまでにはなってないけど、ストーカーされる恐怖感は理解できる。
だけど実は僕自身がストーカーをする側の心境も理解できたりする。
怖いほど愛した人に対して、コレクターとして【所有】したくなる傾向が…(苦笑)。

結論として言えば、この作品の男2人は共に詰めが甘かった。
なので、結末に少し物足りなさを感じる。そこが現実的なんだろうけど。
それにしてもダニエルとリスのキスシーンは、ある意味で凄い光景だった。
そして、思い込みというのは怖いものだと自覚した。

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ナビオTOHOプレックス/奥野

前売り券1300円→1250円

ハッピー・フライト(アメリカ)

【アテンション・プリーズ! 目指すはテッペン、ファーストクラス。】

簡単に説明しちゃえば、TVドラマ『スチュワーデス物語』のアメリカ版といったところか!?
物語は単純で大して中身はないんだけど、それでいて気楽に見れる愛すべき作品。

主演のグウィネス・パルトロウは地方出身のアッパーな女性ドナ役。
一歩間違えればバカっぽいキャラになるところを、境界線ギリギリで演じていた。
そのバカさ加減は、普段の彼女の作品では見れないので貴重だったりする。
彼女自身は、この作品をお気に召さないらしいが。

コスプレかと思うほど、ド派手なフライト・アテンダントの制服。
胸が開いてるなんて、日本の航空会社じゃ考えられない。
マイナー航空からメジャー航空、国内線から国際線、エコノミーからファーストクラスへの夢。
アメリカ発パリ着がステータス。
そこへ割って入る恋愛。男か夢か。誰もが悩む現実問題。

劇中、グウィネスが着こなす衣装は、細身の彼女にピッタリでどれも似合っている。
いちばん似合っていたのは、国際線に搭乗するようになってからの上品な制服姿だった。

脇を固める助演が豪華。
クリスティナ・アップルゲイト、マーク・ラファロ、キャンディス・バーゲン、ケリー・プレストン、
ロブ・ロウ、マイク・マイヤーズ。
みんな少しの出演の中、ファニーな演技を披露していた。

ドナの恋人テッド役のマーク。今まで彼に対するショービズ界の評価が理解できなかったけど、
今作ではどこか爽やかに見えてなかなかよかった。初めての好印象。
ドナが最初に勤める航空会社のパイロット、スティーヴ役のロブ。
ちゃんと見るとホント男前だ。あの事件さえなかったら、もっと大成しただろうに。
ドナが通う訓練学校の教官ジョン役のマイクは、
『オースティン・パワーズ』シリーズ調の演技で常にハイテンション。
オーバーアクト気味で、ややしつこかったけど楽しそうに演じていた。

87分の搭乗時間なんで、アッという間に着いちゃった。
ドナが最後に行き着く先は、正に【ハッピー・フライト】=幸福な飛行。
そんな中、エンド・クレジットでみんなで踊るシーンは見ていて楽しかった。
♪ウィアー ロイヤルティ…♪

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WOWOW

★★★

oasis(イギリス=日本) 

前回から丁度、3年振りとなるJAPAN TOUR。
ニュー・アルバム『Don't Believe The Truth』↓を引っ提げての来日公演初日。
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TOURを前に、珍しくファッション雑誌『MEN’S NON-NO』で
表紙を飾っちゃう問題児リアム・ギャラガー↓
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もともと欧米の中で、いちばん好きな国が英国だったりする。
一度だけ訪問したロンドン。
街全体がとてもアートでオシャレで。メトロも可愛くて。

ほとんどロックを聴かない僕が、『WHATEVER』という曲を聞いた時の衝撃度は凄くて。
このシングル一曲で彼らの大ファンになった。

僕が彼らのライブに行くのは今回が3度目。
毎回、大阪城ホールにて。

オープニングは映画『スナッチ』でも使用されていた『Fuckin in the Bushes』から。
場内のあちこちから雄叫びが聞こえる。興奮度100%。
ニュー・アルバムからの曲を中心にしつつもシングルは、『Live Forever』、『Cigarettes & Alcohol』、『Morning Glory』、『Wonderwall』、『Don't Look Back In Anger』、『Champagne Supernova』、『Lyla』、『The Importance Of Being Idle』etc.を聴かせてくれた。
残念だったのが、映画『バタフライ・エフェクト』のエンディング・テーマ曲に使用されていた
シングル『Stop Crying Your Heart Out』が聴けなかったコト。
まぁ、この曲は前のアルバムの収録曲だから仕方がないけど。

初アリーナ、前から22列目の中、ほぼ等身大のギャラガー兄弟が目の前にいる。
この為に新調したオペラグラスで彼らをマジマジと見る。
うわ~、本物や!!本物や!!!
心の中でずっと叫んでいた。
いつもはスタンド席なんで、僕から見る彼らはとても小さい存在だった。
だけど、今回は違う。もうアドレナリンが噴出しそうな勢い。
特に、兄のノエル・ギャラガーを見れた時、気持ちは高揚していた。
心の琴線に触れるメロディメーカーであるテディベアのようなお兄ちゃん。
もうそれそれは夢見心地で。

今日のリアムは機嫌が良さそうだった。
急に帰ってはしまわないかと不安の中(笑)、一曲一曲が終わる。
オーディエンスと一緒に拍手したり、何度も『Thank you.』と言い続ける。
両手を後ろに、首を少し上げながらの独特の歌い方は相変わらずで、俺様調で歌い続ける。
曲が終わるまでの間は、ずっと仁王立ちで僕らを見つめている。
時にはタンバリンを頭に乗せながら(笑)。
ノエルは相変わらず紳士的で、ちゃんと『Thank you,very much.』と言ってくれる。

いかにも英国チックでシンプルな舞台セットに、そこら辺で売ってそうな服装の彼ら。
それでも、Coolだったりする。
ノエルが着てた革のジャケットがカッコよかったな。
メンバーがさりげなく着こなしてたジャケットにマフラーもオシャレ。

外タレ公演お決まりの僅か1時間40分足らずのライブ。
盛り上がってきたところで、バイバイとなる。

アンコールの去り際、リアムは美味しそうに煙草を吸っていた。
ホントは不謹慎なんだろうけど、彼なら許そう(笑)。
メンバーみんなバラバラに去っていく中、最後にひとり残ったノエル。
礼儀正しくお辞儀して去っていった。
間近で見れた、彼が歌う『Don't Look Back In Anger』は大切なモーメント。

『えっ!?もう終わり!?』って感じで、
少し物足りなさが残ったけど(オーディエンスはみんなそうだったと思う)、
それでも十分に彼らの音楽を堪能するコトができた。

東京公演も素晴らしい音を奏でてね。

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大阪城ホール/友ちゃん

アリーナ席7000円

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