白いリボン。

白いリボン
『白いリボン』(2009)
●観た理由●
題材に強く惹かれたので。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
2010年の映画館での鑑賞を締め括った作品。
2010年の最後を締め括る映画をこの『白いリボン』にすると大好きな人や友達に話すと、
『いかにもElijahらしいチョイスだよね』と口を揃えて言われたっけ。
…まぁ、確かにそうだけど。笑
どちらかと言えば苦手なミヒャエル・ハネケ監督作。
精神的なダメージを覚悟して観たら、それほど苦痛を感じることはなかった。
作品の展開とは裏腹にとにかく、モノクロの映像が美しい。
閉塞感ある村の雰囲気に『ヴィレッジ』を思い出したり。
どれだけ社会的地位のある職業かは知らないけど、
あの牧師と医師の心根は腐っているように思えた。
“臭いものには蓋をしろ”、“見たくないものに対しては目を瞑れ”的な思想に虫酸が走る。
…ことの真相と判断は観客の心に委ねられていた。
この締め括り方に関しては想定内だったので、特に何も思わなかった。
僕個人の見解では犯人は村人全員なのだと思う。
本当のところは牧師の娘であるクララを筆頭とする子どもたちなのかもしれないが。
クライマックスで男爵の妻が語る言葉にこの作品の本質が描かれているように感じた。
振り返れば、この作品には必要以上の音楽が流れていなかった。
2010年の年明けに観た『カティンの森』に続きエンドロールは無音。
この大人たちの環境の中で育った子どもたちが後にナチス・ドイツになっていくのだと
想像するだけで背筋が凍ってしまった。
●満足度●
★★★★★

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キック・アス。

キック・アスキック・アス②
『キック・アス』(2010)
●観た理由●
アーロン・ジョンソン主演作なので。
題材に惹かれたから。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
僕が観た回は平日であるにも関わらず、立ち見ありの大盛況ぶりだった。
メンズデーのせいもあるんだろうけど、観客のほとんどが男性ばかり。
パンフレットの購入率もずば抜けて高かったと思う。
確かに暴力描写はドギツイかもしれないけど、
この際、倫理観はサイドに置いておき思いきりノルことにした。
物語の前半をユーモアとシニカルなテイストで楽しませて貰った分、
クライマックスのカタルシスにホロリとさせられてしまう。
この流れは巧いと言える。
アメコミや映画好きにはタマらない仕上がりだったと思う。
これは哀愁を滲ませた生身のヒーローの物語。
物語の締め括り方が『スパイダーマン』シリーズへのオマージュ的に感じた。
クリストファー・ミンツ=プラッセはやはりクセ者かつ芸達者。
クロエ・グレース・モレッツは『COOL&NICE!』のひと言。
あのコスチューム・プレイは素敵すぎる!
『シャーロック・ホームズ』に続くマーク・ストロングの悪役ぶりは堂に入っている。
彼演じるフランコ率いるギャングの一味にガイ・リッチー組が居たことと、
久しぶりにスクリーンで観たニコラス・ケイジの好演ぶりに映画ファンとして妙に嬉しかった。
ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)と
ビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)のやり取りもイチイチ面白かったな。
そして、忘れてはならないのがお目当てのアーロン・ジョンソン。
『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』に続く好演ぶり。
ナイーブな演技はお手のもので、今回も颯爽とキメていた。
久しぶりに彼との出逢い作である、
『ジョージアの日記/ユーウツでキラキラな毎日』を観たくなったな。
ちなみにアーロンくんの新作は、
中田秀夫監督の英国映画『Chatroom/チャットルーム』(3月19日日本公開)。
Chatroom/チャットルーム
そして気になる『キック・アス』の続編となる『Kick-Ass 2: Balls to the Wall』は
主要スタッフ&キャスト変わらず、2012年全米公開予定のアナウンスあり。
キック・アス③キック・アス④
●満足度●
★★★★★

バーレスク。

バーレスク
『バーレスク』(2010)
●観た理由●
キャム・ギガンデットが出演しているので。
題材に惹かれたから。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
煌びやかで王道なサクセス・ストーリー。
この作品に関しては豪華絢爛な映像と歌と踊りをノリで楽しむといった感じで、
ストーリーに云々言ったりするのはナンセンスかもね。
ところどころで『ムーラン・ルージュ』&『シカゴ』に影響を受けたであろう演出があったり。
シェールはその存在自体が貫禄十分。
クリスティーナ・アギレラの力強いパフォーマンスぶりに魅入ってしまう。
鑑賞中に彼女が誰かに似ているとずっと思っていたけど、
鑑賞後に故ブリタニー・マーフィに似ていることに気づいた。
スタンリー・トゥッチにGAY役を演じさせたら本当に巧いよね。
妙に色気があったりするし。
そして、お目当てのキャム・ギガンデットにキャアキャアキャア。笑
キャム・ギガンデット
今回の役柄は『エクスペリメント』とは違い、好青年の役でホッ。
彼はマット・ランター系の顔立ちをしていると思う。
とにかく、チャーミングだった。
特に愛する女性と初めて迎える一夜のシーンは最高にキュート&ロマンティック!
必要以上の脱ぎっぷりの良さも自分のポジションをよく理解しているようで潔い。
この一作でキャムの魅力を堪能できるんじゃないかなぁ。
もう“完全”にファンとなってしまいました。笑
キャムの気になる新作は『The Roommate』(全米公開中)と『Priest』(6月日本公開予定)。
The RoommatePriest.jpg
2010年の話題作『Easy A』(全米公開済み)の日本公開も切に希望。
Easy A
そう言えば、キャム・ギガンデット(Cam Gigandet)の日本語での表記が
『バーレスク』の日本公式サイトでは“カム・ジガンデー”になっていた。
でもチラシではキャム・ギガンデットのままだし、
映画雑誌『SCREEN』ではキャム・ジガンデーになっている。
一貫性がないなぁ。苦笑
ちなみに『バーレスク』の観客層は圧倒的に女性とGAYが多かったです。笑
あ。『バーレスク』の来日時インタビューで、
『セクシーガイとしても注目の的』だと言われての回答。
『(照れながら)ありがとう。素直にうれしいよ。
でも今後カッコよくない役を演じても、演技者として応援して下さいね』とのこと。
↑of course!!笑
バーレスク
●満足度●
★★★★★

実験。

エクスペリメント
『エクスペリメント』(2010)
●観た理由●
エイドリアン・ブロディ&キャム・ギガンデットが出演しているので。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
この作品は本国アメリカでは劇場公開されず、ブルーレイ・スルー扱いだった。
ドイツ版『es [エス]』に比べると心理的な怖さは欠けるけど、
このハリウッド・リメイク版もなかなか見応えあり。
ドイツ版を映画館で観た当時はドイツ俳優をよく知らなかったせいもあってか、
ドキュメンタリーぽく感じて妙に生々しさを感じたせいもある。
オリジナル版と同じく、やはり鑑賞後は余りいい気持ちはしない。
エイドリアン・ブロディの抑圧した演技も良かったけど、
フォレスト・ウィテカーの常識を逸脱した後の凄みある演技が怖かった。
よく考えると2人ともアカデミー賞主演男優賞受賞者だね。
エイドリアンの上半身はいつ見ても細身で綺麗な身体をしているなぁ。
キャム・ギガンデットはただただ嫌な人物で、
彼が演じたチェイスはバイセクシュアルと言うよりは隠れGAY的だった。
同性愛者を毛嫌いしつつ、でも実は…でもそんな自分を認めたくないみたいな。
囚人側の立場に居た参加者たちが反旗を翻した時はゾクゾクしてしまった。
感覚的に言えば、劇中でバリス(フォレスト・ウィテカー)が
初めて人を支配する立場に回ったことで得た瞬間に
男性器がエレクトしてしまった感じだろうか。
普段、得ることのない興奮や狂気に目覚めてしまったというか。
…どんな時も倫理観を失わない人間でありたいものだ。
●満足度●
★★★★

ストーン。

ストーンストーン②
『ストーン』(2010)
●観た理由●
エドワード・ノートンが出演しているので。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
クライム・サスペンスと言うよりかは舞台劇風の心理ドラマに思えた。
哲学や信仰が描かれているので、少し小難しく感じる。
演じた役柄のせいもあるのだろうけど、
ロバート・デ・ニーロの枯れ具合に寂しさみたいなものを感じてしまった。
エドワード・ノートンは、やや声色を変えての演技。
白目を向いた時の表情にゾクゾクしてしまった。
ミラ・ジョヴォヴィッチは男を惑わすファム・ファタールとしては役不足かな。
台詞を注意深く聞いていると、この作品の本質が見えてくるような気がした。
ストーン(エドワード・ノートン)とルセッタ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は
本当に夫婦だったのだろうか?
●満足度●
★★★

クリスマス物語。

クリスマス・ストーリー
『クリスマス・ストーリー』(2008)
●観た理由●
メルヴィル・プポーが出演しているので。
描かれる題材に惹かれたから。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
アルノー・デプレシャン監督作を初体験する。
ある家族のなにげないX’masの3日間を描いた物語。
すべてが解決する訳でもなく、あっさりと唐突に終わる辺りがいかにもフランス映画らしい。
こうして人生は続いていくものなのだ、とまるで諭されているよう。
上映時間150分の長丁場だったけど、退屈することはなかった。
これはデプレシャン監督風『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』かも。
お目当てのメルヴィル・プポーはとにかくカッコよかった!
クリスマス・ストーリー
クリスマス・ストーリー②
思っていた以上の出番の多さで、彼がスクリーンに映るたびにキャアキャアキャア。笑
男としての色気があるし、煙草を吸っているだけで絵になる。
マフラーを巻いているだけで様になっている。
頭の天辺がやや薄くなってきているけど、そんなの全然構わないくらい素敵だった。
パートナーにするなら、彼のような人を希望する。笑
なので、どう考えても納得がいかなかったのは
メルヴィル演じるイヴァンの妻シルヴィア(キアラ・マストロヤンニ)が
違う男性に走ることだった。
夫のことを愛しているのなら一線だけは越えてほしくなかったな。
無償の愛的にイヴァンを始めとする我が子たちを愛する、
父親アベル(故ジャン=ポール・ルシヨン)の存在にホッとさせられ、
時には可愛くさえ思えたり。
長女エリザベート(アンリ・コンシニ)は余りにも神経質すぎる。
その性格がひとり息子にも影響してしまったようにも感じた。
弟アンリ(マチュー・アマルリック)と絶縁する理由にもここぞという説得力がなかったな。
キアラ・マストロヤンニが父親の故マルチェロ・マストロヤンニに似ているのは
当たり前だけど、今回ドリュー・バリモアにも似ていることに気づいた。
あ。パンフレットの出来も秀逸だった。
評論家の批評より読みたいと思えるスタッフ&キャストのインタビューが丁寧に載っていたり。
特にいちばん嬉しかったのがシナリオ採録!
こういうのって鑑賞後に確認したいことがある時に本当に有難かったりする。
●満足度●
★★★★★

ゲーマー。

GAMER
『GAMER』(2009)
●観た理由●
ジェラルド・バトラー主演作なので。
●覚え書き:この映画を観て思ったこと●
やっぱりジェラルド・バトラーはこういうタフで男臭い役柄がよく似合う。
思わず僕もジェリーを“操作”してみたいと考えてみたり。笑 
ネヴェルダイン&テイラー監督のお下品度ギリギリで
“悪ノリ”感ある演出はやっぱり好みかも。
カット割りが凄くて目が疲れるけどね。苦笑
意外と脇を固める俳優陣が豪華で、
特にマイケル・C・ホールの悪役ぶりがいい感じで印象に残った。
クライマックスでミュージカル調で出てきた時は思わず笑いそうになってしまったもん。
ジェリー以上の綺麗な肉体美にも驚かされたなぁ。
出番は少なかったけどアンバー・ヴァレッタにモーションをかける、
リック役のマイロ・ヴィンティミリアもGOOD LOOKINGでした。
ちょっとマシュー・グード系が入っている。
ちなみに…。
①アンソニー・マイケル・ホールとケヴィン・マクキッドの容姿を混同してしまう。
②アンソニー・マイケル・ホールとマイケル・C・ホールの名前を混同してしまう。
この『GAMER』にもてっきりアンソニー・マイケル・ホールが
出演していると勘違いしていました。笑
●満足度●
★★★★

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