E!賞について。

『E!賞』は、四季ごと(3ヶ月に1回)に、僕が独断と偏見で決定する賞です。
カテゴリーは、9部門。
1部門につき、最高5人(作)まで選出し、その中から1名(作)=■を決めます。

映画鑑賞の参考にどうぞ。

※『E!賞』は、【2005年年間ベストテン編。】を最後に休止中です。

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MY FATHER マイ・ファーザー(イタリア=ブラジル=ハンガリー)

【父よ、あなたは本当に罪人(つみびと)だったのか…。】

記念すべき今年映画館で観る100作品目の映画。

第二次世界大戦中、多くのユダヤ人を死に追いやったポーランドのアウシュビッツ収容所に、
大きく関与したドイツ人であるヨゼフ・メンゲレ医師とその息子の物語。

少しは期待していたのだが、なんとも言い難い甘ったるい作品だった。

ドイツ敗戦間近に国外へ逃亡したメンゲレ(演ずるはチャールトン・ヘストン)。
白人至上主義。
30年以上に及ぶ逃亡生活の中でもアーリア人の子孫繁栄を心から願っている。
白人ではない人間が多く住む南米で守られながらの生活をしている分際で。
自分がした卑劣な行為に全く罪の意識を感じず、しぶとく生き続けている。
その上、自分が犯した事実については肯定し、耳に栓をする。
法の下で裁きも受けず、のうのうと生きているのが許せない。

戦後長い年月を経て、
逃亡中の父であるメンゲレに会いに行く息子のヘルマン(演ずるはトーマス・クレッチマン)。
最初は彼に対して同情の眼差しで見ていたが、苦悩や葛藤が全く伝わってこず、
ただの弱くて脆い人間であり、開き直っているように見えてきた。
父との出来事をユダヤ人弁護士(演ずるはF.マーレイ・エイブラハム)に話す事で、
自分の中で納得させ自己満足している姿勢に虫酸が走った。
正にこの父にして、この息子ありき。

観ていて本当にムカついた。
何の為に映画化したのだろう。
息子のヘルマンは一体、何がしたかったのだろう。
未だに根強くナチスの残党を支援する人間がいる事にも正直、腹が立つ。

終盤の見せ場であるメンゲレの死についての仮説を解くシーンは、
非常にテンポがよく心拍数が上がる。
この高揚感をもっと全体的にも散りばめてほしかった。
そうすれば、一級の作品に仕上がっていただろうに。
それから、言語は英語ではなくドイツ語で聞きたかった。

メンゲレ一族。これからも罪の意識に苛まれながら重荷を背負って生き続けるがいい。

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シネ・ヌーヴォ/村上さん

前売り券1500円→700円

届いた。

うきゃきゃきゃ。我が家に届いたコレクション。

①韓国人のセレブで一番好きな映画俳優イ・ジョンジェがイメージモデルを務める
韓国のファッションブランド『Mind Bridge』の2005年秋カタログ↓
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プチコメント:眼鏡のジョンジェも、インテリチックでカッコいい。
早く新作の『タイフーン』が観たいな。

②これまた韓国人のセレブで好きな映画俳優チョン・ウソン
新作映画『サッド・ムービー【原題】』(韓国10月公開)の韓国版チラシ2種↓
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プチコメント:通称ウーちゃん。韓国人らしからぬフェイスの正統派男前(写真一番左上が彼)。
ようやく日本公開される『私の頭の中の消しゴム』で、少しはブレイクするかな。
ちなみに僕は、香港映画『上海グランド』にさりげなく出演していた頃からのフリークです(笑)。

③日本人のセレブで一番好きなサッカー選手中田英寿の非売品DVD
『NAKATA meets WiSH~WiSH & nakata.net コラボ オリジナルDVD~』↓
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プチコメント:本来ならTOYOTAの『WiSH』に試乗しなければ入手できないアイテム。
約10分間に及ぶ【動く】ヒデは、それはそれはもうゴージャスでカッコよくて。
逞しい二の腕をアピールした黄色のノースリーブのシャツがめちゃくちゃ眩しく似合っていて。
またもや心の中でキャーキャー叫んでました(笑)。

あ~、幸せだ。にゃはは。

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ふたりの5つの分かれ路(フランス)

【出会わなければ よかったの?】

『8人の女たち』でファンになったフランソワ・オゾン監督の新作。
前作『スイミング・プール』は物足りなかったので、今作もあまり期待せずに見た。

正直に言えば、平凡な作品だった。
オゾン監督独特の【毒】がない。
少しの謎。でも、その謎もミステリアスではなく。

『離婚』→『特別なディナー』→『出産』→『結婚』→『出会い』の5つのエピソード(=分かれ路)。
男女2人の愛の時間を遡っていく構成。
ギャスパー・ノエ監督の衝撃作『アレックス』を思い出す。

最初と最後に描かれる、元妻とオトコ:彼女とオトコ。
同じカメラアングルによる性愛シーンがリンクする。
ともにそのオンナの表情は、遠くを見つめ心虚ろであり白けている。
オトコのその行為は支配的であり優しさの微塵も感じさせない。
まるで本能のまま、動物的行為である。
そこがこのオトコのすべてを象徴しているように思えた。

主演女優のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。
全然魅力的ではなかった。
ケイト・ウィンスレットの体格をもち、ヴァージニア・マドセンの顔をブサイクにした感じ。
なぜ彼女が起用されたのだろう。
主演男優のステファン・フレイス。
フランス映画界からの思わぬ拾いもの。
ヤサ男風でなかなかのルックス。44歳には見えない鍛えられたボディ。

オゾン監督の世界観には必ずと言っていい程、ゲイが出てくる。
さりげなく、それでいて普通に社会に溶け込んでいる感じがなんともいい。

物語は、フランス映画らしい余韻を残す終わり方だった。
『クローサー』同様、やはりオンナは強かであり、オトコは女々しい。

邦題は原題通りの『5×2』の方がシンプルで印象強かったのに。

イギリスのマイケル・ウィンターボトム監督は初期の頃は佳作が多くて、
とても期待していた人物だったけど、最近はマニアックな傾向に走りすぎているような感がある。
オゾン監督も、彼の二の舞にならなきゃいいが。
愛しのメルヴィル・プポー起用による最新作『タイム・トゥ・リーブ(仮題)』が、
僕の中で彼に対する最終評価を下す時かもしれない。

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OS劇場/ツージィ

前売り券1300円→800円

銀河ヒッチハイク・ガイド(アメリカ=イギリス)

【DON'T PANIC】

イギリスでカルト的な人気を誇るSF小説の映画化。
僕が最も苦手とするジャンルだけど、
『ギャラクシー・クエスト』に通じるものがあると直感を信じ、観に行くコトに。

うわっ。また深遠で難解な作品に出会ってしまった。
観終わった後、またまた胸がモヤモヤしている。消化不良気味だ。
言いたいコトはなんとなく解るんだけど、100は理解できない。
まるで、宇宙版『ハッカビーズ』!?いや、それ以上のものがきっとある。
なんて伝えたらいいのか、それでも好きな作品と言えそう。
発想がユニークでオモロイ。ところどころに小ネタが効いていて。

『ギャラクシー・クエスト』に出ていたサム・ロックウェルと、
アラン・リックマンが出演してるのも嬉しかったりする。
特にアランが声を担当しているマーヴィンは、めっちゃ愛すべきキャラ。
だけど、今の悩める現代人を象徴しているようで。
物語の主人公となるアーサー・デント役のマーティン・フリーマン。
初期の頃のトム・ハンクスを彷彿させるコメディ演技がナイス。
『ラブ・アクチュアリー』組の彼とビル・ナイが今回もインパクトある演技を見せてくれる。

人生に答えなんてない。
幸せに定義なんてない。
みんなそれぞれがなにかしら幸せに思えるコトが、
ほんの少しでもあるんなら、それでいいんじゃない。
誰かがそれはおかしいと言ったとしても、本人がそれでいいんなら、それでいいんじゃない。
人間なんて、宇宙の粒子のひとつに過ぎないんだから、もっと気楽に考え楽しもうよ。
そう言われている気がした。
これが僕なりの解釈。

クライマックスの広大なる宇宙スペースのシーンがとても美しくある中、
なぜか切なく、一瞬泣きそうになる。
普段なにげないものが、とても愛しくなる感覚に。

この作品の元になった小説がなぜ未だに愛され続けるのか解ったような。
スケール感あって想像力豊かな物語に脳が刺激された。

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ナビオTOHOプレックス/吉村ちゃん

レイトショー1200円→1300円

Collection.

本屋さんに行くのが好きだったりする。
例えば、友達との待ち合わせの時間まで、1-2時間いても平気。
ずっと本を読みあさっている。

そんな中、毎月、欠かさず購読している本があって。
映画雑誌『ROADSHOW』↓
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初めて手にしたのは、16の時。
その年の夏休みを利用してアメリカ・オレゴン州にホームステイに行って、
以前よりも増してアメリカ映画にハマり、その情報収集として買い始めたのがきっかけ。
当時の表紙は、マイケル・J・フォックス。『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で全盛期の頃。
途中、2001年は8ヶ月間買わなかったコトもあったけど、
もうかれこれ17年は買い続けてる計算になる。我ながらスゴいと思ったりする。
もちろん押入れ、本棚に全部保管してあって。しかも、付録つき新品同様で。性格出てるよな(笑)。
同時期にほかの映画雑誌も買ってたけど、結局、この雑誌だけ手元に残した。
とてもミーハー的な内容だけど、僕にはピッタリ合う。
ちなみにほかに買ってたのは、『Cut』、『ビデオでーた』、『FLiX』、『PREMIERE』に、
アメリカの洋書『Interview』、『PREMIERE』、『VANITY FAIR』など。
当時それはそれは部屋が本で凄まじかったのだ(笑)。

中田英寿。通称ヒデ。
日本人で一番好きなセレブ。
ルックスはもちろんのコト、生き方が好き。孤高でストイックなところが。
そんな彼を特集している本は、ほぼ網羅する。
海外版も含め写真集に雑誌にカタログまでなんでも。
過去の特集本もYahoo!オークションで落札したりするからね。
でも僕の中でポリシーがあって、なんでも買うわけじゃない。
あくまで、スタジオやロケできちんと撮影した撮り下ろしフォトが載ってるコトが条件。
すなわち、サッカー場での試合風景のスナップ写真とかは要らない。
今回買ったのは、メンズ月刊誌『VS.』↓
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22Pに及ぶロングインタビューで、彼にしては珍しくプライベートについても語っている。
もちろんフォトもあって、赤いTシャツにジーンズをさりげなくラフに着こなして、
それでいてカッコよかったりする。
そしてそして、
10月7日には待望の写真集が彼の公式サイト『nakata.net』において先行発売!!
タイトルは、『NAKATA1998-2005』。
ずばりイタリア・セリエAで活躍した一時代のメモリアル的ブック。
7年間に及ぶ全182試合出場の彼を追ったオールカラー384P。
試合風景ばかりだけど、これは買わないわけにはいかない(矛盾してる?)。
しかも公式サイトで予約すると、限定版表紙での入手が可能。
限定版には弱い僕。早速、予約してきました(笑)↓
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ヒデ。勉強家でお洒落で…すごく大好きな人物だ。
新天地となったイングランドでベストを尽くせ。

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青空のゆくえ(日本)

【大切な想い出ができる瞬間】

いい意味でも悪い意味でも、まるでNHK教育のTVドラマ『中学生日記』を見ているようだった。
あまりにも知らない若者が出ていたのと、文部省選定の雰囲気を醸し出していたので。

東京は三軒茶屋を舞台にした中学3年生の物語。
都心とは違い、風情があって一度は訪問してみたい場所だ。

とても丁寧に作られていたと思う。
登場人物ひとりひとりの感情を、優しく穏やかに見つめている視線が。

なんかどことなく台湾を舞台にした大好きな『藍色夏恋』を思い出した。
きっと主人公の男の子(中山卓也)が、チェン・ボーリンに似ていたからだろうなぁ。

初めての感情揺さぶる淡い恋。
みんなそれぞれに思いがあって一生懸命で切なくて。

僕はなぜか青春映画に強く惹かれる傾向がある。
ずっとその理由を、僕自身が楽しい学生生活を過ごせていないせいだと思っていた。
だけど、ようやく今回、気がついた。
僕が青春映画を好きなのは、今の自分にはもうないあの頃純粋な気持ちに帰りたいと思うからだ。
社会に出て、本音と建前を知って。本当の自分じゃいられない事も経験して。
そして、友情。

夏服。授業風景。校庭。体育館で履くシューズのキュッキュッ×2する音。
あの頃当たり前にいた同級生。社会に出れば、同級生を探す方が困難で。

映画の中でよく映し出されていた印象的な【青空】。
その【ゆくえ】の先がいつまでも澄み渡っていてほしいと、心からそう思った。
彼女、彼らの未来に。

それにしても、中山クン演ずる高橋は罪作りな野郎だ。
あんなにも複数の女の子から愛されモテて。
正直、羨ましかったりする(笑)。

この歳の女の子って、いろいろ複雑なんだろうなぁと思った。
さっきまでジャレあっていたのに、今はシカトかよ。
男の子の方がサバサバしてる。後腐れがない不思議な友情。

中学生の思い出って、その時は人生のすべてみたいだけど、
歳を重ねるにつれてセピア色に変わっていく。
だけどその時にしか経験できないモニュメントもあるわけであって。
なにげないコトがきっかけとなり、急に広がる世界観。
焦らず少しずつでいいから成長していってほしいなと思った。

15の時、なにになりたかったかな。
とりあえず高校行かなきゃ。卒業したら公務員にならなきゃ。
そんなコトを考えていたような気が。
↑かなりクソ真面目でした。

今はその歳の倍を生きているけど(笑)、割と自由に生きれていると思う。
愛する映画と両親と友達に恵まれながら。
↑これ、僕の中でかなり重要!ピース!!

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シネ・リーブル梅田/単独

前売り券1300円→1250円

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